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龍馬伝

第8話(10/02/21)

 父が亡くなって、家督を継いだ兄とともにあいさつ回りを終えた龍馬。昔は今みたく
便利な通信手段なんてないですから、こうやって回って挨拶してたんですね。顔見せの
役割もかねているかと思います。
 1856年のことでありました。黒船から早くも3年が経っているわけですね。

 と、兄と龍馬はごろつきに絡まれている人を発見し、これを助けます。…つーか弥太郎の
父親じゃん!何してんだよ。またバクチで負けたのか!
 そのころ弥太郎は江戸に来て猛勉強をしており、風呂にも入らず頑張っておりました。
…風呂には入れ!
 そんなところにチチキトクの手紙が来て弥太郎はおったまげます。
 だいの大人が歩いて30日ほどかかる道のりを、弥太郎は昼夜を問わず走り続け、
なんと数分で(それはドラマの中の時間です)もとい、16日で土佐につきました。飛脚なみの
速さですわ。
 帰宅してみれば龍馬がきていたんですが、龍馬もまた弥太郎の姿がいつもよりボロボロ
である上にもう裸足のような状態を見て驚くんですね。
 いつもクールで威張ってばかりの彼がまさになりふり構わず戻ってきたわけです。

 ここでなんでこんなことになったかがわかります。
 庄屋の島田とかいうくそじじいが、田の水を独り占めしてしまい、村の方に流れなくなって
しまった。それで父親が直談判にいったら、殴る蹴るの暴行を受けたとのこと。なんだ、博打
じゃなかったのか。(日頃の素行が悪いといいことをしても疑われるいい例)
 
 そういうわけで怒った弥太郎、島田のとこに行くのですが。
 なんぼ俺でも許さんぞーみたいな感じで刀をかっこよく抜き…抜けねぇぇぇぇ!!!!
 やっとこさ抜いたと思ったらさびさびだし。
 弥太郎よ、刀くらいは研いじょけ…。
 島田は、代官が非は父親側にあると判断したのだ、問題はない、というのですが、
お前の前にも坂本龍馬という男が同じように文句言ってきてうざいみたいなことを口にします。
 そんで弥太郎その足で奉行所にもいったけど、やっぱりこっちも似たようなことを言われて、
さらに、お前の前にも坂本龍馬がきた、そいつにもちゃんと言ったはずだぞ、と言われて弥太郎は、
自分達のために龍馬があちこち掛け合ってくれていたことをしるわけですね。
 でも弥太郎のことだから絶対素直にお礼なんか言わないだろうな。
 う、うれしくなんかないんだからね!みたいな。

 兄は龍馬に、あんまり他人のもめ事に口を突っ込むなよって言うんだけど、兄の奥さんやら
乙女さんやらに「器の小さい男やのー」と逆に自分がボコボコにされてて笑いました。
 子供も亡くなった父に「ごめんなさいおじいさん」とか言う始末。
 最終的には兄が謝るハメになってて、女衆つぇー!って感じでした。

 えー龍馬、今度は武市のとこにいってるけど、武市はもうダメだ。背景にも顔にも「攘夷がJOY!」
って書いてある感じだもん。気をつけろ!来週あたりラッパーになってんぞ!
 そんで武市は龍馬に、自分も江戸に行くことになった。今はここ120人の門下生がいる、大きな
道場だから、幕府も金を出してくれた、加尾の兄と岡田以蔵も連れていくと言うわけですよ。
 なんていうか、いよいよ感違いが進むったらいかんけど、武市さんはこうして固まっていっちゃうん
だなぁって思いました。
 武市は、剣術修行は表向きで、江戸で他の藩の攘夷派と会うらしいです。
 日本人は黒船になどひるまんと。
 これはやっぱり実際に黒船を見た人間と、噂でしか聞いてない人間との違いではないか、
って思いますねやっぱ。

 その後まだフラフラしてる龍馬は、たまたま出会った加尾とともに街へフラフラいきます。
 つーかその後ろで加尾の兄がじとーって見てんだけど。
 ここだけ空気違ぇー!

 加尾は兄が江戸に行くという話をした後、攘夷は本当にできるの、幕府は開国したのに、
と聞きます。
 弥太郎が力づくで攘夷なんかできるわけがないと言ってたらしいです。
 つーかこの場面、2人が歩いていくのにつれて風景も変わるのはいいけど、カメラ手前の
エキストラがなぜか半分くらい動き固まってるのが気になります。どうしたんだ一体。ディオの
「ザ・ワールド」かよ。

 と、そこに前回こっきりかと思われたまんじゅう屋の長次郎登場!
 彼は龍馬がまた江戸に行くって話を言います。が、聞かされていなかった加尾はメチャクチャ
ショックを受けたらしく、立ち去ってしまいます。
 え…?なんでそこでショック受けるのかがわからん。自分のことを何も言いもしないで、龍馬が
ちゃんと待っててくれるとか、そういうの期待してるのかなぁ加尾さんは。

 そんで長次郎、自分がKYだったのを気にする風でもなく、庄屋の島田は代官に付け届けを
しているから、あんな不公平な判決が出たということを知らせます。
 代官も自分の能力が問われるからことを荒立てたくないから、さっさと父親に全部ひっかぶせて
しまったんでしょうね。
 
 ショックを受けた加尾、帰宅するのですが。
 ここのBGMこぇー!殺人が起こりそうな音楽だよ!選曲がおどろおどろすぎるよ!
 加尾を厳しい顔の兄が出迎えます。
 もう龍馬と歩いてはいかんみたいなことを言います。
 武市らと意見が違うからもう幼馴染じゃないと。
 なんかなぁ…。龍馬も別の角度からこの日本を守ろうとしているだけで、根っこは同じなのに
意見が違うからと袂を分かってしまうのはもったいない気がします。そういう、人の意見に耳を
傾ける度量の広さがないのが残念ですね、武市。
 だから弥太郎にも河田にもバカにされるんじゃあ。

 それから間もなく武市、加尾の兄、以蔵は江戸に向けて旅立ちました。
 以蔵やたらテンションたけぇー!
 武市さんは「もうお前も一人前の武士だな」と言っています。
 いーえ、一人前の仮面ライダーです!(待て)

 ここで弥太郎のナレーション、武市らが行った道は自分達と同じ江戸に続く道だったけれども、
その先に待っていたのはまるで違うものだった、というのは印象的でした。

 町をフラフラしていた龍馬。なんか帰って来てからブラブラしかしてないような気がしますが、
加尾を見つけてかけより話しかけます。
 加尾も加尾で、弥太郎に弟子入りしたのは別に学問がしたかったわけじゃない、龍馬に
置いてけぼりにされたくなかったからだと、弥太郎がこれ聞いていたら二度と立ち直れない
セリフを言います。
 お前…前にも思わせぶりな言動で弥太郎を傷つけておいて、本気で学問学ぶというより
龍馬のためだったなんて…。気をつけろ!この女結構悪女だぞ!(違)

 龍馬は、自分は今も変わらず加尾のことが好きだけれど、まだ何者にもなってない、だから
待っててくれ、必ず迎えに行くと、出来もしない約束をするのでした。
 史実ではどうだったか知りませんが、もし本当に両想いでありながらおりょうさんと結婚した
っつーならお前冷えぴたで一晩中殴るぞ。

 弥太郎がまた代官所から叩き出されて戻ってみると龍馬がおりまして、龍馬から、島田と
代官はつながっているということを聞かされます。
 弥太郎はここでぽつぽつと父親について語り始めます。
 酒癖が悪くて何度も泣かされてきたけれども、それでもたった一人のオヤジだ。
 それがボコボコにされていい理由なんかない。
 訴えてもどうにもならないなら庄屋を切る、と。
 つーかいいシーンなのにまた刀が抜けねぇ…。だから斬るつもりがあるなら刀くらい
といでおけ!

 龍馬は自分も父をなくしたばかりだ、と言います。
 あなた第1話でも「自分も母を亡くした」とか言ってませんでしたか。
 それはともかく、今回の一件は自分だって腹がたってる。
 でも、お前が庄屋を切ったら今度はお前の父が斬られる、庄屋の息子を斬れば母が
斬られる、ケンカはそういうもんだ、と言います。
 それはもっともだけど弥太郎にしてみれば、じゃあどないせーっちゅーねんって話に
なりますね。

 龍馬は、代官にしてみれば、島田から金子をもらっていたことは知られたくないはずだ、それを
上のもんに知らせればいい、という今でいう告発みたいなものを提案します。
 んで吉田東洋っつーおっさんが、殿さんの親せき筋だった奴を酒癖が悪いといって一喝
した、権力にとらわれない人だから、こいつに言えばいい、と結構ムチャな提案をしてきます。
 というかすごいいいシーンなのに長崎の知事選の速報が出て龍馬の顔が見えない…。

 弥太郎は、「会えるわけがない、わしらみたいなむしけら、わしらみたいな虫けらの言うことに
耳を傾けるわけがない」と言います。
 何で2回言った。何で2回言った。

 家の中で会話を聞いてた父母は、悔しいと言います。
 村のためにケンカしたのになんでこんな仕打ちを受けるのかって。

 んで帰宅した龍馬ですが、藩からお許しが出てまた一年江戸に行ける、と言われます。
でも、弥太郎のことが気になって彼は出立を伸ばしたい。
 乙女は気の済むようにしなさい、と許してくれました。
 おい…この家、兄じゃなくて乙女に牛耳られてんぞ!

 と、そこに弥太郎がやってきて、吉田の屋敷はどこじゃー!とか言うわけですよ。
 乗り込む気になったらしい。

 そういうわけで3日くらいずーっと座りこんでた龍馬と弥太郎。…寝てんじゃねーよ!
叩き起こされてんじゃねーか!
 ともかく彼らは吉田に直訴します。
 吉田がつまらないと判断すればその場で手打ちもありうる状況の中、弥太郎は必死に
不公平なお裁きを説明します。
 吉田は龍馬がなんでここにいるって聞いて、龍馬は、ボコボコにされた父親の姿を
見てほっておけなかったことを言うのですが。
 まあやっぱりドラマのようにはいきませんね。
 吉田は、そんな話はどこにでもある、話を聞く必要がない、と去ろうとします。
 このクソボンクラがー!

 龍馬は、殿さんの親せき筋の松下という酒癖のわるいおっさんを一喝したという
話を出して、吉田なら何とかしてくれる…仙道ならきっと何とかしてくれる…(それ
スラムダンクですやん)とやってきたことを言うのですが。
 吉田、自分は殴ってもいいんだよー、俺天才だしーとか言ってます。
 …あんたは天才というより天災だろ!
 自分で自分のことを天才という奴が一番大したことないんじゃー!
 
 つーわけでからくも手打ちだけは逃れましたが、今までのフリはなんだったのってくらい
空振りに終わった直訴でありました。
 弥太郎、めっちゃ怒っててお前に騙された、もう少しで死ぬとこだったみたいなこと
言ってたのがちょっとかわいかったです。

 弥太郎は、お前は江戸に一年いて何をしていた、もうかかわるな、と龍馬を怒りますが。
怒るのはいいがそこらにあるものを龍馬に投げつけるな!お前ん家のもんじゃなかろー!
迷惑だよ!

 んで弥太郎は代官所の扉に何やらごりごりとやり始めます。
 やるのはいいけどこんだけ大きな物音立てているのに誰も出てこないってすげぇ。

 龍馬は弥太郎に、お前は自分のことを頭がいいとか世渡り上手って言ってたけど勘違い
だぞ、お前は不器用な男だ、と言います。
 自分…不器用ですから…。

 弥太郎はというと、なんで龍馬がここまで肩入れしたのかを問います。
 龍馬は、あんな強い思いで江戸にいったのにお前は父のために帰って来た、あの姿を
見た時に感動したみたいなことを言います。
 弥太郎はそれ聞いてあきれてるんだけど、皆さん!これがツンデレのデレ期です!(待てや)
 もう一度江戸に行くという龍馬に弥太郎は、今度は無駄にするなと言いました。

 そういうわけで翌日。
 代官所の扉には、代官こいつワイロもらってんぜー!捕まるかどうかは(代官がその人を)好きか
嫌いか次第ー!みたいなことが書かれていました。
 投獄された弥太郎の代わりに龍馬は、弥太郎が刀を売って作ったお金を家族に渡します。
多分龍馬もこっそりお金を出したんじゃないかと思う。
 弥太郎は必ずここから這い上がってみせる、と誓うのでありました。
 一方龍馬は江戸にまた旅立ちました。

 タイトルが弥太郎の涙ってなってたけど、なんかベジータの涙みたいだなとちょっと
思いました…。


 
 次回「大人の「今度」とか「またな」はあてにならない」
 絶対見てくれよな。 



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