多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→金田一少年の事件簿「オペラ座舘第三の殺人」読書日記10


金田一少年の事件簿「オペラ座舘第三の殺人」読書日記10

※この日記はネタバレを含んでいます。読まれる際には十分ご注意下さい。

11/9 マガジン50号

 うおおお!今回は巻頭カラーですよ!ひらいてビックリしましたよ!
 相変わらずきれいなカラーだなー。
 しかもちゃんと「オペラ座舘・第三の殺人10」と通し番号が入っていて嬉しい限り。そろそろ
何話目か忘れかけていた私にはうれしい配慮だー!(ファイル名にちゃんと番号入れてん
だろうがよ)
 今回は真相当てクイズが出題です。ええもうどう見ても犯人はジンジャーで移動説を
唱えたい私には関係のない話です。ターザンロープでもいいです。あーああー

 商品は結構豪華です。すごいですなぁ。
 ところでPSPは、ディスク飛ばし仕様の問題は解消されたんでしょうか?
(発売当時、ディスクを取り出そうとすると吹っ飛ぶ不都合があった)

 さてハジメちゃんは、あそこに乾電池が落ちていた理由とか、犯人が残した決定的な
証拠とか、まあその他のことを全部見破ったみたいです。(はしょりすぎ)
 なるほど、あそこに乾電池が落ちていたのは誰かが転ぶことを期待してセットされたものでは
ないんですな!(誰がひっかかんだよ)
 では問題編クライマックス開始!…の前に。
 ハジメちゃん。ジャケットの襟を立てるのか寝かせるのかどちらかにして下さい。ページごとに
変わってるよ。

 剣持警部大フィーバー。もはや自分が謎を解くつもりはまったくなくなっているようです。
 動かぬ証拠もハジメちゃんは握っているとのこと!
 これは楽しみですなぁ。
 そして、すべての犯行の鍵は、名前だけやたら出てきているファントムこと霧生クンの
存在にあるとかなんとか。
 これまでの殺害方法から見ても確かに、簡単に「怨恨」という言葉では済まされない
何かを感じますからね!あれですよ、絶対、合宿中に、他の奴らにメシ食われたとかそういう
恨みですよ!食い物の恨みは恐ろしいですからねー。

 皆を集めている中、カイトが来ました。「この白神と違う結論を出したということだろうね」
とか言ってます。いやあ久しぶりに自分のことを名前で言う奴を見ました。意地でもタバコ
吸うぞ事件といい、こいつ結構ガキっぽいです。

 今回のトリックに使われたのはまず心理トリック。
 物理的なトリックを施して何らかの現象を起こし、その時のアリバイを作り、自分たち以外の
誰かが存在しているという、「おいおいこの現代に吸血鬼なんているわけないだろうがよ」
という前作のような登場人物だけ存在を信じちゃって、読者は突っ込みまくっているという
あの状況を作り上げるわけです。(身も蓋もないな)
 ここまでで考えるとするならば、やたらファントムの存在を連呼していた人を疑うべきです
よね。第三者の存在をアピールして信じ込ませたいわけだから。
 ここでちょっと過去をさかのぼってみますに…。
 生きている人間で一番、「ファントムがいる」ということを言ってたのはカイトなんですが。
そーいやすっかり忘れ去っておりましたが、ここの館の昔の所有者だったんですよね。
ということはこの舘の構造も熟知しているはず。
 そうなると、城を犯人だと言い出したことといい怪しいですよねぇ。無理やりでっち上げて
誰かを犯人にして自分から容疑の目をそらすとか。自分が探偵役になってしまえば、
皆を心理的に誘導できますもんね。それに舘の構造に詳しいなら、詳しくない城がやれっこ
ないことくらいすぐ分かるし。

 さてでは次のページに進んでみましょう。
 ハジメちゃんは警報ベルについても、しくまれたものだといいます。
 水が出しっぱなしだと1時間半で鳴る、いわばタイマーのようなものだと。
 …何してた時にベル鳴ったんだっけ…。(忘れんなよ!)
 ああ、ハジメちゃんが「本当にあの名探偵の孫?」と思い切りバカにされてた時じゃない
ですか。
 この時に席を外したのはみどりさん。
 おおっと!意外な展開!みどりさんが怪しいということですかぁ!?

 と思ったら、そのベルを止めに行った時に散らかされている冷凍食品を見て騒ぎに
なるだろうと。つまり、普通にしてたらいつそれを発見されるか分からないのでアリバイが
あやふやになる、だからタイマーセットでその時間に発見されるようにしたと。ああなるほど。
 ドライアイスで冷凍食品をカチカチにしておけば確かに、「今出したばかり」にも出来ますよね。
 あ、そうか。
 あの塔のろうそくが消えたのももしかしてドライアイスがセットしてあったからかも知れませんね。
 二酸化炭素は重いので、気化していくそばから下へ下へとおります。そして周囲を二酸化
炭素に囲まれた火は燃えることが出来なくなって消えますし。
 なので私が考えるとするならば、事前に、洗面器を二つ重ねてその間に水を入れて凍らせた
ものを器として使い、そこにドライアイスを入れてあの塔の階段の上に放置するトリックですかね。
氷の溶ける時間は計算できますし、ドライアイスもそこから少しずつもれてくるので、開始時刻
さえピッタリあえば下へ下へと二酸化炭素が降りていってくれます。水が残っていても隙間から
雨が吹き込んだと考えることは十分可能ですしね!これなら大体器の大きさを調整してやれば
何十分かアリバイは稼げますね。
 おいおい、誰だよ、布に蛍光塗料塗ってそれを次々にはがすとか言ってたの(お前だよ)。
 どうみても馬鹿です。ありがとうございました。

 あ、なんか次のページで塔のろうそく事件のトリック種明かしをやるみたいです。上で自慢げに
書いてた私真性のバカみたいやん。





<ここからトリックのネタバレがあります。ご注意下さい>



 …トリック同じでした…。あはははははは。
 ま、それはいいとして。
 あれ?ドライアイスの入った風船を画鋲で割る?
 ゴムってドライアイスに触れても大丈夫でしたっけ?厚いものなら大丈夫だと思うんですが
風船だと入れただけで割れそうな…。というかゴムは低温になると硬化するから膨らむのかな…。
その前に亀裂入りそう。かなり小さな段階で。
 あと、画鋲で割る前にこれ破裂(というか爆発)すると思うんですが…。その場合は周囲と
攪拌されるのでこういう風に消えたりしないですよ?
 あくまでも、一部に穴があいて少しずつもれたと仮定してのトリックですよね。
 まあマンガだからいいや。

 なるほど単純にして奥の深いトリックでした。ドライアイスかー。へー。

 ちなみに、これからの季節増える危険性として、ドライアイスを購入して車などで運ぶ場合、
(ないとは思いますが)絶対にドライアイスを箱から出した状態で運んではいけません。
 あまり知られていませんが、二酸化炭素中毒といって、一酸化炭素中毒と同じように、
二酸化炭素を吸いすぎたことで死亡することがあります。時折、コンテナ車で移動作業中に
二酸化炭素中毒になる事故もあります。(大量のドライアイス運搬には、危険物の適用を
すること、となっています)
 冬は特に窓を閉め切って暖房をかけていることも多く、異常に気づいた時には体が麻痺
しているということも起こりえます。ちょっとやそっとの量でこんなことにはなりませんが、
ドライアイスの取扱いには、こういう意味も含めて気をつけましょう。

 ええと何の話でしたっけ。あ、金田一少年の事件簿でしたね。
 で、夜光塗料はそのゴム風船に塗られていて、回収しやすくしてあったと。
 剣持警部が襲われたのは、鍵を預かっていたからだそうです。
 あ、そーいやいつの間にか戻ってましたよね、鍵。
 誰が持っていたのかすっかり忘れてましたけど(ダメダメやん)。

 それとスリッパ紛失事件。
 これは簡単、あのクモを踏み潰されないようにするためのものですよね。
 だって踏み潰されたり退治されたりしたら、鍵を暖炉に放り込めなくなってアリバイが
成立しないどころか、城さん殺害が出来なくなってしまいますから。
 
 さて、剣持さんを拉致ることになって、そこからみきたに殺害について。
 なんかこれをうまいこと利用してみきたにを殺害したようです。
 利用したとは?
 …あれぇ?
 剣持さんが拉致られたあと、それに気がついていないハジメちゃんのところに現れた
のは、鍵を持ったカイト。ここで既に鍵は戻っていたといいます。
 …うーん分からん。
 ここだけ見ればカイトが怪しいけど、カイトは劇場に行こうと思って、見たらそこに
鍵があったから持ってきたって感じですよね。
 だって剣持警部がいなくなったということが分かれば、その鍵をすぐ持って現れた
カイトが怪しまれるのは当然ですし。慎重な犯人なら、ハジメちゃんが、劇場の鍵が
ないことに気づいてあれこれ困って、剣持警部が見つからない→鍵は?→所定の
位置に戻っているのを発見、というまで待ちますし。(カイトが犯人と仮定して)

 そんで。
 鍵が戻っているということは劇場に入れるということ。
 劇場に入れるということは、あのハリーポッターと秘密の部屋にいけるということですよね。
(著作権的にやばい表現をしないように)
 つまり、みきたにさん殺害に関して、「舘にいた人間」が時間短縮を出来るかも知れないし
出来ないかもしれない(どっちだ)。
 手首だけ切り取ったということは時間稼ぎですからねぇ。
 やっぱり、カイトが犯人と見せかけてレオナって感じなんですが…。

 あと、最後にいいですか?
 ハジメちゃん、ページごとに襟立てたり寝かせたりするのやめろって。

 おおおっ!「今週のもうしまにヒントが!」ってあるけどもうしまって何!?
…気がつくのに数分かかった。略すなや!
 でも、もうしませんからってマンガ面白かったです。
 なるほど。
 イヤイヤ、私もみきたにが怪しいと思ってたんですよ。あの手は絶対ロケットパンチだ。
でもって鬼太郎のようにもぞもぞ動いて殺人するんだよ。
 実は死んだと見せかけて生きていて城を殺したんだよ。
 犯人はお前だ!とか言った時に「話は聞かせてもらった!」とかいいながらハジメちゃんの
足元から「だぴょーん」って出てくるんだよ!


 タロットカードの話が出てきていましたが、ハングマンを未だ勘違いされている方は
多いですな。あと、タロットで占いをする時に、正位置逆位置正しく展開しないといけない
のに変な開き方しちゃう人とか。
 それはともかく、絵のすみずみまで見てるから気が抜けない手が抜けないってのは
本当に大変だと思います。
 私なんか次にページをめくっただけで登場人物の名前を忘れるというのに。
 夏だけの復活といわず、夏と冬で復活して欲しいですねー、金田一(コミケかよ)。


<今日のメモ>
 よくよく考えたら、自分たち以外の犯人がいる、というのを作り上げるよりも、「用事が
あってこれなかった」を演出して姿を消したまま殺人行う方が楽だと思う。


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→金田一少年の事件簿「オペラ座舘第三の殺人」読書日記10