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軍師官兵衛

第30話(14/07/27)

 なんか今回は…もうちょっと見所ないのかな…って感じだった。
 面白かったんだけど最後があっさりすぎてちょっとねぇ。
 主役が官兵衛だから仕方ないんだけども。

 さてさて秀吉軍は中国大返しの途中。
 足軽はこの当時、時速40キロくらいで走ってたようですよ。
 さすが昔の人は健脚ですな。
 で、途中の給水所(オイ)で、新たな馬に乗り換えさせたり、足軽はおむすびにミソを
食いながら走るなど、なかなかに準備が行き届いております。
 これなら走り続けることは可能ですな。
 こうして激走の7日間が幕を開けました。
 
 1582年6月7日。
 一行は80キロを一日で走破しておりました。
 マラソンが42.195キロなことを考えたら、80キロでもすごくないと思うかも知れないけど、
3万の軍が山道を走ったと考えるとすごいことですよ。
 んで姫路城に秀吉がやってきました。
 官兵衛父らも話は聞いてたけどこれほど早く戻ってくるとはビックリだったでしょうな。
 官兵衛が長政を出して知らせておいてくれたおかげで、迎える支度も整っていたわけですし。
 てか私なんぞはひ弱ですから、食事の直後に運動しただけでおなかいたくなるんですけど、
この時代の人らは丈夫ですなぁ。
 秀吉は出迎えた光らに、官兵衛はしんがりだと伝えます。
 官兵衛の方も、これなら姫路には夜つけるな、と走っておりました。
 休息所あっての進軍だなぁマジに。
 こういうのがあったからこそ割とムチャできたんでしょうね。

 長政がやってきて官兵衛に無事秀吉が入ったことを知らせる。
 そこまではよかったんだけども、弟にあいましたー!とか報告してて官兵衛に「今は
戦に向けて頑張る時だからそういう報告はいい」と言われてしまう。
 そらそうですな。
 しまった、空気読めないのは父譲りのようだぞ、長政!
 そこに又兵衛がやってくるんだけど官兵衛は彼が又兵衛だと聞くと非常に喜び、
善助らも笑顔で迎えてくれます。
 息子のようなもんだもんねぇ。
 恥ずかしながら戻ってきましたっていうセリフはパロのつもりかなんかか。まあいいけど。
 あと長政がちょっと複雑な表情をしていました。
 嫉妬もあるんでしょうねぇ。
 自分だって頑張ってるし自分が血のつながった子だし、的な。

 その夜秀吉は何かを書いていました。
 三成がやってきて何かと尋ねると、各地の大名に送る手紙だという。
 明智を討つべしという内容だそうです。
 それはいいけどロウソクの周りに紙まき散らしてると倒れた時あぶねーぞ。

 秀吉はこの手紙を何度も送れば、どっちにつこうか迷っている大名だってその気になる
はずだという。
 あと三成は、なんで城下に家がある兵らも、家に帰さず城内で休ませてるんですか?と
質問。
 これは官兵衛の策で、下手に帰らせると里心がつくからとめおいたんだそうです。
 なるほど。
 そして三成は言いました。
「で、その官兵衛が戻りました」
 それが一番大事に用件だろうがぁぁぁぁぁぁ!!!!!
 てめぇ三成コノヤロー!!

 秀吉もそれを早く言えとか言いながら飛んでいくのが笑いました。
 官兵衛はあさって姫路を立つと言います。
 さすがに一日走り通しだったから明日はゆっくり休むわけですね。
 ただ官兵衛としては一日で疲れが取れるかどうか、その後に決戦も控えているし、と
気になる様子。
 んで秀吉は三成に、お金いまどんくらいある?と聞く。
 つまり士気を上げるために、先に金配っとこうぜ、死んだら使えないんだし、というわけです。
 で、官兵衛も蔵にコメはどんくらいある?と聞く。
 このあたり秀吉はもうわかってるから、二人顔を合わせてニヤリとしてるのは良かったですねぇ。

 んで皆に握り飯を配っていたところに、多分長政は光に話しかけようと思って行列を
かき分けやってきたと思うのですが、作業を手伝っていた蜂須賀小六の娘、糸が、割り込みを
するなと怒るんですね。
 で、長政が光の息子だと知る。
 ここで誤解したのを謝ればいいのに、黒田の息子には見えないとかいっててちょっと
ムカつきました。
 深夜アニメだと大体これで恋愛フラグ立ちますな。
 でも糸の性格がちょっと嫌いだなぁ。
 失礼すぎると思った。
 長政の方は糸が小六の娘だと知って「これは失礼した」ときちんと謝ったんですけどね。

 で、皆が忙しい中光は、官兵衛と会えないのを少し気にしているようでした。
 そら確かになー。

 さてその頃すっかり存在を忘れさられていた将軍、足利義昭ですけれども、光秀が
信長を討ったことについて、光秀は自分の部下だから自分が信長を討ったのと同じ!と
ムチャこきやがりまして、上洛するから手助けせよという手紙を小早川のとこに送らせ
ました。
 官兵衛の作戦が早すぎて、毛利と秀吉が和議を結んだの知らないんだろうなぁ…。
 で、小早川ですけど、元春も一緒に「こいつバカだからほっとこうぜ」ってなってました。
 氏素性は天下取りには関係ないのだ、と。

 さて官兵衛は一同に、我らが兵庫に来たことを知ったら摂津衆は我々になびくはず、と説明。
 あのあたりは明智ゆかりの者が多いぞ、と皆は言うけれど、だからこそ誰につくべきか
今機会をうかがっているはずだ、と。
 そこに先んじて乗り込むことで、こっちにつかせるというわけですな。
 さらに官兵衛は明智に使いを送ると言い出した。
 京に行くから白黒つけようぜ!ってことを伝えるらしいです。
 義は我らにあるのだから、堂々と行くのだと。
 そうしたら味方の士気は上がり、敵の士気は下がるはずだと。
 確かに、お前らが悪い方なのは皆知ってっから!みたいなこと言われたらテンション
ダダ下がりだぁ…。
 んでその使者として、井上が選ばれます。
 
 と、そんなことを言ってたら坊主がやってきて、明日の出陣は日が悪いからやめろと
言い出した。
 またとない悪日だそうです。
 でも秀吉はひょうひょうとして、自分らはもとより生きてこの地を踏む覚悟はないのだから、
それならば明日はまたとない吉日になるはずだ、と言う。
 信長のため死ぬ覚悟だと。
 皆も同調して盛り上がるんですね。
 官兵衛は何か言いたげな顔をして黙っていたけど、秀吉の胸の内が分かっていたんじゃ
ないかと。

 後でやっぱり秀吉は、わざとああいったとわかります。
 悪日は本当だろうけど、それが広まったら士気が下がる、だからわざと言ったんだと。
 これ、秀吉の意志をくみ取って盛り上げた三成とか小六とかも頭いいよなぁ。
 で、秀吉は光に会ったかと言う。
 それで官兵衛父にも呼び出されて、なんでお前光にあわねーのって言われた。
 結局里心がつくことを恐れてなんでしょうけど、せめてこの子にはあって欲しい、とふすま越しに
声をかける光に、善助が気を利かせて熊之助を連れてきた。
 …寝てますけど。
 スヤァ…みたいな感じで。
 つーかあの、お子様の後ろ髪がボワワッて立ってるんですけど。
 黒子の寝癖か!ってくらいひどい事になってんですけど!
 せっかくだから誰か直してあげてよ…。
 それで官兵衛は反省して、秀吉は生きてここには戻らない覚悟と言っていたけど、必ず
勝ってここに戻る、と宣言したのでありました。
 
 一方。
 光秀は公家の人らに、朝廷にお金寄付するわ、民の税金もなくすわと言ってました。
 政治家としては成功しそうな人なのになぁ…人望がないのがよくなかったなぁ。

 さて6/9の朝、いよいよ秀吉の軍は京へかけのぼってきました。
 
 あと光秀は兵が足りんので募るもなかなか集まらず。
 あー時給1300円でも集まらないそうですからねー厳しいですねー。(何の話をしている)
 で、友達の筒井の合流を促すため途中で待ってたんだけど来ず。
 やっぱ細川同様、光秀だけ友達と思ってたパターンなんじゃないですかこれ。
 うわ、悲しい!

 ただ光秀にとって支えだったのは、信長の三男信孝と、信長の一番古い家老、丹羽が
なんも動いてないことでした。
 あと、秀吉も勝家もそれぞれ毛利や上杉とにらみ合ってるだろうからまだ大丈夫、的な。
 この人人望ないから、情報全然入らないんだろうなぁ…。

 と、ここに秀吉の使者が来たという知らせが入り、光秀は驚く。
 多分信長の死を知ったにしても何もできないと思ってたでしょうから、これはマジ
びっくりしたでしょうねぇ。
 あれだ、火神君が「あれっ、黒子どこいった」と言ってたら「ここです」って目の前にいた
時のようなビックリ具合だと思う。(黒子のバスケ知らない人にはわからねーよ!)
 で、井上がやってきて、秀吉の言葉を伝えにきた、と言う。
 我々は今夜中に兵庫に入ります、数日中には京に行くから勝負しよっぜ!という
ものでした。
 愕然として毛利はどうなった、と聞く光秀。
 井上、部下に毛利から借りてきた旗を広げさせる。
 そして、「和議を結び、われらの味方になりました」と。
 光秀、目の前真っ暗になったでしょうなぁ。
 
 実はこれは官兵衛の策でした。
 毛利と和議は結んだけど味方になるとは言ってないしね。
 官兵衛がここまで見越して旗を借りてきたかはわかりませんが、それでもここで見せたり、
のちに激突した時に毛利の旗が掲げられていたら、ますます光秀軍の士気は下がるでしょう。
 ちなみに元春は信長の死を隠して和議を結んだというのがよっぽど悔しかったらしく、秀吉の
世になっても会いたくないがために隠居して息子にとっとと家督を譲ることまでしています。
 徹底した秀吉嫌いですな。

 光秀、承知したと言います。
 意外に潔いな。
 まあ頭回転してなくてとりあえず承諾しただけかも知れんけど。
 んで井上は帰っていくんだけども、光秀は、信長の死からたった8日しか経過してない、
なんでこんな早く引き返して来れたんだ、そうか、官兵衛の仕業か、と気づく。
 新幹線の切符取れたに決まってんだろ。←
 なんつーか…信長を光秀が裏切らなかったらどうなってたんでしょうなぁ…。
 あと光秀なんかげっそりした感じがしますね。役者さん体重落としたんかな。

 で、官兵衛の方ですがやはり摂津の大名、右近らを取り込んでおりました。
 取り込んでいたというか右近らはもともと光秀につく理由もなく、信長にキリスト教を
認めてもらっていたから許さん、って思いの方が強いみたいですね。
 これぞウコンの力!(おいやめろ)
 これで秀吉の軍はますます人数が増えましたね。

 で、秀吉は摂津衆にも会うのですが、なんでかいきなりマゲを切り落とした。
 おいおい、ヅラ作った人の気持ち考えろや!(ヅラじゃない、桂だ!)
 秀吉は必ずや信長の仇を討って下さいますな、と確認、ますます士気を盛り上げるので
ありました。
 秀吉はすっかり勝った気でいるけれども官兵衛は、まだ最後の駒が手に入ってないという。
 それは信孝でした。
 官兵衛は、信孝が加わってこそ信長の仇を討つという義が成立するという。
 秀吉は、自分は信孝に嫌われてるから、加わってくれるかどうか、と心配な様子。

 んで官兵衛は丹羽のとこに行くんだけど、丹羽は、信長が死んだとわかったらさ、皆
逃げちゃって兵少ないんだよね、ということはさ、俺ら秀吉の指図を仰ぐことになんじゃん?
それっておかしくね?と説明。
 官兵衛はこのままあんたら加わらんでもいいけどさ、秀吉が仇とったら動かずにいた
あんたら世間の笑いものだけど?と反論。
 仇討ちに実の子や、古参の大老が加わらないでどうする、あさって決戦だから遅れんなよ、と
言い捨てて官兵衛は帰っていくのでした。

 で、柴田勝家は今頃引き返そうとしていたけど間に合わず、帰る途中で光秀と秀吉の
合戦は終わったのでありました。
 まあこれは仕方ないやな。
 秀吉の戻りが異常に早かったんだから。
 官兵衛がいなかったら秀吉の天下はこなかったかも知れない。

 さて決戦の日。
 秀吉がウロウロしていると信孝やってきましたよ!
 兵士が、信孝と丹羽がきたっつーたら、セリフ食い気味に「きたかー!」って言ったのは
秀吉の心情をうまくあらわしてて良かったなぁ。

 信孝、わしが来たからには光秀に勝ち目はないとか言ってます。
 うわぁ…うぜぇ子だ…。(シッ)
 秀吉が、信孝様がおられませんと自分は何一つできません、と大きなヨイショをしたところで。
 豪雨が止んで太陽が顔を出すんですね。
 秀吉は信長も天も我らの味方だ、と大いに喜びます。
 
 そして6/13午後4時。
 ついに両軍激突しました。
 なんか数日経過してるな…まあいいけど。
 でも勝敗は最初から見えていた。
 あっという間に追い詰められた光秀軍。
 家臣らは、一旦城に戻って体勢建てなおそうと言い出し、山の中を逃げていくんですが。
 光秀は、自分がしてきたことは間違いだったのかという。
 私はこの光秀を見る限りは、間違いではなかったと思います。
 ただこの人、驚くほど人望がなかったのと、信長が意外に慕われていたのがやっぱ
計算ミスじゃないのかと。
 あと官兵衛が秀吉にいたことだな。
 あれぇ意外に計算ミス多かった!
 そういう話をしていたら光秀、山の中にいた農民に刺され、彼はあっけなく死にました。
 これが世に言う、明智光秀の11日天下でありました。
 
 長浜城に戻った秀吉は、おねらと再会。
 おねは、官兵衛の策に大層喜びます。
 あと官兵衛もこれからは秀吉が天下人と言う。
 信長のあとを継ぐのは秀吉しかいない、竹中半兵衛もそれを望んでいた、と。
 気持ちはわかるが…こっから秀吉の勘違いが始まりそうですなぁ。


 次回
 活動的な馬鹿より恐ろしいものはない
 byゲーテ



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