多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→龍馬伝


龍馬伝

第43話(10/10/24)

 さてさて。
 皆が商売の準備をしている中龍馬があらわれて、わしゃー京に行って来る、と
言います。
 今日、京に行く、と…。(シャレにしようとしていったわけではありません!)
 一方、徳川幕府のほうでは、4バカ…賢侯が集まって会議していたのですが。

 龍馬が何故京に行くのか、それは容堂に会うかららしいです。
 容堂の考えを動かせたら土佐はいっきに大政奉還へ向けて動くことができる。
 沢村たちも、とうとうそこまできたか、と喜んでいます。
 だってあと5回くらい?だもんよ。早く進めないと。(そういう意味ではない)

 お龍のほうも、龍馬から手紙を受け取って嬉しそうです。
 龍馬はマメに手紙書いてるんですね。
 それはいいですが、お龍さんにも突っ込まれましたが、京に住んでた女に
京土産買ってきてどうする!
 長崎の人がカステラ土産にもらうようなもんだろうが!
 ああ、龍馬がもうちょっと気のきいた人だったら、お登勢さんに近況報告
してくる、とでも書いてお龍を喜ばせたでしょうに…このトンチキが。

 龍馬が船の中でいろいろ考えていた頃。
 幕府のほうでは会議が踊ってました。…もとい、紛糾してました。
(ヘタリアじゃないんだから)
 つーかマジに話が堂々巡りになってんなー。
 容堂は「ひまぁ」って感じでした。
 なんか様子的に虫歯痛いんかおっさん、と思ったんだけど、単に退屈だった
らしいです。
 
 薩摩のほうでは戻ってきた島津のおっさんが、容堂は何も発言せんかったと
チクチク言ってるのですが、まあ焦ってはいかん、と西郷が言ってます。
 考えがある、と。
 彼は言いました。
「中岡を呼べ!」
 いや、朝田を呼べ!(無茶を言うな!)

 龍馬は船の中で何か熱心に書いています。
 陸奥があれこれ言うのにも全然話聞いてません。
 聞いてあげて!今一生懸命セリフしゃべってる!
 陸奥は、海援隊の支社みたいなんを京に作ったらいいんじゃないか、と
言いにきたらしいんですね。
 いい考えだー。
 で、それをスルーしまくりの龍馬、船に飛び出していってます。
 後藤に何か書いたものを見せているのですが。

 なんじゃーみたいな顔だった後藤の顔がマジになる。
 この後移動したからどこ行くんじゃと思ったら、タルの上に広げて見てた。
 龍馬が書いたのは、この後の道筋の話でした。
 つまり大政奉還したあとどうするか、って話ですね。
 いろいろな人に教わったことを書いてみました、という龍馬に、読みながら
さらに移動する後藤。
 どこまでいくんだてめーは!海に落ちる気か!

 これで納得してもらえるなら容堂にも見せて欲しい、という龍馬。
 後藤は清書しろ、と言います。
 つまりそれは、龍馬の提案を受け入れた、ということを意味するものでした。
 この龍馬の考え、ドラマでは龍馬だけが考えたようになってるけど、実際は
海援隊の皆とかとも話したりして元から草案みたいなのは頭にあったんじゃない
かな、と思います。
 この龍馬の書いたものがのちに「船中八策」と言われるものでした。
 ああ、皮むいて食べるとうまいやつ。←それ八朔(ハッサク)な。

 土佐商会のほうでは人が押し寄せていたので借金取立てでも起きてるのかと
思ったら、こないだの紀州藩からの、賠償金のやりとりを聞きつけた商売人が
ここと商売したい、と押し寄せてきたようです。
 笑いが止まらない弥太郎ですが。
 18万両!?とか言ってます。
 それを聞いてた商人が、その価格で買い上げてもらえると思って「ありがたい」
とか言ってて「違う!」と言われてたのは笑いました。

 それは請求書でした。
 なんと、後藤がまーた軍艦やら武器やら買ってたらしいです。
 お前はそれをどこに使ってんだ!
 弥太郎は、このままでは後藤にいいように使われるばかりで、自分はいつまで
たっても大きな存在になれない、とやっと実感したようです。
 そして彼は何か思いついたようでありました。

 グラバー邸にやってきた弥太郎。
 さすが行動はやいです。
 
 弥太郎は、イギリス流の商売を教えて欲しい、とグラバーに頼むんですな。
 グラバーは、イギリスでは皆がカンパニーを作って競争している、と言う。
 支援してくれる人から支援金を集めて売買するという仕組みは、現在の株式会社の
さきがけのようなものですね。
 弥太郎は、自分はトップになりたい、と言います。
 ま、グラバーもまさかこの時点で、明治に入ってから立場が逆転するなんて
思いも寄らなかったでしょうが。

 京の方では龍馬のところに悪い知らせが。
 なんと容堂、土佐に帰りやがった。
 後藤に京へ来いつーといてテメー!
 今みたいに簡単に取って返せる距離じゃねーんだぞ飲んだくれ!
 この時代にツイッターがあったら龍馬、「大殿様とすれ違い発生なう」とか
書いてたと思います。(ポケモンゲームのすれ違い現象じゃないんだから)

 と、陸奥がやってきて、海援隊の仕事場を見つけた、と報告してくる。
 …龍馬は聞き流してたけど、陸奥頑張ってたんだねぇ…(ほろり)。
 そこの名は酢屋、というらしいです。
 酢屋なのに材木問屋…(いいだろ)。

 乗り気しない雰囲気を隠そうともしない龍馬ですが、こっちも大事と
言われて陸奥についていくことに。
 キミは本当に飽きっぽいなあ。(ドラえもんの声で)
 んで、今の格好ではやばいということで、荷車引っ張るおっさんらの格好で
町を歩くわけですが。
 うん、変装の意味なく思い切り新撰組に見つかったね!
 陸奥の努力台無し!
 近藤がやってきましたよー!
 そら、バナナを投げてそれを夢中で食ってる間に逃げ…チッ、土方と
沖田もきやがった!
 お客様ー!お客様の中に、マヨネーズとワラ人形をお持ちの方はいらっしゃい
ませんかー!(いらっしゃいません!)

 というわけで隊士も増えて絶賛大ピンチな龍馬と陸奥。
 酢屋にたどり着く以前の問題でした!
 と、そこに中岡がかっこよく登場です。
 楽しそうだな、と言われて楽しくないと言う龍馬。
 中岡は俺も仲間に入れてくれ、とかいって斬り合いに加わります。
 逃げろやこン阿呆ども!

 龍馬は拳銃を出して発砲、新撰組が驚いた隙に逃走します。
 高杉の銃がここでも役に立ちましたね。
 あの世から高杉もきっと言っていることでしょう。
「あ、ちゃんと持ってたんだ…」と。(コラ)
 中岡、そこらへんのものを倒して障害物にしてます。
「弁償するき!…新撰組が!」
 お前がやったんだろうがぁぁぁ!
 またザッキーが怒るから!死の呪文みたいな名前の人が!

 中岡が龍馬らを連れて逃げた先は相撲部屋でした。
 藤吉という人が龍馬らの世話を焼いてくれます。
 ああ、キミは将来、内科医になるでしょう。
(ふじよし、じゃなくて、とうきち!)

 なんか話の流れで龍馬と中岡、相撲することになったんだけど。
 中岡は、今は薩摩と行動をともにしている、と言います。
 陽動作戦のつもりか!?
 でもまあ龍馬が勝ったんですけどね。
 
 龍馬は中岡を投げ飛ばしておいて、武力での討幕はいかんぜよ、と言う。
 言ってることとやってることが合ってないのですが。

 ともあれ、戦に勝っても恨まれる、という龍馬。
 わぁ、敵を作りまくってる人がいうと説得力ありますね!

 中岡は、西郷が後藤に会いたいといっている、と伝えます。
 土佐が薩摩と手を結びたいなら、顔を合わせて話し合いをしたほうが
いいだろう、と。
 …長州はどうなってんでしょうか…。

 というわけで、今度は新撰組に襲われなかったらしい龍馬、後藤に中岡の
話を報告です。
 薩摩に大政奉還を目指してもらういい機会だ、ということで龍馬大ブッシュ。
 しかし後藤は、西郷は土佐を戦いに巻き込むつもりではないだろうか、と言う。
 龍馬もそれは予想していたようで、おそらくそうでしょう、って言うんですね。
 でも、これは薩摩と土佐の知恵比べであると。
 土佐が討幕に加わると思われてもいい、大政奉還を目指すと薩摩に言わせたら
勝ちだ、って。
 …討幕に加わると思われたら大政奉還目指すって言わないような…?
 まあいいですけども。

 6月のこと。
 薩摩の小松、西郷らと後藤、龍馬らは顔を合わせることになります。
 つか本当に長州のことも思い出してあげてください。
 まだ今の時点では朝敵だから堂々と会えないのかも知れませんが…。

 んでこの席に薩摩から大久保利通がきてました。
 え?及川さんなのは同じ「ミッチー」だから!?
(大久保さんは少なくとも、ミッチーと呼ばれてなかったと思う!)
 
 ともかくこの時点で二藩の考えは正反対でした。
 土佐は大政奉還、薩摩は武力討幕ですからね。
 幕府にはもうガタがきている、と後藤は言うわけですが、西郷は、でも
土佐は違う方向を向いてるんでしょう、と話かけます。
 どうでもいいですがお前ら話しながら立つな!座れ!
 なんのための一席だ!

 後藤は、戦いはやるぞやるぞと脅しかけて、一本の矢も放つことなく
降参させる、それが見事な勝利である、と言います。
 それが大政奉還か、と西郷はいいますが。 
 確かに、大政奉還しないと戦しか選択肢はないぞって脅し方は有効でしょうね。
 容堂は知っているのか、と言われて黙っている後藤。
 つーかホントそろそろ誰か容堂に話してあげて!
 シーズン3の最初ころでもヅラに突っ込まれてたよ!
 一人時代の流れから忘れ去られてるよ、あの飲んだくれ!

 中岡は、大政奉還など慶喜が受け入れるはずがない、と鼻息荒く言って
黙ってろと後藤に言われてます。
 確かに立場的には後藤と西郷との話だから、中岡が口出すのはまずいだろう。
 つーかだからお前ら全員座れェェェ!!!
 なんでいつの間にか皆立って話してんだ!?
 立たないと話できないのかおめーらは!

 というわけでやっと全員座りまして。
 西郷はあっさりと、後藤の考えに乗ってみる、薩摩も大政奉還に乗る、と
言い出します。
 ミッチーも、後藤の考えに従ってもいい、という。
 そしてここに、土佐と薩摩は手を組んで大政奉還を目指す、ということに
なったのでありました。
 ただし、大政奉還を幕府が聞き入れなかった場合は決戦になる、その時には
必ず土佐も挙兵してもらう、と。
 なるほど、龍馬が後藤に言ってた、討幕と思わせても…というくだりはこのこと
だったんですね。
 
 えーとそれはいいのですが、なして西郷さんは一人違うポジションに座って
おられるのですか。
 後藤に背を向けて何がしたいんだてめーは。

 えー、すっかり忘れ去られていた弥太郎ですが、ウォルトという、グラバーの
友人であるイギリス人のところにやってきました。
 大浦もたまたまいました。
 ウォルトはグラバーに、稼ぐだけ稼いだら日本からさっさと逃げろ言った
じゃん、とか言ってます。 
 ああ、そういう会話ありましたね。
 ハッハッハ、残念だったな!
 あの頃のグラバーと今のグラバーは違うのだよ!

 グラバーは、確かにあの頃自分は日本人を軽蔑していたが、今は違う、と言います。
 名もなき若者達が懸命に日本を変えようとしている。…私心を捨ててね、と。
 それに感化されたようです。
 かっこいいー!
 大浦も、龍馬のことね、と言う。
 
 しかしウォルトは、彼らには将来の展望がない、大政奉還なんかさせたら大混乱が
起きる、と指摘。
 そこが願ってもない商売のチャンスだとか言うのですよ。
 ま、こいつらが考えるようなことはとっくに龍馬が危惧していたことであって、それの
対策が船中八策なわけなんですけどね。
 
 酢屋にやってきた龍馬は一仕事終えて大満足、みたいな顔ですが、中岡の方は
弁当屋で限定弁当買おうとしたら売り切れだった、みたいな顔をしています。
(わからん!)
 中岡はここでも、日本を帝の国にするには、戦で幕府つぶすしかないんじゃー!と
言うのですが、龍馬は叩き潰してその後どうする、と言う。
 そうか、中岡は途中で行動を別にしていたからわからないのも無理はないですが、
龍馬はずっと、戦いをすることによって日本の力が疲弊し、海外にいいように
されることを恐れていましたもんね。

 龍馬は中岡に見て欲しいものがある、と言う。
 あの船中八策@清書バージョン☆でした。
 
 1つ。政権を朝廷に返す。これはヅラに教わったこと。
 1つ。イギリスのように2つの議院を作り、政治のことは話し合って決める。
 これは横井から聞いたこと。(でもくらちーの人らしいです)
 ああ横井ってあの春嶽さんといた人か。春嶽の方は確かドサマギで自分の国に
帰っちゃったんですよね、確か。
 1つ。身分が低くても、武市のように頭がいいものは政治に加える。
 これは吉田東洋の考えである。
 1つ。外国との条約などは対等に行われること。
 これは、高杉の考えである。
 ここ、思いがけず高杉の過去映像が出たので狂喜乱舞しました。めっちゃ
嬉しかったー!
 高杉!あんたの思いはちゃーんと受け継がれたよ!

 1つ。異国から帝を守る軍隊を作ること。これは武市の志である。
 1つ。海軍をしっかり作ること。これは勝の教えである。
 1つ。海外との物価は対等であるべきこと。これは久坂の案である。
 1つ。日本は独立国として、新たな規律を作る。侍も将軍も藤吉も皆
政治に加わらせる。
 これは河田から教わった、という龍馬。
 おおっと、久しぶりすぎるのか河田だけ回想がありません!
 さては顔忘れやがったなてめー!

 自分が作りたい世の中は、上士も下士もない、平らな世の中だ、という龍馬。
 誰かが支配するような世の中は憎しみが生まれる。
 母から教わった。憎しみからは何も生まれんと。
 龍馬は今までの人生の中で身をもってそれを実感してきていますから
説得力ありますね。

 この8つの策を成し遂げることで、日本を誰もが笑って暮らせる世の中に
できると信じている、という龍馬。
 それはいいんですがせっかくきれいに書いたその紙、中岡が興奮しすぎて
グシャグシャになってますが。
 もう一度書き直し、頑張れ!

 中岡も感動し、考えを改めました。
 そして聞いていた藤吉が泣いています。
 どうした、コンタクトレンズ落としたんか!

 藤吉は、そんな世の中になったら、難しいことはわからんけど、そんな
国に日本がなってくれたら、と喜ぶ。
 しかし中岡、ここでいきなり待ったをかけました。
 こんなこと、今の仕組みで恩恵を受けている連中は絶対に認めない、
お前は殺されるぞ、と。
 ここのシーン「えっ」とか声があがったからビックリしたよ!
 カメラに映ってないところで藤吉が驚く演技をしてたらしい。
 こっちの方が驚くわ!

 龍馬は、ニヤリと笑って、命を狙われるくらいのことをしないと、この
日本は変わらんのだと、死亡フラグを10本くらい立てたのでありました。
(中岡の分含む)
 この八策はのちに、新政府にも取り入れられ、明治政府の理念になったそうです。

 しかしその一方でますます龍馬は敵を作ることになるのです。
 あとミッチーもなんか龍馬好かんとか言ってた。
 んー、ミッチー自身はすばらしい政治家だったので悪役にしてしまうのは
ちょっともったいないですよー。

 弥太郎の方はウォルトとともに、戦こそチャンス、ととんでもないことを
言ってました。
 どうせ戦いは起こる、そうしたら大もうけだ、とゲラゲラ笑ってます。
 グラバーがすごい嫌な顔してるの気づいてないんだろうなぁ…。
 っていうかお前、これだけ時代の流れ読めないで、よく三菱作れたな…。

 龍馬暗殺まであと5ヶ月。
 放送終了まで約1ヶ月!




 次回「空気読めない奴はいつも時代に乗り遅れる」
 絶対見てくれよな。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→龍馬伝