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軍師官兵衛

第49話(14/12/07)

 次回一回お休みとかめっちゃかったるいんですけども。
 最終回に向けて盛り上がった雰囲気台無し。
 ま、制作サイドもそれ思ってるでしょうね…。

 官兵衛は又兵衛から、家康が江戸城を出たという連絡を受けていました。
思ったより早いと。
 ただ、三成には奥の手があるというんですね。
 それは秀頼の出陣だった。
 つまり秀頼を担ぎ出せば義はこちらにある、家康こそはむかう敵、と知らしめることが
できるわけですが、当然それは茶々が許さなかった。
 うーん…。
 もしも秀頼がもう少し成長してて、出陣してもおかしくないような年だったら歴史は
変わってたかなぁ?
 ともあれかたくなに茶々が拒否ったので、官兵衛がもっともらしく言っていた三成の奥の手は
割とあっさりポシャりました。
 お前なー…。
 
 そんで長政のとこには小早川の家老、平岡がきたのですが、徳川に味方するのは間違い
ないかと確認している。
 でもなんかちょっと煮え切らない感じなんだよなー。
 小早川秀秋見てると、張り手かましたくなる感じ。
 とりあえず、京の近くに2か国を安堵してやんよ、と長政は言いましたが…。
 
 三成もまた小早川に接触してくるんですね。
 お前らなんでそんなにこのぽやーんとした奴が大事なのって思ったけど、地域的に
重要なとこにいるからなのかな。
 ともかく三成は、俺ら勝ったら、秀頼が15になるまでおめーに関白させてやっから、
だから味方しろと言いに来たようです。
 うっわー、小早川めっさ揺らいでる。
 隆景だったら一喝しただろうものを…。
 なんでこう、どこもかしこもバカ息子ばっかりなんだ。
 まあ大友のとこが輪をかけてアレな感じだったと思いますけど。

 三成は、小早川が徳川に取り込まれそうになってたから、エサでつってこっちにつなぎとめて
おいたよ、とほくほくですが、大谷吉継が、お前ちょっと自分の知恵過信し過ぎじゃね?みたいな。
 つか今更ですが、大谷吉継は三成の無二の友と言ってもいいのになんで今まで出てこなかったん
だよ。
 予算削りすぎだろ。
 
 その頃官兵衛は九州の大名らに出す手紙をせっせと作ってました。
 黒田につかないと滅びちゃうよーっていう。
 で、使者に「暴れてこい!」って手紙渡してるけど、普通に届けさせればいいだろ。
 そんなだから最初から最後まで空気読めないって言われるんだよ。
 官兵衛は一同に、これより始めるは九州を手中に収める戦いだ、と言い士気をあげます。
 まずは豊後らしい。
 もとは大友の領土だったんだけど大友、以前敵前逃亡しちゃって、転封されたってさ。
 つーか官兵衛の兜が、汁茶碗ひっくり返してそうめん出てますよ、みたいな感じなんだけど。
 これ本当に史実再現されてるのかな…。
 
 えと、この後官兵衛は竹中がおさめる高田城をかこみました。
 半兵衛のいとこらしいんだけど、三成側についてるらしい。
 見る目ないねぇ…。
 官兵衛も今からでも自分につくなら本領安堵は約束する、と言うんですね。
 まあ竹中らとしては一も二もなくつきますわな。
 で、今から別のとこ攻めに行くから兵を出せ、というとそれはできない、支度が出来てないからと。
 ここで官兵衛はわざと怒って、握り飯食べ始めるんですね。
 えっと、関連性がわかりませんけど…。
 つまり官兵衛としては、支度ができないと言い訳してる間に裏切るつもりだろう、みたいなことを
言いたかったわけですよ。
 高田城を攻めると言われて竹中、あわてて兵を出すと言いました。
 これくらい強引にやってった方がいいのかも知れませんね。
 二択しか与えず、こちらにつかないなら即滅ぼす、となれば話は早い。

 一方で大友の陣には昔の家臣らがどんどん集まってきていた。
 ところがその中に、一時期黒田の食客だった、吉弘という武将がいた。
 彼は、黒田との戦いは避けるべき、と忠告するんですな。
 官兵衛から書状をもらった、戦いは避ける方がいいと。
 したら他の武将らは命を惜しむかっていうんですよ。
 バカだなあこいつら。
 吉弘だって勝機があるなら止めはしなかったと思いますよ。
 黒田の勢いを知っているからこそ、避けて降伏すれば命までは取らない、と提案したんだと思います。

 結局大友は聞き入れず、兵を進めることにしました。
 そして木付城というとこが包囲されまして。
 官兵衛ら一同は、吉弘がメンバーにいると聞いて、やっかいだなあと言っている。
 こんな風に、黒田が恐れる豪傑が、大友に戦いはやめろと言ったんだから聞いておくべきでしたねぇ…。
 官兵衛は井上に任せると言います。
 自分らは背後を突かれないよう他の勢力を押さえておく、と。

 一方家康は清州城で貧乏ゆすりしてた。
 ええい、やめなさい!
 井伊が官兵衛が挙兵した、と報告にくるんだけど、井伊はまだ事態を理解してないらしくて、
三成の味方を蹴散らしてくれてるらしいよ、やったね!て感じ。
 でも家康は官兵衛の実力を知ってるし、恐れているからすごく警戒している。
 この時代において、官兵衛のことを真に理解していたのは家康かもしれませんね。
 というかこのドラマではそんな感じなのかなと思いました。
 井伊は、長政がこっちの軍にいるから敵にはならないと思いますヨーとかいうけど、家康はイライラ。
 珍しく本性出てる感じだなぁ。

 そして長政の方ですが、数日のうちに家康来るよって言われて、毛利は敵対しないそうだから
大丈夫だよ、小早川は煮え切らないからちょっと監視のために部下の大久保を送り込んでるよ、と
報告してました。
 長政もちゃんとやれてはいるんだろうけど、なんていうのかなあ、官兵衛みたく、プランAがダメなら
プランB、それでもダメならCかDっていう、すべての方向に置いて万全にするっていうのが出来てない
気がする。せいぜいBまで、みたいな。
 予想外でした、に対応できないタイプかと。

 まあともかく、又兵衛は長政に、官兵衛挙兵したけどどう見てる?と聞くんですね。
 天下狙ってるんじゃないスかねぇ、みたいな。
 したら長政は、外にもれたらまずいからそんな話はするな、と。
 黒田の当主は自分だ、黒田は徳川にかけたのだと言います。
 ま、何かあっても官兵衛が勝手にしたこと、で何とかなるからなぁ。
 ただ、戦いが終わったらもっと遠いところに領地替えされるかもしんねーけど。

 官兵衛の軍は快進撃しておりまして、大友はその勢いに後退を始めた。
 そして、石垣原というところで先発で出ていた井上の軍と衝突、戦いになります。
 ここで井上は吉弘と出会う。
 再会を喜ぶヒマなんてないよなぁ。

 井上は降伏を促すけど、もとから吉弘は言って聞くような人間ではありませんから、黒田に
かなわないと知っても、大友が戦うと決めたら従うんでしょう。
 それで結局井上が勝って、命を無駄にしないでくれと吉弘に言うけど、彼は笑ってその刀を
自分の首にあて、自分で首を斬るんですな。
 多分彼は、自分の死によってこの戦いが終わると確信していた部分があったのではないかと。
 井上の家の味噌汁はうまかった、とか、あの一年は楽しかったな、とか、吉弘にとっては本当に
楽しい思い出だったんだろうなぁ。

 官兵衛はこれで、大友軍は士気が下がった、逃げるものは後を絶たない、ほっといても大友は
降伏するだろうという。
 大友は許すと。
 許すことで他の武将も降伏しやすくなる、と。
 井上に対して善助らが下手に慰めの言葉をかけなかったのは、どうしようもないと知っていたから
でしょうねぇ。

 で。
 翌日大友降伏しました。
 はやっっっっ!
 井上がめっちゃ怒ってて、吉弘のような忠臣の言うことを聞き入れていたらこんなことには
ならなかった、と怒鳴ってました。
 冷静な井上が珍しく怒ってて、それだけに、吉弘という人は黒田にも好かれていたんだなぁと
わかりますね。
 黒田は家臣を大事にするから、官兵衛はそれを第一に考えて動いたけど大友は、とにかく
自分の家が守れれば家臣は死んでもいい、みたいなとこがあったんだろうなあ。
 耳に痛いことを言ってくれる人が先に死んでしまいますなぁ。

 こうして九州に、「官兵衛めっちゃやべえあいつ」という噂が広まっていったのでありました。
 西軍(三成側)一色だった九州が揺れ始めたのです。
 光らも官兵衛勝利の話を聞いて大変に喜びます。
 この後また栄も含めてホームドラマあったけど、ここは別にどうでもいいと思う。
 
 さて家康の方は、佐和山を攻めようか、と言ってた。
 官兵衛がなかなか攻めるのは難しいと言ってたとこですね。
 まあ家康として、兵を動かせば敵はあわててやってくるから、あとは野戦に持ち込む、という
ことらしいです。
 野戦で家康にかなうものはいないらしい。
 なるほどねぇ。
 そんでその話が宇喜多から三成の方にも話入るんだけど、毛利が動かんので小西とかが
イライラしている。
 どうやら増田に謀叛の疑いありという噂があって、秀頼を守るために毛利は動けない、
ということらしいです。
 多分それ動かないための方便なんでしょうなあ。
 毛利は天下取りには加わらない、的な。
 こうなった以上は今いる大垣を捨て、関ヶ原へ行くという三成。
 そこで野戦をする、と。
 いよいよやってきましたね。

 そんで三成、毛利に先鋒頼むわって言いに行くけど、吉川激おこ。
 いや俺大老だべ?なんで先に出ないといけないの?明日は俺ら勝手にやっから!と
いう感じでした。
 このあと小早川に会いにいって、三成が「明日さ、家康の本陣突いてよ」と言ったら小早川、
「いーよ」みたいな。(前少しはやった芸人のあの口調で)
 かるっ!
 これは嘘をついている味だぜ!

 三成ここで官兵衛の忠告を思い出しました。
 徳川は全部まるっとお見通しだ!と言われてましたね。
 まあもう引き返せないでしょうが。
 つーか三成のかぶと、シーンごとに角伸びていってね?気のせい?

 おねはなんかお祈りしてて、福島、長政、小早川がなぜ憎みあい、殺し合わなければならないので
しょうか、とか言ってたけど、別に憎みあいも殺し合いもしてませんけど…。
 どこの次元にいっちゃいました?
 
 関ヶ原で家康は8万の兵を率いていました。
 三成は、勝てる、勝てるぞ!みたいな感じで完全に勝ったつもりでいるなあ。
 家康の方は霧が濃くて見えないーとか言ってたら、そこに長政の部下がやってきて、敵は2〜3万と
報告する。
 家康は、さっき敵は10万いるって聞いたけど?と問いただすんですね。
 したらその部下は、戦う気があるのはせいぜいそれくらいだと報告する。
 さすがですなぁ。
 で、褒美じゃとかいってなんか食いもんくれたけど、手づかみの上に部下もそのまま手づかみで
受け取ってムシャムシャ食うし…。
 いやあのさ…ちょっとさすがにさ…。

 いよいよ戦が始まろうとしていました。
 次回長政のかぶとで焼きそばは作れるのか!戦場めしコーナー始まります!(始まりません!)

 
 次回
 どのみち死なねばならぬなら、私は、なっとくして死にたいのだ。
 by梅崎春生



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