多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→軍師官兵衛


軍師官兵衛

第46話(14/11/16)

 長政ら、黒田軍が朝鮮から帰国しましたが、多くの兵を失い一同は疲弊しきっていました。
 で、中津城に皆戻ってきたんだけど、三成めっちゃムカツクとか言っている。
 博多についた時に三成がいて、ねぎらうでもなく恩賞もなく、まさに「何しにきたんだお前」
状態だったっぽい。多分、処分とかのネタ探してたんでしょう。
 そりゃみんなの不満も高まりますわなぁ。
 たかまりゅ!(SPECの当麻ネタとかいいから)
 官兵衛は、争いに巻き込まれるな、形勢を見極めろとか言ってるけど、長政バカだから
きかないと思う。

 三成らの方は、加藤とか長政らが自分らを目の敵にしてるから、徳川に付け入る隙を与えない
ようにしないと、と言ってるけど、自分らの行動を振り返るつもりは一切ないらしい。
 こいつらも別の意味でアホだな…。

 で。
 善助らは、秀吉が死んだとの知らせを聞いて官兵衛が、この世がまた乱れるといった
ことや、5大老の政はそう長く続くとは思えないということから、多分官兵衛はまた動くだろうと。
 どうでもいいけど太兵衛のヒゲなげぇな!
 関羽みたい。
 その頃家康は、三成らと長政らの対立はどこまで大きくなるかなー、と高みの見物。
 完全にたきつけてるよなぁ。
 でもって、長政ら3人を取り込みたいけど、黒田家は官兵衛がいるからそう簡単には
いかなそうだ、みたいな。
 ただ官兵衛がいても当主の長政がバカだからなぁ…。

 官兵衛と長政が上洛し、光と糸に会います。
 長政はわが娘、お菊にやっと会えてメチャクチャ嬉しそうなんだけど、糸は長政の、お菊は熊之助の
生まれ変わりのような気がする、という言葉を聞いてその場を去ってしまう。
 なんつーか、もう一人で落ち込んでいってどうにもならん状況だなぁ。
 悲しいのは官兵衛と光の方だと思うんだけど、自分が止めていればっていつまでも落ち込まれ
たら、二人とも悲しむに悲しめないと思う。
 
 それからしばらくしてのち。
 家康は長政らを呼び出します。
 小西が、朝鮮でひどいことをされたと訴え出たらしい。
 退却する時に、敵が追ってこないようにそこらに火を放つのは戦法としてあり得るんだけど、
小西がまだ逃げてないのにやられたと。
 あれだ、逃走中とかでまだ安全なゲートの中に入ってないプレーヤーがいるのに、追跡者を
防ぐためにゲートしめられちゃった、的な。
 そりゃ小西とか嫌われてるからしょうがないんじゃないの。
 朝鮮からの勅使が来た時、官兵衛に救ってもらったこととかも忘れてしまってるみたいだし。
 で、長政らは当然、戦の上では必要な戦法だった、というけれど、家康は、裁きをする者の中に
戦に詳しくない奴がいたら、そういうのはわからん、とわざと煽るわけですよ。
 長政らも当然、三成が裁きに加わるのかと気付くわけで。
 そうなったら自分らが重い処分下されるってのは見当つくでしょうからね。
 家康はわざとらしく、まあお前らの武功考えたら、そんなくだらない訴えを取り上げるようなことは
ないと思うけど、俺の方からとりなしとくわ、みたいな。
 うまいことやったもんですねぇ。
 官兵衛なら気付いたでしょうが、長政らは、繰り返すのもなんですがバカだから、全然気づかずに、
徳川様マジリスペクト☆みたいな感じですよ。
 忠勝ら家臣らもうまいこと盛り上げてるしなぁ…。

 さて、年があけまして、秀頼と茶々は秀吉の遺言に従い、大坂城に移りました。
 ここでやっとこさ前田利家登場ですよ。
 どうしたんだ利家!まるで今回限りの登場のような弱弱しい感じじゃないか!←
 てか利家もかなりの年ですもんねぇ…。
 んで三成が、遺言に従い利家は大坂城に入って秀頼の後見人となってもらい、家康はいらんから
伏見に帰ってもらうってわけですよ。
 完全に家康を遠ざける手段ですね。
 茶々も家康を警戒してたし、秀吉に言って書かせたんだろうなぁ。
 そしておねは、大坂城を茶々にゆずり、西の丸に移ることになりました。
 茶々が笑ってて腹立つわー。

 長政がおねのところにきて、三成に見事はかられましたな、と怒っている。
 家康が伏見に戻り秀頼が大坂城に入るということは実質、大名らは大坂に集まるから、家康は
独り伏見で孤立することになると。
 さらにおねだって、西の丸に移らずに大坂城にいればいい、というけれどおねは、いさかいを避けた
だけだという。
 無用な争いはするなと。
 このあたりが長政全然わかってないからなあ。
 なんでも力でねじ伏せればいい、嫌なことは言えばいい、と思ってる。
 それじゃまた戦になると言ってもわかってないっぽいし。
 だから家康にうまいこと利用されるんだよダァホ。

 そして先手を打ったのは家康でした。
 彼は突然大坂城を抜け出したのです。
 籠に家臣を乗せ、自分は家臣らに紛れて馬で逃げる、というやり方でした。
 これなら見た人は何かあったと確実に思いますわな。
 そして案の定、家康は石田らに不穏な動きがあったから逃げたんだと話を広めたらしい。

 善助は話を聞いてサクッと、狂言だと見抜いてる。
 さすがですな。
 つまり、三成らに襲われたことにすれば、そのうわさが広がって不満を持っている大名は動き出す、
そして三成らも襲撃を警戒して守りを固めるから、自然、戦につながるだろうと。
 家康が黒すぎるなぁ。
 で、官兵衛は「善助」って呼ぶんだけど、善助も何も言われずとも「徳川の動きを探ります」と言ってて
すごいなぁと思いました。

 三成らは、噂流れてっけど相手すんなよ、と小西らに言ってるんだけど、徳川が蜂須賀や伊達
その他の大名らと着々と縁組を進めていると言われてほってはおけなくなった。
 あれだ、無届で縁組とかしちゃダメよっていう遺言があるんですな。
 伊達政宗今回は名前だけかよ…。
(続きは毎週土曜日BSプレミアムで放送中、独眼竜政宗をご覧ください!←今ちょうど秀吉が死ぬ前あたり)
 で、ほってはおけないので、残りの4大老をまとめて家康を追い落とそうという作戦に出る。
 ところが家康はひょうひょうとした感じで使いの者に「あっごめーん。媒酌人が届出してるもんだと
思ったわー」とごまかす。
 それでも使者は、「最近家康の勝手な振る舞いが目に余ると問題になっている」と伝えると
家康は、秀吉の最期にあたり、この手をもって頼むと言われた、その遺言に従い大老になったの
だから、それをやめろというのはそれこそ秀吉の遺言を無視することになるのではと反論する。
 使者はぐうの音も出ず。
 ここはさすが、家康の迫力勝ちといった感じでした。

 その頃、長政らと、小西らの対立は日に日に深刻なものになっていて、一触即発になってました。
 家康の屋敷にも、三成を打たんとする兵らが続々集まっていた。
 黒田の屋敷でも長政がバカだから戦の支度をしていて。
 戦っていうか、家康の城を警備すると言ってたけど、何かあればそのまま戦になりますわな。

 官兵衛が来て、落ち着けと長政に怒る。
 このままでは家康の思うつぼ、家康は戦をしようとしているのだから、このままでは使い捨ての
道具にされると。
 でも長政は、そんなことはない、と話を聞かない。
 もうこの時点で道具にされてんだけどなぁ。
 官兵衛は又兵衛に、あのバカが軽率なことしないよう押さえてくれ、頼みます。

 さて前田利家のとこには三成らが来てて、これからは家康放置して、利家中心の政治に
しようぜ!と話をしている。
 そこにやってきたるは官兵衛と、ヤンデレ大名の名をほしいままにした細川忠興その人。
 イェェェイ!…ってちょっとイメージ違う!!!!
 ちなみにこの人、奥さんの細川ガラシャ(明智光秀の娘さん)が好きすぎて、彼女の姿を
チラッと見たというだけで庭師を斬首しています。ひでぇ。
 で、そんなガラシャはキリスト教だったためにたびたび忠興は改宗を迫ったのですが、
彼女は最後まで受け入れませんでした。
 そんな彼女がなくなった後、ちゃんとキリスト教の葬儀してあげてるあたり、ヤンデレ
だけど優しい。

 えーそれで官兵衛は利家にズバッと、おめーじゃ天下人無理だからと言う。
 今の時点で大老らが兵を率いて伏見に攻め込んだら、家康とて負けるだろう。
 でも、そうしたら利家が実質次のトップになるのは当然だけれども、お前もう年だし
病患ってるから長くないだろうと。
 だからここは和睦が天下のためである、というわけです。
 こうして官兵衛は一触即発だった状態を見事回避したのでありました。

 おねのところにやってきた官兵衛。
 おねは、争いが回避されたことをとても喜びます。
 ただ官兵衛はこれで済むとは思えない、と。
 おねは、豊臣の天下は秀吉一代限りです、という。
 この後太平の世が続くなら、だれでもよい、ふさわしい人が天下人になれば、と。
 良いこと言いますねぇ。
 一代で会社築いた社長もやりがちだけど、なんの苦労もしてない二代目に無理やり
継がせて会社つぶすケース多いからなあ。
 子供がかわいいのはわかるけど、会社のためを考えるなら、自分の苦労を無駄にしたく
ないのなら子供をきちっと教育するか、優秀な人を次のトップにすえるべき。

 善助らは酒を飲みながら、次の天下人は官兵衛が良いとかワイワイ言ってる。
 まあ官兵衛も空気読めないとこがあるから、天下人っていうよりサポートの方があってる
とは思いますけどね。
 で、官兵衛はといえば無言でした。

 家康の方は、あとちょっとで戦だったのに官兵衛めーみたいな感じです。
 黒田を自分の味方につけることが出来たら、迷っている他の大名もこっちに来るだろうに
みたいな感じらしい。
 そこへ唐突に栄という姫登場。
 いかにも伏線ぽくてわざとらしい!
 家康は姪である彼女を自分の養女にする、と言います。
 おい大丈夫か家康。
 栄が「聞いてませんけど」みたいな顔してるぞ。

 長政は三成を討つ機会を逃した、と悔しがっているけれど又兵衛はそんな彼を、むやみに
戦をすべきではないと官兵衛も言っていた、といさめる。
 でも長政はなんで自分でなくてお前に言うのか、と不満たらたらですよ。
 又兵衛はお前に言っても聞かないからだろボケってな感じだけど、長政はいや俺
ちゃんと聞くし、みたいな。
 お前さぁ、ちょっと10分くらい前の自分の行動振り返ってみろや。

 この後、お糸がぶっ壊れていくシーンがありますけど、一番かわいそうなのはお菊だよなぁ、
と思いました。
 あとお糸が長めのセリフをワンブレスで言い切ってて、別の意味で怖かった。
 
 そして前田利家が亡くなりました。
 あやうい状態で保たれていた均衡が崩れたわけですな。
 これを機に長政らは仲間を集めて、三成を討たんと動き出したわけですが、その三成は
虎穴にいらずんば〜とか言いながら家康の屋敷に逃げ込むんですな。
 よーし、そのまま火を放て!(やめなさい)
 
 長政らは当然家康のとこにきて、三成を出せというけれど、家康は応じない。
 三成もそれを読んでいたんですな。
 自分を差し出せば家康もまた、豊臣家に逆らう逆賊扱いになる、と。
 そんなもん後からつじつまあわせて、家康の屋敷に向かう途中で殺されたことにしとけよ。(オイ)
 ともあれ家康は長政らに、勝手な争いは禁じられている、これ以上伏見を騒がせるなら
ワシが相手になるぞ、というのです。
 それで仕方なく彼らは帰っていくことに。
 三成めっちゃ笑ってて腹立つけど、彼は気付いてなかったでしょうね。
 家康は正しいことを言いはしたけどそれによって、みんながますます、三成憎しの気持ちを固めた
わけですよ。
 長政らにしてみれば、家康の立場ではああいうしかないだろう、それをわかっていて三成は
家康のところに逃げ込んだのだ、卑怯なやつめ、となりますからね。

 少しして官兵衛が家康のとこに訪ねてきまして。
 うちのバカが迷惑かけました、と言っている。
 家康も、もともとは三成とか小西がありもしないことを訴え出たのが原因なんだから、って感じで。
 世はまた乱れましょうか、という官兵衛に対して家康は右目を見開き、どう思う、と問う。
 官兵衛はあなた次第です、と答えるのですが…。
 三成は隠居させる、と家康は言ったけど、はたしてそれでおさまりますかね。
 官兵衛もそれを危惧しているようです。
 何が狙い、とストレートにきいたら家康は、命には使い道がある、と黒田家の教えを言い出した。
 つまり、三成の命だって使い道がある、というわけです。
 それが多分関ヶ原ってことなんだろうなあ…。
 皆の不満を高めるだけ高めておいて戦になって、三成を討ち取れば、「さすが家康、よくぞやって
くれた」ってことになるもんねぇ。
 
 これから先三成は死に物狂いで味方を集めるだろう。
 そうして三成に挙兵させ、それを滅ぼして天下を取るのが家康の狙いだ、という官兵衛。
 でも三成にはつかないという。
 善助らは、では家康ですか?みたいなこと言うけど。
 生き残るのが大事だ、しかし自分は我が道を行く、と官兵衛宣言しました。
 いよいよ天下取りでしょうかね。
 まあまた官兵衛の空気読めなさが炸裂するんですけどね。←


 次回
 夫婦や恋人同士の問題には決して口をだしてはいけない。
 そこには世間の誰にも分からない、二人だけしか知らない一隅があるのだから。
 byドストエフスキー



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