山陰同人誌即売会 花鳥風月

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イベントの将来性

目次

  1. 奇麗事は最初から振り回さない
  2. 継続するということ
  3. クオリティの維持と向上

奇麗事は最初から振り回さない

 

 最初に言い訳をさせてください(笑)。
 花鳥風月では、開催理念とかなんだかをえらそうに掲げています。
 これは行政とか企業への説明のためです。
 こういうのを書いておくことで、例えば観光事業の協力だとか、地域イベントの協力だとかをしやすくなります。
 同じ島根県や山陰を盛り上げる企画同士頑張りたいということで書いております。
 言い訳おわり。

 企業とか参加者さんがそのイベントに求めるのは、どれだけたいそうなことを言うか、ではなくて、どれだけやれるかということです。
 小さいなら小さいなりにコツコツと続けている人とか、地道に努力している人とか…。
 そういう人の方が信用できます。
 新しいイベントでつらつらと「私が今までどういう努力をしてきたか」「開催までにどれだけの苦労があったか」を語っている主催者さんがおられましたが、そんなもの参加者はしったこっちゃないです。
 それは参加者さんにとっていらない情報です。

継続するということ

 イベントを続けて開催していくということは、自分の時間をそれに充てるということになります。まあ、生半可なことでは出来ないです、正直。
 次から次へとスケジュールに追われてやりたいことが出来ないということもあります。
 よっぽど好きでないと向きません。冗談でもなんでもなく。
 
 イベントをやりたいって言う子に私は必ず「報われない仕事だということを理解してね」と言います。
 つまり、「こんなすごいことよく出来たねー。偉い偉い」と誉めてもらいたい人は無理だということです。
 自分の時間を犠牲にしても構わないっていう人、物を創るということが好きな人とかが継続されていったらいいと思います。
 時折イベントパンフの後記で「私はこんなに苦労してこのイベントを開催した」と自慢げに語る人がいますが、参加者から見れば「だから何?」ってカンジです。
 冗談半分で言っているならともかく、そんなに感謝されたがる人のイベントに参加したくないです。

 また資金面もシビアに考える必要があります。
 自慢でもなんでもないので言いますが、花鳥風月は私の趣味としてやっている分、赤字としては相当な感じです。
 それでも続けているのはイベント開催が好きだからです。
 続けたければ資金も供えておくことを忘れずに。

クオリティの維持と向上

 何回かやっていくとそのイベントの性格が大体分かってきます。最初はものめずらしくてきた参加者さんも、面白くないと感じれば参加しなくなります。
 ものすごくシビアです。
 どうして参加しなくなるかっていうと、つまりまぁ面白くないから…って同じことですが。

 どうしても慣れてくると手抜きがでてきます。私も初回に比べれば手を抜いているところはあります。
 でも、慣れて手順を省略する「手抜き」と、単に怠惰からくる「手抜き」は質の違うものです。
 例えば、参加者さんからの苦情にまったく対応しなかったり、もっといいイベントにしようという努力が見えない場合(表立ってやる必要はない。そう努力していれば伝わります、必ず)、そのイベントは伸びません。
 よっぽどマニア(差別的な言い方でごめんなさい)でない限り、参加しようとは思わなくなります。ああ、あと、そのイベントしかないって場合も。
 実は花鳥は後者に当てはまるので、そう思われていないかとても心配だったりします。「あまり行っても楽しくないけど、花鳥しか人が集まらないから仕方なく行く」、この意見が来場者の大半を占めていたら、イベンターとしてメチャ恥ずかしいですよ。

 継続していく限りは、質を落とさないようにすること、更なる向上に勤めることはとても重要なことです。