多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→軍師官兵衛


軍師官兵衛

第47話(14/11/23)

 髷を落としてザンバラ髪になった三成、豊臣家に内乱を招いたとして自分とこの城で
蟄居を命じられます。
 これは佐々とか黒田と違い、切腹の前の謹慎とはワケ違うので、まあ三成としては
この間に準備したるでーって感じでしょう。
 ともあれこれで、世の中の大名はいずれきたる大乱にそなえて、徳川と豊臣、どちらに
つくかを迫られることになるわけです。

 家康が大坂城に来まして、まあしばらく見物させてくださいね、というのですが、茶々と
してはむげに断るわけにもいきませんから、ゆっくりしてってね、みたいな。
 したら本当に居座っちゃったらしい、家康。
 この話は官兵衛らにも届いていて、大坂城を取る気なのかな、と皆で話しているわけです。
 つまり、自分が大坂城に居座ってることに文句いう奴がいたら排除できるから好都合
でもある、と。ついでに戦もできるし、的な。
 
 官兵衛は西の丸にいっておねに、ここを家康に明け渡してもらいたいという。
 おねもうすうすわかっていたようですね。
 茶々がさぞかし嫌がるだろうなあウヒヒって感じだったから、まんざらでもないんでしょう。
 京に戻って菩提を弔いたいという気持ちもあったようですよ。
 ただ。
 おねはそれだけではないでしょうと官兵衛に言った。
 彼が何か企んでいることを見抜いてたんでしょうね。
 もう秀吉いないから言えば、みたいなこと言うけど官兵衛は言わなかった。
 一応警戒したんですかね。

 おねは、もう潮時だからあなたも好きにするといいですよ、と言いました。
 確かにそうでしょうな。
 官兵衛にとってはもう守るべきものはないんだから。
 豊臣家というより秀吉に仕えていただけなんだし。

 そうして、家康は西の丸に移りました。
 さっそく長政が挨拶にきて、ここで大名に指示するのいいですね!とかいうてる。
 本当にこのバカ殿は…。
 この世を太平に導けるのは家康だけですよ、と言ってます。
 家康としてはコマに使う気満々だっただろうけど、史実はどうなんだろうね。
 本当にコマとしてしか見てなかったのか、それとも、ちょっとくらいは情はあったのかな。
 家康は、官兵衛はどうするつもりなんかな、と長政に尋ねますが、こいつ父親ゆずりの
空気の読めなさですから、父は隠居ですよ!と答えました。
 バカ!…バカ!(子安武人の声で)
 まあ、家康としてはそれとなく官兵衛がどう動くかを引きだそうと思ったんでしょうけど、
今回ばかりは長政がバカでよかった!

 さて長政が帰宅すると、糸がまた臥せっている。
 もう無理です、里に戻してください、っていうんですね。
 次男の子産めばいいって言われても、朝鮮出兵とかあちこちいってたから、出産期(この時代の)は
逃してしまったのかなぁ?
 調べてみたら離婚した時30歳(数えで)だから、この時代的にはもう無理かも知れない。
 かわいそうになぁ。

 官兵衛と井上は、官兵衛が中津に戻った場合の、大坂城の状況を最短で知らせる方法について
話をしていた。
 井上の策はさすがですね。官兵衛に指摘された手筈ももう済んでるし。
 3か所に船を配置して、それぞれ乗り継いで知らせを持ってくる、的な。これが最速のようです。
 確か江戸時代の飛脚で、今でいう速達便のようなものも同じ作戦とってたと思う。各所の飛脚が
荷物を受け渡していく、的なやつ。
 かなり早く到着したらしいですよ、当時にしては。
 そして官兵衛は、もし戦いになれば大坂城の妻や子は人質にされるだろう、という。
 そのために善助と太兵衛を残しておくと。
 確か三成は実際に大坂城の妻子を人質にとったけれども、細川さんちのヤンデレ息子さんは、
ガラシャが人質にされたらどうしよう、触っていいのは俺だけみたいなヤンデレ爆発で、人質に
なってもいないのにガラシャに先に自害させたとか。(自害っていうか宗教上できないので、家臣に
刀で自分を突かせた)
 で、その話を聞いてドン引きした三成は、人質作戦をやめたそうです。
 三成にすらドン引きされるヤンデレ…。
 ちなみにガラシャはキリスト教だったので、たびたび改宗を迫っていたクセに忠興君、ちゃんと
キリスト教の葬式を出してあげました。
 
 計画を練っている官兵衛を光は、子供のようにウキウキしてるという。
 官兵衛も、今までつらい戦ばかりだったから、初めて人には仕えず自分の考えで動くんだ
とか言ってました。
 秀吉が死んでふっきれたらしい。
 そんで長政に、自分は中津に戻るから、大坂は任せると告げる。
 ここにいたら、戦が起きた時に徳川か豊臣かどちらかつくのを決めないといけない、自分は
どちらにもつくつもりはない、と。
 長政は、それは間違っているという。
 黒田が生き残るには徳川につくしかないと。
 だから、お前は好きにせぇ言われとるやろが!
 空気読めよ!
 長政は、かつて官兵衛が秀吉を天下人にしたように、自分も家康を天下人にしたい、と言うの
でした。
 …コマにしか見られてないのに?
 長政ってそういう、父がしたことを自分もしてみたいっていう割に、自分がどれだけ信頼
されているか、みたいなのは考えてみないですね。
 秀吉と官兵衛の関係と、家康と長政の関係は少なくともこのドラマ内ではかなり違うと
思う。

 官兵衛は長政に、当主はお前だから徳川を選ぶならそれでいい、自分は好きなように
やる、というのでした。
 んで中津城に帰る前に、三成のとこによることにするんですな。
 三成のとこは周りが家康についてやいのやいの言ってたけど、彼自身は、今はたつ時
ではないと冷静に言ってた。
 そこに官兵衛がやってきた。
 官兵衛は、この城はとても優れている、城を落とすのは難儀だろうな、と言ったところで。
 どうやって徳川を討つんだという。
 で、お前上杉さん家の直江兼続と仲いいよな、と言い出す。
 ああ、あの、ダメ出しの達人…。
 それで、兼続から上杉景勝をたきつけて挙兵させることもできるだろうと。
 したら当然家康は討伐に行く、大坂はからになる。
 それを見計らって自分らが徳川討伐軍をあげれば挟み撃ちになる、と指摘する官兵衛。
 これで家康は万事休すだと。
 ご丁寧に自分が書いた地図で説明ですよ。
 三成は、ワーすごーい、考えも及びませんでしたー(棒)とか言ってる。
 ただ官兵衛は、これはやめておけと言った。
 家康も読んでいると。
 それ以上に、家康は戦が起きるのを待っている、秀吉でさえ家康には勝てなかった、策を立てる
のと実際の戦は別物、これは自分から三成への最期の忠告だと。

 官兵衛君指さしやめなさい!
 
 三成は、もしそういうおりがきたら豊臣家にぜひ味方してね、っていうけど官兵衛は、ワシ
隠居の身だからと言って帰っていきました。
 長政は完全に家康の方についてますし、つまり黒田家は手を貸さないと言われたも
同然なわけです。
 昔の三成だったらこの事実をもっと冷静に考えることができたでしょうが、官兵衛ムカツク
しかない三成にとってはもう無意味なことだろうなぁ。
 思えば、負けフラグはこのあたりからザクザク立っていたのかもしれません。

 …おい、官兵衛地図おいて帰ったぞ…。

 官兵衛さらに毛利のとこにもよりました。
 寄り道しないで帰りなさいよ!←
 毛利輝元が一応トップなわけですが、家康と三成が衝突したらどっちにつくかで毛利の運命も
決まるみたいな話になってて。
 安国寺は、秀吉の遺言でうちとこの輝元は大老になってるから、豊臣につくのは当たり前
みたいなこと言ってました。
 バーカバーカ。
 官兵衛は隠居の身だからどちらにもつかないよ、と。
 長政は徳川につくと毛利にはばれてましたけどね。
 安国寺は、豊臣は自分と官兵衛とで作ったんだから、これ守りたいと思わないの、みたいなこと
言ってるけど、官兵衛自体秀吉に仕えていたんであって、それ以降は興味ないだろうしなぁ。
 あと、輝元がそうせい様のように、ウジウジして全然ダメだこれ。
 吉川は石田につくのはありえん、と言ってました。
 安国寺は、自分の見通しが誤ることはない、今までもあててきたとか言ってるから、自分に
従えば安心だよ!って言ってます。
 …官兵衛に説得されたりして大分助かってきた部分があるように思いますけど…。
 井上もしらーって感じで見ててちょっと笑いました。
 
 官兵衛は、小早川隆景なきあと、毛利をまとめる人間はいない、戦になれば毛利はバラバラに
なるな、と言ってました。
 息子の代になってダメになりましたね…。
 官兵衛は、これを踏まえたうえで策をたてる、と言いました。
 悪い笑顔やでー。

 さて1600年になりました。
 おいどうした、文字でかいよ!(大事な年だからだよ!)

 家康は長政と酒飲んでて、息子のように感じられるとか散々おべんちゃら。
 しかもよっぱらったフリをして、家臣に開放されながら出ていくんだけど、出て行ったらすっと
しらふにもどるわけですよ。
 戸があきっぱなしなんだから、長政が振り返ってたらすたすた歩いてるの見られてたぞ…。
 もうちょっとちゃんと演技しろ!
 んで、出て行ったあとで残ってた井伊が、家康があんなに酔うのは珍しい、あなたに心を
許しているからですよ、と長政よいしょするわけですよ。
 長政感激して、家康のために尽くします、と言う。
 完全に長政、騙されてんなぁ。
 さらに井伊は、家康には16歳の娘いるからあなたと結婚したらいいのに、と畳み掛けます。
 妻がいるのは承知してるけど、黒田家の行く末考えたら…みたいな。
 熊之助死んだし、糸が産んだのはお菊だけだから直系の跡取りがいないってことを
言ってるんでしょうね。
 養子をとることも認められるんですが、血のつながりがないのはやっぱまずいからね。
 
 長政は帰宅して、糸にあることを告げます。
 ここのシーンカットしたのは良かったと思う。
 あるとグダグダしちゃうからね。

 5月になり、事態が動き始めました。
 上杉に謀叛の動きありという情報が入り、家康が動くことになります。
 当然三成も動く、と官兵衛はニヤニヤ。
 家康だって三成が動くのを承知の上で兵を出すはずだ、双方つぶしあえ、みたいな。
 殺しあえー。

 三成の方も準備してて、このおっさんだれだっけ。
 増田?忘れた。
 ともかくそのおっさんが、これでは官兵衛の言うとおりだというけど三成は、あの男の
言う通りにはならん、と。
 …なってますけど。
 家康の方も、上杉ごとき行くことはないよって言われてたけど、自分が行くと。
 それを見てた長政ようやく、三成の挙兵狙ってたんでは、と井伊に言いました。
(「ハッ、ピーン!井伊に言い!キタコレ!」「伊月、うざい」)
 井伊も、ようやく機は熟したと返します。
 まあそれでとめないだけ長政も成長したってことか。
 それで、縁談を受ける、徳川と命運を共にするとか言い出した。

 糸は里に帰ることになり、光に挨拶をするんだけど、侍女が、光の気遣いが糸に
負担だったとか言っててざい。
 これは夫婦の問題なんだから黙ってろよ。
 この当時だと男の子産めなかったらどうしようもないのは事実だし。
 糸はお菊を置いて去っていきました。
 ちなみにお菊はこの後確か井上さんちだったかな、あそこの息子さんと幸せな結婚を
したはずですが、お糸が返されたことで、黒田家と蜂須賀家は江戸時代、不通大名という
犬猿の仲になります。(すれ違っても挨拶しない、目もあわさない、相手の存在を無視する)
 井上は思い切ったことをしましたなとか言ってたけどこの時の若殿がバカ殿に聞こえた。
 朝鮮の戦がすべてを狂わせた、というのはその通りだと思いますね。
 ただ、これで世間的には黒田は、徳川についたとはっきり示したことになる、と官兵衛は言います。
 んで栄姫がやってきて、長政と静かな祝言をあげるのです。
 糸はお糸、栄は栄姫と呼ばれてるのは多分呼びやすいからでしょうね。
 
 さて、家康や長政らが出陣すると、同時に三成も立ちました。
 立った立った!クララが立った!(よそでおやんなさい)
 ちなみに三成がすえる大将は毛利輝元だそうです。
 あんなのをたてるなよ…。自分が大将になれや。
 あ、ここで大谷吉継出ましたよ!待ってました!
 んで安国寺は、官兵衛はと言ってるけど三成は、あんなもんいなくても構わん、と。
 あーあ。
 これで敗北は決定しましたな。

 その頃家康は井伊から、三成が罠にかかったと報告を受けていた。
 三成のバカなとこは、家康が自分のことを待っていると気付いてはいただろうけど、数は
こっちが多いから問題ないと油断していたこと、そして憎さのあまり、官兵衛を遠ざけてしまった
ことでしょうなぁ。

 三成が大坂城にいったので、善助は光に妻子が人質にされる、と。
 これ確かなんとか逃げ出すんだっけかな。
 
 一方井上も官兵衛のところに三成が立ちました、と報告を。
 立った立ったク(もうやめなさい)

 官兵衛、よしきた兵をあげるぞ、というけど中津にはわずかな兵しかいない。
 さてどうするのか。
 井上もニヤニヤしてたから策があるんでしょうね。


 次回
 ある人間を判断するには、その人の言葉によるよりは、むしろ行動から判断したほうがいい。
 というのは、行動はよくないが、言葉が素晴らしい人間が多くいるから。
 byクラウディウス



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