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龍馬伝

第22話(10/05/30)

 龍馬のもとに武市が投獄されたという知らせが届いたのは1963年、9月末のこと
でした。
 まさに「投獄されたなう」といったところでしょうか。
(武市さんはツイッターをやっていません)

 八月十八日の政変を境に京では残党狩りが行われていました。この政変で注目を
浴びたのが新撰組、これからのち、京の見回りを担うようになります。
 龍馬は追われているであろう以蔵のことをとても心配していましたが、自分の役目を
肝に銘じて塾ですごーく頑張っていました。
 と、そこに土佐の役人どもがやってきて、土佐の人間は全員帰れ、帰らなくば脱藩の
身だと言いにくるんですね。
 でも塾生たちが、ここは政府に認められた勝先生の塾であるとか、せからしかー帰れ帰れと
騒ぎたててくれて龍馬達土佐の人間をかばってくれたわけです。いい人達ですねー。
 
 一方龍馬は乙女から手紙をもらいます。
 相変わらず夫との仲が悪くてしょっちゅう実家に戻っているとのことですが、むしろあなたが
嫁ぎ先にいるシーンを見たことがないのですが乙女さん。
 そして、龍馬がまた脱藩の身になったことを聞かされたけれども、家の者は皆、むしろ
それでよかったと思っている、と伝えます。
 武市のように、戻ってきてとらえられることになってはかなわん、志を成し遂げるまでは
無事でいてほしいと。
 さらに困ったら使いなさいと、5両のお金までくれたのです。
 

 一方以蔵の方。
 逃げ回って、なつのところに逃げこむのですが。
 強い奴に囲まれた、という以蔵。
 うん、回想を見る限りどう見ても新撰組のトップ3だね!むしろあれに囲まれてよく逃げて
こられたもんだな!
 なつは、こんな目にあってもどうして京から逃げ出さんの、と割とシビアな指摘をする。
 つーかよく考えたら勝の用心棒どうなったんだ…。
 以蔵はなつに、一緒に逃げてくれと言う。
 けれど彼女は、昼間役人が来て、以蔵がずっと人斬りをしていたということを聞いていたので、
恐いって言っちゃうんですね。
 以蔵は、それならお前に迷惑はかけられないな、わしのことは忘れてくれ、と風が吹く夜の
街にまた戻って行きました。
 なんか以蔵がいじらしいなぁと思いました。
 なつも、気持ちわかるけど、なんていうか…まあ仕方ないといえば仕方ないですが。

 大和屋では皆が今後の行く末を心配していました。
 勝が今土佐にとりなしてくれているが、どうなるかわからない状態。
 そして京では、幕府の人間(つまり新撰組)が、不審者を問答無用で切り捨てている、と。

 んで長次郎と徳が話をしているんだけど、長次郎がメチャ鈍い!
 どうして徳はそんなに自分のこと心配してくれるのかとか言ってますよ。
 いやいやいや!元は同じ商人だからとか言われても、それだけじゃないことくらい
わかろうよ長次郎!「水曜どうでしょう」じゃなくてお前がどうでしょうだよ!
 で、徳が何か言いかけた時に誰かがやってくる。
 それは、以蔵のことを龍馬へ報告に来たなつでした。
 夜の街をずっと走ってきたっぽいところがすごいですね。この頃めっちゃ治安悪いのに…。

 龍馬は以蔵のことを心配してそこら辺をハエのようにウロウロしています。
 そして、以蔵を引き止めなかったことを後悔しているなつに、お前は本当にいいやつだと
フォローしてあげているのもよかったです。
 龍馬は、以蔵を助けるといって飛びだしていきました。

 一方土佐の方では。
 武市の取り調べが始まっていました。
 武市はすごい日当たりのいい縁側の方にいるけど、後藤、全然日が入らん、じめっとした
室内にいますが、それで本当にいいですろうか?
 あと、ここで「事件に前後して〜」とか言ってるけど効果音がかぶさって何言ってるか
聞こえん。多分脱藩浪士がいたことをあげて、こいつらがやったんじゃないのか、と、
吉田殺しのことを言ってるんじゃないかと思いますが。
 武市は、自分らは土佐藩のために働いてきたからなんも知らん、という。

 容堂はその報告を聞いて、侍とかバカにした感じで言うんですね。
 つか何を言い出すかと思ったら今さら上士と下士の説明に入ったよ。山内一豊がここに
やってきて、上士のもととなり、長宗我部が下士となったけども、どうして長宗我部を追い
払わんかったんかのーと。
 そりゃあまだ地の利に詳しくなかったから、余計なもめごとするの恐れたんじゃないですか。
敗北した側にも身分与えておけば静かにしてるだろうっていう。
 まさか長宗我部元親らも、自分達の流れをくむものがそうやって幕府に立てつく気概を
持つだろうとは思いもしなかったとは思いますが。
 
 ともあれ容堂は、下士が自分らと同じ「侍」を名乗っているのが我慢ならん様子。
 だったら自分らが超侍(スーパーブシドー)とか名乗っておけばいいじゃん!
 土佐藩戦隊シンケンジャー!とか(モロタイトルパクリー!)
 
 乙女さんは武市の奥さんの富さんだっけ、そこにいって、じきに武市さんは帰ってくる、
それまで私が毎日きてあげるから、と励ましてました。
 あんた嫁ぎ先の家事はいいんかー!
 
 武市は何ら間違ったことはしていない、と自問自答していましたが、土佐勤王党の部下が
自分の代わりに拷問受けてるのを見てとても苦しみます。
 後藤がニヤニヤしながら、上士への拷問は認められてないけれど、下士には何してもいい
とか言うのがムカつく。こういうのにこそ天罰が当たればいいのに。銀さんの原付に尻が
吸い込まれるといいよ!

 後藤は、以蔵を捕まえたらあいつはしゃべるかのーと武市に揺さぶりをかけます。
 はっはっは、いいこと思いついたぜよ武市さん!
 容堂に、「実は後藤が自分の地位を確たるものにしようと、日頃からバカだバカだと虐げて
きた吉田を、亡き者にしようとして暗殺を依頼してきたんです」、というんじゃ!

 幕府の方ではイギリスことイギイギが、鹿児島と下関も開港してくれとか言ってきてました。
お前ェェェ!お前の国の妖精片っぱしからとっ捕まえてやろうか!
(ヘタリアネタをうかつに持ち込むのはやめてください!)
 さらにイギイギは、外国人が日本に住む権利を与えろとか言ってきます。
 じゃあ橋のたもととか、砂浜にテント立ててすんだらいいんじゃないですかね?
 諸外国のハゲどもは、この自由交易は日本の利益になるんですよとか言ってきます。
 一方的に不利な条件押し付けられて貿易することのどこが利益だボケ。クジラの油とりたさに
日本に開国させて、丁度いい立ち寄り所作っただけのクセに。
(この頃アメリカとかめっちゃ捕鯨してます。しかも食べるためでなく、油とったらポイ)

 神社にお参りしていた乙女は、材木を持って歩いてる弥太郎と出会う。
 どんどん材木が売れているという彼に、気楽でええねと皮肉を言う乙女だけれども、
弥太郎はワシが気楽に見えるとは、やっぱりええとこのお嬢さんだの、という。
 弥太郎は弥太郎で頑張って道を切り開いていってますもんね。
 明日の食事にうえたことがなければ確かに、気楽に生きていってるように見えるんでしょう。

 そして弥太郎は、武市のことを話します。
 容堂は武市のことを嫌っている。
 殿のためと言われれば言われるほど、容堂はイライラしてくると。
 さすがによく知ってますね、弥太郎。

 その頃龍馬は京で以蔵を探していました。
 つーか…。
 探し方がアレっていうか…。
 そして、扇岩という宿屋にきます。
 ここは攘夷派をかくまってくれるところらしくて、主人にこっそり尋ねると、最近泊まっていた
人が、京でまだ以蔵が逃げ回っているという話をしていた、と教えてくれる。
 そして主人は、夜の京は物騒だから今日のところは泊まって行きなさい、と勧めてくれたので
ありました。
 これが龍馬の運命を大きく変えたといっても過言ではないでしょう。

 夜眠れないで龍馬がゴロゴロしていると、何やら騒ぐ声がしてくる。
 いってみれば、この店の女中が殺すだのほっておけないだの大騒ぎ中。
 何とかなだめて話を聞いてみれば(というか止めるのにヘロヘロになりながら主人が語った
ところによると)、なんでも妹が借金を背負っていてやくざもんにいきなり連れて行かれてしまった
らしい。急いで金を集めたけれども1両しか用意できなかった、これを持っていって妹を取りかえして
くる、でなければ殺してでも連れ帰るという。
 気が強いのは結構ですがもう少し落ちつこう!
 彼女の名は龍と言いました。
 もはや説明無用の人ですね。
 龍馬がでかい声で冷静にさせてるのがすごいなと思いました。
 あとどうやったらそんな額の借金作れるんだ妹…。
 
 龍馬は、借金が5両だというのを聞いたうえで、それで乗り込んでいっても無理だと諭します。
 1両で帰してもらえるわけがない、それなら奴らを殺すというのは、金は返せんが妹は返せ、
返さないなら殺すということで理が通らん、と。
 それで乙女から送ってもらった5両を渡します。
 当然お龍さんは受け取れないという。

 龍馬は自分の身の上を話し、日本を変える、日本を守るといってもまだ何も成し遂げてない。
だから自分にはこの金は使えない、お前が生き金にしてくれ、と言いました。

 龍馬の方はご主人にでも書いてもらったのか、以蔵の人相がきを元に探していました。
 以蔵の方は新撰組に見つかって大ピンチです。
 つーか新撰組いうても、近藤、土方、沖田の3人が登場ってちょっと安直すぎるというか、
せめて一個隊動かす程度にしておけよ…。出したいのはわかるけど…。
 そして龍馬、やっとこさ以蔵を見つけるんですね。
 以蔵の方は錯乱してたけどなんとか落ち付いた。
 で、新撰組に囲まれたので龍馬は以蔵を逃がし、自分が相手をします。
 さすがは北辰一刀流で先生に認められただけはある。そして実践も積んできているから、
型にはまらない戦術を得意とした新撰組相手でも一歩も引きません。
 近藤とさしでやりあって、近藤の方が押されてますよ。
 今だ龍馬!そいつの弱点は、お妙さんの卵焼きだ!(今手元にありません!)
 あと沖田がいつドサクサにまぎれて、「土方、死ねー」ってバズーカぶっ放すかドキドキして
いましたが、そんなシーンはありませんでした。(むしろあったら苦情殺到するわ)

 細い路地に逃げ込んで見事近藤を引かせることに成功した龍馬ですが。
 あの…「以蔵逃げぇー!」とでかい声で言いたい気持ちはわかりますが、それでむしろ
以蔵クンの居場所特定できるっていうか、こっちにいるんじゃね?的にやってきた役人に
囲まれて以蔵クン捕まってしまったわけですが。
 むしろ「岡田以蔵が川に逃げたー!」くらい言おうと思わんのか龍馬!

 夜。
 お龍が夕餉を届けに来るのですが、龍馬は申し訳ないが下げてくれ、という。
 お龍は必ずお金は返すとか言ってますがもうそれどころじゃないっぽい、本人。
 大切な友達がまた捕まってしまったと泣く龍馬。
 そうか、デンライナー来ませんでしたか。

 まあ、一歩間違えば自分も捕まる可能性があったわけだから、みんなとしては龍馬だけでも
って気持ちでしょうが、そう割り切れないのが龍馬のいいところでしょうね。
 次回はあの池田屋だ!




 次回「その時歴史が動いたっていうけど、本人達は自覚してないこともある」
 絶対見てくれよな。 




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