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平清盛

第49話(12/12/16)

 1181年は平家にとって憂鬱な年明けとなりました。
 次々各地で謀反を起こす臣下が現れたからです。
 また、前回の「東大寺焼いちゃったテヘペロ」事件で坊主どもが、重衡を差し出すよう
騒いでいる。
 清盛は高倉帝の名前で追討の兵を出せ、というのですが。
 その高倉帝はますます病が重くなってきており、芳しくないようでした。
 高倉は徳子を呼び寄せ、「自分はもう行かねばならないようだ」と告げます。
 …紅白歌合戦に?(違います!)
 自分が死んだらますますこの世は乱れるであろう、と心配する高倉帝。
 ご安心下さい!あと11年後に鎌倉幕府が成立しますから!(確かにそうだけど!)
 気がかりなのは徳子である、自分の死後利用する者が現れるだろう、と。
 でも徳子は高倉に「そんなの関係ねぇ」と告げる。小島よしおか。←

 高倉は徳子のために笛を吹こうとするんだけど、もう力がないからかすれた音しか
出ないんですね。
 それでも徳子はなんと素敵な音色でしょうという。きっと彼女には聞こえていたに違いありません。
 こうして1月14日、高倉帝は21歳という若さでこの世を去りました。
 というわけで。
 数週間くらい出番ありませんでしたが後白河ですよ。
 全然年とらねーなこの人も!
 一年あまり幽閉されてたけど楽しかったよ!とかイヤミ全開の後白河。
 福原の京見られなかったのザンネーンと言ってます。
 清盛としてはなんかもう気まずい以上だろうなあ。
 後白河は清盛に、困ったことがあれば何でもいいたまえ。だって僕はこの世の頂点に立つ男
なのだからね、とチクチク。
  うわぁ調子に乗ったディオより始末におえねぇ!WRYYYYYYYY!!
 
 平家一門はこないだの政変もすべて後白河の手の内だったのかと話しています。
 つまり幽閉されて何も手が出せなくなったように見せかけて、後白河は密かに裏で動いていた
というわけです。
 幽閉したことで勝利した気になってたんだから、これは清盛の手抜かりでしょうなぁ。
 時子は徳子のもとを訪れ、清盛からの伝言で、後白河の後妻になってくれないかと言うけれど
徳子は、私の光る君は高倉帝だけです、とはねのける。強制するなら出家すると。
 時子は戻って清盛に「ああいわれたら返す言葉はない」と報告。
 そりゃそうでしょうなぁ。
 清盛は別の手を考える、というけれどそんな彼に時子は、もういいじゃないですか、ここまで
上ったのですからと言います。
 ここの夫婦のシーンは久しぶりにゆったりした感じで良かったです。
 昔の出会った時のこととか回想してましたし。
 しっかし「腹痛い!トイレどこだ!」はねぇよなぁ…。

 一方源氏の方では、梶原景時がつれてこられていたのですが、頼朝は山に潜伏していた
時助けてくれたことを思い出して、彼を御家人に取り立てます。
 てかここで景時、「あの山で一目見て天下を取る人だと思ったから助けた」と言ってるけど、
義朝に義があってくらいは言えばよかったのに。なんか助ける動機としては弱いような気がするし、
なんで伏せたのかよくわからん…。
 このドラマこういう、「史実のエピソード」を妙に伏せますよね。
 いやなんでも史実史実というつもりはないけど、説得力ますんだからちゃんとそゆとこは描けば
いいのにと思って。
 ともあれこの御家人というのは武士の中でも高い身分にあたり、頼朝はそうやって階級をきちっと
作っていくことにしたようですね。
 そんな頼朝の姿を見て時政は喜んでいるんだけど、政子も、時政の決心も見事でした、と
誉めるのでありました。
 ベラさん人間になれてよかったですね!(映画妖怪人間ベム公開中 ※現時点で)
 
 さて西行ですよ。
 久しく出てこなかった統子さん出てきた!どうしたのかと思ったら出番なかっただけでちゃんと
生きてた!
 あと堀川局さんも出てきました。
 懐かしすぎて一瞬誰かと思った!
 西行も思わず「生きてたのですか!」
 いやお前失礼だよ!視聴者皆確かに同じこと思ったけども!
 堀川局はまだ西行のことが忘れられなかったと見えて、今宵は楽しみましょうという誘いに、
この生臭坊主がとかいってんですけど。

 清盛がその話を聞いてどうなったみたいなこと聞いてるのが笑えた。
 ずっと歌あわせしてたらしい。
 まあサービスシーンにもならねーからなぁ…。(おい)
 で、西行は頼朝が鎌倉で町づくりをしている話をします。
 にぎわってるらしいと。
 福原も強引に進めなければ同じようなことになったんでしょうにね。
 その後鎌倉のシーンが映るけど、また弁慶が義経にスネ蹴られて悶絶してた。
 やめたげて!弁慶だからって泣き所ばっか攻めるのやめたげて!

 鎌倉は京のごときにぎわいになるでしょう、と言う弁慶。
 確かにここは開けた町になりそうです。
 この後頼朝は清盛を思い、想像上の弓矢を射ています。
 かつて清盛がそうして、頼朝が射られたように。
 しかし清盛、ノーリアクション!
 ひどいよ!
 頼朝はちゃんと反応してくれたのに!

 清盛はこの後後白河のところにいき、双六をしてくれという。
 昔と同じ約束でと。
 つまり、負けたものが勝ったものの言うことを聞くというやつです。
 私これ、清盛が負けるオチかなと思ってましたが(天が平家を見放したという意味で)なんと
勝ちやがりましたよ。空気読めよ清盛。(ひどい)
 ってか二人が双六してる間に総集編入れるのやめろ。
 総集編は別に時間とってあるんだからその時にやりなさい!
 結局総集編で10分稼ぎやがったよこいつら!
 にしても、病気の重盛のとこに後白河が来た時、清盛「立ち去れ!…下さい!」って言ってた
んだね。火神かよ。(正しくは「立ち去れ!お立ち去り下さい!」)
 あと双六してて夜があけてた。どんだけやるつもりだ。

 そういうわけで勝った清盛は後白河に告げます。
 二人の双六勝負は本日をもって最後にして欲しいと。
 今まで武士は朝廷や帝の犬として生きることを負わされていた。
 しかしこれからは武士同士が覇権を争う時代である。
 武士はもはや犬ではない、と。
 後白河もすでに自分がどうこう出来る状態でなくなっているのを知ったんでしょうね。
 こっから先、帝が直接政治にかかわることは減って行きます。
 
 清盛は盛国に、ここを平家の本拠として作り直すと告げていました。
 源氏に立ち向かうためです。
 しかし暑いな、と言い出す清盛。
 盛国が「今は1月ですよ」と言うのですが…。

 西行の庵にて。
 気配に彼が振り向くと清盛が立っていました。
 早く黒いスーツを着るんだ!
 ガンツによる命令が始まるぞ!

 平清盛は病に倒れて熱にうなされていました。


  次回、「二人ならLに並べる。
       二人ならLを越せる」



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