多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→平清盛


平清盛

第39話(12/10/07)

 今回の話は、どんな組織であっても、イエスマンばかりで固めればダメになってしまう
という、現代にも通用する教訓を秘めていたように思いました。

 さて。
 五条大橋で再会した義経と弁慶。
 されど互いに正体を知りませんから、弁慶は義経を禿だと思い(赤い布をかぶっていたから)、
義経は弁慶を暴漢と思った様子。
 てか赤い布持ってたら全部禿とか頭悪すぎる弁慶。
 ここで弁慶の言う「驕る平家は久しからず」、これがのちのち重要な伏線になってきます。

 義経はこのとおり、スペックホルダーですから(違う)弁慶の攻撃をひらりひらりとかわします。
さすがニノマエだぜ!
 と、そこに本物の禿がやってきました。
 いやお前らこそ何しにきたんだよ。
 義経と弁慶が腕が立つと見るや、そそくさーと逃げていったし。
 本当に何しにきたんだお前ら…。
 てーか大橋の上が赤い羽根だらけやろが!ちゃんと片付けてけ!
 赤い羽根共同募金の方々!拾い放題ですぞ!(やめろ)

 それで落ち着くかと思いきや、また戦い始める弁慶と義経。
 らちが明かないと見えて義経反撃したんですが、むこうずね蹴り上げられてもんどりうってたの
超笑いました。さすが弁慶の泣き所。これ狙ってたんだと思いますけど。
 弁慶は今まで999人の武者を倒してきたと言います。
 一方的に戦いを挑まれた方も迷惑だ。てかよく平家に取り締まられなかったもんだな。
 なんでそんなことをしたか知りたいか、と言う弁慶。
 いえ、特にとあっさりかわす義経。
 冥途の土産に聞かせてやろうという弁慶。
 お前も大概しつこいな!
 弁慶は、源氏の挙兵のためだという。
 その挙兵のためにテメー、源氏の息子襲ってんですけど!?

 源氏の名を聞いた義経、清盛の話に食いついてます。
 そして清盛を父と聞いて育っていたが、母である常盤に実は違う人が父だと教えられた、と。
 ここまで聞いてやっと弁慶、目の前にいるのが幼き日の牛若丸であることを思い出しました。
 やっと気づいたな。
 てーかお前の素性も明かしてやれよ!
 いきなりワケわからんおっさんに襲い掛かられた上、抱き上げられてる義経の身になれ!

 一方福原では、罪を懺悔する万灯会というものが開かれていました。
 そこにはなんでか西行もいます。
 しばらく見ないと思ったのにまーたフラフラ出てきましたね。なんかドラマの番宣ですか。(違います)
 清盛は、今の港の工事は兎丸のおかげだと語る。
 民の力があってこその工事だと。
 それがわかっていてなんであんな展開になるかなぁ…。
 そういうわけで着々と工事は進んでいたのですが…。

 兎丸はたまたま見かけた禿の取り締まりに対して時忠に、やりすぎだと怒っていた。
 確かに、「暮らしが楽にならんなあ」と言っただけで清盛への侮辱とみなすというのはやりすぎだと
思うし、第一時忠自体清盛の威光を借りてるのだから、自分が権力もってると勘違いしてる時点で
兎丸が毛嫌いするのはわかる。兎丸はずっと、自分の立場に驕らず、やってきた人だと思うし。
 てーかこんな取り締まり方してたら京の人々だって反発しますよ。
 力で抑えつけてるのと変わらんのだから。
 公卿でも不満たらたらですが、縁の下にまで禿がいる始末なのでどうにもならず。
 てかお前ら顔白いな!

 兎丸は清盛に、禿のことはやりすぎではないのか、と言うけれど清盛は国づくりに必要だという。
 兎丸は、あんなことしていたら禿が真っ当に育たないと言ってくるんですね。
 てか清盛、時忠からちゃんとした報告受けてないような気がする。ある程度好きにさせることは
必要だけど、増長して今京がどんな状況にあるか分かってないでしょう。
 これで新しい国が出来たとしても誰も喜ばないと思う。
 清盛は、盛国に対して今自分が目指す国づくりは、兎丸が若いころに思い描いていたもので
あって、もし国が出来上がったら彼の思いも報われるというけれど。
 はたしてそうでしょうか。
 兎丸のように、耳に痛いことをきちんと言ってくれる人の意見を遠ざけ、イエスマンばかり周りに
固めてるようじゃ、いつか傾きますよ。間違った方向に走った時誰も訂正してくれないってことだから。
 兎丸は妻子を京に戻らせることにしました。
 
 さて平家の方はいろいろ繁栄してはいるんだけど、見る限りその富を平民に分け与えているよう
には見えないなあ。どちらかというと、独占しているように見える。
 それが本当のあるべき姿なんですかねぇ。
 西行は時子から、清盛が皆に宴を楽しむのは平家のたしなみだと伝えた、と聞いて驚いています。
 確かになぁ。
 人は変わるもの、という西行。
 西行は清盛が誤った道を進み始めていることに気づいたんじゃないでしょうか。
 生き急いでいるのではと心配する西行。
 まあ残り話数も少なくなってきましたしね!

 さてそんな中、宋から清盛のところに親書が届きました。
 偉い立場の人から物を進呈しますよってことらしく、清盛は宋が交易を認めたということだと
喜びます。
 早速品々が朝廷に届けられるのだけれど、藤原兼実とかは、正しい貿易で進呈されたものじゃ
ないんだから受け取れるわけがない、そもそも賜るとは失礼だ、と全部返せと命じる。
 後白河は面白いからもらっとけと言ってました。
 ただし礼状を後白河の名前で書くのはあまりにも身分が釣り合わないからと、西光は清盛に
書かせればいいという。それこそが清盛の狙いだったかもしれませんけどね。

 さて。
 港工事の方は結構時間がかかっていまして、兎丸はあと半年くらいはかかりそうというけれど、
宋のお偉いさんを迎えると張り切っている清盛は、三ヶ月で作れと言い出しました。
 ハリボテでも作らせとけやコラァ。
 無理だという兎丸に対して、実は今の中国皇帝の、えー…兄だっけ?趙とかいう人が
お忍びで来るから、完成した港を見せつけたいという清盛。
 つまりこの国のすごさを見せて牽制するのと、トップは自分であると見せつける、と。
 気づいて清盛!
 兎丸が後ろでなんか汚いものを見るような目をしている!

 そういうわけで兎丸、この時は黙って引き下がって、工事を続けたわけだけれども、当然
工期を急がせればハードなスケジュールになりけが人も出る。
 てか人の方を増やすわけにはいかなかったのか…?30人態勢でやってるなら60人にして
交代で働いてもらうとかさぁ。30人を休ませないでそのまま使ってたらそりゃ疲弊もするわ。
 そこんとこ清盛もっと何とかならんかったんですかね。
 兎丸はけが人続出の状況に見かねて、趙が来るまでに港の完成は諦めろというけれど
清盛は、期日通りに完成させろと言うばかり。
 私なら黙って今まで通りに、ムチャさせない工期で仕事やらせて、堂々と3ヶ月後に「仕上がって
ねーよハゲ」って言うわ。やってられん。
 兎丸、ついに怒ります。
 港を作るのは民のためではないのかと。
 したら、ケガをして運ばれてきていた人が、自分を人柱にしてくれと言い出す。
 そうすればうまく工事も進むだろうと。
 当然そんなことなんかさせられないわけですよ。
 兎丸も清盛に目を覚ませという。
 こんなことまでして何の値打ちがある、と。
 清盛は、今まで自分達を見下してきた朝廷とかを見返す機会だ、こんな些末なこと(けが人)で
機会を逃すわけにはいかないと言ってのける。
 清盛さん、それは言ったらいかんことですわ…。白河と同じことになってしまう。

 兎丸、ついにキレました。
 もうしまいだ、自分は悪をひっくり返そうと清盛についてきたけれど、清盛のやっていること
自体が悪だ、今悪がひっくり返っても清盛という悪がてっぺん上るだけ、もうついていけないと
仲間を連れて立ち去ります。
 お前の国作りは盗賊が物を盗むのと同じだ、と。
 これは私も兎丸が正しいと思う。
 本当に清盛が上に立つほどの人間なら、今の機会を逃してもまた作ることくらい出来る
でしょう。民を無視して国づくりしても何も意味はないですよ。
 かの武田信玄だって「人は城、人は石垣、人は堀」と、いかに民が大事であったかを
説いてますしね。

 盛国は清盛に昔の話をします。
 盛国がまだ鱸丸だった頃、白河が摂政を禁じると言い出して漁が出来なくなった。このまま
では皆が飢えると危惧した鱸丸の父は漁に出て捕まえられ、処刑された。
 その折に白河に清盛が直談判してくれた。
 清盛はこれ聞いて、自分のしていることは白河のようだと言いたいのか、誰にも自分の
心のうちはわかるまい、と言うのですが。
 誰もにわかるやり方でやれよ。それが政だろうがハゲ。
 あと盛国が言いたかったのは、そうして恩があるから自分は地獄までも共にいくって
ことだと思いますよ。後で出てくるけど。

 さてさて。
 兎丸は橋の下で飲んだくれてました。
 気持ちはわかる。
 奥さんもやってきて、途中で投げ出すのはよくないというけれど、それはあのやり取りを見てない
から言えることじゃないですかね…。兎丸がもしケガをしていたとして同じことが言えたかどうか…。
 兎丸は、今はともかく飲みたいからお前は家に戻れ、と言う。
 そんで仲間と飲んでたんですが、酒が切れたので仲間は酒を調達にいってきます。
 てーか皆いっちゃうのかよ!
 するとそこに禿が一人やってきます。
 兎丸はもういい加減にこういうことはやめろ、と言うけれど。
 禿は兎丸の腹に羽根を突き刺した。
 え…羽根って刺さるもんなの…?(黙ってろ)
 この後逃げる禿を追った兎丸、橋の上で禿らに刺されて死にました。
 てか敵になったらすぐ殺すとか、時忠の考えがわかりません。
 いや禿だって兎丸の顔は知ってるだろうし、文句言ってたからといってすぐ取り締まる
ようなことはしないだろうから、やったとしたら時忠が勝手に始末を命じたか、禿のリーダーの
暴走だろうとは思うのですが。
 いずれにしろ、これが清盛が目指した世界ですかって感じですよ。
 よかったですね、うるさくいう人がいなくなって。

 翌日、兎丸がいないと探しに来た仲間とともに橋にやってきた清盛は、むごい姿になった
兎丸の姿を見つけ、言葉も出ませんでした。
 自業自得としか思えません。
 平家に刃向うものはとらえよ、と清盛が時忠に命じたのだから、兎丸を殺したのは清盛も
同然だと思いますし。
 こうなることを予測してなかったわけじゃないだろう。

 兎丸の葬儀は福原で行う、と清盛は一門に告げているのですが、庭にはドヤ顔をした
禿達が。
 清盛は時忠に、禿を始末せよと命じる。
 これは…殺すってことじゃなくて解雇しろってことですよね。
 さすがにねぇ…。
 てか今になってしでかしたことを理解しても遅いと思いますよ、清盛さん。

 盛国はどんなことがあっても修羅の道をともに歩むと言ってきます。
 それにしても兎丸は大きな痛手ですよ。
 正面切って清盛に文句言ってくれる人だったのに。
 そんな人がいなければ組織はダメになりますよ。

 夜清盛のところに兎丸の仲間たちがやってきて刀を抜くんだけど、清盛は石に経文を書いて
いました。
 これを沈めれば人柱なんぞしなくてもいい、兎丸の志こそが新しい港の礎となるのだ、と。
 …うまく丸め込んでないか。
 まあいいけど。
 てかこれ沈めたら消えないのか?

 そういうわけで兎丸の回想がなんか懐かしくてちょっとさびしかったです。
 いつからたがった、俺達の道は。(byヅラ。←ヅラじゃない、桂だ!)

 それから一年後、港は完成し、清盛は宋の使者を迎えました。
 迎えるのを先延ばししたんですかね。
 だからそれをしておけばこんな悲劇にはならなかったのに…。

 
  次回、「伊出さん……大恋愛した事ないくせに……」



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