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平清盛

第16話(12/04/22)

 冒頭からいきなり死亡フラグ立ちまくりの忠盛。
 舞子が言っていた、生きてきた理由がいつかわかる、という言葉を思い出しています。
 今回は全編ずーっと死亡フラグ立ちまくりです。

 清盛の方は、寝てたら忠盛にもらった剣が急に倒れてきて「はっはっはー、最近
使ってなかったからなー」という感じです。
 鈍いにもホドがある!
 斬魂刀でもそんなスネ方せんわ!
 つーか片手で振り回してるけど、剣って結構重たいから両手で使うのでは…いいですが。
 
 その頃、忠通のとこは源為義が攻め込んでいました。
 要するに、忠実に命じられて、忠通が持っている摂政家として家宝が欲しかったらしい。
で、それを頼長にくれてやったと。
 どちらも自分の息子であるのに、平気でこんなことできる忠実はおかしいと思うんですが。
 義朝は、為義がこんなことを知ったと知って、これではただの盗賊だ、と怒りますが、為義は
生きるためにやってるのだという。
 ま、どちらの言い分も一理あると思う。

 さて鳥羽法皇の方ですが、得子に言われたんでって感じで、宝塔が完成したら、忠盛の
地位を上げるからね、みたいな約束を。
 それと、清盛を安芸守に命じました。
 それを言われた帰り、忠盛は為義に出会うんだけど、為義は、義朝に自分のしていることは
盗賊だと言われた、と。
 でも財力ないからこういう生き方しかできない、お前との約束を果たすためだという為義。
 ……あ、忠盛のこの顔…忘れてるっぽいぞ!
 あの闇討ちされた時の話ですよ忠盛さん!
 平氏と源氏どちらが強いか、その勝負は武士が朝廷に対して十分な力を持った時まで
預けておこう、みたいなこと言ったの忘れてやがる!
 為義、その約束を目標に頑張ってきたっぽいのに忠盛忘れてた!
 
 清盛の方は、安芸に着いて大喜びです。
 久しぶりの登場、兎丸は、自分らが初めて出会った海だという。
 まだまだ田舎みたいなんですが、それでも清盛は食べ物などが豊富だと喜びます。
 あれ、飢饉はもう終わったのかな?さすがに。
 その頃忠盛、家貞と話をしていたら突然むせはじめる。
 菓子がのどに詰まったんじゃないのか、おい。(病気だよ!)
 その頃清盛は何もしらんと豪華な食事に大喜びしてました…。
 まあ忠盛のことだから、気を使って知らせないようにしてたんだろうなぁ。
 そこに、厳島神社の宮司さんがやってきます。
 …気をつけろ!
 この男、よく忘れ物をするぞ!(それBOSSの山村さん設定な!)
 この頃はまだ厳島神社は結構荒れてたらしい。
 島自体が信仰の対象らしいですが…。
 あと子犬がいた。かわいいです。

 宮司は、舞を見ていって下さい、ともてなすのですが、そこでいきなり兎丸が立ち上がる。
 どうした、一目ぼれか!
 と思ったら、海賊船に乗っていた頃の、宋の国から来た姉弟のうち、お姉さんの方が
舞を舞っていることに気づいたのでありました。
 よく気づいたな!全然面影ないじゃないか!
 私なんか名前全然思い出せんぞ!(コラ)
 遅れて清盛も思い出します。
 弟もここで働いていました。
 すごい再会ぶりだ!
 そしてそれを「神のご縁です」とうまいことまとめた宮司。
 いいとこ持って来ますね…。
 あとこのシーンで、隅っこでゴソゴソしてたエキストラの方は何を…。

 この弟の方と清盛が海辺で話をするシーンがあるのですが、弟は清盛に、宋に行った
ことがあるのかと尋ねる。
 清盛が持っている剣はもっとも強い者が持つ剣だからだそうです。
 勇者の剣か!
 つーかこれ忠盛が海賊に襲われてた貿易船からそのままかっぱらってたものじゃ…。
 忠盛無双してた時のじゃねーか!
 清盛、この国でもっとも強い男から授かった!とドヤ顔です。
 つまり、お前何もしてねーじゃん。

 その頃忠盛は伏せっていて、舞子に言われたことをしきりに思い出す、となんか死神が
枕元に立ってそうなことを言っています。
 何のために生きているのか、夢中で生きていたらわかると言われて、夢中で生きてきた
けれど、未だにわからん、と。
 そんなもんですよ。

 義朝の方は機嫌が悪いです。
 部下のリーダー格みたいな人が、鳥羽院から呼ばれたらすぐ行けるようにしとけよ、と
いう感じで鍛錬をしている。
 一方で常盤御前の方はお仕えしてる屋敷内でいじめ受けてました。
 まあ身分が低い者だから仕方ないんだけど、結局全員召し抱えたんかい。

 そんでもって、由良姫の方は、仕えてる姫さんに、今摂政と左大臣の対立が噂に
なってんのよ、とか言われてますがこれは割とどうでもいい。
 義朝と為義の対立について、あなたがうまくとりなしたら、と言われてました。
 つーか抱いてる猫かわいいなぁ。

 その、頼長の方は忠通と同じ地位に上り詰めていました。
 兄弟の亀裂はいよいよ決定的なものになった、と言うナレーション。
 安心しろ。お前ら兄弟も対立することになるから。
 得子もさすがにこれは見捨てておけず、このままでは朝廷が頼長のいいようにされる、と
危機感を強めていましたが。
 作戦として頼長をもっと煽ってやろう、と考えます。

 清盛の方は安芸から帰ったどー!という感じですが、時子から父の知らせを聞いてあわてて
館へ。
 したら忠盛、ピンピンしてた。
 やせ我慢してるのか、本当に一時回復したのか…。
 忠盛は安芸の報告をする清盛を嬉しそうに見ていました。
 面白い世を作る道筋ができたような気がする、と喜ぶ清盛を。

 義朝が帰宅すると為義が、鬼武者に弓矢を教えていました。
 由良姫が、2人に仲良くして欲しくて呼んだのだという。
 ここまでは割といい雰囲気になっていた2人でしたが、そこにまた、頼長から命令が出た、
藤原家成の屋敷を襲えということだ、という伝達が出て、為義は行こうとする。
 止めようとした義朝は殴られました。
 待っててもチャンスこないんだからこういうことをこなしていった方がいいじゃん、源氏を存続
させるためにはこうしてかないと、という為義の主張もわからんではないですけどね。
 ちなみに頼長がこれを命じたのは、家成の部下が、頼長の御屋敷の前を通る時に馬から
降りなかったからだそうです。うぜぇぇぇぇ!!!!

 イライラした義朝がズンズン歩いていると。
 常盤が一人掃除してるのを見つけました。
 父とケンカしたんですね、という常盤。
 お前はエスパーか!
 まあ、常盤としてみれば、親の役に立ちたいと思いつつも、間違ったことをしていると思い
素直になれない義朝の境遇は何となくわかるんじゃないでしょうか。
 どうでもいいけど義朝、お前由良姫ほっといて浮気してんじゃねーよボケ。

 次のシーンで家成が、サイコロ片手にジャッジャッとしてるから何かと思ったら、屋敷メチャクチャに
なってた。
 あ、為義がやってましたね、常盤と義朝のシーンが強烈だったからすっかり忘れてたわ。
 頼長をたきつけたのは得子らしいんですが、家成は作戦知ってたんですかね。知らないでここまで
壊されたらたまったもんじゃねーぞ。
 ま、得子の計画通り、側近である家成の屋敷をこんなにされて鳥羽が怒るの怒らないの。
 これで得子としては、平氏に頼長を討伐っつーか襲わせる大義名分が出来た、ということなのですが。

 家貞が忠盛に、得子から密かに頼長を何とかするよう命令が来ています、これを成し遂げれば
宝塔の完成を待たずして公家になることも夢ではないでしょう、と伝えますが。
 皆は公家にするする詐欺かよ、てなもんです。
 確かに今までずーっとそんなことの繰り返しですもんね。
 ここで迷っている忠盛にかわり清盛がキッパリと、その命令は断れ、と言う。
 忠盛弟、ああー!?って感じですが。
 清盛いきなり、剣の話を始めます。
 8歳の時にこれもらってから、最初はふるえなかったが、鍛練してふるえるようになった。
 今までいろいろな場面でふるってきたけれど、この剣を振り回すのは、院と摂関家の小競り合いに
巻き込まれるためではない、と言う。
 それを聞いていた忠盛が、武士の世を作るためだというのですね。
 院に仕えるのではなくて、武士が頂きに立つ世、それのために我々は太刀をふるってきたのだと。
 確かにこれから700年余、武士の世が続きますもんね。いや正しくはいろんな人が支えて来た世
ではあるけれど、幕末までは武士の世みたいな感じだし。
 そのために武士は生きている、という忠盛。
 どうしたんだ忠盛、生きる目的を見つけてしまったじゃないか!
 でっかい死亡フラグ立ちました。

 そうして平氏一門が集められ。
 忠盛は、自分に万が一のことがあった時のために伝えておく、と言います。
 弟にお礼を言って、あと、清盛ら兄弟にいろいろ物を授けてくれるのですが。
 おい、4番目の息子忘れられとるがな!見えなかったとか!気の毒すぎるやろ!
 あと、家貞には、自分が死んだら出家するとか言いそうだから言っておくけど、新しい頭領に
仕えよ、お前は平氏の要だ、と良い事言ってました。
 そうして、盛国と兎丸には、特に、新頭領にもっとも近く仕えよ、という。
 これはものすごい出世なわけです。
 それだけ忠盛が、この二人を信用し、重用していることの表れでもあります。
 そして最後に忠盛は、清盛を次の頭領と定める、と言いました。
 忠盛弟は何か言いたそうだったけど、彼以外にもうおらんでしょう。
 清盛もこれをしかと受けました。
 忠盛もやっと、肩の荷が下りたことでしょうね。

 そののち。
 清盛はまた安芸の国へ出かけていきます。
 忠盛もすぐ行くとか言うてますが。
 この後、よろめいて支えてくれた宗子に忠盛が「かたじけない」と言っていて、宗子が「妻になって
初めて言われた気がする」と言ってました。
 忠盛は、ずっとありがたいと思っている、と伝えました。
 なんかほほえましくていいなぁ。

 清盛が砂浜でウトウトしておりますと、忠盛が現れる。
 お早いお着きで。
 忠盛は、枝を拾って清盛とチャンバラして笑っています。
 そして、「強くなったな」とポツリ。
 清盛が振り返ると忠盛の姿はもうなく、そこには剣が突き刺さっているのみでした。
 ここのシーンはちょっとジーンと来た。

 清盛も意味を悟ったのでしょう。
 こうして「平清盛」第1〜3話くらいまでの見所を全部持って行った平忠盛はこの世を
去ったのでありました。(オィィィィ!!!!)


 次回、「ゲームは勝たなければ、パズルは解かなければただの敗者」



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