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龍馬伝

第4話(10/01/24)

 江戸にやってきた龍馬。
 土佐を出発して30日目らしいです。まあまあ早くついた方ですなぁ。
 龍馬にとっては見るものすべてが新鮮に感じられたと思うし、武士より町人、商人が
元気だったのは意外だったと思います。
 士農工商という言葉がありますが、習った年代によっては「武士が一番身分が上」みたいな
感じだったかと思います。
 最近の研究では必ずしもそうではなくて、商人からお金を借りて頭が上がらない武士も
多かったし、決して武士がいばり散らす、というような状況でもなかったらしい。
 ちなみに江戸時代、参勤交代のためとかで貧乏な武士が増えて、お汁粉屋をやったり
したんですが、これがまあしっちゃかめっちゃかで、繁盛はしたのですがお金を取らなかったり
したために間もなくつぶれちまったらしいです。
 繁盛した理由は、家計のために、給餌などしたことのない武家の娘さんたちが屈辱に
恥じらいながらする姿に今でいう「萌え〜」な感じで人が集まったかららしい。
 でも、金の支払いの時になると、「それは良いからまたこいよ」と返してしまったりしたから
儲けにならなかったと。
 面白いことに、商店がこれをまねて武士汁粉屋として売り出したらしいのですが、店員の
恥じらい方がわざとらしすぎて、こっちは早くにすたれています。
 今に通じるものがありますね。

 築地、土佐藩の屋敷に到着した龍馬。
 まずは千葉道場にあいさつに行く龍馬。
 北辰一刀流のとこらしいです。なるほど、そういやそういう流派だったような。
 
 結構門下生おるのぅ。子供がほとんどだけど。昼間はこんなもんなんですかね。
 指導してた人が子供達の間をすり抜けてやってきたけど…おしい!せっかくおいしい、
子供の竹刀が頭にあたるというボケがあったのに!(これそういうドラマじゃありません)
 でも龍馬歓迎されてるようで何よりです。
 
 龍馬、江戸での道場経営は厳しいという指導者に、「太鼓を入れて、その音に合わせて
皆が竹刀を振るようにしたらやりやすいし、珍しいことやってると噂になるかも」と提案する
わけですね。
 確かに今の状況でバラバラというか、振り遅れる人がいたら前の人の頭に一本!やっちゃう
しなぁ。

 おっともう一つの道場があって、こちらの方は練習激しかった。
 要するにさっきの子供達は初心者コースで、こっちが中級・プロコースみたいな感じ
らしい。すごい迫力だ。
 そして上座にいるのは…おお、黄門様じゃないですか!いつ印籠は出されるんですか?
(それテレビ局違う)
 座ってるだけで迫力出すのはさすが、里見さんだなぁ。
 この先生は千葉先生。北辰一刀流創始者の弟らしいです。すげぇ。
 え…さっきの指導者の人この人の息子?年が…ゴフゴフッ。
 
 太刀筋を見せてほしいと言われてびびる龍馬ですが、その相手が女と知りさらにびびる。
 彼女は千葉先生の子で佐那さん。すごいつぇぇ。
 伊達に鬼と呼ばれてないな!(小町抜けてる!小町抜けたらただの怖い人!)
 土佐ではそれなりの腕と自負していた龍馬でしょうが、こてんぱんにやられたのはショック
だったでしょうね。
 佐那は千葉の鬼小町として有名らしい。それは、彼女のようになりたいという入門者も
多くなっていいかもしれないですね。
 
 一方武市さんの方は塾をやってました。
 おお、結構人来てるやん。すげぇ。
 わかりやすいと大好評です。
 弥太郎は頑張って籠を売ってました。
 頑張ってほしいのうっていうか、売るための発想の転換をしてはどうかと思うんだけど。
龍馬だったら何か言ってくれただろうなぁ。
 そんな彼を武市は、わしの塾に来いとか言うけど、それはそれとして、侍が鳥かご売るとは
情けないって前の言葉は余計だぞ。そうしなければ生計を立てていけないから仕方ないん
だよ。
 だから弥太郎は龍馬を認めたけど、武市さんのことは認めないんだと思いますよ。

 真面目に練習にいそしむ龍馬。
 さっそく里に手紙を書いたようです。彼は確か相当な筆マメなんですよね。130通くらい
残ってるとか。
 きちんと稽古してて何よりですなぁ。スラダンの花道クンなんかド素人のくせにいきなり
基礎練習を「やってられるかー!」と投げてたからなぁ…。(比較対象がおかしいです)
 あと乙女姉さんは真面目に稽古してるからって怒らないでください。何を怒っているのか
わからないよ!まずは一歩だよ!

 道場の指導者つまり、千葉先生の息子、重太郎は龍馬に励ましの言葉をかけています。
まあ佐那さんに勝ったら龍馬は怖いものなしかもしれませんね。
 重太郎は床に大豆をばらまき、それを踏まぬよう、下を見ずにすり足で歩けと指導を。
なるほどーすごい練習方法ですね。…でも終わったらちゃんと拾っとけよ?
 つーか練習する龍馬がなんか熱湯風呂入ろうとしてる芸人みたいなリアクションになって
ますけど。

 龍馬が体をふいていたら佐那さんがいて、体拭くのは裏の井戸にせいってぴしっと怒りました。
厳しいのう。
 龍馬は姿勢を崩すことはないのか、と聞いてます。確かに土佐の女性らはいつも活発で
よく笑い、元気でしたもんねー。佐那さんは凛としている感じっつーかやりとり聞いていたら
ツンデレじゃねーか!なんですかこの「群れてると噛み殺しますわよ」って言いそうなキャラは。

 故郷から手紙がきて喜ぶ龍馬。おおっと乙女からだー!納得できないとか書かれているー!
 広い世の中見る目的はどうした、と怒ってます。
 しかもそれで終わってる!もう終わり!?とか龍馬にまで突っ込まれたぞ、ねぇさん!
 で、連れてこられたのは…吉原ですかね?違うな、もうちょっとお手軽なやつだな。多分
NHKなので全年齢層向きのため、JINみたいなシーンはないと思われます。
 
 んで、女遊びはせんと断った龍馬に、変なおっさんが「偉い!」と声をかけてきます。
 誰だ?
 
 おおっとー名乗りを上げましたぞ!
 さあ皆さんごいっしょに!
「よぉ、ヅラ!」
「ヅラじゃない、谷原章介だ!あっ違った、桂だ!」

 なんだよー、ヅラかよー。
 やっぱりカツラップで「JOY!JOY 攘夷がJOY!」とかやっちゃうのかい?
 
 ひとしきりボケ倒したところで。
 これが歴史上に名を刻んだ二人の出会いでした。
 龍馬、最初に突っ込むことがヅラのヒゲって…。
 龍馬が、土佐を出て日本のでかさを知ったと言ってるけど、ヅラは、「世界は日本の何千倍も
何万倍もでかいんじゃ!」と一喝。
 …それはいいけどヅラ、お前今「何万倍」噛んだだろ。(噛んでナイヨ!)

 まあヅラは世界の文明が日本を凌駕していることを知っていたのはすごいと思います。
 つかそれならなんで日本開国させようとしたんかなぁ、外国は。
(歴史の一番肝心な部分を理解してない)
 龍馬はヅラが言った、日本を外国が狙っている、という発言を全然信じてない様子。確かに
幕府が秘密裏に動いていたわけですから、誰も知らないのも仕方ないのかも知れません。

 この後長州が外国にケンカ売ってどえらいことになるんだっけか。
 コテンパンにやられたけど、逆にそれで外国と手を組んで武器を入れて明治維新を
やり遂げたんだよね。まー間違ってても知らんけど。

 弥太郎の方は相変わらずどうしようもない父に振り回されてる感じです。
 このままじゃいかんと思い立った弥太郎。
 塾を開くと言います。
 いやそれは…武市さんと組んだ方がいいような…。
 
 弥太郎塾、案の定身内しかいねぇー!
 と、そこに加尾さんが来るんですね。
 つかなんで加尾、縁談を断ったとわざわざ弥太郎に言うの?学問習うのにそれいう
必要ある?
 まあともかく、弥太郎、学問を教えてくれと言われて俄然張り切ります。
 彼にとって日本の夜明けが今来たらしい(笑)。
 まだ早いー!

 千葉道場では太鼓が導入されてました。
 なるほど、いい感じらしいですね。
 龍馬は子供達に佐那さんを紹介してます。
 子供達のあまりの勢いに思わずびびる佐那が可愛い。
 佐那をめっちゃ強いと龍馬紹介してますが、子供達にも目標ができるから悪いことでは
ないと思いますよ。
 せがまれて腕前を見せる佐那。
 これで子供達もますますやる気が出たし、いい感じですねこの道場。
 佐那も龍馬のことを見直したらしいです。
 おおっ、いよいよデレの部分が出たー!
 かわいい笑顔で楽しかったって言っててかわいかったです。龍馬も喜んでますが、
すぐにツンに戻ってしまいました。チッ…。
 まあいいですが。

 このまま平和に過ぎるかと思った嘉永6年、1853年6月大事件が起きたらしいです。
 さあその大事件とはいかに!?

 千葉先生は佐那に、わしがお前の仇ならお前は躊躇なく斬れるか、という、それなんか
アクションマンガの典型的なパターンですやんという話を持ち出してきます。
 佐那は誰でも斬れるって言うけど、千葉先生は、龍馬にはもう勝てないと言います。
 女だから体格差があるってことかー。
 問題はなんでこのタイミングで言いだしたかってことですね。
 
 ショックを受けた佐那は、練習していた龍馬に立ち会いを申し出ています。
 なんだかなー、そんな心乱れた状態でやれば余計に負けると思うけど。
 そういうもんじゃないですか、剣術も柔術も。

 龍馬は佐那を引き倒して厳しく叱りました。そりゃなー、どうしても差がある部分って
ありますよ。男は男に出来ること、女は女に出来ることをすればいいし、差別だから男が
する仕事でも女ができるようにすべき、っていうのは体格を無視してると思います。
 佐那さんはそういうとこが分かってほしいと思う。
 剣で龍馬に負けたとしても、スピードや素早さは龍馬にないものだと思うし…。
 まあ佐那さんも、私は弱くない、あなたが強すぎるって言ってたからある意味分かっては
いるんだと思います。受け入れられることがなかなかできてないだけで。
 これで佐那さんにも柔らかい部分が出てきた分、もっと強くなると思いますよ。

 と、大事件が起きました。
 異国の船が来た…ああ、1853年って黒船来航だわ。(今思い出した)

 皆が海辺に行くと…まあ見事なCG合成!たちまち江戸は大パニックです。
 お前ら…ハレー彗星の方がどう見ても怖かっただろ!
 

 次回「サムライ、ハラキリ、ゲイシャはドコデスカ?」
 絶対見てくれよな。



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