多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→龍馬伝


龍馬伝

第26話(10/06/27)

 せっかく就職できたと思ったらまたもやニートに逆戻りしてしまった龍馬。今の世相を
反映しているようで、笑えない話です。
 操練所にて思い出を振り返る龍馬。
 某イタリアマフィアアニメのように、戦いに居合わせなかったキャラにこれまでのことを
話して聞かせるという形で総集編をやって時間を稼ぐのかと思いましたが、普通に振り返って
いただけでした。

 勝がやってきて、各藩に「こいつら頑張ったから何とかしてやって」という手紙をやっと
書き終わったと言ってます。
 後は脱藩組らしい。
 就職口探すといっても大変でしょうね。
 勝は、薩摩の参謀を知っているか、と尋ねます。
 家老は小松帯刀、参謀は西郷。両者これから龍馬に深くかかわってくる人物ですね。
 会ってみねーか、という勝。
 龍馬は特にすることもないので紹介されて会いに行くことにします。

 薩摩藩は最新の軍備を整えていて、幕府に絶大な影響力を持っていたらしい。
 これは外国から買い入れた品ですかねー。
 西郷がやってきたのですが。
 なんか座ったとたん「トリビアの泉へようこそ」と言われそうな感じです。
 西郷は勝を褒め、勝が一番弟子というのだから大したもんだ、と龍馬を褒めます。
 気をつけろ龍馬!早速褒め殺しにきたぞ!

 西郷は、蛤御門の時に最前線で藩を率いて戦ったということなんですが、その時に
弾が足を掠めてケガをしたらしいです。
 ああ、本を探し求めてる人?(それ、ザ・ウォーカーのカーネギーだし全然関係ないし)

 龍馬は西郷にぜひ会いたいと思っていた、というんだけど西郷は、何の話か、といった
感じ。
 つーか何を聞くかと思ったら。
 太った女性が好きなんですか?って聞いてるし。
 それ今聞かないとダメですか龍馬君!
 まあ多分、つかみはOKみたいな感じに持って行こうとしているのではないかと思うの
ですが。
 それで一応話は弾んで、京になじみの女がいるっていうけど、ぶたひめって呼んでる
らしいよ西郷。
 今の時代だとセクハラで訴えられてるところだよ!
 
 龍馬は、京に2人気になる女性がいる、という。
 一人は死んだ母に瓜二つの人間で、もう一人はツンデレと。
 どうやら加尾さんと佐那さんは完全に過去の人になったらしいです。(ひどい)

 西郷はそんな龍馬のことを、遊びで人と付き合えるタイプではない、と評価。
 普通は遊びで付き合える人間の方をひとでなしと言います。
 あと、後ろでエキストラがめっちゃ退屈そうな顔をしています。

 龍馬は、お龍は先ほどの蛤御門の変で家族が焼きだされた、火をつけた幕府と薩摩を
恨んでいる、と言う。
 …火をつけたのは長州だったような気が…。
 ともかく、今幕府と薩摩は長州に攻め入ろうとしているが、そんなことをしていていいのか、
内戦をしていたら外国に攻め入られて、どこかの属国になってしまう、と龍馬は言う。
 でも西郷は、そんな話をしにきたのかって言う。
 そんな話とはなんだそんな話とは。お前のぶたひめの方がよっぽどそんな話だよ!
ねっおじさん!?(誰に同意を求めている)

 長州征伐をやめてほしい、という龍馬に答えず西郷は、訓練をしていた兵士から銃を
受けとって龍馬に持たせるんですね。
 龍馬は銃を持ったことはない、という。
 安心しろ!シーズン3から装備するようになるから!(ドラクエの武器装備じゃないんだから)
 この銃は150間先を撃ち抜く、という西郷。約270メートルですね。
 ライフルかよ!
 これを長州だって何百丁も持っているはずだ、長州はしたたかだから、今叩いておかなければ
また盛りかえしてくる、と西郷は言うのですが。
 そして龍馬に、龍馬は長州の味方なのか、と問う。
 すると龍馬は「ワシは日本人の味方だ」と答えます。
 お前は「警察の味方だ」って言った室井さんか!(踊る大捜査線3よろしく!←待て)

 でも西郷は、自分は薩摩が一番大事。長州も土佐も幕府も油断できないって言う。だから、
日本と言う言葉でひとくくりにする勝は信じられない。軍事奉行を下されたり、操練所が閉鎖に
なるのも当然だ、って言います。
 この時代仕方がないこととはいえ、みんなより数年先の未来を見ていた勝と、目の前を見て
いた西郷とじゃ、大事なものが違うのも当たりまえですね。

 龍馬は今やなんの後ろ盾もない、自分に意見出来る立場ではないという西郷。
 でも薩摩は船乗りが欲しい、勝から引き取ってもらえるように頼まれた、龍馬は薩摩が嫌いな
ようだから、その気がないのならこの話はなかったことに。龍馬次第、と言ってきます。
 …龍馬以外の脱藩浪士を入れてあげては…?

 龍馬は西郷に、得体のしれない恐ろしさを覚えた、とナレーションの弥太郎は言っていますが、
それ容堂の時にも聞いたような…。

 土佐の坂本家では、操練所が閉鎖されたと聞いて大騒ぎなんですけど。
 知らせてくれた人に「大坂で聞いた?」「大坂のどこじゃ」「はよーいえ!」
 お前らがしゃべってるから答えられねーんだろうが!!!!

 龍馬を心配する一同。
 手紙はきてないとのことで、もうここにいるのが当たり前になってしまった乙女さんは、
本当に心配していました。もうちょっとあなたが嫁にいった家も心配して下さい。

 操練所で日の丸を畳む龍馬達。
 それを勝や幕府の人間が見守っています。…なんでこいつら、戦隊ものヒーロー
みたいなかっこいい立ち位置になってんの?え?これから変身するの?
 ∵←こんな感じの立ち方を5人でしてた。

 勝は皆を見回して、こんな仕打ちを受けながらどうして幕府に居座ってるんだ、と
思ってるんだろうって言う。
 龍馬も、勝のことを師として迎え入れたい藩は沢山ある、と言いますが。
 脱藩するには年を取り過ぎたと思ってるらしいんですね。
 咸臨丸でアメリカにわたってからもう何年か、あの時は日本人だってここまでやれると
胸張った。でもこうも思った。こんなムチャ、二度とできねーって。
 それからは、若いものを育てることに心血を注いだ、と言う。
 まあ確かにその気持ちはわからんでもないです。人生、ムチャするのは一度きりでも
いいんだしねぇ。
 後から振り返って怖くなることってあると思う。よくこんなこと出来たな、って。

 勝は、これからはお前達の時代だ、と言います。
 今までは日本は海が世界と隔てていた。今は海が世界につながっている。どこへ
だって行ける。日本を世界と互角に渡り合える国にしてみろい!
 君達は私の希望である。

 勝のべらんめぇはかっこいいですねー。
 そのとおり!という龍馬。
 お前…さっき勝に幕府抜けたらとかいうのに賛同してなかったか…?どんだけ意見
コロコロかわるんだ!
 ともかく、何だって出来る、という龍馬。
 彼が場の雰囲気に結構感化されやすい性格だというのはよくわかりました。
 そういうわけでただいまを持って操練所は閉鎖。
 龍馬達の新たな船出が始まります。

 勝は「みんな、日本を頼む!」と言いました。さすがに「…なんてな」は言いませんでした。
(それは踊る〜3で和久さんの甥っ子が言ってくれるから!)
 
 というわけでしょんぼりしながらも各自国へ帰って行く一同。
 でも、龍馬達は行くところがありません。
 それでも龍馬はめげずに皆に励ましの言葉をかけたりしています。
 沢村とかが、残っている陸奥に「なんでお前もいる」とかツンケンして言いますが。
 こいつも脱藩してただろうが!設定忘れんな!(設定とか…)

 なんかとにかく歩きだす龍馬ですが、計画性なくて大丈夫なんでしょうか。
 まあ陸奥も一緒に連れていってやるところは龍馬の優しさですね。
 つーか皆金ないとか言ってるが大丈夫なんか。

 西郷のほうですが。
 龍馬に言われたことをちょっと自分でも納得するところがあったらしくて、長州征伐やめや、
とか小松に頼んで幕府に言ってるっぽい。
 戦を仕掛けるの得策ではないと。
 でも、慶喜は、征伐は帝の意志だと言います。
 わかったからお前は車乗り回して遊んでろ!←それ明治維新後の話ですやん。
 幕府の内々からも、戦争をすると金がかかる、今の幕府には軍用金がない、金がかかる
戦いは避けた方が…という声が上がっていた模様。
 幕府は薩摩に振り回されていました。

 小松の方も幕府の対応を、これは幕府と長州の戦いじゃない、責任を薩摩に押しつける
のが汚いとかなんとか言ってんだけど、西郷は、薩摩がのし上がるためなら命は惜しまない
と言ってました。
 まあ政権の舵握れるようになるなら多少のリスクはってとこでしょうか。

 で。
 フランスが乗り出してきました。
 薩摩が台頭してきたことに危機感を持ってたフランスは、幕府に、軍も金も装備も貸すから
好きにやってくれ、という。
 さすがフランス兄ちゃん!懐が深いぜ!…というハズはなく、フランスはフランスでいろいろ
企みがあったはずです。
 これから幕府は何かとフランスを頼りにしていくようになります。

 一方土佐。
 弥太郎がうかない顔して悩んでるんだけど、彼の饅頭を見つけたクソおやじが勝手に
食べようとして、めっちゃもみ合いになってます。
 そりゃ弥太郎からしてみれば毒が入ってるからやばいって感じなんだろうけど、父親に
してみれば、饅頭独り占めしたいんだろ、だから毒が入ってるなんてウソ言うんだろって
感じで、母親も一つくらい食わしちゃりって言う。
 弥太郎、もう面倒臭いから一つ食わしてやれよ。あともう死のうが自己責任だよこいつ。

 弥太郎は、これは武市が以蔵を殺してくれといって自分に預けたものだ、と事情を説明
する。これでやっとこさ信じたようですが、今度は逆に、そんなものどうして受け取った、と
非難ごうごうです。
 なんで弥太郎ばかり後藤からも家族からもこんな責められるのか…。
 弥太郎は、以蔵の拷問を見ていて、可哀想だと思った、もし自分が以蔵なら早く死んで
楽になりたいと思うから、つい受け取ってしまったのだと話す。
 気持ちわかりますね。
 もし弥太郎の立場だったらどうするか、大半の人が受け取らずにおれないのではないで
しょうか。自分の立場、武市の立場どうこうではなく、以蔵のことを考えて。

 父は、食わしてやれ、と弥太郎に言う。
 えっ容堂とか後藤に!?(待て)
 以蔵や武市の苦しみは自分達にはわからない。でもお前がこの饅頭を受け取ったのは、
武市の気持ちがわかったからだろう、と。
 
 …っていうか何日経過してるか知りませんが、饅頭腐りませんかね…。

 度重なる拷問で体を動かす気力もない以蔵。
 確か拷問が度を超え過ぎていて、以蔵の精神は徐々に破壊されてきていて、数々の
人斬りを白状したとされていますが、その中に本当は以蔵が斬っていない人間も何人か
含まれていたらしいです。
 魔女裁判のように恐らく、拷問のために思考能力が低下していて、幕府の人間に言われる
ままに肯定したのではないでしょうか。

 龍馬は今までのことを思い出していて、昔は楽しかったのーと呟いています。
 佐藤さん迫真の演技です。
 これがあの「俺、参上!」とか言ってた奴とは思えません。(それはどちらかというとモモタロス…)

 そこに弥太郎がきて、饅頭は好きか、と尋ねる。
 武市から、以蔵に食わしてやってくれと預かったからと饅頭を一つ差し出すんだけど。
 以蔵はその手がメチャクチャ震えているのを見ます。
 そしてそれが毒饅頭であることに気づいた。
 楽にしてやろうとする気遣いであることに気づいた。
 だからそれを黙って受け取って食べようとするんだけど。
「ありがとうございます、センセ」と、口に運ぼうとした以蔵の手から今度は弥太郎が奪い去って
しまいます。
 自分にはできん、という弥太郎に、自分で食べると言ったのだから返してくれ、と以蔵は言うの
ですが、弥太郎はそのまま逃げてしまいます。
 ここで以蔵、「弥太郎!」って叫んだんだけど。
 疲れ果ててるから、かすれたような声しか出なかったのですが、目玉のおやじのような声でした。
(シリアスシーン台無し!)

 自分には舌を噛み切る力もない、だから饅頭をくれ、というのですが弥太郎には聞こえなかった
ようです。
 これ弥太郎は、そんな可哀想なことはできないと思ったのか、人殺しの片棒を担ぎたくないと
思ったのか知りませんが、とても残酷なことをしたと思いますよ。
 こんなこと言うと怒られると思うけど、全身激痛に襲われて薬も効かず、早く楽になりたいと
願っている患者さんに無理やりチューブとか差し込んで延命措置するようなもので。安楽死の
権限は今認められてないと言いますが、死んで楽になった方がその人の幸せである時もある、
というのは本当に難しいことだと思います。

 弥太郎は饅頭を投げ捨てながら自分には出来ない、と泣いていました。
 それはいいけどお前外に捨てるなよ。地面が汚染されるだろ。

 武市の方は和助から、以蔵がまだ生きている、と聞きます。
 どうしてだ弥太郎とか言ってるけど、人選を誤ったっつーことだと思いますけど。
 和助ならやってくれたかも知れん…。

 武市は後藤の前で取り調べを受けているのですが、武市はとにかく容堂に会わせてほしい、
といいますが受け入れられませんでした。
 つーか容堂、めっちゃアル中になってますけど。なんだこの飲んだくれオヤジ。

 誰もかもが追い詰められていました。

 そういうわけでとりあえずどこへ行くともなし、歩きだした龍馬。
 これからどうなるんでしょうね。



 次回「鞍馬天狗って、別に天狗でもなんでもない」
 絶対見てくれよな。 




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