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軍師官兵衛

第36話(14/09/07)

 今日の展開:「ダメだこいつ…早くなんとかしないと…」

 さてキリシタン追放令が出て、博多では動揺が広がっていました。
 突然出てきた小西とかいうのが誰かわからんのですが(調べろや)、戻ってきた官兵衛に
どうなったか聞いている。
 官兵衛は、個人の信心に関してはキリシタンであることは許そう、でも勧誘するのはダメだ
という秀吉の言葉を伝える。
 小西は、官兵衛のとりなしで信仰はやってもいいことになったというのを喜ぶけど、右近に
してみたら、布教できないなんて意味がないということに。
 なんつーの、あからさまな勧誘はダメだけど、本人が入りたい言うたら入れるという形…でも
ダメそうだなぁ秀吉は。
 右近はすべてを捨てる決意をします。
 領民放置か。まあいいけど。
 秀吉は右近の選択した道を聞いて怒り、三成に右近の追放を命じる。
 まあ天下統一の世だから武将が一人くらい減っても問題ない、くらいの考えなんでしょうけどもね。
 でも弾圧するよりかは(今の時代の弾圧はマシな方だけど)秀吉あってのキリスト教、みたいな
形にして恩を売っておけばいいのにとか思うんですが。
 
 全国で南蛮寺(今でいう教会のこと)の取り壊しが始まりました。
 官兵衛は善助に、自分らは豊前の国を与えられたという。
 皆は、国替えか、と喜ぶのですが…。
 つーか黒田家の墓とかどうすんだろ?
 官兵衛は、宇都宮との約束をたがえた形になってしまったことを気にしていました。

 右近が博多にひとまず身を寄せるというので、利休は茶でもてなします。
 欠けた茶碗を接いだものを出してるんだけど、一度割れたのを接いだら趣が出て良い感じに
なった、という利休。
 もしかしたら右近に対するメッセージみたいなものだったのかも知れませんね。
 そうして右近は日本を追放されたのち、マニラで生涯を閉じたそうです。
 本人にしてみたら、信心を貫いた、満足いく一生だったのかも知れませんね。
 どうでもいいけどこの接ぎというのは何でもかんでもやればいいってわけじゃなくて、
元の雰囲気を損なわないようにしつつ直す力量が求められるので結構大変です。今の
日本で接ぎが出来る人はどれくらいいるのか…。

 さて領土分配が行われ、九州は小早川だとか、佐々とか、そして官兵衛に与えられました。
 宇都宮は当然ビックリするわけですが、秀吉は約束なんかしらん、みたいなことを言う。
 これ官兵衛に全部責任押し付けた形だよなあ。
 卑怯すぎる。
 てか宇都宮に与えられた伊予とこっそり交換とか…ダメかな…。(駄目だろ)
 宇都宮は官兵衛がたばかった、と激おこです。

 長政は、新しく住むことになった豊前に一足先に入っていました。
 …小寺の屋敷のセットに似てる気が…気のせいかな…。
 ともあれ新しい地で長政は大はりきりです。
 まーたからぶらないといいけどなあこいつ。
 で、光の方は国替えと聞いてピックリ。
 新しいところですねーと言ってたら、お福がここに残るとか言い出した。
 年だし長旅きついので、ここで黒田と櫛橋の菩提を弔っていくと。
 なるほどねー。

 官兵衛の方は宇都宮と話し合っていたんだけど、こいつ久々に空気の読めなさ炸裂ですよ。
 秀吉が言ったんだから出てって、とそればっかり。
 約束をたがえた形になってしまったことへの説明はないから、そりゃ宇都宮からしたら反発
しますよねぇ。
 ここあたり、きちんと説明しておけばいいのに。
 自分も秀吉に抗議したけど話聞いてくれなかった、とか、これからも折を見て領地返してもらう
ように交渉するから、みたいなこと言えば、宇都宮ももっと別の選択肢あったと思うんですけどね。
 頭ごなしに、秀吉の命令だから出て行け、はないよなぁ。

 もし宇都宮と戦になった場合、城井谷を攻めるのはやっかいですな、と井上が言うけど、官兵衛は
戦わない、の一言。
 それはいいけど、何でも話し合いで解決するわけじゃないからなぁ。
 秀吉も、九州はまだ秀吉の威光が届いてないから、逆らうやつがいたら力づくで従わせろ、
みたいなことを言ってる。
 そういう頭から押さえつけることをする限り、乱世は終わらないと思いますけど…。
 また、官兵衛にも、「宇都宮いつまでいんのあいつ。とっとと出て行かせろよ。あんまり居座ると
許さんよ」と言ってました。
 …茶々あたりに、「宇都宮は今の場所で、官兵衛は伊予の国でいいんじゃない?」とか言って
もらったら喜んでおふれ出しそうな気がする。
 
 さてウキウキで大坂城に戻ってまいりました、秀吉。
 狙いは茶々一筋ですよ。
 もー目じり下げて鼻の下伸ばしてだらしがない。
 茶々は、自分をもう一人の正室として認めることを要求。
 秀吉、いいように転がされてます。
 これ絶対官兵衛がこっちからなんか言わせたら、そのまま従っちゃいそうだなぁ。
 てか三成あたりがそれやりそうな気もするんですよね。
 茶々に入れ知恵して秀吉を操り、官兵衛をますます遠ざけるとか。

 そんな秀吉におねは、バテレン追放令を出した事を怒ります。
 この城にもキリシタンはいるらしい。
 あと、官兵衛を九州に遠ざけたことも。
 でも秀吉は、天下統一の先を見ている、考えあってのことだと言います。
 三成あたりの入れ知恵だろうが絶対。

 さてさて。
 豊前では官兵衛が民に出すおふれを決めていた。
 短くてわかりやすくていいと思いますね。
 官兵衛は皆に、明日から検地を始めるけど、くれぐれも頭ごなしにするな、と注意。
 よくわかっていますね。
 長政が、宇都宮はどうすると言ってくるけど、今はほっとくという官兵衛。
 仮に今戦って滅ぼしたとしても、それでは民の心がつかめない、と。
 うまいこと言いますね。
 宇都宮のことを何もしてないからこそ、民も黙ってる部分があると思う。

 でも長政らが引き下がらないので官兵衛は、ことを急いだ方が良い時と、時間をかけた
方が良い時があるのを見極めろ、と説教。
 前も長政、功を焦ってやらかしてますもんねぇ。
 つーか全然学習してないのかよオメーはよ。
 
 一方光らの方は出立の支度が済んで、お福がいとまごいをしてるのだけど、光も
お道らも当然引き留める。
 したらおゆうが、自分が代わりに残って菩提を弔っていきます、と言い出した。
 だからお福はずっと光についててあげて下さい、と。
 お福が残りますって言ったやりとり全部無駄になったじゃねーかよ!!!

 8月になり。
 家康が秀吉のとこにきました。
 なんか、今度でっかい茶会やるらしい。
 民も、唐の国の人でもOK、茶碗もってくればいいよー、的な。
 そんなに来たら収集つかんだろうがよ…いいけど。
 ま、この茶会をすることで、秀吉が天下統一をなしたことを世間に知らしめることが
出来る、というわけらしいです。

 さて豊前の国では光らが到着。
 久しぶりの家族だらーんだよとうちゃん!(野原しんのすけの声で)
 で、皆もニコニコして話をしてるんだけど、スッと善助が立ち上がって外に出て
井上に、宇都宮の動きはどうだって話をして、代わりに井上が中に入って「お久しぶり
です!」とやる、この落差はすごい良かった。
 このワンシーン本当にすごい出来だと思います。
 何気ないシーンだけど、落差がよく出てます。

 さて9月に入り、佐々の領地で、彼の圧政に反発した地侍が一揆を起こしました。
 各地で反乱がおき、押さえられなくなったので、小早川と官兵衛が秀吉の命により
援軍にやってきた。
 馬鹿だろ…。力で押さえつけるからそうなる。
 官兵衛は、ひとまず本領安堵を呼びかけて少しずつ鎮めて行こうと提案します。
 小早川は、他の地に騒ぎが広がらなければ良いが…と言うのですが…。
 宇都宮が今度は一揆をおこしました。
 小早川がいらんフラグ立てるから!!!!
 つーか官兵衛、自分とこが大変だぞ。佐々の援軍やってる場合じゃなかろ。

 長政は宇都宮が一揆をおこしたと聞いて、それとばかりに決起。
 あれだけ戦すんなって言われてるのになんでこいつは毎回毎回話きかねーんだよ。
 又兵衛は官兵衛が帰るまでまった方がいい、と言うけど、長政は全然話を聞かない。
 そんなところに善助以下が帰ってきて、静まれとか言うけど全然話聞いてない。
 おーい誰か、鎮静剤って書いてある釘バット持ってきて!!!!!

 そこに官兵衛が帰ってまいりまして、長政のやったことに激おこぷんぷん丸ですよ。
 戦すんなつっただろうが!ってメチャクチャブチ切れてます。
 城井谷は攻めるのが難しいんだから、地侍をひとつひとつつぶして孤立させよと。
 長政、渋々な感じだったけどこいつ絶対理解してないよなぁ。
 一度自滅して痛い目あわんとわからんと思う。
 とか思ってたら案の定周りに、官兵衛は慎重すぎるって文句言ってた。
 うかつに一人で荒木を説得にいって一年幽閉された経験があるからこそ、官兵衛は
慎重になったんだけど、そういうのがわからんでしょうなあ。
 又兵衛はもっと時間をかけた方がいいです、と説得中なのですが、そこに斥候が
「城井谷の城門が開いている」と報告。
 兵を引いたんだ!と浮き足立った長政は、兵を率いて出てしまいます。
 ホントの馬鹿だなこいつ…。
 もう今度から、若!じゃなくて馬鹿!でいいよこいつ。
 又兵衛が止めたんだけど長政、官兵衛ならこの好機を逃さないはずだ、と。
 いや官兵衛ならこれは罠だって気づきますけど…。

 長政が兵を率いて攻め入ったという知らせを聞いた官兵衛。
 愕然としています。
 せめて善助とか太兵衛あたりがいたら違ったんだろうけどねぇ…。
 今回は親子そろって空気読めてない回だった。


 次回
 敵はお前に何をしてはいけないかを教えてくれる。
 byフリードリッヒ・シラー



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