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平清盛

第31話(12/08/05)

 伊豆にて。
 源頼朝がまったりしておりました。
 藤九郎が魚が取れたーとか持ってきたんですが、やることなくてヒマぁーとか言って
ます。つーかお前一人でにぎやかだな!
 頼朝はそんな彼を「お前のとってくる魚はいつもうまい」とおだてる褒めるのでありました。
 こんなおだやかな性格の頼朝か一体なんで義経と対立するようになっちゃうのか
よくわかりませんが、彼はここで静かに暮らしている様子。
 そこに、お目付け役の伊藤がやってきてイヤミ全開の挨拶をした後帰っていくので
ありました。うるせぇな!アッコさん行かせるぞ!(伊藤は峰竜太さんがやってる)

 平治の乱から5年が経過していました。
 …清盛は一体何歳なんだ。
 いろいろな思い出を髭切とともに封印している頼朝は、これから己の身に降りかかる
運命をまだ知りませんでした。

 OPが一部変わっていたけど、矢を射るシーンが、殿上人になった清盛らしく、舞を舞う
姿になっていたのはなかなかよかったと思います。こっちの方がいいなぁ。

 その頃清盛はニコニコしながら、日本地図を見せて、博多がここ、京がここ、と説明
してました。
 おーい誰か伊能忠敬の地図持ってきてあげて!(まだできてません)
 清盛としては、京まで船をいれたら取引が楽になるというけれど、瀬戸内海の海は
狭くて宋船を入れるのは危険だ、と兎丸が言う。
 清盛は工事をして広げればいいのだと言いました。
 …若狭湾の方から仕入れて陸路の方が早いような気も…いやいいですけど。
 兎丸はそれは面白い、やろうやろうという感じです。
 そして清盛は妻とともに厳島神社を守れ、と彼に言うのでありました。
 ということは兎丸とあのおねえちゃんは無事くっついたんですね。
 よかったよかった。
 あれ、盛国って結婚してなかったっけ?こっちも何とかなるといいですねぇ。
 と、そんな盛り上がっている中重盛が、「そんなことは朝廷が許さないですよ」と一言。
 つくづく空気読めない人だなぁ。
 皆はやってみないとわからない、と言う。
 清盛は、そんなことは知っている、実現するにはまず自分が偉くなることだと言います。
 なるほどねぇ。

 さてこの頃、二条帝に子供が生まれていました。名を順仁。
 後白河は面白くない様子でした。
 父親なのに政治に関われない、と。
 …あんたが一方的に二条へ譲ったんですやん。好き勝手しておいて面白くないとかお前
どんだけワガママなんだよ。
 しかも、仏道に帰依しておきながら、経文読んで「面白くない」とか。
 もうお前どないせーっちゅーねん。
 そこに滋子と子供、憲仁がやってきますが後白河は、順仁さえ生まれなかったら、次の帝は
憲仁だったのに、とさらに悔しがる。だーかーらー…。
 んで清盛が会いに来て、後白河が千手観音千体を作ったらしいけど、入れるとこないらしい
じゃん、平氏が作ってあげますよ、と。
 いやその前に納める場所作ってから観音像作れよ!なんで先に観音像作っちゃうんだよ!
納める場所がないって職人の仕事場に置きっぱなしかコラ。
 …てーか前にもなんか同じことしてた人がいたような…。
 で、蓮華王院という豪華な建物が出来上がり、後白河は大いに喜ぶわけです。
 二条帝に見てもらおう、と。
 したら力の大きさにひれ伏すだろう、と言うんだけど、その上から目線がいかんのじゃないですか。

 後白河は大層上機嫌で、清盛に褒美を取らそうという。
 それは、重盛もまた公卿になることでした。要するに親子そろって政治の場に出られるように
したわけだ。
 重盛は、このために後白河の機嫌を取ってるわけですか、と聞いて面白くなさそうな感じです。
 正攻法だけが正しいと思ってた昔の清盛にそっくりですなぁ。
 一方頼盛の方は周りが、重盛が出世するなんておかしい、という感じですが、昔のことが
あるからいいんだよ、みたいな。
 その頃宗子が病に伏しておりました。
 てーかこの人も何歳なんだよ。髪の毛黒々としてるし、40歳くらいにしか見えんのですが。
 50年経つとか言われましても。
 それなりのメイクとか演出とかしましょうよ…。

 伊豆の方では伊藤がブツブツ文句を言ってました。
 清盛のところに定時報告に行くらしい。
 でもって、彼の娘の八重姫というのが出てきます。
 あーヤッターマン2号?美鈴ちゃん(SPEC)?
 北条政子の前にこの人と恋愛フラグ立ってたのは知らなかったなぁ。(フラグとか言うな)
 頼朝のとこには、北条時政が来てました。政子の父です。
 農作業が好きらしい。
 で、藤九郎が由良姫の遺品の中から笙を見つけてきて、頼朝は懐かしいなと言うの
ですが、特に時政と何かあるわけでもなく、時政は帰って行きました。
 おぃぃぃぃ!!!
 さらに、伊藤の部下の伊三郎というのがやってきて、八重姫に都のことを教えて欲しいのだと
言ってくる。
 なんでも、伊藤が今清盛のところにいっているから、その間に八重姫に京のことをいろいろ
教え込んで、詳しいところを見せれば伊藤も喜ぶだろうという、ワケわかんない理由でした。
 もう頼朝流罪になって5年経過してんだからとっくに流行変わってるし、第一京から帰ってくる
人に、京の話をしても意味ないだろうが!もうちょっと考えろや!
 頼み込んでいる伊三郎をよそに、頼朝はブォーと笙を吹いていたのですが、それをたまたま
八重姫が覗きこんだ。
 こうして二人は出会ったのであります。

 後白河は二条こねーし!と怒っております。
 清盛は重盛をつれて、二条のところへ挨拶に。
 と、ここでいきなり重盛が、「お前さ、なんで蓮華王院見に行かないわけ?お前の父親だろう
がよ」と余計な口出しをし、二条激怒。
 清盛も怒ります。
 そりゃそうだ。
 何でもストレートに言えばいいってもんじゃねーんだよ!
 清盛は帰宅してから、自分が気を使って後白河と二条それぞれに尽くしているのに、それが
台無しになるところだった、と怒ります。
 重盛は自分が信じることを言ったまでだ、と。
 だからなんでも言えばいいってもんじゃないっつーのをいい加減学習しようや!
 貿易のことでも空気読めない発言してんじゃんお前。
 後白河とはつかず離れずの関係でいる、という清盛に、自分の奥さんの兄(藤原成親)は
後白河の部下だから、そんなことはできない、と反論する重盛。
 だからお前はお前でしとけばいいだろうがよ!
 ダメだこいつ…早くなんとかしないと…。
 清盛は、自分の考えがわからないというのならそれでいいが二度と邪魔をするな、と言います。

 重盛は嫁さん相手に愚痴り中。
 保元の乱の前に、崇徳と後鳥羽のことを何とか清盛が取り持とうとしていたのを見ていたから、
今回もそうだと思ったのに、みたいなことらしいです。
 だからそれは二人がそういう性格だからであって、後白河だからやり方変えてるんだろうに。
 何でも同じ方法でうまくいくわけないだろうが。
 
 盛国は清盛に、重盛の姿は若いころの清盛のようでした、と言う。
 清盛はあのように青臭くはなかった!と言ってましたが、盛国がニヨニヨしていて面白い。
 確かに若いころの清盛まんまですね。
 こないだは清盛、基盛に自分の若いころそっくりと言ってたけど、こっちの方が近いと思う。

 さて伊藤がやってきまして清盛が報告を受けていると、使いの者がやってきて、二条帝が
病に倒れていることを知らせます。
 何としても後白河に政治をさせてはならないと考える二条帝は、自分の子供に譲位を決意。
六条天皇が誕生しました。
 …おい、二条の次は三条じゃないのか。(黙ってろ)
 それから20日あまり。
 二条帝はあっけなくこの世を去りました。23歳でした。
 
 葬儀が行われていると、やにわに表が騒がしくなり、ちんどん屋…じゃなくて、坊主とともに
後白河が神輿に乗ってやってきました。
 しかも真っ赤な服です。
 この時代は薄い黒の色が喪服でしたから、これは大変無礼な行為であるわけです。
(奈良より前は白、奈良時代は黒、のちに白色となり、明治からまた黒へ)
 まあ後白河としては弔うつもりはまったくなかったわけだからわざとこの色を選んだんで
しょうけど。
 後白河は、蓮華王院にこないからだ、観音像が守ってくれたのに、とか言いながら笑います。
 確かに一度足を運んでいればわだかまりは溶けたかもしれませんが、二条としてはそれすら
したくないほど、「こいつうぜぇ…!」って感じだったんでしょうね。
 後白河は、お前がこないから来てやった、千人の僧侶が弔ってくれるぞ、と言い、僧侶が
騒ぎ始める。
 おい、1000人もいねーぞこれ。せいぜい30人だろうが!(やめなさい)
 誰も止められないでいるこの騒ぎを清盛が、神輿を振り落とし、辞めろと怒鳴る。
 相変わらず子供のような所業、二条帝が自分に親はいないと言ったのも道理だ、あなたは
厄介な赤子も同然、そんな赤子に国を託すわけにはいかない、それが二条帝の悲痛な思い
だったと心得る、と後白河に説く清盛。
 自分は全身全霊をもって、この志を守る気である、と。
 だから帰れというわけですね。
 これにはさすがに後白河も返す言葉なく、帰っていくわけですが。
 神輿持ってくる時に誰か小道具落としてたぞ。音が響くんだから気をつけろ。

 後白河は、危ない危ない、お前は朝廷を意のままに操るつもりだろう、騙されるところだった、
と清盛に言って帰っていくけれど、これは彼なりのお礼のつもりだったのかもしれません。
 かーなーりねじれ曲がってますけど。
 つーか高笑いしながら帰るな。
 着物神輿からはみ出てんぞおい。

 その日重盛は館に戻って、清盛を陰に日向に支えるぞー!と決意するのでありました。
 うん、このやり取りなんか忠盛と清盛で何度か見た気がする!

 清盛はまたまた昇進しまして、大納言とかいう位についていました。
 先日の、後白河の件を見事丸く収めたのがよかったらしい。
 
 そして宗子が最後の時を迎えていました。
 清盛は大納言になりました、と報告するけれど、宗子は、あの世で忠盛に会ったら言わないと
なぁ、って感じです。
 あの…明子さんにもよろしく伝えてあげて下さい…。家盛も…。
 後は頼みましたぞ、と清盛に言い、宗子はその生涯を閉じました。
 いろいろありましたが満ち足りた人生だったのではないかと思います。

 伊藤の方ですがなんかすっかり忘れ去られた感があるのですが、後白河の一件を見て、
清盛怒らしたらマジでこぇぇーとか言ってました。
 あんたはそれよりアッコさんの方が怖いだろうが!(そのネタはもういい)
 
 頼朝の方は八重姫といい仲になってました。
 伊藤の知らないところでこっちの方が事件だよ!


  次回、「粧裕は刑事の嫁には絶対やらんぞ」「そうですよ、絶対嫌ですよ」



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