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軍師官兵衛

第44話(14/11/02)

 秀次のところに押しかけてきた三成ら。
 彼らは秀次に、謀叛の疑いがあって乗り込んできたのだという。
 秀次は趣味で鹿狩りに出かけていたんですけど、それはただの見せかけで、山中で
謀叛の相談をしていたと訴え出た者がいる、と。
 じゃあまずそいつを連れてきて話聞こうぜって感じですが、三成の独断場だから秀吉も
頭から信じちゃうんだろうなぁ。

 秀次は聚楽第に引きこもるための準備で武装していたんだけど、官兵衛がきて、武装
したらますます謀叛するつもりだと思われてしまうから、ともかく秀吉に逆心はないと
言い続けるしかない、と説く。
 ここで争ったらまた乱世になると。
 でもこれってもう、死ねと言ってるようなもんだと思うけどねぇ、秀次に。
 だってもう秀吉はありとあらゆるものを疑ってるから。
 
 ともあれ秀次は関白の地位を取り上げられ、高野山に蟄居となり、秀吉はまあこれで
いいだろうとか言ってるけどここで茶々が余計なひと言を。
 お前死んだあと拾の将来マジ心配。マジ心配。大事なことだから二度言いました。
 ですよ。
 バカだなあ。
 秀吉は自分の手で、拾の後見人になってくれる人を粛清していってるも同然なんだけど。
 本当に秀次が謀叛する気なら、みんなが朝鮮出兵いってて手薄な時にやってると
思いますけどね。
 そういうことさえ考えが及ばぬほどに、秀吉は耄碌してしまっていたんだと思います。
 
 それから7日ののち、秀次には切腹の命が下り、一族郎党、拾の婚約者であった2歳の
女の子も切り捨てられました。
 ひどい有様ですなぁ。
 官兵衛も報告を受け、家臣一同はあきれるばかり。
 どんどん秀吉から心が離れていったでしょうね。
 茶々も茶々で、おねに「秀次の件残念でしたねー」とか言ってるし。
 腹立つわー。
 そんなだからいざ秀吉が死んだらみんなに手のひら返されるんですよ。

 秀吉の耄碌がひどくなって、おねしょしたとか言ってあわてふためいてた。
 もう長くないですなあこれは。
 そしてしばらくして官兵衛、呼び出されました。
 秀吉がやってきたんだけどここ多分官兵衛は、秀吉のあまりの老けように驚いたのでは
ないかと思います。
 で、秀吉は、秀次に近い人間だから三成はお前を処罰しろと言ったけど、自分は拾の行く末を
考えて、もう一度仕えてもらいたい、そうしたら許すとか言ってるんですよ。
 官兵衛はお前に許しを請うようなことはしてねーよ。
 本当に自分本位になっちゃってるなぁ。
 頼りにしていた者は次々死んでしまった、という秀吉。
 後ろにいる三成ガン無視です。頼りにならないってか。
 官兵衛はもう一度仕えることを承知しました。
 心境としては「ダメだこいつ…早くなんとかしないと…」って感じなんでしょうか。

 あと、一応給料あげっからって感じだけど、それはめちゃくちゃ少ない。
 なんのつもりか知りませんが。
 バカにしてんのかなぁって感じです。
 
 大坂城内では、あの官兵衛がまた秀吉に仕えるらしい、それにしてもわずかな給料で
仕えるとか、三成と張り合っていた頃の勢いは見る影もないな、と奉行衆らがバカにしてました。
 腹立つわー。
 三成も拍子抜けしたって感じなんでしょうか。
 官兵衛は多分そんな評判なんて気にしないんでしょうね。

 そして福島正則。
 太兵衛が長政からの要件を伝えにきたんだけど、福島酔っぱらってたからよせばいいのに、
お前んとこの官兵衛、バカにされてるんだってな、と言い出した。
 そんなことを言われたら太兵衛は黙ってられませんね。
 酒で乱れるは恥、と厳しくとがめる。
 で、福島も酔ってるから飲み比べを持ちかけるわけですよ。
 太兵衛は勝てば飾ってある槍をくれという、
 それは、日本号というすばらしい槍で、秀吉から福島がもらったものらしい。
 そういうわけで大きな杯になみなみと満たされたオリーブオイルを飲み干す太兵衛。
(酒だから!オリーブオイル飲まないから!)
 まんまと槍を手に入れたのでありました。
 次回地獄先生ぬーべーではこの槍が活躍するよ!(しません)

 官兵衛はその話を聞いて笑ってるようだけど、熊之助が、自分も官兵衛の悪口聞いた、悔しい
と言ってくる。
 なんで秀吉にまた仕えたのかと。
 官兵衛は、もはや秀吉を止められるものはいない、いるとしたら天だけだという。
 天命が迫っていると。
 だから、それを最後まで見届けるのが自分の役目というわけです。
 まあ秀吉の今わの際に「天下もらっちゃうかんねーへっへー」くらいは言ってもいいような
気がする!

 大坂城では、明との和睦交渉が大詰めだったんだけど秀吉は、自分が示した条件を
明がガン無視したことに激怒。
 また兵を出すとか言い出した。
 長政らが止めるけど、秀吉は聞く耳持ちませんでした。
 あーあ。
 
 長政は、厳しい戦いになる、今度は自分もどうなるかわからないと糸に言うけど、糸は結構
かぶせ気味に「無事をいのっております」というのでありました。
 最後まで言わせてやれよ気持ちはわかるけど!
 
 官兵衛が秀吉のところにやってきます。
 一人さびしく茶を飲んでいた秀吉は、朝鮮出兵のことは止めないのか、という。
 止めたって聞かんやろ。
 時間の無駄ですわ。
 これが最後の戦になる、自分は明や朝鮮の王になるという秀吉。
 海賊王に俺はなる!って冒険20年くらい続けてるのもいるからなあ…。

 官兵衛は自分に朝鮮行きを命じて欲しいという。
 彼としては被害を最小限に食い止めたいということなんでしょうが、秀吉は、ついに官兵衛が
やる気になった、官兵衛がいるなら負けない、みたいな感じでとても喜ぶのでした。
 すべて任せるといったからには、こないだみたいに「勝手に帰ってきた」としても文句
いうなよって感じですが。
 その前に命が尽きてそうな気もする。

 1596年12月。
 拾の名が秀頼になりました。
 秀頼を頼むぞ、と秀吉言ってるけど、さてここにいる何人が西軍に残ってくれるかなっ。

 家康は薬になる葉をいろいろ整理してて、家臣に「ワシはあと何年生きると思う?」と
聞いてた。
 100年くらいはくたばりそうにない顔してるけどな。←
 この時点で55歳だそうです。数えでかな。
 秀吉は60歳だって。
 あの男は長くは持たない、自分の見立てではあと2年という家康。
 わかるんだって。
 歴史の教科書でも読まれましたか?(それ信長協奏曲)
 秀吉が長くないのをわかっているのは自分だけではないだろうな、という家康。
 少しずつ動きだしていますね。

 黒田家が朝鮮出兵の日を迎えました。
 熊之助が自分も行きたいというけれど官兵衛は許可しなかった。
 つーか跡取りが全員いって何かあったらどうすんだよ。
 15歳つーてそんなこともわからないようなアホじゃないと思うんだけど。
 どうも黒田家の男は話を聞かん傾向があるな。
 また、朝鮮の悲惨さを知っているみんなも、朝鮮で初陣を飾るべきではないと諭す。
 太兵衛も自分の息子に、熊之助のことをよくよく託しておりました。
 そうして黒田家を含む14万の軍がまた海を渡ることになりました。

 一方官兵衛は小早川隆景のところを訪れていた。
 彼もまた命つきようとしていたのでした。
 息子に、自分なきあとは官兵衛を頼るようにいってて、どいつもこいつも官兵衛を
顧問にしすぎだろ!とちょっと思った。
 しかも託された方はことごとく官兵衛の助言を守らないっていうね。もうね。

 秀吉はもう長くない、という小早川。
 あなたの方が長くなさげなんですけども。
 秀吉が死んだらこの国にまた嵐が吹き荒れるという小早川。
「まきおーこーせーあーらしー(以下著作権保護のため省略)」
 小早川は官兵衛に、お前とは長い付き合いだけど、お前は知恵が回りすぎるところがある、
よい考えが浮かんだとしてもよくよく吟味しろと忠告する。
 まあそれだから秀吉が警戒したってのもありますしね。
 家康みたく、いろいろ策をめぐらせていても、なーんも知らんような風にしているのが
一番いいと思いますね。
 秀吉も家康は警戒していただろうけども。
 
 あと、人払いして昔の話に花が咲いていたのはよかったなと思いました。
 私このシーンはあればいいなと思ったからうれしかったです。
 高知の水攻め、中国大返し、してやられたという小早川。
 手ごわい相手だったと。
 官兵衛はその言葉そのままお返しします、と言って笑います。
 難儀したけれどあのころは楽しかったと。
 確かにねぇ。
 あの時の話は本当に面白かったです。

 そうしてほどなく、小早川隆景はその生涯を閉じました。

 そして黒田家の屋敷では騒動が。
 置手紙を残して熊之助が強引に、太兵衛の息子とともに朝鮮へ行きやがった。
 バカか、もしこれで跡取り全員いなくなったら黒田家つぶされるぞ。
 軽率な行動すぎるわ。


 次回
 誰の人生にも雨は降る、暗く悲しい日がある。
 byロングフェロー 



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