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龍馬伝

第29話(10/07/18)

 時は明治15年、1882年。シーズンが変わるごとに「現在」の弥太郎から始まるのにも
やっと慣れました。
 お灸を背中にやってもらっている弥太郎。
 坂崎に、病院に行くと、あの三菱の岩崎弥太郎が病院通い、ということで投資家連中が
不安がるから、ここでお灸をしてるんだという弥太郎。
 さすが、あの激動の幕末を生き抜いてきただけあって、いろいろ気が回るようになって
いますね。
 坂崎が、神戸の操練所が閉鎖するまで話を聞いた、龍馬は薩摩に向かった、
その後は…?と聞くのですが。
 その言葉に、お灸をやっていた女性が反応。
 なんと!
 誰もがまた出てくるとは思っていなかった、佐那さんです。
 佐那さんは、龍馬のことなら私にも聞いて、あの人は立派な人だったと言い始めます。

 記者としては佐那さんのことも聞いているわけですから、当然こちらにも興味がわく。
道場がどうなったのかを尋ねれば。
 兄、重太郎の代でそれは終わったというんですね。明治の時代に入って剣術をする
人が減ったから、道場を畳んで、兄は今京都で役人をしているって。
 確か明治維新の後、戦いで幕府も政府も死者を沢山出したから、そういう、腕の立つ人を
沢山雇用したんですよね。出自にかかわってられない、みたいなとこもあって。

 それで佐那の方はお灸の店を始めたと。
 まだ独身であるという彼女に坂崎は、今でも龍馬のことを?と聞きます。
 弥太郎は、龍馬はひどい男だ、佐那がほれているのを知っていて好き勝手していた、
みたいなこと言うんだけど。
 お前今この状態でそんなこと言ったらお灸増やされるか、フーッってされるぞ。
(どっちもかなり熱い)

 佐那は龍馬のことを、目がキラキラと輝いている素敵な人だった、と言いますが。
 弥太郎は、それは佐那が知っている龍馬だ、と言う。
 海軍の夢を断たれ、武市を失ってから龍馬は人がかわった、と。

 つーかそこで弥太郎が、お灸がそろそろ熱くなってきた、というのですが、坂崎も佐那も
話が聞きたいわけですから弥太郎が「あっつい!熱い!」というのを聞いちゃいません。
 佐那に至っては、抑えつけて「我慢しなさい!」とまで言い出す始末。
 我慢できるかぁぁぁぁぁ!!!!

 弥太郎、みんな龍馬に振り回された、ワシより先に商売始めやがってぇー!とか言ってる
けど背中がカチカチ山です。
 ここに誰か味方はおらんのか!

 そういうわけで新OP。曲は変わってないけど使われている絵とかがまた変わりました。
 あの、銀魂の「曇天」でも、真選組激動篇から、えーっと宇宙人に改造されちゃった時か、
あの話の時には伊東のイラストが一時期ゲームの勇者に差し替えられたもんね。あんな
感じです。
 今回のバージョンが一番好きだなぁ。
 長崎くんちも出ましたし。あれ子供のころ、「長崎クン家(くんち)」だと思ってた…。

 時は1865年、慶応元年長崎。
 いよいよ時代は激動の真っただ中になってくる頃です。
 でもこれからたった50年後には日本は世界と渡り合って戦争するんですから、時の
流れってのぁわからないもんですなぁ。
 ま、半分以上外国が日本をナメきってたってのもあるんだけど。引きこもりが就職して
しばらくは大人しくしてるだろうと思ったらものすごい実力だった、みたいな。(ヘタリアバージョン)
 
 長崎は鎖国の間も交易が盛んだったというのは有名な話ですが、そのために
いたるところに外国人があふれている。
 その中を物珍しげに進む龍馬達。
 遠足に来た小学生より騒いでいます。
 そこに龍踊り登場。
 これ中国の建築物内でも見たことあるんだけど、中国の文化の影響を受けてる部分も
あるらしいから、長崎くんちでも見られるんでしょうね。
 皆が見とれる中、龍馬まったく別のところを見てます。団体行動してません。
 彼が気になったのは、外国人がテーブルを囲んで何かやりとりをしていることでした。
 長次郎に聞くと、商談ではないか、と言う。
 なるほどねー。

 それで一行は、小曾根という人のお屋敷につきます。
 薩摩藩もいろいろモノを買っている人のお屋敷らしくて、西郷は龍馬達のことを、沖で
嵐にあったけど彼らがうまく船を操ったおかげで事なきを得た。なかなか優秀だ、と
ほめています。早速習ったことが役に立ったんですね。
 小曾根は、これからの取引にはその人達を使って欲しい、ただ軍艦に乗せておくだけ
ではもったいない、と提案するんだけど。
 はてさて西郷にその気があるかどうか…。

 そんな中龍馬がズカズカやってきます。
 小曾根や西郷らの間に流れる、しらーっとした空気を全然読めてません。
 呑気に、すごい屋敷とか褒めまくりです。
 君はどうしてこれまでいろいろ経験しながら、空気を読むということだけは学習して
いないのか、龍馬君。
 見てこの微妙な空気!

 龍馬は、自分達は長崎にとどまりたい、と言いますが、西郷は、薩摩が雇ったんだから
薩摩で働いてもらわないと、って言う。
 でも龍馬としてはいろいろやりたいみたいなんですね。
 それで食いぶちは自分で稼ぐから、とこれまた勝手なことを言い出しますが、西郷は
首を縦に振らない。
 幕府から飛び出してみないか、飛び出せ青春!という龍馬の提案にも乗ってきません
でした。(なんか途中おかしかった!)

 まあ今のところは薩摩が幕府を仕切っている(と思っている)わけですからねぇ。
 特にリスクを冒す必要もないでしょう。
 西郷は、龍馬が天下のことをいろいろ考えているのはわかった、でも薩摩のことまで
口を出すのはおこがましい、あんたはなんといっても一介の脱藩浪士なのだからな、
と言って去っていきました。
 残される龍馬ですが。
 この顔はなんかいろいろ考えてる顔だー!

 んで離れに戻ってきて皆と話をしている龍馬ですが。
 長次郎は、食いぶちを何とかするまで言っちゃったのは先走り過ぎだろう、といさめる。
確かにねぇ。
 事後承諾みたいなこと言われても困るだろうし。
 考えたら何とかなる、という龍馬。なるかぁー!
 陸奥も、船が一隻あったら何とか出来るのに、と悔しがっています。

 一方フランス。
 悪いフランス兄ちゃんは、幕府がフランスの後ろだてあって段々権力回復してきた
のを、黙って見ているわけではありませんでした。
 自分達の国との貿易を最優先しろ、そしてアメリカ、イギリス、オランダにも声をかけて
覚書を作ると言い出します。
 もちろんそれでは幕府が文句言いそうだから、すべての藩の貿易は幕府を通すこと、
そういうことにすれば、幕府はもっと力をつける、と焚き付けるわけですね。
 こうすれば、各藩は黙って貿易ができなくなる、貿易出来たとしてもいろいろ制限されると。
 長崎みたいな、以前から貿易が活発だったところなんかは大打撃なわけです。
 取引の量が半分しか許可でなかったりと、早速支障が出始めました。
 薩摩もやっとこさ、幕府のやり方に気づいて文句言ってます。西郷も渋い顔です。
 幕府のために尽くしてきたのに、その薩摩に便宜すらはかってくれないわけですからね。

 つーかカメレオンとかベニコンゴウインコとかやたら出てきたけどそれ必要か!?

 一方長崎にはグラバーという外国人がきてました。
 のちのグラバー邸作った人ですねって書こうと思ったらもうできてたグラバー邸!
 そうか…。
 彼はこの土地にやってきて3年で巨万の富を築いていました。
 そんな彼に面会人が。
 …龍馬達だぁ…。
 グラバーが帰ってくるのを屋敷の中で待っている間、鹿のはく製を、本物かどうか
つついてみている沢村達。人の家でやめんか!
 
 グラバーに会って、なんていうかもう少し丁寧な物腰するかと思ったら、沢村とか
陸奥だけでなく龍馬も偉そうなんだけど。
 ヘコヘコしろとは言わんけど、少なくとも初対面の相手に対して失礼すぎんか…。
 龍馬なんか挨拶終わった瞬間からタメ口です。

 グラバーから蒸気船を借りようとした龍馬達ですが、なにをするつもりですか、と
聞かれて「ビジネス」と答える。
 グラバーが「ビジネス?」と聞くと「商売ぜよ!」と。
 わかってんだよ!相手英語圏の人だよ!意味わかんなくて聞き返したわけじゃ
ないんだよ!

 ともあれ、1ヶ月のレンタル代1200ポンドとか言われてびびる龍馬達。今だから
10万円前後ですが、この頃にすると3千両とか言ってるから、数百万〜数千万
くらいですか。
 話にならない、とか言われて「オーオーオー」とかわけわからんこと言いだす龍馬。
キミらはなんですか、アドリブ弱い芸人ですか。

 沢村とかしまいにゃ、なんで異人に頭さげにゃならんといきり立って抜刀しようと
しているし。
 連れてくるメンツ間違ったんじゃないのか龍馬…。
 でも彼はちゃっかり、グラバーが英語で言ったことを聞きとっていたんですね。
 丸山というのはどこだ、と聞いています。

 それは料亭が集まる花街でした。
 グラバーがここで商取引をするのではないか、と龍馬は聞こえてきた言葉から
判断したんだと思います。

 引田屋というところにやってきた龍馬達。
 何とも間の悪いことに、大きな部屋で薩摩藩の人間が、幕府に対して不満たらたらで
飲んだくれてました。
 長州討伐でまた幕府が薩摩に力を貸せと言ってきたのですが西郷は、今長州を
滅ぼしても何の得にもならない、幕府が力をつけるだけだ、と見抜いている。

 んで龍馬達は竹の間というせまいところに通されるのですが。
 テーブルが丸いのを見てびっくりします。
 …お前らの家にはちゃぶ台はなかったんか…。
 上座も下座もない、と言われて満足げな龍馬達。
 それでどうするか、と話し始めるのですが。
 女将が変な客とかぼそっと廊下で言ってました。まあ何も頼まなければねぇ…。

 彼らは、椿の間で薩摩弁が聞こえた、薩摩藩が来ている、と言う。
 これに気づいていたのは幸いですね。
 知らないで入っていたらえらいことになっていた、という彼らですが、そもそもお前らは
行き当たりばったりに部屋へ乗り込んでいくつもりだったのか。
 それ計画とかいわないじゃん…。

 一方別の部屋。
 芸妓が踊ってるのですが。
 …あれ、あなた先週うぬぼれ刑事に逮捕された小沼さんじゃないですか!
 復帰ですか!
 ともかくですね、まあ踊ってるわけですよ!
 客の方はえっらいブスッとした顔で飲んだくれてるのが2人と、面白そうに時折
三味線をいじる、散切り頭の男。
 出ました、獣が騒ぐぜ高杉晋助!(こっち晋作!本物!)
 やはりこちらの高杉は少しは友好的で話す余地がありそうです。
(話せなかったら物語終わるだろうが)
 芸妓、お元の踊りが終わったので高杉は褒めるんだけど、他の連中がぶすっと
したまんま。そういう気になれんとか言ってます。
 じゃあこういうとこ来るな!(ムチャ言うな)
 お元に、まげをどうしたのかと聞かれて、気まぐれに出家したと回答。

 まあ出家するつもりで坊主頭になったんだけど、萩の実家に奥さんといただけで、
そのまま好き勝手のばしてたって感じなんですけどね。
 それとすっかり忘れてたけど「イョッ!征夷大将軍!」は出なかったなぁ。まあこれは
龍馬には関係ないからカットでも仕方ないですが。(新撰組!ではやってた)
 あと、高杉はここまでに、一度上海に渡っていて、イギリスの植民地だったっけ、あそこ?
ともかくその惨状を目の当たりにしている分、日本を絶対に異国の支配地には出来ない
という思いも強かったのです。そのために焼き打ちをしたり、幕府に攘夷決行をさせる
よう人一倍過激なことをやってました。余談ですが、上海から戻ってきて、こりゃ長州は
ひとつの国として独立しなきゃやべぇと外国から軍艦買おうとするのですが、その支払いを
「請求書の名前は長州藩で」ってやったので怒られて、購入には至りませんでした。んだから
今回の回で高杉の「長州を独立させたい」というセリフが出てくるわけです。
 それで、この前の年、1864年に長州は外国と話し合いの場を持つわけですが、そこに
引っ張りだされたのが謹慎してた高杉。彼は外国が提案した「これのまねーと長州
叩きつぶすぞ」という条件をほとんど飲むんだけど、長州の目と鼻の先にある彦島を貸せ、
という条件だけは絶対にのまなかった。ここを貸したら足がかりに攻め込まれ、上海のように
なることを危惧したからです。ちなみに龍馬と出会う数ヶ月前、「俺いなくても大丈夫だな」
みたいな感じでヨーロッパに行こうとして「いや、ちょっと空気読もうよ!長州まだヤバイ
じゃん!」とグラバーに止められてる。ドラマではまあすっぽかされた形になってますが、
歴史上ではそういう形で会ってるみたいです。
 早世した彼をさして「明治維新のために生まれてきた革命児だ」という友人は多かったとか。
 以上予備知識。

 えーと。
 予備知識長くなってどこまでいったか忘れたがな。
 あーそうそう、それで彼らは津和野藩だと言って、イギリス人、つまりグラバーと落ち合う
約束をしていたのですが、どうやらすっぽかされたようだ、と。
 お元は、外国人は用心深い、もし攘夷派だと命が危ないからそういうこともある、的な
ことを言ってます。
 自分もこのお座敷に来る時に覚悟してきたと。
 高杉は、ざんぎり頭で三味線を弾く男なんて怖くなかろ、と言ってます。
 戦いになったら真っ先に先陣切って飛び込んでいって、幕府の指名手配くらう程の男を
捕まえて、怖くなかろもなにもないものです。

 グラバーの方は友人と呑気に話しこんでいましたが。
 これから幕府がどんどん力をつけて支配をしていくだろう、なんて見当違いのことを
言ってました。
 つーかグラバーのシーンと引田屋のシーン交互にやられると混乱してくるんですけども。

 龍馬達の方は、あっはっはーみたいな感じで高杉らの部屋に乗り込んでいってます。
高杉がいきなり発砲しなかったからよかったようなものの、もうちょっとやり方があると思うの
ですが、この男はいつもまっすぐしか行きません。
 つーか乗り込んできてまず最初にやったのがテーブルの説明!
 そんなの彼らも女将に聞いてるだろうから!
 もうちょっとちゃんとしようよ龍馬!
 思い切り怪しまれまくってるよ!

 偽名を使っている高杉は松田と呼ばれているわけですが。
 なんじゃこりゃー!の人?←松田優作じゃんそれ。

 龍馬は自分らは脱藩浪士で、蒸気船操れるんだぜ、とか言ってますが。だからなんで上から
目線の説明っていうか全然乗り込んできたことの説明にすらなってないし。
 高杉は、方言から早くも土佐の人間だと見破る。
 やっとこさ龍馬は自分の名を名乗りました。
 んで、お前らも津和野藩ではないだろう、幕府と聞いて刀に手をかけるような人間は津和野には
おらん、と言う。
 で、頭わるそーな奴が「わしら長州じゃ!」って言うし。
 ここで一人だけ座ってぼへーと流れを見ていた高杉。
 「ヅラが、土佐の坂本龍馬は信用できると言っていた」と言います。
 ああ、お前リアクション薄いと思ってたら、全体の流れ把握してたのか…。学級委員か!

 龍馬もヅラの名前を聞いて安心して、なんだヅラのこと知ってるのかーって感じ。
 ここで初めて高杉は自分の名を名乗ります。
 で、龍馬はこの店を出た方がいい、薩摩藩の人間がいる、と言うのですが。
 龍馬、お前ちょっと「火に油を注ぐ」という言葉を辞書で引いてこい。
 またまた残りのメンバーがいきり立ってるじゃないか!どうしたいんだよお前は!
 話し合いどころの状況じゃないよ!
 自分がきっかけになったクセに「騒いどるのはお前らじゃろうが!」と責任転嫁まるだしな
発言をする龍馬。
 お前の声もでかいよ!全員黙れ!
 さすが京の街で新撰組がウロウロしているというのに、見つけたヅラに向かって「桂さん!」
と大声で連呼しただけの黒さはあります、龍馬。

 でも高杉は、話はここでしよう、と言う。
 薩摩藩がいると聞いて逃げたと思われるのもしゃくだ、と。
 やっぱりこういうところは度胸がありますね。
 龍馬はここまでセリフなしだったお元に、女将に、二藩が鉢合わせしないよううまいこと
言ってくれ、と言うのですが。
 次のシーンでお元、いきなり帰っちゃってますけど。
 何してくれてやがんだてめー!
 こいつ、女将じゃなくてお上に報告にいっちゃったよ!アレ?龍馬の言い方が悪かったの?
あれ?

 グラバーの方ですが友人に、稼ぐだけ稼いだら日本から逃げろって言ってます。
 もうすぐこの国は終わる、今の幕府はフランスの操り人形状態だから、イギリスがそれを
許すはずがない、と。
 フランスとイギリスはここでも仲が悪いのか…。
 イギリスは、日本との戦いを想定していて、上陸作戦がある、と言う。
 まあ要するに、あちこち上陸して戦って、大坂を制圧した後京へいって、帝を拘束して
それを盾に江戸を攻撃すれば、日本は一日で降伏するだろうって。
 これが高杉が恐れていることでもあったんですね。
 この国に存亡の危機がある日本人は一人もいない、というグラバー。
 ところがたくさんいたんだなぁ、日本のすみっこに。
 ※えーとここのグラバーと友人との会話、私どっちがグラバーだったか見分けつかな
かったので(汗)、グラバーに友人が忠告していたのだったらすみません。

 高杉がなぜグラバーと取引しようとしていたか。
 沢山の武器が欲しかったという高杉。
 それだけの軍資金は長州にあるらしい。すごいですね。
 武器を揃えて何をする、と言われて高杉は。
 外国と戦って武力ではかなわないとわかった、と言います。
 力づくでの攘夷は無理だとわかった。
 龍馬それを聞いて、それ分かっただけでも大したもんだと褒めてます。あくまで上から
目線です。あと、他の連中も座れ!なんでそれぞれ部屋のすみっこに立ったままなの。
気になって仕方がないよ!

 高杉は、幕府と戦って長州は独立する、と言います。
 まあ本州の隅っこだからやろうと思えばできないことはないでしょうが。

 ところがこの話を、たまたま廊下を通りかかった薩摩の人間が聞いてしまいます。
 だから場所変えろつっただろうがぁー!
 
 というわけであっという間に薩摩藩が乗り込んできてピンチに。
 長州としても、蛤御門の遺恨とか有るわけですから、売られたケンカを買わない義理がない。
 龍馬がいさめるわけですが。
 いや、この狭い部屋で刀抜いてもっていうのはわかるけど、鳥小屋の中でニワトリがケンカ
してるようなものって。
 なんでそう、上から目線なんだってさっきから言っとるだろうがぁー!

 ともあれ龍馬は、一番恐ろしいのは異国だ、今は日本人同士でケンカしている場合じゃ
ない、と言う。
 その言葉を西郷と高杉がどう受け止めたか。
 でも龍馬の言葉は大きく響いたと思います。
 少なくとも表面だけの気持ちで言っているわけではないと。

 さらにここに奉行所が来たと聞いて、ぶわーっと皆逃げて行くわけですが。
 高杉が鉄砲発砲してて、西郷が「知っているぞ、奇兵隊を作った高杉だな」と言ってて。
 高杉が、邪魔が入らなければ相手になるが、運が良かったなといって出て行くのがカッコ
よかったです。
 ええい、また子はおらんのか!「晋助様、退路を作るッス」みたいなのは!
(先の戦争で討死しました…)
 で、最後ぽつーんと残った西郷が、奉行所連中に、藩士は誰もおらん、と言ってます。
 
 …あれ…?
 皆さん、食い逃げしておられませんか…?
 特に長州の皆さん。
 多分高杉のことだから逃げながら「津和野藩につけといて!」とか女将に言ったん
だろう、うん!でもって津和野藩ではしばらくしてから届く請求書でもめるんだろう!
 薩摩藩はバッチリ西郷に請求いくんでしょうなぁ。

 奉行所では、薩摩藩が取り押さえようとして逃げられたよ!という風な話をしている
ということが取りざたされているようですが。
 お元がいるんですね。
 こいつ、奉行所の犬かよ!いや、女だから猫か!(どっちでもいい)

 高杉さんは後日きちんと引田屋に支払いに行くように!

 
 次回「いつの間にかいなくなる食い逃げ犯は長州藩かぬらりひょん」
 絶対見てくれよな。 



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