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龍馬伝

第36話(10/09/05)

 薩長同盟からほどなくして今回の寺田屋騒動は起きたわけですが、私はこの
事件についてはあまり知らないです。
 三吉さんが薩摩藩邸に助けを求めたってのは知ってるけど、どの段階でかは
わからなかったので、ドラマくらいの流れなのかなぁって感じですね。

 メシを食べている弥太郎。
 元気になったようですね。
 あんたがある意味囮になってくれていたおかげで、薩長同盟は成立しましたが、
寝てる間に大きく歴史が変わったとは思いもせんでしょう。

 龍馬はここ、寺田屋は京にきたらいつも泊まるようにしてる、というのだけど、自分は
メシがまずくてやすい宿だという弥太郎。支度金ガッポリもらってくればいいのに…。
 薩摩の動きを探りにきたのか、そんな役目お前には無理だぞ、という龍馬に自分は
京見物にきただけだとすっとぼける弥太郎。
 そのわりには不審人物として捕まってましたけど。
 龍馬も、うわごとで言ってたぞ、といいます。
 割と性格悪いなお前。

 土佐も時代の流れに乗り遅れまいとしているのか、でもお前がウロウケしても何も
かわらんぞ、痛い目に遭うだけだぞ、と弥太郎に対しては毒舌全開な龍馬。
 容赦がありません。
 弥太郎が後藤にコキ使われていると聞いて龍馬は、「それなら教えてやる。これから
世の中は大きく変わる。幕府の時代はもう終わる」という。
 つかここのシーン、天井から映像撮影してるカメラワークがあったけど、隙間から映して
たから、何か間者が忍び込んでるかと思ってびびっただろうが!

 龍馬は、土佐は幕府の顔色をうかがうのはやめろ、そう後藤に伝えろといいます。
 でも弥太郎、「どうしてお前が知っている、京で何をしている」と。
 おっ、こいつ結構バカじゃなかったぞ!(失礼)

 日本のだれもが笑って暮らせる国を作ろうとしているだけ、といつものように言う龍馬
ですが、さすがに弥太郎は騙されてくれませんでした。
 追いすがりっぷりがハンパありません、弥太郎。
 謀反という芸当ができるのはお前しかいない、とか言ってますが、その追いすがった拍子に
拳銃が落ちたのを見てびびる弥太郎。
 高杉にもらった銃ですね。
 
 世の中の新しい仕組みを作ろうとしている、それをなしとげないと日本は守れない。
 今の幕府はもうフランスの後ろだてなしには何もできない。
 長州を滅ぼして再び幕府が日本をおさめたら、半分はフランスのものになってしまう。
 そうすれば、イギリス、アメリカが乗り込んできて、日本は乗っ取られるだろう。

 これヘタリアのキャラで考えたらとてもほのぼのしてるんですが、史実で考えたら確かに
たまったものではありません。(ヘタリアで考えるな)
 異国の好きにはさせない、そのためにこの国の仕組みを変えようと思っている。

 まあ弥太郎だけでなく、誰が聞いてもにわかには信じられない話だと思います。
 世界の海のはては断崖絶壁になっていると信じていた人達が、地球は丸いと聞かされて
信じられなかったように、何事も、物事の始まりというものはやにわには信じてもらえないものです。

 長州と薩摩が手を結ぶはずがない、という弥太郎。
 でも、龍馬の様子を見ていればわかったんでしょう。
 もう手を組んだ、って。
 龍馬も、さっきいっただろ、この国は大きく変わると、って言う。
 
 そして、お前が組ませたのかという弥太郎に、誰がやったかとかそういうのはどうでもいい、
とにかく後藤に伝えろ、といいます。
 お前説明すんの面倒臭くなっただろ。
 でも薩長のことは秘密な、と口止めです。
 話したら…って拳銃向けるけど、いくら空砲にしてもおめー、引き金ひいたらあかんやろ。
 
 もう目先のことだけ考えていたらいかん、商売をするのはいいけど、日本がどうなるか、
己が何をすべきか考えろという龍馬。
 日本がどう変わろうが、弥太郎は変わらない強さ持ってる、と。
 この時弥太郎は、小さい頃からライバル視してきていた龍馬が、自分よりはるかに先、
もう二度と手が届かないようなところに到達してしまったことを理解したんじゃないでしょうか。

 で、弥太郎は帰ることになるんだけど。
 龍馬にかかわっていたら巻き添え食うぞ、という、最後っぺとも思える弥太郎の言葉にも
「怖くありません」と、ビシャッというお龍さんがかっこいいと思いました。
 その様子に彼は「相変わらず女にもてるのー」と言って帰って行くのでありました。
 最後に波風立てていきやがったこいつ!

 龍馬のところに三吉が酒を持ってきて、京をそろそろ出ましょうというのですが。
 龍馬は、ヅラと約束があるから今は動けないって言うんですね。
 ヅラに薩長同盟盟約の裏書きを頼まれてるからって。

 君の前で約束を交わした。君がいる限りウソはつけん。裏書は君以外にはおらん。
 ここまでヅラに頼まれたら、そりゃーイヤとはいえんでしょうなぁ。
 っていうか龍馬も危険なんだから屋敷にかくまってもらってればよかったのに…。

 三吉は、自分の役目は龍馬を守ることだから、大恩人に何かあれば…と心配してるん
だけど、龍馬は三吉のことをいい人だ、と褒めます。
 そして生涯の友になれそうだって。
 お前昔から男女構わずそうやってくどくよなー。まあこれが龍馬の周りに人がいる
証拠でもあるんだけど。

 お登勢も、滞在は気にしないでほしい、戻ってきて嬉しいといいます。
 それがのちにあんなことになろうとは…(笑)。
 滞在気にしないどころじゃねーよ、みたいな。

 京を出たらどこに行く?と聞かれ龍馬は長崎に帰る、と言う。
 自分はお尋ね者になったからもう京には戻れない、二度と会うこともないだろう、と。
 ここでお龍に龍馬は、ポッペンというものがあるから今度送ってあげるよーというのですが
お龍怒って立ち去ってしまいます。龍馬相変わらず空気読めてません。
 お登勢は、お龍が覚悟をしていること、龍馬のことが好きでたまらないことを伝えます。
 そういうのって本人の口から言った方がいいと思うんですけど。
 あとカモ、ガアガアうっせーよ!黙れ。

 大坂では慶喜が、薩摩からマジ返事ないんだけどって怒ってました。
 つーかあんたらどんだけ大坂城に滞在するつもりなんだよ。もう日本の中心地が
江戸から大坂になる勢いだよ。
 そして幕府は、一方では龍馬の捕縛準備をしていました。
 松平容保が指揮してんだけど、12名じゃ少ないとか、とにかく召し捕れとかいうのを
障子ババーンと開けて怒鳴ってました。
 そんなに勢いつけて開けるな!障子の溝が減るだろうが!
 あとお前が開けたんだからお前がちゃんと閉めとけよ!

 薩摩藩の方でも、同盟をどう世に知らしめたもんか、と考えているわけですが。
 西郷は、手のうちは今は見せない方がいい、と言う。
 幕府が動揺すれば、それは諸藩にも伝わり、長州への出兵に腰が引ける人間達が
出てくるはずだ、と。
 やはり策士ですね、西郷も。

 ヅラの方は盟約を書きあげておりました。
 この後、ナレーション弥太郎が、ワシの心の中にもざわざわと波風が立っておった
とかいってました。
 ああ、カイジの?(それ効果音だけですよね、共通してるの)

 さぁ水戸黄門でかげろうお銀の入浴シーンがなくなってがっかりしていた皆様、
大変お待たせいたしました!お龍さんのお色気入浴シーンです。
 あれぇ?入浴を覗いて湯をぶっかけられるお代官はぁー!?

 お登勢が対応している間に、お龍もなにやら奉行所連中が寺田屋の周りを囲むのに
気づきます。
 連中はお登勢を押しのけて中へ。
 お登勢の「やめとくれやすー」の声に龍馬も気づいた。
 同時に、びしゃびしゃでお龍が駆けあがってきて、奉行所連中に囲まれたことを
知らせます。
 …連中はこの水でびしゃびしゃになった階段を上がるハメになったわけですが…。

 ここのシーンかなり有名ですね。
 素っ裸でお龍が知らせにいった、といろんな文献に書いてあるけど、あれ確か何かの
小説がきっかけだったんじゃないかなぁ。
 実際は湯帷子だったか何かをはおってて裸ではなかったそうです。
 でも人前に出るような格好ではもちろんないので、お龍さんがどれだけ急いでいたか
ってのはよくわかる。

 三好もかなりの人数がいることを確認、龍馬は、ここで迎え撃つしかない、と覚悟を決めます。
 高杉にもらった銃がいよいよ役に立つ時がきましたね。 
 お龍も戦うとムチャなこと言ってますが龍馬は、薩摩藩に助けを呼びにいってくれ、と
言いました。
 それが一番いいと思う。

 つーかお龍、死んだらあきまへんとか言いたいのわかるけど、ジワジワ敵があがって
きてるんだから早くいったげて!キミがいる限り龍馬、戦えない!

 この後お龍、連中がいる中を堂々と降りていくのはかっこよかったです。
 龍馬がいるだろって言われて、つよーい侍ならいますよって言うのも。
 で、捕まりそうになるんだけど、お登勢が助けてくれて、彼女は冷静に今の状況を話し、
隙をついて薩摩藩邸に走ります。
 
 三吉は龍馬を先に行かせようとするんだけど、自分だけ逃げられんという龍馬。
「ワシはあんたを命に代えても守るといいました」
「ワシも言ったぞ。あんたは生涯の友じゃと」
 ここはかっこよかったなー。

 で、ここで龍馬は拳銃をぶっ放すわけですが。
 奉行所連中も負けてはいなかった。
 煙玉投げやがったー!
 ガマガエル!ガマガエルが出てくるんですか!?(それナルトです)
 
 おぶぎょーを人質にとって下に降りた龍馬ですが、ここで一瞬のすきをついて左手を
切られてしまいます。
 一説には指の間を切られたとか両手切られたってあるんだけど実際どこなんでしょうね。
 ま、このドラマみたく死にそうになるのは演出ですが、左手の親指だったかが曲がらなく
なったとかで、これ以降の写真には龍馬、左手を隠して映っています。
(例の有名な写真でも左手は懐)
 ちなみに確かここで、龍馬は拳銃で何人か射殺してたハズ。まあそれは戦いだから
仕方ないですけども。

 ケガをした龍馬を逃がし、三吉は時間稼ぎに。
 町を逃げ回る龍馬。
 そして無意味に登場するわんこ。
 どうしたんですか、今日のわんこの出番待ちですか?
 三吉が追い付いてきて、二人はほうぼうのていで京の街を逃げます。

 お龍の方はめっちゃ街をひた走って…はやっ!カメラおいてかれとる!お龍さんにカメラ
追いつけてないよ!

 どっかの小屋に逃げ込んだ龍馬ですがもうフラフラです。
 そんな出血量だったようには見えませんがともかく。
 龍馬は、こんなことになってしまって申し訳ない、腹を切るという三吉に、腹を切るのは
いつでもできるから、薩摩藩にいってくれ、といいます。
 そういうわけで三吉ダッシュ。
 お龍の方は到着してました。はぇぇ!

 でもお龍さん。
 戸をガンガン叩いて出てきた人に、坂本さんを助けて下さい!だけではわからんと思いますよ…。
 せめて、「薩摩藩の大恩人である坂本龍馬さんを助けて下さい」って言わんと。
(恩着せがましい!)

 三吉は走ってる最中も追手に囲まれるんだけど、そこにあった竹ざおで応戦してて、やっぱり
つええなと思いました。
 龍馬の方は小屋の上から屋根に上ってたけど。
 いいからお前はジッとしてろよ!なんでさっきからむやみに体力消耗しそうなことばっかり
してるんだよ!
 黙ってろよ!(ずーっと無音だったらドラマとして成立しない!)

 薩摩藩邸の方ではやっとお龍の話が通ったようで。
 まあお龍さんのことですから、帰れ帰れといった門番にブチ切れて「あんたらは命の恩人の
坂本龍馬さんを見捨てる気か!シャーンナロー!」くらいは言ったと思うんですが。
 西郷も知らせを聞いてびっくり。
 警護か一名のみ、と聞いて、伏見に兵と医者を送り込め!といいます。
 つかなんで警護をつけておかなかったんでしょうね…あ、龍馬が狙われるとは思っても
みなかったのかもなぁ。弥太郎がしゃべったんだし…あいつ…。
「坂本どんを死なせたらいかん!」
 これよかったなぁ。
 そこに三吉が駆けつけてきて、龍馬の居場所を伝える。
 皆、だーっと走り出していきます。
 龍馬のことを心配するお龍に、「生きとります、ここで待っててください」といい、三吉もまた、
かけだしていきました。
 三吉、かっけぇぇぇぇ!!

 えーと龍馬の方は多分走馬灯走ってるっぽいんですが、ありがちな、死人が迎えにくると
いうのがなかったからまあ死なないでしょう。
 あの世から武市さんとか以蔵も「龍馬、死んだらいかーん!」と言いながら、龍馬を迎えにきた
死神と戦ってたら笑えるんだけど。その死神が、死神代行だったり護廷十三隊 だったり…。
(氷河さんそろそろ戻ってきてもらっていいですか。)
 
 ギリギリ三吉が駆けつけてきて、瀕死の龍馬はそのまま薩摩藩邸に運び込まれてきます。
 さあ龍馬の運命やいかに!?
 ってまあわかってるようなもんですけど。

 この後、伏見奉行所には寺田屋から、目の飛び出るような額の請求書が届いたという。(嘘です)


 次回の予告で高杉が吐血してたのが気になる。
 まあ彼と龍馬はそんなに時期離れてなくて亡くなってますからねぇ…。
 高杉、そういう時は「俺の中の獣が騒ぐ」とか言っとけば大丈夫!(大丈夫じゃねーよ!)




 次回「生き急ぐと大抵どっかでつまずく」
 絶対見てくれよな。




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