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平清盛

第20話(12/05/20)

 なんだろうなぁ、この期に及んでもまだ、ドタバタしてる清盛が、平氏の棟梁っていう
のがなぁ…。もうちょっと落ち着きを持てないものか。

 さて鳥羽院が崩御しまして、雨が降る場にあらわれた西行。
 京に来た日にこんなことになるとはとか言ってますが、三毛猫ホームズの収録してるから
間に合わないんだよ!(関係ないよ!)
 
 一方崇徳の方には頼長が接近していました。
 うまいこと崇徳にすり寄ってますなぁ。
 私には財産があるから、あなたと手をくんだら権力を奪い返せますよという頼長。財産は
あっても人徳がないという…。
 その頃信西は、崇徳とよりながら謀反の動きがある、後白河帝を守ることは鳥羽院の
遺志であり、得子の命令である、みな従え、と武士らに伝えておりました。
 後白河と崇徳の戦いだけれど、バックボーン的には頼長と信西の戦いということに
なるでしょうなぁ。

 平氏ではどちらに味方するか、という会議が。
 前回誓文書いたんちゃうんかい。
 頼盛としては、誓文は鳥羽院に対して書いたんであって、死んだら無効だからどっちに
着こうが別にいいじゃん、みたいな感じらしいです。
 忠盛弟は、下手なことしたら逆賊になっちまう、という感じらしいですが、清盛は、どちらにも
つかん、と言う。
 え、なんでそんなドヤア…みたいな顔してんの?
 別にうまいこと言ってませんよ?
 清盛の狙いとしては、どちらも平氏の兵力はすごい欲しいはずだから、待ってれば戦いの
後の恩賞を釣り上げるはず、それを十分待ってからでも遅くはないということらしいです。
 頼盛とか忠盛弟は、平氏がついた方が勝つとは限らない、判断を誤ったらやばくなるのに、恩賞
云々言うてる場合か、と言うのですが。
 清盛としては、ただ勝つだけではダメだ、地位を得て政に関わらないとこの世を変えることは
出来ない、と言う。
 つーかもうすでに平氏の力は必要とされてるんだから、発言の影響力としてはそれなりに
ありそうな気も…まあいいですけど。
 この後忠盛弟、無言になったのですが、家貞に理由を聞かれて、忠盛が生きていたら同じ
ことを言ったのではないかなと思った、と胸の内を明かします。
 確かに忠盛も上昇志向がありましたから、同じことしたかもですね。
 
 戦を数日後に控えて、続々と全国から武士が集まってきておりました。
 崇徳も後白河も、平氏がどちらにつくかを明らかにしてない、ということでちょっとイライラ。
 頼長なんかは、金とかちらつかせてこっちら引きずりこめみたいなこと言ってますが、あんたが
いる限り崇徳には味方しないと思うよ!
 後白河の方も、側近が「平氏に媚びないといけないなんてムカつくのー」といった感じです。
 ちなみに、源氏の方は義朝が後白河の方につき、為義は恩義から崇徳、すなわち頼長の方に
つきました。
 頼長が「きっと勝てよ」とか言ったのを聞き間違えて「キットカット!?」とか思った。
(こんな時代にあってたまるか!)

 で、義朝と兄弟同様に育った、東国に行った時に一緒にいた、えー…スケキヨ?あ、これは
犬神家か。マサキヨとかいうやつに、好きにしろとかいうマサキヨ父。いい人やのー。前回袂を
分かったけど、心配してるのを見抜いているんだと思う。
 
 清盛の方は源氏が親子で敵味方に分かれて戦うと聞き、俺達はそうならないぜ、一枚岩だぜと、
分裂フラグ立ててました。
 そんな彼のとこへ信西が来て、恩賞は吊り上りましたかのー、と。
 さすが頭いいだけあって見抜いてやがりますな。
 しかし信西はそうはいかんとばかりに、清盛を連れて高松殿へ。
 そこには後白河がいました。
 直接話がしたくて呼んだらしい。
 あんたも大概暇人だな。
 人払いをした後、後白河は、同じ白河の血を引くものとかあーだこーだ清盛の生い立ちを話し
始めます。
 それこの物語が始まってから3、4回は聞いたからそこ省略していいよ!(一生懸命話してんだよ!)
 忠盛の志はかなわんぞ、という後白河。
 この戦で平氏が勝っても思い通りにならん、朝廷の番犬としてこき使われ、志半ばで死ぬことになる、と。
 あんたもいちいちうるさいな。もう一回ライアーゲーム行ってらっしゃい!

 サイコロを投げつける後白河に対し清盛は、必ず平氏は勝ってみせる、この戦いにも、あなたとの
勝負にもとか言います。
 いや、君らが目でなんの会話したかさっぱりだよ!
 この肝心なとこ省いちゃダメでしょ!

 清盛のところに、あのしょっちゅううるさい伊藤さんが、弟きましたでー!と報告に来るのですが、
一同には重苦しい雰囲気が。
 うわぁ、空気読めてないな…。
 なんか、鎮西八郎が源氏についた、やべーよみたいな感じらしいのですが、清盛はそれでも後白河に
味方すると言います。
 まあ、その鎮西八郎とかいうのがどんな人かわからなければ、ついたと言われても「へー」て感じに
なるだろうからなぁ。ドラゴンボールのセル(完全体)が源氏についたんだって!ならまだわかるんだけど。
 ともかく清盛は、後白河にあって、自分と渡り合えるとこまで登ってこいと挑発されたとか言ってます。
 あの会話は全然そんな風には見えなかったのですが…。
 皆はいろいろ不満あるみたいなんですが、清盛は「武士の世はもうそこまできている、そのために
平氏は戦う、後白河に味方する」と宣言します。
 それはどうでもいいけど、なんていうか内々の不穏分子をサクッと無視してるというか、気づかないのか
知りませんが、そういうとこがまだ、清盛はリーダーの器としてまだまだだなぁと思いました。
 頼盛とか忠盛弟、全然納得した顔してないし…。

 義朝はその頃常盤御前に、もうすぐ戦いになるからと、由良姫が住む館にうつらせていました。
 正妻と愛人一緒にするとか…これ現代だったら間違いなくダブルとび蹴りでも食らってると思いますが、
この時代ですから由良姫は常盤御前を温かく迎え入れます。
 優しい人やなー。
 ちなみに頼朝は『親父空気読めや』みたいに思っていたらしい。
 一方清盛も、時子らを連れて、ある場所に移したのですが。
 女の子が出迎えたのを見て「こんな小さな子を(妾に)」とか驚く時子。
 失敬なことをいうな!っていう清盛にちょっと笑った。
 彼女は、家成の娘さんだそうです。
 平氏の力となるよう言われていたので、今回館に呼び寄せてくれたらしい。
 ちなみに時子の荷物の中には源氏物語が入っていたらしくて、息子がプンプンしてますけど、家成の
娘さん見て、ちょっと意識してたのはかわいかった。

 その頃頼盛は、清盛に平氏の命運は預けられない、自分達一軍は崇徳につく、とか言って
ました。
 それを立ち聞き…いや座り聞きか(そこはどうでもいい)していた宗子が、なりません、と止める。
 全員一丸となってついていくようにといった忠盛の命を何と心得る、と。
 でも頼盛としては、自分は忠盛と宗子のたった一人の息子となったわけだから、この身を守りたいと
いうわけです。
 命が惜しいっていうよりも、正当な平氏の血筋を残していきたいってことでしょうね。

 そうして戦当日となりました。
 時子はここで清盛に、おなかの子のためにも勝ってもどってきて下さい、と言う。
 また生まれるのかよ!
 義朝の方も支度してるんだけど、常盤御前が、なんで身内が敵味方に別れて戦わないと
いけないのですか、といきなり言い出してました。お前も空気読めよ…。これから戦いに行くという
時にそういうこと言ったらテンションだだ下がりやろ。
 由良姫が何も言わず、太刀を義朝に差し出していたのは、さすがだなと思いました。

 んで。
 マサキヨ父がいきなりマサキヨに、義朝ってさぁ、空気読めないしダメなんじゃね?みたいな
文句言いだしていて。
 何かと思ったら、マサキヨの本意を確かめたかったらしい。
 で、マサキヨは義朝をかばう発言をして、父は、やっかいな殿を見捨てられんのはワシ
ゆずりだのとか言ってて。
 マサキヨは義朝の方に向かうのです。
 この親子関係はなんかいいですねぇ。
 そうして義朝のところにやってきたマサキヨ。
 義朝も何も言わないんですよ。
 遅いではないか、主に恥をかかすでない、といって戦の支度に入るのです。
 源氏は今はまだ弱いけれども、この絆はかっこいいなぁ、と思いました。

 頼盛の方は崇徳のところに向かう準備をしていたのですが、忠盛弟がやってきて厳しく叱る。
 崇徳が勝ったとしても、お前は一門を裏切った裏切り者だとそしりを受ける、結局平氏の繁栄は
ない、とそういうことを言いたいんでしょうね。
 頼盛は、今までおじさんだってさあ、清盛のことを平氏に災いする子だと散々文句言ってきたじゃん、
この戦いに負けて平氏根絶やしにされたらどうすんのさ、と反論。
 つーかお前は本当に口ばかりは達者なのな。実力もないくせに。
 ここで忠盛弟がニヤッと笑ったのがよかった。

 出陣を前にして、忠盛弟がいないのに気づく清盛。
 あ、忠正って言うんですか。(知らなかったんかい!)
 頼盛が来て、忠正は崇徳についたという。
 止めに行こうとする清盛。
 おーまーえーはーあーほーかー!!!
 清盛は、平氏は常に皆一緒だそれが絆だ、みたいなことを言うけど、頼盛は、清盛はきっと
そういうだろうと忠正から伝言を預かってきたという。
 それは、「ワシとお前の間には絆などはなっからないわ!」ということでした。
 うわぁ、頼盛、結構本気でこれ言ったやろ。
 それはともかくとして。
 私はこれ、忠正が言ったのは本意ではないと思いますね。
 その辺を清盛もわかって…うわぁぁぁなんか崩れ落ちとる!結構ダメージでかそう!!!!

 忠正は、真田幸村のとーちゃんがやったように(時代としてはこちらが後ですが)、どちらが勝っても
平氏の血筋が絶やされることがないように、わざと自分が崇徳側にいったんだと思います。
 これなら、裏切り者のそしりを受けても平然と、「自分ははなから清盛を認めてなどいなかった」と
言えますしね。
 そして清盛側が勝ち自分が死ぬ時には清盛が「あれは最初から自分を疎んじていた」と切り捨てる
ことができることを知っていたからだと思います。
 死ぬ前にいい人になるの法則!(ネタバレをするなというに!!!!)

 宗子もかたじけない、とつぶやいてました。
 忠正、崇徳のとこで「絆などないわ」とつぶやいて笑ってたのが印象的でした。
 この後清盛は、後白河のところに参上…おい、なんで腕組みして馬に乗ってる。
 レッツパーリィちゃうんやぞ。
 海賊王に俺はなる!のあとはレッツパーリィかよ!話が進んだらマヨ侍になるんじゃないだろうな!
 人気投票で「あんたさんもレッツパーリィしたいんちゃいますの」とか言われちゃうんじゃないだろうな!


 次回、「何が正しいか正しくないか、何が正義か悪かなんて誰にもわかりません。
      …もし神がいて神の教示があったとしても、私は一考し、
       それが正しいか正しくないかは自分で決めます」



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