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軍師官兵衛

第35話(14/08/31)

 もうちょっとキリシタン追放令は丁寧にやってもよかったかなーという気がする。結構
早急に決まった感があったので。
 まあ、秀吉が変わっていったこと考えればこれくらいでいいのかも知れませんが。

 九州にいる官兵衛のところへ、長政と又兵衛が秀吉からの手紙を届けにきました。
 九州の武将らは秀吉のことをまだ知らないからじっくり説明して説得する、いずれ味方する
という返事をとりつけておけばよい、ということらしいです。
 そういうわけで各地を回るのに、又兵衛は井上とともに行くことになるのですが、長政は
ここで待機と言われて不満顔。
 だからー、いずれ大将になる人がウロウロしてどうすんだよ。
 いい加減理解しようよー…。
 んで長政は官兵衛に、家康にあいました、あの人まじスッゲェ、リスペクトっす!という話を
します。

 なんでも、家康が拝謁した時に、秀吉の陣羽織を欲しいと言ったらしい。
 でも秀吉は、これは自分が戦場で着る大事なものだからやれないと。
 そういうものを日頃着てんじゃねーよ!
 ともかく家康は、自分がいる限り秀吉に戦はさせない、だから陣羽織不要だからくれよ、と
言ったらしいです。
 それに感服して秀吉は陣羽織を家康にかけてやったらしい。
 …洗濯くらいしろや。(オイ)
 それを見ていた長政は、秀吉の度量の広さにいたく感心した、というわけですが、官兵衛は
それを聞いて、秀吉が一芝居打ったことに気付くんですな。

 他の大名は秀吉のことを、所詮百姓がっていう気持ちがあるから、家康に対する器の広さを
皆の前で見せれば長政のようにコロッと騙されるだろうと。
 前日あたりにでも打ち合わせしといたんじゃねーの、というわけです。
 なるほどねぇ。
 ここでつつみが鳴ってるのは、たぬきの化かし合い、の比喩なのかな?
 
 また、長政は大坂で秀吉が官兵衛を遠ざけているという噂が立っていることも話す。
 三成が言って遠ざけさせてる、みたいな。
 官兵衛は相手にもしませんでしたが…。
 自分がそばにいたから飽きたんだろう、恋女房でも半年過ぎたら飽きがくる、なあ善助って
善助にふるのはどうかと思います!

 秀吉はその頃、九州平定したらきて茶会してね、と利休に頼んでいました。
 そこに右近がやってきて今から出陣する、とあいさつしてくるんだけど、秀吉は、今日本で
キリスト教を広めている代表の、コエリョについて確認してくる。
 威勢のいいことを言っていたぞ、と。
 なんかこのあたりからして、三成がまたいろいろ吹き込んでそうだなあ…。

 官兵衛は豊前の国を治める宇都宮という武将にあって、秀吉は本領安堵を約束するから、と
話して味方になってもらう約束をしていた。
 宇都宮にとっても、本領安堵が約束されれば争う理由はないので、それに従う。
 うまくいけばいいのですが…。

 秀吉が九州に出陣する日がきたのですが、ここで、秀吉一旦出かけて。うーんって感じで
部屋に戻るんですよ。
 三成以下があわてて室内に戻るのちょっと笑いました。コントか!
 何してんだよ。
 で、時間だっつーんで歩いていったら廊下に茶々がいて、お帰りを待ってます、と言う。
 もう秀吉すっかり有頂天ですよ。
 こりゃ九州まで、自家用ジェットでいっちゃうくらいの勢いだな。
 おねは秀吉が行った後茶々に真意を尋ねると、茶々は、自分の母お市は弱い男についた
ために命を落とした、だから自分は仇であっても強い男につくことにしたのだ、という。
 お市はお市で考えたつもりではあったと思いますけどねぇ。自分の意志で嫁にいったん
じゃないのもあるし…。浅井長政とはとても仲の良い夫婦だったそうですが。
 それはともかく、秀吉がますます茶々に転がされそうですなぁ。

 秀吉が播磨に入ると、まあ人がひっきりなしにやってくるもんだから、光と糸は待たされてる
わけですよ。
 しかもやっときたと思ったら、金子あげるよ、的な。
 あいさつにきただけなのにそういうののお願いにきたと勘違いされたようだ。
 つーか有頂天すぎて何を言っても聞いてもらえる気がしねぇ…!
 心配ご無用!連呼して帰ってったし。
 官兵衛のことはまったく「心配ご無用」じゃなかったけどなぁ。
 
 そうして九州にいよいよ秀吉が入りました。
 二手に分かれて島津を攻めることになったんだけど、ここでも秀吉と官兵衛は別行動と
いうことで、あからさまに避けられてるなあって感じです。
 ここに挨拶にきたのが龍造寺。
 あの、気づいたら部下の鍋島家に乗っ取られちゃってたってやつです。四天王なのに5人
いる部下も有名。
 鍋島はあの有名な、鍋島騒動のとこです。
 宇都宮も挨拶にきて、秀吉は先鋒を命じるんだけど、ずっと三成が官兵衛を見ていたのが
気になりました。
 見てると減るだろ!(何が)
 そうして秀吉の軍は25万にも膨れ上がり、さすがの島津4兄弟もどうにもならなかった。
 4兄弟の戦闘能力は「うっかり戦国4コマ かいこ」「殿といっしょ」をご覧ください!
 そういうわけで島津兄弟は降伏しました。
 当然、領地召し上げ、島津義久は切腹という話が出てくるけど、官兵衛は余計な争いを
避けるために、島津には寛大な処置を、と言う。
 絆が強いからそんなことしたら、残りのもんがステバチで反抗してくる、こっちだって25万の
兵を抱えてるから兵糧も残り少ないだろ、というわけですね。
 確かにそうですね。
 秀吉も茶々のことがあるから早く帰りたいだろうし。
 ま、ここが続いたおかげで徳川の世でもいろいろ役に立ちますしな…。

 ともあれ秀吉の前にやってきた義久は当然切腹を申し付けられると思ってやってきた
わけですから、自分のために励め、という秀吉に感服したことでしょう。

 そうして5月に入り、九州は平定されました。
 利休がやってきて茶会を開きましたよ!
 つーか扇子で仰いでる人がいるけど、ゆっくりすぎて風がきているようには見えない!
 あと利休は、博多の再建を秀吉に頼む。
 海外との交易に欠かせないから、何としてでも早く直して欲しいというわけです。
 秀吉もそのつもりだったと。
 それで官兵衛と三成が復興の命を受けます。
 官兵衛は善助らに、秀吉は民のことを考えている、秀吉は変わってないと喜んで
伝えてたけど、果たしてそうかな…。

 その頃九州には、キリスト教が広まっていました。
 秀吉はポルトガルの船に乗せてもらったことを喜んでいたけれども、その船が武装して
いること、コエリョが、あの船に勝てる装備はこの国にないと言ったことから、右近と官兵衛は
危惧を抱く。
 つーかコエリョも大概空気読めないな。
 右近はいそいでコエリョに、その船を秀吉に献上するよう伝えたらしいですが、どうも
突っぱねられたらしい。
 ますますキリスト教を危険視した秀吉はついに、キリシタン追放令を出すことになるわけです。
 つーかお前茶々が待ってんだから早く帰れよ。

 右近は、自分は過去信長に脅されて信念を曲げてしまったから、今度こそは信念を
貫く、改宗はしない、と誓う。
 官兵衛は秀吉のとこに嘆願にいくけれども、もう三成がベッタリだから聞き入れないわけですよ。
 キリシタンの狙いはこの国を乗っ取ることだ、と。
 確かに広意義では間違ってないんですが…。
 で、今布教にきている外国人も20日のうちに帰国させる、という秀吉。
 さらに秀吉は、宇都宮の領地を取り上げ、官兵衛のものとする、と伝える。
 つまりていのいい追っ払いですな。
 これは酷い。
 官兵衛を遠ざけたいからってのはわかるけど、宇都宮らの気持ち無視ですもんねぇ。
 どんどん秀吉が悪いやつになっていきますなぁ。


 次回
 長いこと考え込んでいるものが、いつも最善のものを選ぶわけではない。
 byゲーテ



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