多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→平清盛


平清盛

第2話(12/01/15)

 さて、「お母さん、洗剤はJOYやで〜」の前回も終わりまして、青年時代に入ります。
…青年?元服まだの青年?
(この時代は元服の年齢は特に決まってなかったからいいんだよ!)

 えー、また源頼朝のシーンから始まりまして、海に平家とともに沈んだ、皇室に伝わる
三種の神器のうち、草薙の剣だけが見つからないという報告が。
 頼朝は、構わんと言い、もしかしたら清盛が生きててそれを振り回しているのではと
考えます。
 …おーい誰かこちらの方に救急車お呼びしてー!

 この57年前。
 成長した平太、賭場に出入りしてました。
 天皇は鳥羽、清盛は賭場、うーん。(別にシャレとかじゃないから!)
 勝って戦利品を手に帰ろうとしたらイチャモンつけられるんだけど、彼が持っている刀を
見て、こいつ無頼の高平太だー!とならず者たちが大騒ぎ。
 なんだその語呂悪そうな名前は。
 つーか平太が持ってる刀ってか剣、前回の父がブッ刺していったもんですよね?
あれ、なんでちゃっかり自分のものにしてんの?つーかそれ中国のものなんだから、
武士の社会で生きることを決めた平清盛が持つものとしてはすごい不自然さを感じるの
ですが。何でもかんでも史実通りにしろとは言わんけど(清盛は厳島神社から刀を賜ったと
されている)、太刀じゃダメだったんですかね?
 まあいいや。
 で、事前に掘っておいた落とし穴に人を落としてケタケタ笑う平太。
 おい、誰かこいつも突き落とせ。
 良い武士は大変危険ですからマネしないで下さい!

 忠盛らの方は、平太があんな調子ですから皆が跡継ぎはやめなっせ、と騒ぎまくってます。
まあ、平氏の血が流れてないのを知っているわけですからなぁ。
 帰宅した平太に、元服が決まったという忠盛。
 全然動じてねぇぇぇ!!!
 でも平太は、舞とか別に興味ないしーって感じのようですね。
 母親にもコンプレックスビシバシな感じで、変な感じにひねくれちゃってますのぅ。
 平太は、俺は朝廷の犬にも平氏の犬にもならぬ、野良犬として生きていく、と宣言。
 …お前の着物とか飯とか誰が出してんだ?ああ?
 忠盛は、「そうか、好きにせよ」と言う。
 平太は突き放されたような気がしたのかも知れないけど、忠盛は多分、平太の心根
自体は曲がってないことを信じ、見守ってみようと思ったのかなぁ、とも考えたり。
 平太に、今度会うのは賭場か、盗賊の隠れ家かしらんが、自分は容赦しないぞ、と
キッパリ。

 この後やさぐれて馬を走らせていた平太、落馬。
 ほらぁぁぁぁ!!!変な乗り方してるから!
 この頃の平太は自分の出生について悩んでいたようです。
 前回白河の子と言われてたような気がするのですが、俺は誰なんだとか言ってるあたり
もしかしてかなり残念な子なんでしょうか。
 まあそれはともかく、誰なんだーと叫んでいると「誰でもよーい!誰でも良いから助けてくれ!」
と声が。
 キミは誰でもいいんだってさ、平太くん!(そういう意味ではない)
 へ?とかビックリしながら平太が行くと、昼間平太が掘ってそのままにしておいたらしい落とし穴に
はまってる貴族が。
 ……お前、落とし穴使ったらちゃんと埋めとけよ!別の人が落ちてるだろうが!
 まさに予想GUYです、の出来事に、言われるまま助けに行く平太。
 助けられたおっちゃんは、この穴は今の世を表しておる、この世は穴ぼこだらけとかムチャなことを
言いはじめます。頭打ったんか?ん?
 それに対して、そうでしょうか、と何故か敬語の平太。
 知らない人に対しては一応敬語を使うようだ!
 月を隠そうとする煙を、この世に例えるおっさんに、平太は、あの煙は月の光にそまろうとあがいて
いるように見える、という。
 しかしおっさんは、あのけむりはなんだか知っているか、御所で網などを焼いている煙だ、と言う。
 野焼き、ダメ、絶対!(時代がちげぇよ!)

 要するにですね、好き勝手やってきた白河が、自分の寿命を感じ始め、この期に及んで天国に
行くためにはどうすればいいか、ということで、民に狩りや漁を禁じさせて、網などを焼き、殺生を
禁じることで極楽浄土に行けると言われてやってるらしいのですよ。
 安心しろハゲ!お前の行くとこは地獄まっさかさまだ!多分出迎えは鬼灯様自らが金棒片手に
ヒタヒタやってくるよ!!

 白河がやってきたので舞を見せつつ祇園女御は、忠盛はよくやってるとほめるんだけど、武士は
仕えるのが当たり前、とかうぜぇ白川。
 しかも、平太が元服するようですよ、これを機に会ってやっては、そうすれば極楽往生がかなうかも
知れません、とか言われてもうるさい呼ばわり。
 ダメだ。このハゲは悪いハゲです。(コラ)
 鳥羽上皇の方はブチブチブチブチ文句言いながらも璋子に会いにきて、いざ会えるとデレデレな
感じ。
 ただし、崇徳天皇が自分の子ではないことは知っちゃってるみたいですね。
 御簾の向こうに璋子がやってきました。タマちゃんきたー!!(どっかのアザラシみたいに)
 まあ鳥羽上皇もなんか考えてはいたんでしょうが。
 どうなんだろうなー読めないなこの人は。

 さて平太元服の時がやってきました。
 彼は、えー誰だこいつ…貴族の立会人の藤原家成という人物に、なんでお前ら白河の
悪政を咎めないのよ、と言います。
 つーか藤原って書こうとしてもこの時代藤原いっぱいいるから面倒くさいな。
 皆は暴れる平太を押さえつけて無理やり元服の儀をさせてるのがすごかった。
 で、家成は平然としてこういう。
 白河も年を取って耳が遠くなっている、野良犬が外で吠えても聞こえないだろう、飼い犬になって
いさめたらどうか、と。
 うわぁぁぁ確かに一理あるけど腹立つなー!!
 というわけで元服した平太、忠盛は名を「清盛」と決めました。
 大なく小なく清がいい〜。←それ並。

 舟の上で文句言ってる清盛。
 舟を操ってるのは大きくなった、えーと…カツオさんでしたっけ?あ、違う、鱸丸です。
 舟の上で清盛が立っているので、体の軸が出来たようですな、と声をかける鱸丸。
 その途端すっころぶ清盛。
 お約束を外さねーな!
 自分も漁師になればよかったとかブチブチ言う清盛。
 お前は本当に文句ばっかりだな!
 でも、鱸丸の沈んだ様子に事情を尋ねてみれば、このあたりも白河の御触れが出て、漁をする
ことが出来なくなったらしいんですね。
 鱸丸の父のところにいってみると、草鞋を編んだり縄を作ったりして生計を立てている、という
けれども、それは毎日安定して暮らす、というのにはかけ離れた生活でした。
 つかこっそり魚取りにいっちゃダメなんですかね。皆で口をつぐむ、的な。
 難しいですかねー。
 あと家庭菜園とかはどうでしょうか。
 さておき。

 それから3ヶ月して、鱸丸が清盛のところにフラフラとやってきました。
 身なりがすごいことになっています。
 ビックリして駆け寄る清盛。
 お前ら、事情を聴くのはいいけど雨降ってんだからせめて屋根のあるとこに移動させて
あげようよ!寒空の下、外で濡れながら話聞くとか、どんな嫌がらせだよ!
 鱸丸は、父親が皆のために禁を破って漁に行き、捕まえられたと言う。
 我慢の限界だった清盛は、抗議に行こうとするけれども、忠盛が、悪いのは鱸丸の父親の
方なんだから、と止める。
 あんたも年とってつまんねー親になっちまいましたなぁ、忠盛。
 清盛は、ならなんで自分を清盛と名付けた、清いという名を与えた、と怒る。
 だって並盛だったら、どっかの「咬み殺すよ」風紀委員長が仕切る学校の名前みたくなるじゃんよ!

 清盛は、咎無き民を泣かせて武士など名乗れるかー!と駆け出していく。
 まんま、昔の忠盛ですな。
 それを見て、「あいつは武士と申したぞ」と喜ぶ忠盛。
 いや、喜んでる場合じゃないから!そんなことしてる場合じゃないから!
 ふははじゃねーぞヒゲ!
 
 白河はその頃、読経という無駄なあがきをしておりましたが、そこに、「会いたいと言ってる者が
いる」と聞いて「いきなり来て会えると思ってんのか」と追い返そうとする。
 でも、ピーンときたんでしょうな。
 そういう人間の心あたりというか。
 会う事にしました。
 案外こいつチョロいぞ!(シッ)

 清盛に向かっておもてをあげよ、と声をかける白河。
 侘助だったら面白かったんですが。(BLEACHの斬魂刀はここにはいません)
 白河は会話からこいつが自分の子と気づいたようですが、俺は何者なんだーとか言ってた
残念な子、清盛は、父親のことをすっかり忘れてるっぽい。
 前回あんだけキッパリ忠盛が、白河の子って言ったのに…。
 清盛は、鱸丸の父を許して欲しいというけれど、白河は示しがつかん、と聞きいれず。
 そんなハゲに清盛は、天国に行きたいから今更仏にすがってるんだろう、と言うのですが。
 ここで白河の反撃開始です。
 清盛の母親が白拍子であること、災いをなす子と陰陽師が言ったとも伝えるんですな。
 まあ好き放題やってた白河にあだなす存在、となれば災い、という言い方になるのでしょうが。
 清盛の母親、舞子をこの場で殺したことも告げる白河。
 死は穢れ、という考え方のこの時代にそういうのをやるのもおかしいんですが、まあドラマ
だからなぁ…。グチグチ言うでも始まらんし、演出で必要ってのもあるだろうし。
 何故自分は生きているのか、と問う清盛に、自分の血、このモノノケの血が流れている
からだと言う白河。
 …要するにお前の下半身がだらしない、という話だと思うんですが。(もっとオブラートに包もうよ!)
 そういうわけで上機嫌で戻っていく白河。
 なんか「つん、つくつくつくつん」とかやり始めそうな勢いでした。(伊東さんの持ちギャグ)

 戻ってきた清盛は、鱸丸に土下座して謝るんだけど、もう父親死んだのかわかりませんが、
もういいとか鱸丸は言ってました。
 鱸丸も可哀想だなぁと思いますね。

 で、なぜかやってきた忠盛に、舞の稽古をつけてくれという清盛。
 関連性がわからんのですが。

 そうしてある時、舞台にお偉いさんらが集まって、「今日は平清盛が舞を舞うそうな」とか言ってます。
まー異例のことなんでしょうな。
 源氏の方の為義は「平氏調子こいてチョーむかつく」って感じでした。
 ここで清盛が持って登場した刀って打刀のような気がしたけど気のせいでしょうか…。(この時代は太刀)
 いいですけども。
 舞を舞う清盛を藤原家成が、白河の御落胤という説がある、と話をしていて、それを聞いて
いたおっさん、つまりあの夜落とし穴に落ちてた、名を高階という男なんですが、清盛があの夜
出会った男だと気づきます。
 清盛の方は舞を舞ってるんだけど何故かいきなり刀を飛ばした。
 私ここで鱸丸がいたので、もしや白河暗殺か!?と思ったのですが、鱸丸は、清盛がいつも
使っている剣を投げ入れただけでした。
 …何の意味があってしたんかわからんけど、清盛は舞台を飛び降りて白河にそれを突き付けに
いきました。
 そんなことしてもこのハゲ全然同じないから面白くねぇよ!
 てか舞は神様に奉納するものだから神様も「うわ、超ビビった」とか言ってたらどうすんだよ!
 白河は案の定驚きもせずに、面白い舞だった、と帰って行きました。
 ここのシーン、祇園女御のヅラが茶髪だった感じなんだけどなんで?(前髪の部分)
 日の光に透けただけですかね?

 清盛は、朝廷の犬にも平氏の犬にもならん、でも野良犬の声がこの世を変えられれば、と言う。
それに対して忠盛はまたも「好きにせよ」と言うのだけど、今度は清盛にも、その意味は伝わったん
じゃないかなーと思います。

 この舞が終わって、木の上から降りてきた男が一人。
 名を武者丸。あの、ボンクラ為義の息子らしい。
 まさにトンビがタカを産んだ……。
 
 そうして時は移ろい、7月のこと。
 白河法皇崩御。
 ここから、大きく時代が動いて行きます。


 次回、「私がLです」



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