多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→龍馬伝


龍馬伝

第24話(10/06/13)

 時間は前回より少し戻って、池田屋での騒動真っ只中。
 この時の新撰組、近藤が駆けあがったとされた階段が確か最新の研究結果では
奥の方だったとわかってきていたような。(それまでは入口目の前を駆け上がったと
されていた)
 資料が見当たらんので間違ってたらすみませんが、まあ各自最初から配置を打ち
合わせて入ってたわけじゃなく、手分けして当たってたらこちらが当たり(攘夷志士がいた)
だったので、もうあとは無我夢中みたいな斬り合い状態になったようです。

 そういうわけで新撰組を見つけた龍馬、走って行くのですが、物陰から現れた
ヅラに止められます。ヅラ、さすがにほっかむりしてやがる…。「あーもうラーメン食べる
のに邪魔!」とかならないんでしょうか。
 ヅラは、自分だって腹立たしいが、怒りにまかせて一人で飛び出していっても、あの
人数相手にはどうにもならん、と龍馬を止める。
 
 一方お龍の方も、池田屋に新撰組が入ったと聞いて、駆けて行った龍馬の身を案じて
います。
 主人らは、いつここにも新撰組が来るかわからん、気をつけた方がいいと話し合って
ました。確かに攘夷志士をかくまっている宿として有名になってきているようだから、
乗り込んでくるのは時間の問題でしょう。

 そこにヅラと龍馬帰還。
 龍馬は、望月とは幼馴染だった、また一人大事な人を亡くしたと言ってました。
 先々週だかもまた一人大事な人が捕まったとか言ってたような…。
 ヅラの方は、もう少し早く行っていたら自分も切られていたかも、と言ってます。
 大丈夫だ!お前は真選組とはち合わせても「んまい棒 混捕駄呪!!」で逃げられる!

 2人はこの国の行く末を案じます。
 幕府は薩摩と結託し、帝をいいように操っている。自分達のことしか考えてないと。

 ヅラは、それでも長州は戦うという。
 望月の思い、死んだ志士達の思いを無駄にしないと。
 龍馬の方はまだ気持ちの整理がつかないっぽい感じだけれども、主人がきて、
ここはいつ新撰組たちが来るかもしれない、お龍の家に行った方がいいと勧めて
くれました。
 これは!恋愛が進行するフラグ!

 一方土佐では、以蔵の拷問がひどくなってました。
 以蔵のヒゲの生えっぷりがハンパねぇ!
 それでも彼は、吉田東洋の暗殺について口をわりませんでしたが、武市はすごーく
苦しんでおりました。
 結局これまでやってきたことのツケを払わされているようなものですね、武市は。

 坂本家には富さんが訪ねてきて、龍馬の義母は富さんを励ましてます。
 なんか富さんは乙女さんが貸してくれた本を返しにきた様子。
 で、義母からスイカをもらったんだけど。
 この時代のスイカってこんな模様ないの!?最初スイカだと気づかなくて、なんか
呪われた手毬かと思ったよ!(そんなもの渡してどうする)

 んで彼女が家に帰ろうと歩いていると、弥太郎が愛妻弁当を食べているわけですよ。
なにこのピンクの弁当。
 富は弥太郎にもお礼を言ってます。
 弥太郎もなんだかんだいっていい奴ですもんねー。
 で、春路という娘が生まれたことを自慢するんだけど、はたと気づいて謝る。
 富と武市には子供がいなかったと。
 こういうとこも弥太郎のいいとこですね。ちゃんと相手に対する思いやりを持ってる。
本当にいい旦那さんやー。
 でもワシは自分のことしか考えない、ってわざと悪人ぶって見せるのもまた弥太郎の
魅力だと思います。こういう人を偽悪者と言います。

 さてお龍さん、おむすびを作ってました。
 すると新撰組がやってくる。
 攘夷派をかくまっているだろう!と言われてオロオロしながら「客はおりません」と
答える主人達。
 おむすびを作りながら新撰組をにらむお龍さん。
 手をとめろぉぉぉぉ!!!
 近藤に「なぜワシをにらむ」と言われてこそっとお弁当を隠すお龍さんは言いました。
「いや…ゴリラが歩いてるなと思って。バナナ食べるかゴリ」
 …というのは冗談で、怖いだけですと答えたお龍。
 誰もいないということが分かって皆は引き揚げていきました。
 相変わらず近藤、土方、沖田そろい踏みです。君らはあれだ、真選組の見過ぎだ。
(こっちが本家本元ですぅー!)
 
 お龍が帰宅すると、龍馬呑気に歌を歌ってました。お前…後ろからどつかれるぞ。

 月琴という楽器らしいです。中国から伝わったものらしいけど、それを器用に弾いて
歌ってました龍馬。
 なああんた一応追われてる身じゃないのか…。
 早く帰れよ。

 龍馬は、お龍が弁当作ってきたことを知ると、これは自分だけが食べることは
出来ない、皆で食えと言います。てめぇ恋愛フラグボッキリおりやがって…。
 っていうかご飯は出ないのかこの家は…?

 えーと、二条城では勝が呼び出しくらってて、操練所に脱藩浪士いるだろ、それ
やばいんじゃね?とか言われるわけですよ。
 勝は、何とか許してもらえるよう国もとにかけあっている、と言うのですが、問題は
それだけじゃなくて、先日の池田屋事件の斬られた攘夷派の中に、望月という、
訓練生の名前があったと言われる。
 よし、同姓同名で押し通せ勝先生!

 この出来事がのちに、操練所と龍馬の運命を変えるらしいです。
 人生、何がきっかけでどう転ぶかなんてわからんですね。
 そしてナレーションの弥太郎、自分にも災いが降りかかってきたという。

 後藤に呼びつけられた弥太郎、視聴者の半分以上が忘れていたであろう、「お前の仕事は
郷回りじゃろ」と言われます。
 そして、自分のために働けと言われる。
 要するにですね、早い話が武市を何とかしろってわけですよ。
 面倒臭くなったらしい。
 お前そんなだから吉田に「つまらん!お前の話はつまらん!」って言われんだよ!

 段々出番削られつつある容堂は、掛け軸眺めてうっとりしてました。
 出来ればそのまま夢の世界に閉じこもっていてほしかったのですが、なんか誰かが
訪ねてきたとかでいそいそ迎えにいきました。

 武市は、牢番の和助に、以蔵はどうしているか、と聞きます。
 大分痛めつけられてはいるが、それでも武市のことは話していないと言われホッとする
武市。なんか、以蔵のことを心配してるのか、自分のことだけなのかわからなくなって
きたなこの人も。
 そんなところに弥太郎登場。
 えらい怒ってるから何かと思ったら、吉田を暗殺した人間が誰かわかるまで、商売したら
いかんと言われたらしい。
 それは大変ですねぇ、うん。
 武市は、お前に言うと思うか、と答える。

 弥太郎は、後藤はお前が素直に話したら許すといった、というけど、武市は「そんなウソ、
子供だって信じんぞ」と言う。
 弥太郎は、富がかわいそうだと揺さぶりをかけますが、これも武市には通じず。
 つーか後藤、思い切り人選間違ってる気がするのですが。
 本当にこいつ、人の上に立つ才能がないな…。

 武市は、これまでやってきたことはすべて容堂のため、それが逆心だと思われる、
こんな悔しいことはあるか、と怒る。
 このままでは終われない、夫が侍ではなかったと言われて富を悲しませる、そんなことは
断じて出来んと。
 この武市の気持ちが少しでも容堂に届けばまだしも、このおっさん今絶賛現実逃避中
だからなぁ…。
 茶室にあの掛け軸描いたおっさん招いてお茶してるし。
 ヒデキ感激!ならぬ容堂感激!ですよまったく…。
 今すぐこの四方の壁が倒れて「ドッキリ大成功!」の看板が出ればいいのに!

 龍馬はお龍のお母さんと話をしてます。
 どうも具合が悪いらしくて、肺を患ってるとのこと。労咳ですかね。この時代は多かったと
いうから。
 父のことを尋ねる龍馬に、あなたとは関係ないこと、とバッサリ言うお龍。
 龍馬はどうしてそんなにツンケンする、というんだけど。
 お前はまだ知らんのじゃ!
 お龍さんはツンデレという、時代の最先端いってんだぞ!
 「あ、あんたなんかホントは全然気にならないんだからね!」とかいう態度が150年後
大人気になるんだぞ!(大人気かどうかは…)

 あーそうそう、それで、お龍さんが、ヤクザから妹取り戻してくれたことにはお礼を
いうけど金は必ず返すとツンケンしてるわけですよ。
 この借金の件、ちゃんと触れられてないですけど、調べてみたら、妹は騙されて人買いに
売られていたようです。それでお金を作ったお龍はその金を持って悪人のところに乗り込んで
行き、「妹返さんとどつくぞ!」と、どついてから言い、んで諦めた悪人から無事妹を取り戻して
いたらしいです。…すごい気の強さですね…。
 そんなことがあっただろうとは知らない龍馬は、自分もこうして助けてもらっているから
おあいこだ、と言う。

 そんな彼にお龍は、自分の父は医者だったが、攘夷派志士を助けたのをとがめられて
安政の大獄で殺されたという。これで確か暮らしが一気に困窮したんですよね。
 だから、攘夷派は嫌いだ、家族を放り出して好き勝手している人は嫌いだ、という。
 悪いのはどちらかというと幕府のような気もしますが、そうして本音を言ったお龍に、
それで自分を嫌っていたのかと納得する龍馬。
 龍馬も、自分の母は体が弱くて幼い時になくなったから、お前の母が他人事だと
思えないと話す。喜んでもらいたくて歌を歌ったと。
 そんな龍馬にお龍は、これ以上世話にはなせないというけど、龍馬は、人の気持ちは
銭金とはまた違う、貸し借りとは別に受け取っていい時もある、たまには笑顔見せて
欲しい、というのでありました。
 マンガとかならここでお龍が「ニタァ…」と無理して笑って龍馬がひきつるところですが、
一応これは真面目な大河ドラマでしたので、お龍さんはデレてはくれず、「そろそろ発った
方がいいです」と言うのでありました。デレがねぇぇぇぇぇ!!!!

 望月の亡骸をそのままにしていくのが気にかかるという龍馬にお龍は、「あの人は
志を貫かれたのでしょう、あなたは褒めてあげないといけないのでは、よく頑張った、
侍らしく死んだ、と」って言うわけですよ。
 すごいいいこと言うなと思いました。
 志半ばで死んだことは仕方ないけれども、最後まで思いを貫いて死んでいったこと自体は
何ら悔やまれることではないと、お龍さんはそう言いたかったんだと思います。
 目からウロコどころか瓦が落ちたような顔をして、龍馬は世話になったお礼を言い、
帰って行きました。

 夜、武市の家に和助が訪ねてきます。
 武市からの伝言を届けに来たらしい。
 お前につらい思いをさせて本当にすまない、と武市さんは伝えたかったらしいです。

 坂本家では乙女が、富と武市のことを話していました。
 乙女は昔武市のことが好きだったと冷やかされてたんですが。
 …夫婦にならなくてよかったな…!歴史変わってたよ今頃!乙女だったら武市が
捕まるようなことがあれば長刀片手に乗りこんでいきそうだもん!

 あれで子供がいたら幸せだっただろうに、という皆に対して乙女は、それは違う、と
言います。
 夫婦になって数年した時に富さんは武市友人から言われたらしいです。
 子供が出来ないのはもったいない、家を開けてくれたら他の女性に世話をさせるから、
その女に子供を産んでもらうと。
 今からしたらとんでもないことですが、家の後継ぎというのはそれほど大事だとされていて、
特に侍の家なんか、後継ぎがいなければそれでお家お取りつぶしとなってしまうので
大変な問題だったわけです。
 
 それで富は、3年しても子供が出来ない嫁は追い出されても仕方がない、それを置いて
くれているのだから自分が我慢すれば、と思って家を空けたらしい。
 けど、やってきた女性に対して武市は指一本触れず、ならばと思って友人が寄こした
別の女性にも何の興味も示さなかった。
 そして戻ってきた富に「つまらんことをするな」って言ったとのこと。
 いい話ですねー。
 だからあの二人の絆は何より強い、子供がいないなんてこと関係ない、と乙女さんは
言いました。
 まあなんでそんな詳しいことを彼女が知ってるかって話なんですけども。

 ともあれそれで、和助が戻って来まして。
 武市は、富から預かってきたというものをあけてみる。
 それは、蛍でした。
 …よく死ななかったなこれ…カゴにでも入れてやれよ…まあいいけど。
 飛ぶ蛍を牢の中で見ている武市と、庭の蛍を眺めている富が印象的でした。
 
 神戸に戻る途中の龍馬は、伏見にて、母にそっくりな女性を見つけ驚きます。
 ああ、お登勢さんか。
 ということは!
 ここの2階は万事屋銀ちゃん!(出演予定はありません)
 来週龍馬が「母上!」とか言っちゃうよ!



 次回「自分で決めたことは自分で責任を取れ」
 絶対見てくれよな。 




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