多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→龍馬伝


龍馬伝

第45話(10/11/07)

 前回までのあらすじ:ひそかに城を抜け出した王女アンは、新聞記者のジョーと出会う。
二人はローマ中を遊び歩き、つかの間の休日を楽しむのであった。
 ローマの休日、始まるよ!(龍馬の休日だっつーの!!!!)

 えーサボテンを手入れしようとしている龍馬の兄。
 あんたはハサミ持ってそのトゲトゲをどうしようというのだね…。
 ここで乙女が龍馬から手紙が届いた、と持ってきたのですが、驚きのあまり、バッチン、と切って
しまわなくてよかったです。
 まあ、サボテンは盆栽と違ってうっかり、で切れるものではないですが…。

 兄が先をせかすと待ちや!としかる乙女。
 この家ではいつの間にか政権交代が行われたようです。

 龍馬は、「わしは今、最後の大仕事に取り掛かろうとしている」という内容の手紙を書いてきて
いました。
 自分で死亡フラグ立ててどうすんだお前は。
 どうなってもやり遂げなければならない、しくじったら日本中で戦いが起きてしまうかも、と書いてあります。
 そして龍馬、追伸、みたいなノリで嫁さんもらったとか言ってます。
 本来もっと早く知らせるべきではっていうか本文より追伸のほうが大事ィィィ!
 坂本辰馬もやってましたがはやってんのか!追伸で大事なこというのが流行ってんのか!
 龍馬はお龍について、乙女みたく気が強く、ピストルの腕も大したもん、と書いています。
 こんなこと書いた日には、帰ったら乙女が仁王立ちしてそうな気もするのですが、相変わらずこちら方面に
関しては空気読めないやつです。
 つかそのお龍、またピストル撃ってるのはいいとして、子供たちがいるところでぶっ放すのはちょっと
感心しません。つーか危ないだろ!
 子供にオバちゃん言われて真剣に怒ってる場合か!

 で、その手紙を受け取った坂本家では、喜んでいるかと思いきや、兄が「坂本家の跡取りにふさわしい
嫁でなければ」と言っています。
 その前に、乙女さんが嫁に行っていたということは黒歴史にでもなってしまったのでしょうか?
 全然触れられてないんですが。
 兄がピストル撃つなんてとんでもない、といってたのを兄嫁がフォローしててよかったです。
 これからは女がどうのなんていってられない時代ですよ、お兄さん!

 さて長崎の海援隊本部にて。
 龍馬が、銃の使い道は二つある、と言っています。
 一つは徳川に武力でもって迫る時、もう一つは長州に見せる、と。
 つまり、薩摩、長州、土佐の足並みをこれでもって揃えようということですね。
 半分以上脅しが入ってるような気がしなくもないのですが。

 ヅラに話をしてくる、という龍馬ですが。
 弥太郎がずーっとにらんでいて、お前らの面倒はもう見ん、といって出て行ってしまいます。
 どちらかというと今まで龍馬に助けてもらっていた気がしなくもないのですが。

 そういうわけでブリブリ怒りながら戻った弥太郎ですが、土佐商会には佐々木なる人間が来ていて、
弥太郎は自分の職を解かれたことを知ります。
 …龍馬には面倒見ないとかいっておいて自分の面倒見てもらえなくなってりゃ世話ないです。
 佐々木は、仕入れた銃が1万丁のはずだが、帳面には一千丁と書いてある、9000丁はどこにいった
のかと聞いてきます。
 弥太郎は、それは売ってもうけるためのストック、みたいなことを言うんですね。
 戦いになったら銃などは値があがるから、って。
 佐々木は、そんな危ない取引してるのか、品がないと見下しますが。
 弥太郎はもう龍馬について回っていたから、じきに新しい時代が来ることを知っている。
(ただ、戦争になると思ってるのは計算違いだと思いますけども)
 だから、捨て台詞をはいて弥太郎去ろうとするんですが。
 …あれ、戻ってきたぞこいつ。
 これからの日本は、身分にこだわるやつは負ける、とわざわざ言いに戻ってきたらしいです。
 まあこれに関しては弥太郎の言ってることが正しいでしょうね。
 殿様商売、なんて言葉がありますが、ふんぞり返っていては商売なんてできません。この手のは
江戸時代に一時期流行りましたけども(侍がぜんざい屋をやるなど)、所詮生き残ってはいけませんでした。

 またまた弥太郎が龍馬のところにやってきて目録渡すんだけど。
 お礼を言う龍馬に弥太郎「指図すな!」と言って帰っていきました。
 …お前には幻聴でも聞こえているのか!
 この時点では弥太郎は龍馬のことをさんざんバカにしてて、お前とは正反対の道をあゆむ、とか言って
ますが、それは正しくもあり、間違いでもあると思います。
 龍馬のように、時に商売は金にならないことをして、信用をつかむことも大事、だけれどもあちこちに
敵を作っているようではやっていけない、そういうものではないでしょうか。

 さて下関にやってきた龍馬。
 さっそくヅラを訪ねていると、ミッチーがおりました。
 大久保トシミッチー…ともかく、二人は戦争の算段をしていた、というのはすぐ見当がつきます。
 龍馬はヅラに、土佐へ銃を運ぶ前に見てほしくて、と見せるのですが。
 つかヅラにちょっとだけ見せてすぐミッチーに見せんでも、2丁あるんだから、それぞれに一丁ずつ
見せてやれよって思うんだけども。
 これで大政奉還をめざす、という龍馬にヅラは、「容堂はその考えはないと言っていたぞ銀時」と
言ってきます。(銀時違う)
 土佐が動く気がないのなら、盟約は破棄ですね、となかなかうざいことを言ってくるミッチー。
 お前はいいから右京さんとこ行ってろ!劇場版第二弾始まるんだろうが!

 大政奉還は必ず成し遂げられる、という龍馬ですが、ミッチーは、徳川の力を残したままでは、必ず
政権を取りに来る、という。
 だから薩長は倒幕しようって考えなんでしょうね。
 それでミッチーはヅラとどっかに行こうとするのですが。
 ヅラは、友達として、もうこれ以上動かないほうがいい、と龍馬に忠告していくのでありました。
 つまりは、これ以上龍馬が邪魔をすれば、薩長両方とも、龍馬を排除する方向に動き出すって
ことですよね。
 高杉がいたらなぁ…。

 というわけでやっとお龍のところにやってきた龍馬。
 思いがけない再会にお龍の喜びもひとしおです。
 裸足であがって抱き着くのはいいんですが。
 あの、次のシーンでおむすび握ってらっしゃいましたけど、さすがに手は洗われましたよね?
 …つーかおむすびどんだけ作んねん!

 お龍はヅラも細やかな気遣いができてとてもいい人、とほめるのでありますが、先ほど面会して
きた龍馬としては複雑なところです。
 まあ確かにヅラは史実でも女にもてたといいますからなぁ。
 多分、「幾松殿、お龍殿のためにそばを…」「うちはラーメン屋だっつってんだろ!」という風な
会話を…するかァァァァァァ!!!!
 
 龍馬は明日はもう土佐に行く、というんですね。
 お龍は当然家族へのあいさつだと思うけれども、連れてはいけない、という龍馬。
 この次連れて行くと言われたらそりゃあ怒ります。
 つか別々の船に乗っていくとか、とりあえず先に紹介してとかそういうのはダメなんでしょうか。
 ともかく龍馬は、自分は今けわしい道を歩いている、この道は女には無理だといってお龍を
諭します。
 …確かシーズン3の時に新婚旅行で、女人禁制の山に男装してあがった方がいらっしゃった
ような気がするのですが…。お龍なら無理やり今回もついてきそうな気がするのですが、お龍は
納得したのか、三吉に席を外してほしい、と頼みます。
 明日出立するなら今から夫婦水入らずになりたい、ということですね。

 ここで三吉が「それは気がきかんかった、夫婦水入らずのところになんでワシはおるんかのー」と
言ってたのがすごいほほえましくてよかったです。
 つーか確かに気付いたら当たり前のようにお龍の握ったおむすび、ガツガツ食ってましたね…。
 そういうわけで席をはずそうとしたところ。
 なんかおっさんがやってきて、龍馬に挨拶を始めてしまいます。
 三吉が帰れっつのにも気付いてない様子。
 と、さらにそのおっさんが事態をややこしくする。
 龍馬が来ていることを聞きつけた、奇兵隊のメンバーが飲みたいとやってくるわけですよ。
 ちょっと、高杉さん!高杉さん!あの世から戻ってきちゃもらえませんかね!
(戻ってきたら戻ってきたでこいつも酒宴始めると思う!)
 三吉が、やっとお龍と会ったのだから邪魔すんな、というのですが、もうテンションアゲアゲの奇兵隊の
皆さん、止まりません。
 つーわけでお龍が妥協しまして、酒盛りが始まっちまうわけです。
 
 でも龍馬、ちゃんとフォローは忘れてなかった。
 今夜は一緒に風呂に入ろうとか言ってます。
 おいおい、お前は歌舞伎町のホスト金時かよ!
 オッケェーイ、我が命に代えても、かよ!
 お龍があわてていてかわいいのですが、「風呂は熱いのにしてくれ、ぬるいのはいかん」と追い打ちを
する龍馬。
 話しっぷりに某戦場カメラマンが浮かびました。
 つーかもうお龍さん、素で笑ってるだろこれ。

 この後庭で酒盛りしてたけど、これ高杉が花見してた場所じゃないの?
 いいけどもさぁ…セット同じでも…。
 お龍は三吉に、龍馬がいっていたけわしい道のことを聞くのですが。
 龍馬の味方は?と聞かれて無言になる三吉。
 確かに、龍馬のことが好きだといっても彼は長州藩士であるわけですから、何かの命令が下れば
それを無視することは許されません。
 三吉はお龍に、どうか龍馬を支えてほしい、と頼むのでありました。
 帰るところはお龍のもとだから、と。
 すがすがしいくらい味方である海援隊の存在が無視されています。

 盛り上がっている奇兵隊の皆さん、飲みなおそう、と龍馬を誘います。
 さすがにまずいと思う龍馬ですが、お龍が行って来い、と送り出してくれたのでいってしまいます。
 …飲んだくれて夜遅く帰宅したことのあるお父さん方には肩身の狭いシーンだと思います。

 お龍がお風呂を沸かしたりして支度して龍馬を待ってるのがすごいいじらしかったです。
 ちゃんと鏡を見て「うーみっ」って練習したりしてね。
 その頃龍馬はそんなことも知らんと遊びほうけてたわけですが。
 …これ帰ったら撃たれるな…龍馬…。

 うっかりうたたねして龍馬が斬られる夢見たりして、待ってる方としては、そりゃあ心配にも
なろうというもの。
 奇兵隊諸君の中には空気読めるやつはいなかったようです。

 そういうわけで朝になって目を覚ました龍馬。
 こりゃーいかん!とか言ってますがいかんどころじゃねぇー!!!
 帰宅すると銃を突き付けてくるお龍。
 世の中のお父さん方はますます肩身が狭いシーンだと思われます。
 お風呂がすっかり冷めてしまった、というお龍に、あわてて自分が温めなおすという龍馬。
 それでフッと笑ったので機嫌も直ったのかと勘違いする龍馬ですが。
 そりゃー平手打ちくらいされますよねー。

 お龍は、もう二度と龍馬に会えないのかと思った、と言います。
 その気持ちよくわかります。
 まあこの先もう二度と会えないんですけどね!(コラァァァァ!!!)
 これには龍馬も平謝りするしかありません。
 というわけでお龍は、楽しくやってたんだから私にも歌って、と言います。
 龍馬、それで許してくれるなら、とすっころびながら三味線取りに行きました。
 多分この様子を草葉の陰から高杉が見ていたとしたら手を叩いて大爆笑だったと思われます。
「さすがの坂本さんも、嫁さんには頭があがらんねぇ」とか言って。
 …まああんたもだろって感じではありますが…。

 で、三味線を弾こうとするけども、焦りすぎてなんも浮かばんという龍馬。
 えー?あるじゃないですかー。
「あーいだーけーはー わーすーれーたーはずさー
 きーみーのーこーとー わーすーれーたーいよー」
 忘れちゃいかぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!
(「IT’S ONLY LOVE」 作詞・作曲:福山雅治)

 二人の空気がいい感じに冷え切ったところで三吉惨状!いや、参上!
 自分がついていながら申し訳ない、と平謝りですが、龍馬があわてて、もう蒸し返さないでと
言ってるのがメチャクチャ笑えます。
 でも三吉は代わりに、いい知らせも持ってきてました。
 今日は波が高くて船が出せないなら、もう一日、二人は一緒にいられる、というのです。
 これでもうすっかり機嫌が直るお龍。
 龍馬もこれで汚名返上のチャンス到来。

 さらに三吉はお龍に、龍馬の姉、乙女からの手紙を届けてくれます。
 夫婦になってくれてありがとう、と書いてありましたが、あなたの結婚についてはどうなっているん
でしょうか、乙女さん。
 どんな人かといつも考えてる、龍馬が困らせることはしてないかね、と続く手紙。
 まあさっそく困らせてるんですけどもね!

 龍馬はまだ甘ったれなところがある、何かしでかしたら遠慮なくひっぱたいてやって、と書いて
ある手紙に、もうやってしまいました、と笑うお龍。
 …まあ…龍馬が悪いから仕方ないですね。
 土佐で会える日を待ってる、という言葉で手紙は終わってました。

 そのあと龍馬とお龍は砂浜を歩いているんですけども。
 波が高いのでもう少し波打ち際よけて歩いたほうがいいように思うのですが…。

 ここで子供たちがいて、龍馬は遊んでやるのですが。
 あの、目隠し鬼の鬼を龍馬がやるのはいいとして。
 誰だ海側に誘導したやつは!
 そのまま海の藻屑と消えてしまうだろうが!
 ここで龍馬伝・完になったらあと3話、回想でつながないといけないだろうが!
 あーでもお龍さんは昨日の仕打ちの分もあるから、ちょっとくらい誘導しても許されると思います!

 その夜龍馬はお龍に、子供を作ろうか、名はどうする、と言ってます。
 龍という名を入れて欲しいといってますが。
 …視聴者の何割かは想像したと思うんですけども…。
 あんたらの子だったら「リュウタロス」だろうがぁ!
 
 もう名乗っちゃってもいいよね?答えはきかないけど!

 あとお龍は、乙女から手紙もらったといってて龍馬が照れてるのも面白かった。
 まあ乙女ねぇやんにとってはいつまでたっても龍馬は甘ったれの子供なんでしょうね。
 
 龍馬は、土佐にはヅラ浜…もとい、桂浜があると話をします。
 くじらがくるそうです。
 えっ?「今春が来て 君はきれいになった」の?
 それイルカだしくじらじゃねーし!

 あと、くじらが海の水を飲むように容堂は酒を飲むとか、その情報いるのかなぁ的なことも
話していました。
 その容堂を説得しにいくからお龍は連れて行かない、と。
 それを昨日の時点で言ってればもうちょっと夫婦仲も何とかなったと思うのですが。

 そういうわけで朝になりまして。
 名残惜しくも別れの時が…っておい、どっからか時限爆弾のコチコチっていう時計の音が
するよ!
 どっかにテロリストが爆弾しかけてるよ、これ!
 ヅラか!ヅラなのかおい!

 と思ったら、時間の効果音のコチコチでした。
 びっくりしただろうが!
 しかも別れの瞬間スローになったけど。
 音楽こぇぇわ!
 これが龍馬とお龍の最後の別れになってしまいました。
 まさかお龍としても、これで二度と会えないなんて思ってもなかったでしょうねっていうか
龍馬は暗殺の数か月後まで一度も戻らんかったんかい!

 その頃京では、薩摩藩が、幕府を討てという勅命を帝に出してほしい、と言っておりました。
 以前攘夷決行の勅命を出してもらったようにやってもらうわけですかー。
 幕府のほうでも、フランスがもう幕府に金は貸せないといってきていて大変なことに。
 まあこの3年後、プロイセンとの戦争やってますからねー。それどころじゃなかったんでしょう。

 んで弥太郎は、大浦と小曾根に銃を買い取ってとかムチャなこと言ってました。
 戦争になって値があがったら利子つけて返すから、蔵におかせてくれ、と。
 一人時代の流れに乗れてないよ弥太郎!

 慶応3年9月23日。
 いよいよ龍馬は土佐に戻ってきました。
 後藤に会って、薩長は武力で倒幕しようとしている、自分を容堂に会わせてほしい、と頼みます。
 その容堂だけど、アケビかなんか食ってんだけど。
 このおっさん、もう出てくるたびに飲んでるか食ってるしかないんだけど!
 


 
 
 次回「簡単に、「できない」というやつに限って食わず嫌い」
 絶対見てくれよな。





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