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金田一少年の事件簿30th 鬼戸の祭り 読書日記5

※この日記はネタバレを含んでいます。読まれる際には十分ご注意下さい。

10/11 イブニング21号

 さて鮫川が首吊りで発見され、彼が金獅子を盗み二人を殺害した犯人かのように思われて
いますがそれで終わったら名探偵いらんのよ。
 てか高校生なのにもう死体見ても動じなくなってるねハジメちゃん。
 雨崎によると死亡推定時刻は昨日の夜中頃。
 桑原は案の定自殺と判定しています。
 
 ハジメちゃんは、墓獅子舞の最中、鮫川が席を外したことは一度もなく、白神を殺すことは
可能であっても鬼倉を殺すことは絶対不可能だと主張します。
 桑原も頭から否定するんじゃなく、白神を殺した後騒ぎに生じて鬼倉を殺すことはできたの
ではないかと指摘。
 とするといつの間に金獅子を盗んだのかって話になるんですけど。
 二人は殺せても金獅子盗んでるヒマこそなかったような気がする。
 むしろあの騒ぎの最中にその場にいた人の方が怪しいよね。

 なお死亡推定時刻については細かく特定できないとのことですが、立て続けに殺されたの
だからわからんだろうね。
 ちなみにこれが夫婦だった場合は司法解剖したりして出来るだけ死亡時刻を絞り込むようにして
どうしてもどちらが先に死んだか判定がつかない場合は、同時期に死亡したとみなされる、と
判定されることもあります。(あくまでもケースの一つです)
 なぜなら夫婦の場合どちらが先に死んだかで遺産相続問題が生じるため、のちのちの争いの
元になるからです。実際に夫婦が同時死亡した事故で、相続をめぐって親族がモメたケースは
結構あるみたいです。(司法解剖でどちらが先に死んだか判定が出た)

 話がそれました。
 ハジメちゃんは、鬼倉が先に死んだことを証明できれば、鮫川の容疑は張れる、と確認しています。
 彼は確信があるんですかね。
 黒タイツが見てるなあ…。

 音響室にやってきました。
 ハジメちゃん、調べていて置時計に気づきました。
 アラームのセット時間が18時35分にセットされているというのです。
 墓獅子舞終了の5分前の時間らしい。
 ちょうど白神が倒れて騒ぎが起きた頃のようです。
 演奏テープを止めるのを忘れないよう5分前にアラームが鳴るようセットしてあったというハジメちゃん。
 5分前だと逆に待ってる間に忘れそうな…。1分前じゃダメなんだろうか?舞台の様子わからないなら
なおさらギリギリでもいい気がする。
 まあいいや。
 ハジメちゃんはアラームがオンになったままだ、と言います。
 舞台が終わる5分前にアラームは確かに鳴っていたが、誰も止めることなく鳴り続け自動的に
止まったのだろうと。
 つまり鳴った時すでに鬼倉は殺されていた、ということですね。
 生きてたらとめてるわけだから。
 つまり白神が死ぬまで会場から出てない鮫川に少なくとも鬼倉の殺害は不可能だった、
というわけです。
 そうなると今度は鮫川の自殺もおかしくなる。
 証明できましたね。
 随分昔に登場した、ハジメちゃんの言う事を聞き入れなかった刑事とかいたけど、
あれよりは数倍マシに見えるなあ桑原。
 剣持さんの肝いりとはいえ、ちゃんとハジメちゃんの言い分に耳を傾けてくれるしね。
 情報提供してくれるって言い出したし。
 柔軟な発想が出来る人でよかった。

 今度はやぐらですな。
 180はある鮫からを殺したあと引っ張りあげるのは1人では絶対無理だそうです。
 絶対っていう方法が大体採用されてると思うんだけど今までのトリックで。
 やってみっか、で佐木君を死体役にするのはやめたまえよ。
 マネキンとかかりてきて重しつけたらいいのに…。
 
 ロープくくりつけた佐木をハジメちゃんと美雪ちゃん二人で引っ張るようですが…。
 なかなか大変なようで。
 てか佐木もかわいそうだろ。
 これ、木の摩擦力、抵抗力が大きいから、引っ張る力に対して持ち上げる力がかなり
相殺されてしまうんでしょうね。
 別のやり方で持ち上げたと考えたほうがいいと思います。
 てか美雪ちゃんが耐えられなくて手を離したけど佐木落ちたじゃん。可哀想過ぎる(笑)。

 吊り上げたんじゃなくて上からどうにかしたと考えたらどうですかねえ。
 本人が何か上に上がろうとするようなものを用意して(それこそ金獅子が上にあるとか)、
上がって確認しようとする時に、一番上の上がり口にそってロープ渡しておけば気づかれないし
そこでロープをしめればあとは足踏み外して勝手に首吊りになりますよ。
 解剖したら首にどれだけの力がかかったかわかるから、殺されて吊り上げられたのか、
ロープに首ひっかけられて足払われたか、くらいはわかるんですが。
 
 ハジメちゃん、不可能犯罪だとか言ってますな。
 そこに宇治木と赤萩がきた。
 宇治木は村の案内をしてもらっていたようです。
 ハジメちゃんはちょうどいいとばかりに、5年前におきた事故の話を聞こうとするも、二人の
様子が変わりました。
 宇治木はその事故のことを知りたいと思って村にきたようです。
 村に一軒だけお茶できる店があるから、ということで一同いくんだけどこういう
田舎の喫茶店って常連がしめててよそ者がいくとにらまれるイメージしかない…。

 てか美雪ちゃん、純喫茶知ってるんだ…。
 昭和の時代も知ってるのかよ。
 ともあれ。
 5年前の事故は赤萩にとって兄が死んだ日だそうです。
 
 この村のはずれに景色のいい場所があり、大勢の観光客が訪れていた。
 渓谷には長いつり橋がかかっており、そこから眺める夕日は本当に美しかったと。
 現在は通行止めになっているようです。
 赤萩はいいのよっていって入っていった。
 ま、地元の人間ならわかってるでろうしね。
 事故の後は人がこなくなったのでつぶれた土産屋もあった。
 つり橋はぼろぼろに落ちていました。
 この地方に伝わる珍しい野草を使ったつり橋だったそうです。
 いやそれ建築基準的に許可下りないんじゃないのさすがに…。
 橋が落ちたことによりつり橋を使っていた12人が犠牲になったそうです。
 その中には宇治木の婚約者もいたのでした。
 衝撃の過去が。
 さあどうなる!?


 <今日のメモ>
 金田一の世界ってしばしば、それ法的にどうなのってしろものが出てきますな。



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