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金田一少年の事件簿「オペラ座舘第三の殺人」読書日記5

※この日記はネタバレを含んでいます。読まれる際には十分ご注意下さい。

9/28 マガジン44号

 さあさ気がつけば連載も第5週。広がる謎、深まる疑惑、忘れる私と三拍子そろいました(待て)。

 そういえば前回も衝撃的な終わり方をしたんでした。ファントムが中途半端に足のほうには
マントをかけていかなかった人物。それは誰なのでしょうか!
 今のところ高遠さん説が大穴です!←絶対ありえないから。

 死んでいたのはみきたにさんでした。
 うーんと…。
 何故手首を切り取る必要があったのでしょうか?
 前回を読み返してみると、手首をレオナが踏んづけて(踏んづける方もどうかと思いますが)
で、みきたにさんのだと騒然となった。
 当然探しにいきますよね。で、わざとらしく死体が放り出してあるのが見つかった。
 人間の心理としては既に手首が示されているわけですから「死んだ」と思います。ま、
手首があったからといって死ぬというものでもありませんが、大体自分で切り落としたい人は
あまりいませんので、他人によってやられたと思うでしょう。
 そこにきて死体です。
 ここで「みきたにさんは死んだ」という事実が成立します。
 
 手首と死体が違うものであっても、手首のタトゥーでみきたにさんだと思っていますから、
死体が見つかったら顔を見ただけでみきたにさんだと判定するでしょう。
 その顔がマスクとかだったらどうなんでしょうね?

 という風に思ったのですが、よほどの特殊メイクでもない限り見たらわかるでしょうから
みきたに犯人説はうがちすぎだったでしょうか?
 とりあえず疑惑ありまくりなのですが、ここでおいておくことにします。
 つーかわかんねーよ!!!!!(逆切れかよ)

 さて前回まで殆ど出番のなかったみどりさん。今回は出てやるとばかりに出ずっぱりです。
というかなんか目がイッちゃってます。大丈夫でしょうかこの人。次あたり塔の屋上に立って
いて「私はオペラ座の怪人〜」とかセリフをいいつつ「フハハハハハ、とぉっっっっ!!!!」と
身を投げるなんてことにならないといいのですが。
 その、結構死亡フラグ何本も立ってそうなみどりさんの言うことにゃ、なんか「軽井沢の合宿所が
火事になる前まではね」とかいうそうです。
 いやあの…。
 火事になる前まではね、の前が何にかかるかサッパリわかりませんが。
 スター候補生が沢山いた、というのにかかるんでしょうか?
 皆さんの表情からして、火事で沢山の人が焼け死んで、そこでレオナは火が怖くなった、
というフリでしょうか?

 全体像が見えてきた気がします。
 その焼け死んだ人の中に今回の犯人の血縁者がいたのではないでしょうか?
 でもって、ええと…前に「スカイハイ」というドラマでやっていたように、誰かが避難する
途中で要救助者を見捨てて逃げ、その事実を知って復讐を誓ったとか。
 ありきたりすぎますかねぇ…。何せ石で窓ガラス叩き割るのに「へいウニトロお待ち!」
みたいなポーズでやる犯人ですからねぇ…まともな思考をしてはいけないのかも知れません。

 おおっと、この人誰だっけ…城?多分頭白いから城だな、城さんがみどりに殴られ
ました。(多分冬彦ではないと思う)
 レオナのためにみどりと別れたんじゃないとか言っています。
 でもレオナってか弱い女性を気取ってますけど、現実社会とかだと天然装って人の
彼氏とかとるタイプですよねぇ。で、同性にすごい受けが悪いけど自分気がついてなくて、
男友達にも「親友なのぉー」とかいって女の子を紹介したりするタイプ。で、「●●クンが
気に入ったみたいよ」とかいって勝手に仲を取り持とうとするタイプ。
 ま、それはともかくですね、おいといてですね、みどりさんの右張り手がきれいに城の
ほおにヒットしました。大きく上体を使っての渾身のいい張り手だったと思います。何せ
城の顔が思わず吹っ飛んでますからね。これグーだったら骨折してるのとちゃうか。
 しかし流石は城。かなり痛いのを我慢して「うんざりだ」とか言っています。
 周囲の方がうんざりだ。

 さて、火事の一件について、カイトが代わりに話をしようとやってきました。
 とりあえず誰でもいいから話せよ。
 こないだからずーっと譲りっぱなしだよ。
「ここはあなたが」「いえいえあなたが」「いやいや私が語りましょう」「まてまてその話は」
 どこの落語だ。

 カイトに素人探偵と言われてムッとした美雪ちゃん、ハジメちゃんのことを「金田一耕助の
孫なんだから!」と紹介します。イヤッホウ!
 それに対してカイトは「血筋がそのまま受け継がれるとは限らん」みたいなこと言ってます。
ふほほほほ、それでもドラマのハジメちゃんとかよりはマシだな。
 何より、受けてたってますしね。それでこそハジメちゃんだ!
 
 そんないい場面に水をさす出来事が。
 なんと水漏れ警報です。
 まさに水をさす出来事!
 …はい、受けなかったのでさっさと次にいきましょう。


 で、カイトはハジメちゃんに宣戦布告。警察も手を焼く難事件をいくつか解決したことがある
とか言っていますよ。へー。すごいすごい。(妖怪大戦争のアギの口調で)
 あの意外な可能性とか言っています。へー。貴様、剣持警部が犯人とか言ったらグーで
ぶっとばすぞう。
 はっはっは、こいつめー。

 さてやっと真相が語られることになりました。
 えーと、オーディションが軽井沢で開かれたと。
 そこで前回名前の出た霧生鋭治の話が語られます。
 ほうほう、火事で火傷を負ったと。で、役者生命を絶たれたと。
 ただし、そのまま新人が演じる劇「ファントム」はやったそうです。
 なんだ、焼け死んだっていってもそんなに人数いないのか。軽く流されてるということは
これは関係なさそうですね。
 
 うーん。ここで気になるのは城の反応。何故あんなに霧生鋭治を嫌っているのでしょうか?
過去の話を聞く限り、そんなにいやな人間だとは思えませんが。それともこれから語られる
何かがあるのでしょうか?
 続きを読み進めることにしましょう。

 ああ、嫌っている理由が分かりました。
 霧生鋭治はそのまま、ファントムさながらにレオナのストーカーとなり、彼女を拉致監禁したと。

 という風に語られてはいますけども、誰もその仮面の下を見たわけではないですよね?
 例えば誰も知られていない、劇団内の出来事があって、その復讐のために誰かが「霧生鋭治が
見張っているぞ」というメッセージをアピールするために仮面で現れれば、自然心当たりのある
人達は「あれは霧生鋭治だ」と思いますよね。
 警察の捜査も入っていないようですし、仮面をつけた男だから霧生鋭治だ、と断定するのは
やや危険であるような気がします。
 極端な話、レオナの自作自演もありえます。
 もしくは城がやったとかね。
 いやそうやって「話は聞きたくない」と姿を消してしまったものですから、逆に怪しいなと。
怯えるレオナのそばにはいないんですか?それとも姿を消して何かしなければならないこと
でもあったんでしょうか?

 さて、警報機を止めにいったはずのみどりさんが突然悲鳴を上げるから何かと思えば、
冷凍庫にあった鶏肉がそこらに投げ出してあったと。あー自然解凍が一番ですからねぇ(違う)。
ローストチキンうまいんですよねぇ。クリスマスになると取っ手の銀紙をつけただけなのに
何故か不自然に数百円くらい高値で売られるアレ。ここ数年貧乏なので口にすら入って
いませんが。いやあそれが豪快に放り出してあるんですからうらやましいなぁ。…って
誰か止めろ。

 んー…。
 舘の見取り図見てないから知りませんが、さっきまで一緒にいたから誰にもできないとか
いうても、できる人沢山いたと思うんですけどねぇ。あと、出してそのまま放置しといても
上からドライアイスかけとけば結構凍ったままの状態持ちますよ。つまり「今まで皆いた」という
アリバイ自体成立しません。
 問題は何のためにこんなことをしたかですね。
 普通は「ファントムが来て食料をあさっているぞ」とアピールしたければ冷蔵庫のものを
ぶちまけます。冷凍庫なんてアイスクリームが大好きな人間でもない限り普通は中を開けて
ぶちまけません。あと、霜をどうしても舐めてみたい人とか…。
 逆に言えば、ぶちまけたという事実を突きつけておいて何かを突っ込んだ(隠した)というのも
考えられますよね。また、なくなっているとばれたくないものをごまかすにはこうやってぶち
まけて「食った」と思わせるのが一番です。
 というか最後のページで犯人が何かガツガツ食ってるのが気になるんですが。それ、
ガリガリ君?アイスバー?
 そろそろ犯人の虫歯が気になってくる今日この頃です。

 今日も好き勝手言いたい放題したところで次週に続きます。


<今日のメモ>
 何故後半のページ、黒枠なんでしょうか。
 あと、そろそろカイトの背中にとび蹴りかましたくなってきた。
 叫び声はもちろん「ジッチャンの名にかけてー!」で。意味分からん。


 ところでまったく関係ないんですが、初期の金田一のネタ出しされていた、金成陽三郎さん
原作の「ギミック!」というコミックスが出ています。さすが、金田一なみに面白い内容
なので、他社ですが読んでみられてはいかがでしょうか。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→金田一少年の事件簿「オペラ座舘第三の殺人」読書日記5