多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→龍馬伝


龍馬伝

第40話(10/10/03)

 前回までのあらすじ(DOESの「修羅」をかけていただくとより楽しめます)
 突如戦場に現れた、ギター 三味線を弾く着流しの侍。都々逸を歌いながら華麗に敵を
斬り払う!時代を駆け抜ける風雲児、高杉晋作、ここに見参!
「僕は最初からクライマックスじゃけぇ!」
 晋作伝第二話始まるよ!

 
 というわけで龍馬伝です。
 次のシーンでお龍さんがいきなり銃をぶっ放してるので「どうした、夫婦喧嘩になった時
叩きのめす練習か!?」と思ったら単に練習していただけでした。戦いの役に立ちたかった
とかムチャなことをいうお龍さん。さすがヤクザ相手に単身乗り込んでいって男どもを殴り
飛ばしただけはあります。
 戦争には勝ったけれども、幕府が黙っているかどうか…と心配げに語る小曾根さん。
 今気づいたのですが、この方の物静かなしゃべりっぷり、来週あたりからいきなり
戦場カメラマンの渡部陽一さんに変わっていても気づかないかも知れません。
(気づくて!)
 もう龍馬さんは大手を振るって歩けなくなるかも…と心配している中、その龍馬が
堂々と帰ってきました。話の流れ読んでません。

 喜んで抱きつくお龍さんがかわいかったですが、階段でそれをやると2人そろって
蒲田行進曲になりかねないのでやめた方がいいと思います。
 ここで社中連中がいれば「ヘイヘイヘイ〜」が出来たはずなんだけど、残念ながら
別行動でした。

 社中の方では帰宅すると家屋がめちゃくちゃ荒らされていて、「え?ここだけハリケーン?」
とか「すごい強盗もあったものだなぁ」と思いながら見ていたのですが、奉行所連中が
荒らしていったらしいです。そっちかー…。
 陸奥は、長州に自分達が加勢したのがばれたかもしれないが、具体的な証拠がつかめて
いないようだ、と推理。
 こないだあんだけ龍馬がでかい声であーだこーだ言っといて、ばれてないもなにもないような
気がしますが、ともかく皆は、ここもいづらくなった、と考え始めます。

 その奉行所の方では、朝比奈が、社中には龍馬はいないようだ、やばくて帰ってこれない
のではとか言ってます。
 …思い切り帰ってきてますけど…?
 やった、こいつら結構バカだ!
 お元にも龍馬を探せ、という朝比奈。噂を耳にしたら知らせろ、と。
 このあたりからお元は、奉行所に龍馬のことを知らせるというよりも、龍馬に奉行所の
動きを知らせるようになってきてるでしょうね。
 本当に口だけじゃなく、国をひっくり返してきてんだから。
 二度と長崎の土を踏むのは許さん、という朝比奈。
 ああ、知らないって幸せだなあ…。

 龍馬のとこへ小曾根の甥っ子だっけ?社中が荒らされててやばいようです、と報告に
きます。
 その画面の後ろでこそーっとフレームインしてくる小曾根。
 お前は子泣きジジイか!もっと堂々と入ってこようよ!なんでそんな気配消してんの!
 2人の会話が少し続いたところで小曾根が「失礼します」と声をかけてきます。
 …かなり前からいましたよね!?
 ともかく、小曾根は、ここの離れに社中連中をかくまいますよ、と言ってくれます。
 つーかグラバーの屋根裏は?高杉がいたところ。
 まあここが近いんでしょうね、距離的に。
 迷惑がかかる、という龍馬に小曾根は言いました。
 商人は今回の戦で思いしりました。もう幕府はどうしようもない、と。
 それで小曾根も覚悟きめたらしい。
 生活かかってるから決断したら早いですよね。
 今の龍馬にはどれだけありがたかったことでしょうか。
 そうだ、みんなせっかくだから白スーツ着てくればいいんじゃね!?
「うぬぼれ〜うぬぼれ〜うぬぼれ〜デッカ〜」って歌いながらくれば…速攻見つかるわ!

 一方慶喜の方は将軍になってました。
 これが徳川幕府一番最後の、無能おっさんでございまする。
 大政奉還した後は悠々自適に暮らし、自動車運転して遊び呆けて人生まっとうしました。
ちなみに日本で初の自動車事故もこのおっさんです。(確か商店に突っ込んだ)
 
 その慶喜のところにやってきたのはフランス人のロッシュ?メッシュ?パトラッシュ?
あ、ロッシュか。
 まさか幕府が負けるとはねー聞いてないヨーという彼に慶喜は、フランス軍借りれば
一発ですよ、とたわけたこと言ってます。
 そんなこと言ってるから負けるんじゃボケ。

 さて前回鬼神のような活躍を見せた高杉は、ムリがたたって療養生活です。この時
かなり症状悪くなってたかと。
 退屈そうに都々逸歌ってる彼のところにやってきたのはヅラ。
 スッポンもってきたぞーとかいってます。
 ぶら下げてきたんかい!

 高杉の世話をしているのはおうのさん。
 …ええと…。
 高杉クン。ちょっとここ来て座ろうか。
 お前、正妻の雅子さんどうした?ん?
 前年、奥さんとおうのさん顔突き合わせてド修羅場やってるよな?それでヅラに「マジ
助けて。俺の中の獣より怖い」つーて手紙書いてるよな?
 というわけでこの女性は愛人さんです。
 高杉クン、廊下に立ってなさい!(病人病人!)
 
 ヅラはそんで労咳の薬ももらってきた、と渡してくれるのですが。
 高杉は、このまま江戸にいって幕府と戦うつもりか、と心配しています。
 ヅラは、まずは京を制圧するつもりらしいけども高杉は、龍馬が大政奉還成し遂げると
言ってた、と止めます。
 それでもヅラは、薩長同盟成功させて龍馬は気が大きくなってるだけ、と。
 いやあんたも幕府負かせて気が大きくなってるだけのような気もするけど。
 ここで高杉がせき込んで血を吐いてんですが、彼はそれも気にせず、戦はしないで
下さい、と懇願。
 まっ先に先陣切って行った彼が意外な発言をすると思われがちですが、こいつも熱い
ようでいて、引き際は冷静に見極めるだけの頭脳は持ってました。
 だからこそムチャもできたんですけどね。

 土佐の方では、もう昔の幕府になるのは無理かのーって感じで容堂が動き出そうと
してました。まあ動くつーても働かされるのは後藤やら弥太郎やらで、こいつはずっと
座ったままなんですけど。
 たまには近藤さんを別のセットで撮影させてあげて!

 長崎に後藤がついにやってきて、弥太郎に金を用意しろというけど、商売がうまく
いってないことを知らされます。
 なんか手がないかのーという後藤に弥太郎は、商人達が龍馬さえ通してくれれば
と言っていたことを思い出すんだけど。
 後藤が龍馬に対してなみなみならぬ恨みを持っていることを知る弥太郎は、流石に
ここで龍馬の名を出せば彼の命がない、と思ったんでしょうね。
 言うことはありませんでした。
 ちょっと弥太郎見直した。
 そこに容堂からの手紙が来て、読んだ後藤は顔色をかえます。
 そこには、薩長に近づけ、と書いてありました。
 
 んで手っ取り早く後藤は小曾根と大浦を呼び付けたわけですが。
 …別に長崎で商売をしているからといって、この人達が薩長とも関わりあるとは
限らないような…っていうか頭悪い…。
 後藤は、薩長の重役に会わせてくれ、とふんぞり返っていうのですが、二人は徳川幕府の
領内で商売をさせていただいている、薩長の橋渡しをするなんてとてもとても、と断ります。
 これは小気味よい返し方ですねー。
 弥太郎が心配して、話を受けろ受けろといってるのが笑える。
 んで2人は、龍馬がいるじゃん、あの人なら薩長の両方に顔効く、という。
 それこそ弥太郎が一番恐れていたことでした。
 長崎に龍馬がいることを知った後藤。
 メチャクチャ怒ってます。
 あんたは吉田の恨みがあるかも知れんけど、龍馬は武市や以蔵の恨みがある。
 自分だけと思うなよ、後藤。

 そういうわけで弥太郎に龍馬を探せと命じた後藤。
 弥太郎は龍馬が殺されてしまうのか、と心配しますが、後藤は、使える男か目ざわりな
だけか確かめるだけだ、と。
 容堂もなんでこんな頭悪そうな奴に政治任せちゃったかなー…。
 仕方なく弥太郎は、グラバーに龍馬の行く先を聞くのですが、知らない、つまみ出せと
言われてしまいます。お酒は?(そのつまみじゃない!)
 大浦に聞いても知らない、の一点張り。
 つか知らんからって腹いせに麻雀バラバラにしていくなよ弥太郎。
 そういうことするからお前は商人から信用されないんだよ。
 高杉なんか一人でシャンチーやってたんだぞ!(第30話)
 小曾根も、龍馬はおたずねものなんでしょう、知っていたら奉行所に知らせています、と。

 あくまでも弥太郎が、後藤側の人間だと思ってるから皆こんな態度なんだと思います。
 弥太郎、ズカズカ帰って行きましたが…あの…庭に龍馬いましたけど…。なんて
残念な奴なんだ弥太郎!

 引田屋で飲んだくれている弥太郎。
 いくら龍馬が大嫌いでも、目の前で殺されるのは見たくない、と言ってます。
 普通の人間は大体そうです。

 こっちはえらいリラックスして酒飲みまくってるお元。
 酒癖悪そうです。
 彼女としては、幕府が負けたのがうれしくて仕方がないようです。
 さすがの弥太郎もドン引きしてましたが。
 ここでふと我に返って弥太郎、お元の身の上を聞くんですね。
 こゆとこは優しいなと思った。
 龍馬のことになるとアレですが、弥太郎は本来はいい人だもんね。

 お元は、薩長に天下とってほしいかどうかはわかんないけど、龍馬は悪だくみはしない、
とケラケラ。
 それでまた怒る弥太郎。
 かいかぶりすぎじゃー!と激怒してるところに後ろから龍馬登場。
「弥太郎」
「おう………あ゛ー!!!!!」
 ここのシーンめっちゃ笑いました。
 普通に弥太郎が「おう」って言ってた後、メチャクチャ驚くのが良い。
 お元と2人で飲むとはうらやましい奴だのーと相変わらず空気読まない龍馬。
 お元はお元で、大丈夫なんですか、と龍馬のことを心配しています。
 龍馬はひょうひょうと、弥太郎が自分を探してることを聞きつけて、ここならいるかもと
やってきたと話します。
 で弥太郎に、大出世したのー、と酒を。
 ここで座り込むシーン、一瞬お元に座りかけてますがな龍馬さん。
 
 龍馬は、後藤に会ってもいい、という。
 土佐は薩長とつながりを持ちたいんだろう、と。
 どうでもいいけど食べちゃー弥太郎のとこにいって話し、少し落ち着きませんか龍馬君。
 
 弥太郎は、薩長に、土佐が会う話をつけてくれたらそれでいい、というのですが、龍馬は
もぐもぐ食べながら、日にちと場所を決めや、というのでありました。お行儀悪い。

 そして帰宅してきた龍馬。
 窓から入るあたり、「僕はいつでも好きな学年だよ」の某風紀委員長みたいです。
 心配する社中のメンバーに龍馬は、後藤に会うことにしたと話す。
 皆は当然納得いきません。
 武市や以蔵を殺した張本人だからです。
 でもなぁ皆、一番腹立ててるのは龍馬だと思いますよ。幼馴染を殺されて。
 その龍馬が会うと言ってんだから、そりゃあおさめないと。なんか銀魂の紅桜篇みたいな
話になってきましたが。(ヅラが高杉に、松陽先生を失って一番つらいのはあいつ、その
あいつが黙って耐えているのに俺達が何ができる、と話すくだりがある)
 後藤は薩長に近づきたい、これは自分が望んでいたことだと話す龍馬。
 土佐を使って大政奉還を成功させる、と。

 その場で切られるかも知れない、という仲間に龍馬は、後藤が昔のことを根に持つ男か、
それとも日本の将来を考えられる男か、この目で見定める、と宣言。
 まあ…昔と違って貫禄ばかりは出てますけど、後藤…。(それ役者さんが役作りのために
体重増やしたからです!)

 慶応3年1月。
 年が明けてしまいましたねー。ああ、高杉の出番も残りわずかになってしまった…。
 龍馬がやってきました。
 弥太郎がお元呼んでくれたらしいです。
 2人を和ませるために。
 やっぱいい人じゃのー。

 弥太郎の方はふすまの向こうで、後藤の部下達と息をひそめててちょっと笑いました。
 このあと弥太郎は弥太郎でちょくちょく頑張ります。

 ほんで後藤が来まして。
 あの、部屋暗いんですけど…。
 ふすま開ければ日が入るのに…。
 龍馬の堂々とした態度に、お前は打ち首にされても文句言えんのじゃぞ、という後藤。
 いきり立つ部下たち。必死に止める弥太郎。弥太郎こっそり頑張ってる!
 んで後藤は、薩長と土佐の橋渡しをせい、というのですが。

 なんと龍馬いきなり断りました。
 土佐のため、容堂のため頑張ってきた土佐勤王党を弾圧し、武市も以蔵も殺した。
 今さら土佐のために働けといってもそんな気にならないと。
 
 これは龍馬の本音部分でもあるだろうし、駆け引きでもあると思います。
 今にもなだれ込みそうな部下に潰されそうな弥太郎。気の毒です。

 後藤は、龍馬には選択肢はない、断ればここで死ぬだけだ、というけど、龍馬はそれは
後藤も同じだ、と。
 部下が斬りかかる前に社中の連中がなだれ込んでくるぞ、と。
 その社中メンバーもちゃーんと庭で様子うかがってたんですね。

 自分は馬関の戦いに加わって政府と戦った、という龍馬。
 もう幕府の時代も終わり、今こそ大政奉還だ、と。
 ところが後藤もある意味ヅラと同じ考えなんですな。
 幕府が政権を返すわけがない、と。
 龍馬は「だからこそ土佐の出番だ」という。
 でもってふすまをバンバン開けて行きます。
 ふすま痛むからもうちょっと静かにあけろ。

 ここで龍馬、お盆と茶碗とかで、幕府、薩長、土佐を例えて話をするのですが、いまいち
わかりませんでした。
 お前の例えはわかりにくい!
 将棋のコマとか、デスノートのニアが使ってた指人形使えよ!(後者はネタ理解できる人が
限られる!)

 言いたいことは、土佐が薩長に加われば幕府にとっては脅威になる、薩長に近づきたい
なら、手を組む覚悟が必要だ、ということらしいですが。
 後藤は、容堂は幕府と仲がいいというけれど、龍馬はそれこそ都合が良い、と。
 土佐は幕府に戦いを仕掛けることはない、だから、薩長と手を組めば、はやる両藩を抑える
要になる。さらに、土佐が大政奉還を迫ればその方が都合が良い、と。
 なんか三すくみになりそうな気もしますが、ともかく龍馬は、土佐が新しい日本を作る要に
なる、と言います。
 それこそが容堂が望んでいることではないか、と。
 ここまでいっても気に入らないというならば、土佐藩も後藤もとんでもない大バカだ、と。

 ここでいきり立つ両者。
 後藤の部下と社中が刀を抜いて剣呑な雰囲気になります。
 頑張って止めてる弥太郎。
 誰にも気づいてもらえてませんがかなり頑張ってます。
 後藤が、やめんかーと言ってるのですが、声が小さすぎてなんか収集つかなくなってん
ですけども。
 んで、なんとか落ち付いたのですが、今度は後藤が刀を抜いたため、また皆が抜刀。
 刀を納めー!と後藤言うけど、お前が抜くから皆抜いたんじゃヒゲ!
 本当に収集つかんやろが!

 後藤は龍馬に刀を突き付け、恐れを知らん男じゃな、というんだけど。
 今は誰かに恐れ入っとるヒマないですけーという龍馬がかっこよかった。

 そういうわけで刀を放りだした後藤。
 話に乗る、と言いました。
 でも条件がある、社中は土佐藩に入れ、と。
 龍馬は対等の立場でいいというなら、とさらに条件を出し、そういうわけで後藤もそれを
のみ、土佐が必ず日本の要になると約束せい、と。
 まあ要潤ならそこにいるんですけどね。(黙れ)

 龍馬は手を出して、しぇいくはんどですきー!とやってます。
 懐かしいな、いつの伏線だよこれ!
 皆もしぇいくはんどしててよかったです。
 弥太郎は鼻水をふいて下さい。
 上士と下士が手を結んだわけですね。
 お元もびっくりしてるのよかった。
 弥太郎がぽかーんとしてますが、初めて龍馬の力を目の当たりにしたようなもんだから
仕方ないですね。
 薩長をまとめ上げた男、ここにあり、って感じです。

 そうしてひと騒動終えて、縁側でイチャイチャしている龍馬とお龍。
 龍馬は、名前を変えると言い出します。
 才谷梅太郎にする、と。
 来週から梅太郎伝、ヨロシクな!(早い早い)
 お龍さんには大不評でした。

 龍馬暗殺まであと10ヶ月。
 ナレーション、カウントダウンすな!
 
 でも次回がいよいよ高杉の最後になってしまうんですね。それが残念です。
 まあ…またその前に奥さんやってきておうのさんとモメるんですが…。お前は最後までソレか!
(多分このシーンはないと思う)
 登場話数は11話ほどでしたが、これほど強烈な印象を残したキャラも珍しい。絶対DVD買います。

 

 次回「そのうち、とかいつか、って思ってるとだいたいチャンスを逃す」
 絶対見てくれよな。




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