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平清盛

第24話(12/06/17)

 そろそろ折り返し地点にきたと思うのですが、いつごろこれ、面白くなる予定なんでしょうか?

 さて保元の乱ののち、頭を丸めて出家した崇徳は、讃岐に流罪となってました。
 大丈夫だ崇徳上皇!
 讃岐うどんがある!!!(何の慰めにもならねぇ…!!!)
 その一行を見送りながら、西行が以前崇徳が詠んだ歌を詠みあげていて、最後崇徳も
言うシーンはなかなか良かったですね。
 結局崇徳が願ったように、一度たがった思いがまた元通りになることはなかった。
さびしい別れですね。
 西行はホームズの方はいいのか、ん?(もうヒロシネタはやめてあげて!)

 そして一年経過しまして、いろいろ修復が終わって満足な後白河に信西は、すべて平氏の
力あってのもの、と言ってます。
 こんな風に平氏を推しメン(今時の言葉使うのやめなさい)にするからには、信西にも何かしら
野望があってのことでしょうな。
 その頃平氏一門では、今回の活躍で皆の位が一つあがったと喜んでいるのですが、清盛
だけは見送りらしい。
 これ以上偉くなられては困る、ということなんでしょうなぁ。
 んで清盛の子、重盛も地位があがったんですが、しかと勤めよとか言われてもなんだか
浮かない顔です。
 このあたり、若いころの忠盛と清盛を見ているようだなぁ。
 
 重盛は弟の基盛に、忠正を斬首した清盛もだが、それを命じた信西の元に清盛がついて
いることが理解できない、と胸の内を話します。
 確かにこの時点ではわかんないだろうなぁ。
 清盛が見ていたのは平氏の未来であり、それは棟梁だから背負っていかないといけない
部分なんだけど、そのためには忠正という犠牲が必要で、避けられないことであった、というのを
重盛が理解するのはおそらく、棟梁になってからのことでしょうね。
 …と思ったらこの人若くして死ぬのか。
 まあ家盛みたく、すごい神経細そうな人だからなぁ…今の世でいったらワンマン社長に振り回されて
常に胃薬が手放せない秘書、みたいな。
 
 そんで清盛、信西のとこに行くと、内裏の修復が終わったんで相撲大会やるよ、と言われる。
 えー天下一武闘会はー?(これはドラゴンボールではありません)
 また平氏の財をあてにしているな、という清盛に信西は、税で賄うよと言う。
 しかし九州の方が税ちょろまかしてると言い出す信西。
 広い領地なのにおさめられる税が少ないらしいです。
 清盛も数値を見て自分のところより少ないと驚く。
 そこで信西は、清盛に、ちょっとお前行って税を取り立ててきてよ、というわけです。
 国税局のマルサに行かせればいいじゃん!(ねぇよ)
 清盛は、自分を、この九州の責任者である原田という人間より上の地位にしてくれ、そうすれば
楽だと言うのだけれど、信西は、代々原田らがここを取り仕切っているので、いきなりポッと清盛を
上の地位に据えるというのはいろいろ問題があるという。
 面倒くせぇ…。
 そういうわけで清盛、一応九州に行くことになりました。

 一方その頃後白河は、得子が後ろ盾についている、守仁というわが子に譲位を迫られて
いました。
 攘夷がJOY☆!←その攘夷じゃない。
 イヤミの応酬がなかなかに面白いのですが、後白河は「いや別に譲位の予定なんかないし」と
はねのけるのでありました。

 清盛が帰ってきて、ちょうどそこに成親がいたんですが、九州手に入れるとか言われて
驚いています。
 しかし時子は驚いた風もなく、清盛なら本当にやるでしょう、とさすがですね。
 で時子さん、前髪切った?(テレフォンショッキングかよ!)

 一方義朝の方は保元の乱でそこそこ働いたにも関わらず、平氏とは大きく差をつけられた
感じの身分でした。
 しかも信西に会いにいっても多忙を理由に会ってもらえない。
 内裏を直すのに自分だって協力したのだから褒美をくれ、といっても、ちょこっと手伝った
だけでしょ!とか言われてしまう。
 しかも公家らからは、父親の命と引き換えにどーたらこーたらとか噂される始末。
 気の毒ですなぁ。
 執務室に戻ってきた信西に、おつきの人が、源氏があれでは可哀想と言うのだけれど、
源氏をああしておけばより平氏を取り立てられる、と信西は言う。
 なんかいらん対立を生みそうな気もするんですけどねぇ。

 さて清盛と盛国は九州へ。
 移動早いな!九州新幹線でも使ったのか!
 原田がやってきて、茶を出してくれるんだけど、その珍しい茶に興味を引かれる清盛。
 あと椅子なんですね。ビックリしたわ。
 盛国が、おたく税おさめるの少なくね?と言ってる間、清盛はなぜかニコニコ。
 この顔は何かを企んでいる顔だぜ!

 原田は、この国にはいろいろ暴れる連中がいて、おとなしくしてもらう代わりに税を分けて
いるので、どうしても国に治める税が少なくなると言い訳。
 なるほどねー。
 清盛、日を変えてまたひょっこり原田のところにやってくるんですね。
 なんかひょいっと顔を出して「ごめんつかまつる」とか言ってたのちょっと可愛い。
 彼は兎丸ら元海賊連中を連れてきていました。
 清盛のことだから恐らく事前に情報は仕入れていて、彼等を連れてきたような気がしますね。
 驚く原田に、ここのならず者に手を焼いているというのであれば、兎丸らを連れてきましたから
彼等によって退治させましょう、というわけです。
 こうなっては原田としても、否定すれば話が嘘になるし、肯定すればいらぬ争いが起きるしで、
税を差し出すしかなくなるわけですね。
 うまいことやりましたね。
 清盛は、平氏と手を組んでうまいこと動かそうと提案する。
 渋る原田を一喝して、黙って自分に従え、と。
 完全に器が違いますなぁ。
 こののち清盛は一族の娘を原田のところに嫁がせて九州制圧の足掛かりにしたそうです。
 確かにそういう結婚させとくのが一番だもんなぁ。

 税を取り上げてきて兎丸とかはホクホクなのですが、清盛はこれはそのまま国へ献上する
という。
 面白くないという兎丸ですが、清盛は、これは自分と朝廷との相撲だ、相手にどうやって手を
つかせるか見ていろ、と言う。
 なるほど、何か策略がありそうですね。
 
 清盛が見事税を取り立ててきたので満足な信西。
 清盛は信西に、相撲大会するんならさ、自分とこで宴の手配させて欲しいんだけど、と申し出ます。
まあ信西にとっては断る理由もないですからやらせることになるでしょう。
 実はここに、清盛の計画の要があったわけですな。
 そんで清盛のとこへ成親が、大事な話があるとやってくる。
 彼の妹、経子を重盛の嫁さんにどうかというわけです。
 あの、都から避難してた時の屋敷にいた子だな。
 けっこう小さかったじゃん!…とか思ったらあれから何年もたっている設定だったのか!!!
 清盛はいい縁談だ、と言います。
 そんで重盛に、嫡男としての務めと心得よ、と言い渡すけど…。
 うかない顔してんなあ、重盛。
 まるで便秘が一週間続いているみさえのようだ!(コラ)

 家貞は、あれは忠盛が宗子を迎える時に自分が言った言葉だというのだけれども、盛国は
その時よりはるかに重い言葉になっていると指摘。
 確かに今や平氏の力はかなり大きくなってきていますからなぁ。
 それを率いる重圧を重盛も背負っていかないといけないのだし。

 さて、1158年のこと。
 源頼朝が、後白河の姉である統子の計らいによりなんか仕事もらったみたいです。
 祝いの品のお菓子かな、それを由良姫が持ってきてくれるのですが、いきなり由良姫が
倒れてしまう。
 おい、大丈夫か!
 お菓子は無事か!!!(由良姫心配しろォ!)
 なんということだ、ここに銀さんがいたら絶対にお菓子を全部受け止めてくれただろうに…!

 どうでもいいけどこのシーン、由良姫が倒れた時に義朝の着物を敷いてしまっていて、義朝が
驚いて立ち上がった時に由良姫の頭がブン!ってちょっと引っ張られて、笑っちゃいけないんだけど
ちょっと笑いました。

 なんか大したことはなかったようですが統子は義朝に、由良をもう少し大事にしてやれと
告げる。
 この人はちゃんと見てるんですね。大したもんだ。
 …と言われたのに常盤御前の館で酒を飲んだくれている義朝って一体。
 お前本当に親としてどうかと思うよ!父の日だろうが!!!!!
 
 そうして義朝は信西に、自分も清盛みたいな広い国をくれ、と言いますが当然相手にされません
でした。そりゃそうだ。

 さて重盛と経子婚礼の日と相成りまして。
 皆はとても喜んでいるのですが、重盛はうかない顔をしています。
 一週間便秘の(それはもういい)。
 一方朝廷の方では、相撲大会が始まっておりました。

 祝いの席で皆がワイワイやっていると、重盛が経子に対して、この婚姻はなかったことに
してくれ!と言い出す。
 もっと早く言えやボケ!結婚式当日に言うとか何考えてんだよ!
 重盛は、忠正を斬首し、それを命じた信西の下で働く清盛の跡を継ぐ腹が据わらないと
言います。
 そんな重盛を清盛、雁首つかんで庭に投げ飛ばし、早く結婚済ませて子でも設けろと
いって婚礼の儀を続行。
 まー重盛にしてみれば、ものすごい決心で言ったのに、ものすごい勢いでスルーされて
「え?」とかなるのも仕方ないでしょうなぁ。
 しかも経子も清盛に「末永く宜しく」とか言われて何事もなかったかのように笑ってるし!
 これは重盛、一方的なアウェイだ!
 てーかまあ無理に重盛が家督を継がなくても別の子に譲ってもいいかもしれんし…。

 さて後白河の方は相撲大会に満足してるのですが、出てきたお茶に興味を引かれ、
勝者への言葉を、と言われたのも耳に入らない様子。
 この膳を用意したのは誰かと問われて信西が歩み出る。
 もしかしたら信西も清盛の腹積もりが分かっていたのかもしんないですね。
 信西は、清盛が用意したものだと言います。
 宋のしきたりだと。
 今回九州に出向いて税を集めて来た時に、見つけてきたものを今回ここで披露したようです、
という信西に、後白河はいたく気に入った様子で、清盛を大宰府の長官にすると命じた。
 あっさり九州を手にいれましたなぁ。

 それを聞いた清盛、異論はなかったのか?と聞くけれど信西は、帝が命じたのだぞ、誰が
文句を言える、と。
 やはり途中から見抜いていたんですなぁ、清盛の策略を。
 お前の相撲にはあきれた、相手に手も触れずに勝った、と信西は言います。
 うーん…義朝が聞いたらブチ切れそうだな…。

 さてそれから数日後のこと。
 守仁を呼びつけた後白河は、この座が欲しいならくれてやるとあっさり出て行きました。
 早っ!
 決意した理由としては、帝の座にいたら清盛と遊べないからだそうです。
 帝の座を退いたからといってホイホイ遊びに行かれてたまるかー!!!(byお付きの者の声)

 清盛のとこへ義朝が来まして、案の定ものすごい顔をしております。
 お前もどうせ用が済んだら捨てられるんだぞ、という義朝。
 それ負けゼリフですやんか!
 清盛は、今は他に道はないと言う。
 その先にあるのか、武士の世が、と聞かれてそうだと答える清盛。
 まあ確かに見えているのかもしれませんが。
 また波乱の予感がしますなぁ。


 次回、「私の勝手な捜査です。気にしないでください。時間がありません。私、焦ってます」



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