多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→平清盛


平清盛

第5話(12/02/05)

 清盛に新たな弟が生まれたよ!
 宗子さんは「平五郎」と名付けたよ!
 家盛が、平太、平次郎ときてなんで平五郎なのですか、と聞くと宗子さんこういったよ!
「三と四はよそにおりますゆえ…」
 やったね忠盛!くたばれ忠盛!(コラコラコラコラコラ)
 つまりよそに子がおるということですわ。
 それを宗子さん知ってて、重複した名がつかないように配慮しつつ夫へのイヤミをチクリと
忘れない、という。
 てか息子らが知らないのもすごいな。

 ここまで、庭で素振りしていて会話に入ってこない清盛。
 つーかなんで清盛こんなに顔が小汚いの。
 皆きれいにしてるのに、ずっと彼だけ泥まみれってのすごい気になるんですけど。

 ともあれ、忠盛が清盛に、お前も平五郎を抱いてみよと言うけれども、スッパリ断る清盛。
 しかし宗子さんが差し出すと、こわごわしながらも抱くんですな。
 母親には弱い清盛がかわいいです。
 おっかなびっくり抱いて笑顔になる清盛。
 赤子というのはいつの時代も可愛いものです。

 そういうわけで遅刻したーっぽいことを言いながらやってきた清盛。
 上機嫌です。
 佐藤が、最近盗賊が出るから気をつけよ、と言ってて、清盛は「そんなもん俺が捕まえて
くれるわー!」と張り切ってとっ捕まえたのが猫。三毛猫でした。
 お前は何をしている。
 しかも放り出そうとして外をたまたま歩いていた義朝とまたケンカになる始末。
 子供時代のナルトとサスケかお前らは。
 仕方がないので佐藤、自分の屋敷に二人を連れていき、猫には煮干しをやってました。
 あと、友達か、とか言われて「友ではない」と声揃える清盛と義朝が面白いです。
 義朝は佐藤のことを知っていて、ずば抜けた才能の持ち主、とほめます。
 でもって義朝は、今盗賊が増えているのは、武士の名をあげる好機だ、と言うのだけれど、
佐藤はそれを聞いて感心する。
 ただ治安が悪いのを嘆くばかりでなく、それをチャンスに変えていく義朝の心意気に、ですかね。
 んで佐藤の方は、自分は美しさを求めてるだけで、別に出世したいわけではないとか言います。
 朝廷のドロドロは美しさとは程遠いような…。まあいいですけど。
 清盛、自分の志を問われて「面白く生きたい」というのですが、義朝に「ふざけてんのか」って
怒られました。
 正直にいったらこれだよ!

 朝廷の方では、鳥羽上皇に、「崇徳と手を組んで、この飢饉をどう乗り越えていくか考えてよ」と
注進する者がいたんですが、「いや別に俺一人でいいし。崇徳いらねーし」と鳥羽上皇は断るので
ありました。
 璋子のとこには、得子という女性が紹介されてきてました。
 父親が病気の身で、得子のことを見てやれなくなったんで、璋子に預かって欲しい、よければ
鳥羽上皇に紹介してというわけです。
 要するに、奥さんに愛人になるツテを作ってと言ってるようなもんで、図々しいことこの上ないんですが、
この頃は側室とかは当たり前だったんで、璋子承諾しました。
 自分が妃として「義務で」ここにいる、という思いが強いのもあったからかもしれませんね。
 そういうわけで璋子は鳥羽上皇に、「白河法皇によく仕えた男なんで」と得子のことを言いに行くの
ですが、なんでこの人こう、鳥羽上皇の神経をさかなですることばっかり言うのか…。
 もはや悪意があってやってるとしか…。
 そんな璋子に鳥羽は、どうして自分と結婚したのだ、と問うのですが、これがまだ「そばにおりたいと
思いましたので」とか言えば可愛げがあるものを、白河法皇に言われたんで、とか璋子言っちゃうわけ
ですよ。
 前回に続いて今回までも!
 さらにさらに今回はずっと璋子のターン!
 ここに嫁入りした時に、白河がいないんで私はつらくて病気になった、その時に鳥羽が白河のとこに
戻っていいよと言ったから喜んで戻ったと。そこで寵愛を受けました、あれはあなたの計らいでしょう、と
爆弾発言どころか核弾頭発言をかます璋子。
 そういうわけで嫁として子供を産む覚悟が決まったんですよ、と璋子は言ったけど全然覚悟どころの
話じゃねーだろ1
 そりゃ驚きのあまり鳥羽も土砂降りの庭に突っ込むわ!(この後立ち去っていきなり庭に転がってた)
 お前はモノノケだ!と罵る鳥羽上皇。
 なるほど、これがもののけ姫か…。(こんなトウの立った姫がおるか!)←怒られるから!

 と、庭に転がってる鳥羽上皇を見てドン引きの女性が。
 明日お目見えする予定だった得子でした。
 どう見てもドン引き状態だと思うんですけど、鳥羽、得子かと言っていきなり抱きついてます。
 璋子の望むようにはせんぞー!ということらしい。
 まあ得子もあわよくばという下心あってここにきているわけですから、利害は一致するわけで。
 得子、うまく取り入って、鳥羽上皇の妃になったのでありました。
 こっから政権争いが激化してきます。

 さて貴族どもの間では、瀬戸内海の海賊騒ぎが収まらない、と頭を抱えていました。
 兄貴!元親の兄貴はまだ生まれないんですか!?
 するとそこに、家成が呼んだ高階がやってくるわけですが、着物の色からして赤ですから
皆ザワザワするわけですよ。
(赤色はここにいる貴族より身分が下)
 でも、家成、鳥羽の信用が厚いから呼んだんだよと一蹴。
 で、高階は、お前ら貴族が元はと言えば元凶なんだよ、とキッパリ。
 今飢饉で米がとれないのに、今まで通りの米の量をおさめろと言ってくるから、民は
食べる者がなくなる、そうすれば自然盗みを行うようになる、手数なところを狙っていって
海の貿易船を狙うようになってるわけだから、その貿易船の荷が奪われ続けるのであれば
やがては貴族らだけでなく、帝らさえも飢えることになる、と説くわけです。
 貴族、これを聞いて「我らの米だけは守らねば」とかアタフタ。
 話聞いてました?それをやめろつってんですけど。
 自分らのことしか考えない政が、この事態を招いている、心せよ、とビシッと決めた高階ですが、
忠実が下がれとか言ってます。
 うぜぇこいつ…。

 というわけで平氏に、海賊討伐の命令が下りました。
 あれ、あらすじに書いてあった、忠実は源氏をおしたけど退けられたというくだりは出て
こなかったなぁ。そこのシーンがあれば、より今後の平氏と源氏の対立が深くなってくのが
明らかになったと思うんだけど。
 ともかく、忠盛は平氏に危険な任務であると言い、だからこそ成し遂げたい、と言う。
 清盛も自分も行くと言います。
 かつて海賊討伐をしていたから、と。
 でもって家盛も、自分も行くと言うのだけれど、ここに残って家を守るよう忠盛に言われる。
 まあ…家盛という名前だしねぇ…。(家を守る)
 よかったな家盛君!ヤモリと同じレベルだ!(ヤモリも、家を守ると書く)←失礼だろ。
 家を守るのも大切な役目ですからね!
 ここでまた、忠盛の弟がウダウダと清盛のことに対して因縁つけ始めます。
 忠盛が良いと言っていて、宗子も納得してるんだから、まぜっかえすようなことをいちいち
言わなきゃいいのに。戦いの前なんだし。
 なんかのちのちこの人が平氏の足並みを崩していくような気がするんですけど。
 清盛は、ならば自分は平氏の子として扱ってくれなくても結構、雑用でもします、と大張り切りです。
前回のことがあって吹っ切れたのか知りませんが、変なひねくれがなくなっていて良い。

 こうして平氏は西へ出立しました。
 それを山から見ていたのは為義。
 今回出番こんだけか…。
 前回すっかり忠盛にのまれちゃったので、自分とは目指す高みが違う、と全力でやさぐれています。
そこに義朝が来て、自分の腕を磨くために東へ行く、と旅立ちのあいさつにまいりました。
 自分が頑張ることで、源氏の名は世に鳴り響きましょう、という義朝。
 本当にいい息子ですなぁ。
 そういうわけで源氏の義朝は東へ向かいました。
 ナレーションが清盛は西へ、義朝は東へとか言ってたけど、いっそミスチルの「ニシエヒガシエ」でも
かけたらよろしいのに。(時代劇!!!!)

 残ってた家盛はふと、宗子に、どうして忠盛と結婚したのか聞きます。
 両親に結婚のエピソードを尋ねるのは古今東西どこの家庭でも同じか…。
 宗子は、初めて忠盛と会った時に彼は、すべてを話してくれたと言います。
 清盛が自分の子ではないこと、白河と舞子の子であり、その舞子は白河によって殺されたことなど。
 そういう、話す様子がとても痛々しいと思ったから結婚を決めたそうです。
 重いものを抱えてずっと誰にも言えずに生きてきた、あんな痛々しい方を見たことがなかったと。
 少しでもそれを支えたいと思って妻になったそうです。
 なんかドラクエの勇者の父にありそうなエピソードだな。(コラ)

 平氏らの方は、安芸につきまして明日の戦いに備えて休んでいたら、鱸丸らが来ました。
船と俵を用意して、これを囮にして海賊を捕まえるつもりらしい。
「フン…捨て駒ごときに屠られる我ではないわ」(なんか使いどころ違う!)
 鱸丸はここで、海賊は海に暮らすもの、戦いの上では利があるから気を付けて下さいね、と
忠告します。
 それはすごい役に立つ忠告だと思うんですが、これに伊藤という無頼者(前に清盛を押さえつけて
元服させた奴)がいきなりイチャモンつけてきて、じゃあ漁師はみな強いのか、俺と勝負せい、
とか言い出します。
 別に鱸丸は自分が強いといったわけではなく、相手の方が有利だから気をつけてね、と言ってる
のに、なんだこの脳みそまで筋肉でできてそうな奴は…。
 いざこざが起きるわけですが、鱸丸をバカにする忠盛弟に、清盛の乳父が、鱸丸は清盛の大事な
友人だとか言うけど、漁師は海賊側にいろとか言われちゃうわけですよ。
 お前らなんか、忠盛と清盛と鱸丸と乳父除いて海賊にコテンパンにやられたらよろしい。忠告を聞き入れ
なかったことの痛い目見ればいいのに。
 腹立つのー!
 忠盛は戦の準備をせよ、と言い皆は立ち去るのですが、忠盛弟は清盛を呼び止めて、お前、平五郎を
どう思う、かわいいと思うか、といきなり聞いてきます。
 清盛が無言でいると「わしもだ」という忠盛弟。
 え、清盛何も言ってませんけど?宇宙からの電波でも受信したのか忠盛弟!
 まあうなづいたんでしょうけど…。
 ここで忠盛弟は、清盛の赤子姿の時は笑えなかった、お前が災いの種としか思えないとまた
言うわけです。
 あんたも大概、誰もおらんときにチクチクと、本当に女の腐ったようなものの言い方をなさいますなぁ。
それで武士だのなんだの、ようほざけたもんですよ。
 そういうわけで忠盛弟去っていくわけですが、清盛は改めて自分のことをふがいなく思うんですね。
 でも、清盛は堂々としていればいいと思うんですけどね。
 このまましっかり働いていって、周囲のそういう「災いをもたらす子」という声を退けていけばいい。

 何をしているのだ俺は、と言ってるところに「何でもよーい、なんでも良いゆえ何か食わせてくれ」という
声が。
 またあいつか…。

 荷車から高階が転がり出てきました。
 お前ェェェェ!!!中の荷はどこやったよ!!!!!
 見たいものがあって、でも遠いから平氏の討伐に便乗してやってきたという高階。
 それはともかく、ずっとお前が入ってる荷車を俺らは持って来たのか、とか言う清盛に対して、誰も皆、
重い荷物を背負って生きているんだよ、という高階。何うまい事言った気になってんだよ。そんなこと
いってもただ乗りしてきた事実は消えませんから!

 ここで清盛、同じようなやりとりがあったことを思い出し、ようやっと、以前自分が落とし穴を掘って
そのまま放置していたせいで落ちた高階である、ということを思い出します。
 高階は清盛に対して、何を言われても生きていかんとならん、平氏にとって災いとなるも宝となるも、
お前次第だと諭します。

 んで、高階のことをどうしたのかわからんのですが、翌朝、平氏は海に乗り出します。
 舟に俵を乗せて自分たちはむしろをかぶって隠れているのですが。
 遠く向こうに海賊船が現れました。
 これが!
 あの!
 ブラックパール号!
(ちいせぇぇぇぇ!!!!これじゃ大西洋航海できねぇよ!沈むよ!)
 じゃあ…サウザンドサニー号?←それもちいせぇよ!

 あまりの大きさに圧倒される清盛ら。
 だからおとなしく鱸丸の言うことを聞いておけばよかったのに…。
 次回いよいよ海賊との戦いになりそうです。 


 次回、「海賊王に俺はなる!」



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→平清盛