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金田一少年の事件簿R「ソムリエ明智健悟の事件簿」読書日記3

※この日記はネタバレを含んでいます。読まれる際には十分ご注意下さい。

2/17 マガジン12号

 さあ今回いよいよ犯人が分かる!
 ハジメちゃんの出番はあるのか!?

 楽とかいうおっさんが、毒はグラスに仕込んであったんだから、別の日にまったく知らない
客が仕込んだのではとか言い出してる。
 ここでシェフが、防犯カメラに犯人が映ってるかもと言い出した。
 なぜそれを先々週の時点で言わないんだ!(ムチャ言うな)
 シェフが映像の確認をしようとすると、明智さんがその必要はない、と止めました。
 毒はグラスではなく、ワインに入っていたのだからと。
 あっシェフ、先々週の時点で別に言わなくても良かったでーす。←
 
 皆が毒を飲まなかったのは、ワインについて正しい知識を持っていたから。
 真犯人は金堂に何らかの被害を受けており、意地汚いことを知っていたからそれを利用して
毒殺トリックを仕込んだ、と明智さん説明。
 なるほど。
 金堂はワイン好きを自称していたが、ワインのことをまったく理解していなかった。
 その証拠に明智さんが入れたシャンパーニュのグラスを取る時に、ボウルの部分を持ったと。
 あーそれは台無しですねぇ。
 ちょっとの温度で風味とか台無しになっちゃうからねぇ。
 ウィスキーは逆に手のひらで包み込むように持った方がいいんだっけ?忘れた…。
 ちなみに、この手のグラスをもって乾杯の時に「チン」とグラスを鳴らし合う人がいますけど、あれは
マナー違反なので絶対にやめて下さい。
 もともとこういったグラスはとても薄いので割れるうえ、本当の乾杯はグラスを上に掲げるのみです。
 グラス同士ぶつけるのはやらないように。
 ビールジョッキとかでも本当はやらない方がいいんだけどね。
 私はわざとフチに人差し指をそわせて、直接グラス同士がぶつからないようにします。
 割れると怖いんだもの。

 さて明智さんの話を聞いて一同、そんなことも知らなかったのか、と驚いています。
 まあただの酒と見ていれば知らないのかもね。
 で、金堂は澱は飲まないものだということも知らなかった。
 それで犯人はわざと金堂に「底の方にいくほど味が濃くなっておいしい」ということを耳打ちし、
毒入りの澱を飲ませたのだろう、というのが明智さんの推理でした。
 一番高級なワインの澱が残っていることに気付いた金堂は勢いよくそれを注いで飲んだと。
 古いワインだったので澱の量も多いから、明智さんは他のワインより余裕を持って残していたようですね。
それなのに残量が少ないということは、金堂が飲んだと考えられる。
 毒は、ワインにはとけださないマイクロカプセルのようなものに入っていて、胃に入ると胃酸で溶けるものだった。
 …それ明智さん気付かないかなぁ。
 まあいいですけど。
 これを仕込めるのはワインを用意した羊山ただ一人。
 よっしゃー犯人当たりましたよー!
 
 注射針のようなものを使って中に毒を仕込んだ、というのはまあいいとして。
 最初からこのワインにはキャップシールに切れ目が入っていたそうです。
 オークションでワインを買った場合、中身が本物かどうかコルクを確認することもあるので、それは
明智さんは気にしなかった。でもあれは毒を入れるために切った、と指摘。
 まあその前にラベル張り替えての詐欺も過去あった気がしますが…。

 ソムリエが変わった時羊山が動揺していたのは、きちんとしたサーブができる人間でなければ、金堂以外が
死ぬ可能性もあったからですね。
 んで羊山が自分がやったと自白したのはいいんですが。
 動機がなんかなー…。
 なんでも、金堂にワインを収めている巨大セラーの空調メンテを依頼したんだそうです。
 羊山はタイミング悪く体調を崩して入院。
 それで心配になり金堂に確認すると、空調修理は終わったが、真夏に空調点けっぱなしは
電気代がすごいことになるから空調を切っておいたと言われたと。
 なんで自分の代理人を立ち会わせなかったのかと思うんですけどね、心配なら。
 で、羊山があわてて駆けつけると、空調を切られたワインセラーではすべてワインがだめになって
しまっていたと。
 貴重なワインもすべてダメだったらしいです。
 ここでなんで賠償請求をせず殺しちゃったんかな。
 悪気があって消したわけじゃないと美雪ちゃん言ってるけど、でも空調を切っておいてと言われた
わけじゃなし、損害は実際数億円規模で出てるのだから、裁判沙汰にはできたと思うんですけどね。
 動機がなあ…。せめて裁判しようと思ったけど汚い手で圧力かけられたとかならともかく。

 そんな風に美雪ちゃんがえーとか思っていたら、皆ワインがかわいそうとかいってて、人が死んでるのに
軽いノリでドン引きしたわ。
 今回の話ひどいなちょっと。
 なお今回のワインはすべて新しく買いなおしたものらしいですが、ラフィットに関しては自分のために
別で保管してたのでダメにならずに済んだものを使ったそうです。
 
 というわけでハジメちゃんが殺人事件と聞いて、行こうとするともうすでに事件は解決しておりましたとさ。
 明智さんがかっこよかったから良かったけど、もうちょっと最後らへんの軽すぎるノリ、何とかならなかったん
ですかね…。
 最後無言で去っていく明智さんはかっこよかったです。
 
 
 <今日のメモ>
 島根ワイン、島根ワインをよろしくお願いします!



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