多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→軍師官兵衛


軍師官兵衛

第6話(14/02/09)

 信長はこの頃、四面楚歌の状況に陥っていた。
 朝倉、浅井に延暦寺と武田信玄。
 これはいろいろ面倒くさいですなぁ。
 ただし、その陰には義昭がいた。
 要するに、信長の好きにさせるのが悔しくていろいろ嫌がらせしてたわけだ。
 なんつーか、傀儡でいればまだ何とかなっただろうものを、とは思いますが。まあ
信長もだんだん義昭のこといらなくなってたから、来るべくしてきた結果ではあるけど。

 さて。
 近江にいた信長ですが、、比叡山を焼き討ちすると言い出し、臣下は大変驚きます。
このあたり、「信長のシェフ」からの受け売りで申し訳ないんですが、昨今の研究で、
比叡山といっても、坊主どもは皆堕落して、寺を出て下の町に住んでおり、本当にひどい
おちぶれようだったらしいです。
 さらに、すべて殺せと信長は言ったけれども、「女子供もですか」と聞かれた時に、「そうだ」
と答えた。けれでもこの裏には「寺であれば坊主は結婚してはならないのだから(当時)女子供は
いないはずだ。いてはならない」という意味が隠されていました。
 つまりいてもこっそり逃す分には自分は知らんっていう意味で。
 案の定、比叡山を焼き討ちした時には、坊主はほとんどいなかったそうです。
 残ってるのも確かにいたけれど。
 信長はこういう、実が伴わないのに信仰だけされている、というのを嫌ったんでしょうね。

 その頃、黒田家では長政君、5さーい!
 やんちゃ盛りですな。
 長政を見守る光のとこにおじきがやってきて、うなぎ差し入れですよ。
 侍女が「あてこすりです、早く二人目を作れと言う意味です」って言ってた。
 で、その夜光は官兵衛と話をする。
 あの性格の悪い姉も嫁にいったらしいんだけど、もう二人の子がいるらしい。
 でも自分は他に子宝に恵まれないから側室を持て、というけど、官兵衛はお前一人で
十分だ、と言うのでありました。
 この時代としては珍しいっちゃ珍しい話です。まあ血を絶やしてはならないっていう
のがあるからね。でも男の子が数人生まれたら生まれたで、世継ぎ争いになったりも
するんですが。どないせーっちゅーねん。

 んで善助は善助で、太兵衛に手を焼いていました。
 乱暴者で、周りと打ち解ける気が一切ないんですね。
 けれども太兵衛には太兵衛なりの考えがあって、新しく雇われた連中はだらだら
鍛錬をやってるけど、そんなことでは戦になったら生き残っていけない、強くなるべきだ
ということでした。
 まあ彼の気持ちもわかる。
 けどなんか、焦っているようにも見えるんだよなぁ。
 
 えー、義昭の方は、信長から意見書が届いたとプンスカしています。
 意見するとは生意気だ、みたいな。
 お前直江兼続から意見書もらったことないだろ。
 あのダメ出しは心が折れるんだぞ。(おい)
 でも義昭、今回の意見は受け入れてやる、とか言い出してます。
 何かやらかす気満々じゃのう。

 信長の方は、本当の敵をあぶりだすから後お前らに任せるわ、俺寝るっつーて、
秀吉と半兵衛に近江の本陣を任せて、自分はサクッと岐阜に帰りました。
 この人、寝るといったら本当に寝るからなぁ…。
 
 一方小寺は、信長が岐阜に戻ったと聞いて、信長は終わりだなあとか言ってる。
 お前こないだ、本陣放り出して逃げ帰った件、黒田家に謝ったのかよ。
 あと、信長の真意を見抜けない時点で本当にダメだわ。
 官兵衛はやはり信長の行動について、そうやすやすとやられる男ではない、と
何かあるのではと思ってるみたいですね。
 でも小寺、自分らには関係ないもーんって感じでした。
 あーマジイライラするわー。
 小寺から目をそらさないで真顔で「赤鼻のトナカイ」を歌ってやりたいくらいには。

 で、官兵衛は櫛橋に、長政がやんちゃに育ちましたって報告してて、櫛橋が、光に
似たんだろうって言ってたのは笑った。
 櫛橋もまた側室を持ったらというのだけれど、官兵衛はきっぱり断ります。
 櫛橋はこの頃、体調を崩しておりました。

 黒田家では、案の定太兵衛が孤立してて、またケンカになったのを善助があわてて
止めに入る。
 で、武兵衛の家の名を継いでいるのだから、それに恥じない行動をせよ、と太兵衛を
強くいさめます。
 むしろ名前を継げたことに驚きだよ!

 そんでまたまた騒動が起きて、善助は太兵衛をとめて、もうこうなったら苗字を返上しろ、
と激怒する。
 それで官兵衛が善助から話を聞くと、どうやら太兵衛をよく思わない奴が、太兵衛が
いつも大事に胸から下げていたお守り袋を奪い、それでけんかになったのだということが
わかる。
 そのお守り袋というのは、太兵衛が武兵衛の母から、武兵衛の遺志として託されたもの
だったのです。
 まあこりゃ怒るわなぁ。でも元凶はやはり、太兵衛の乱暴な点だと思うよ。
 ともかく。
 そのお守り袋には仏像が彫られたものが入ってて、それを母は、「うちの男たちは殿を
守るために命をかけた。どうかそのま思いを忘れないよう身につけていて欲しい」と渡した
のだそう。
 だからまあ太兵衛は、もっと強くならなければ、と思っていたんですね。
 その思いが空回りしちゃったんだめうな。
 そして善助も太兵衛に謝る。
 そのような思いがあったとは知らずに、頭から叱りつけるばかりで思いを見抜けなかったと。
善助は先の戦で、自分もまた、武兵衛から官兵衛を守るよう思いを託されたことを話します。
 で、官兵衛は二人に義兄弟になるよう命じる。
 そして太兵衛に、善助の言うことは決してたがえてはならぬ、と。
 いいですねぇ。
 ちなみにここ、井上ずっといるんだけどまったくセリフないんですけど。
 井上、ずっとスタンバってました…。

 信長の方は、敦盛踊ってた。人生50年〜ってやつ。
 で、そこに柴田勝家が、徳川家康の軍勢が武田信玄の軍勢に破られたと報告
してくる。
 これが、家康ウ●コもらし事件です。(実話)
 彼はのちのち、この時のことを忘れないために、とわざわざウ●コもらした直後の
自分の肖像画を描かせ屏風にして残してます。
 こんなん、後世に残された方の身にもなれよ!(資料、資料!)
 んで、どこだっけ、城に逃げ込んだらしいけど、そこで武田軍を足止めしとけ、と
信長は伝えるように命じる。
 まあウ●コもらして逃げましたが、この後城での戦いは、武田軍を一歩も踏み込ませ
ないほどの戦いぶりを見せたので、ウ●コ将軍の汚名は返上できたのではないでしょうか。
(どんだけウ●コ連呼する気だ)

 お濃さんは信長に、何を待っているのか、と問いかけました。
 信長は、信玄が来る前に火元を絶てれば自分の勝ち、そうでなければ滅びるのみだ、と。
すごいばくちですなぁ。
 つーか信長さん、なんで兜に語りかけてるんですか。
 怖いです。

 秀吉の方も、なんで信長は家康が危ない時なのに動かないのか、と言っている。
 餅を焼いている半兵衛はおそらく信長が何を狙っているかわかってたんじゃないで
しょうか。
 京に火の手が上がるのを待っているのでしょう、と答える。
 で、秀吉も義昭のことかと気づく。
 信長が先に討伐しようと挙兵すれば、信長が逆賊になってしまう。
 けれども、義昭が攻めてきてそれ向かい討つなら問題ないってことですね。

 ちなみに半兵衛が餅焼いてるエピソードは、彼自身餅が好きだったのもありますが、
ある時敵の矢が飛んできた時に、懐に入れていた餅に矢が刺さり、助かったという
「そんなん今日日ハリウッドでもやんねーよ!」的なエピソードから来てるかと思います。
その後彼は旗印を餅に変えております。
 後日官兵衛が半兵衛に会った時、彼にならって旗印を餅にしています。
 そんなに餅印増やしてどうすんだ。
 あと、藤堂高虎も白餅の旗印です。彼の場合、餅が好きというほかに「城持ち」ともかけて
いたそうです。
 だからどこまで増えるんだよ餅の旗印。
 戦になった時餅同士だったらわからんやろが。

 義昭ですが、信長がいきなり和議を申し入れてきた、と報告を受ける。
 臣下は、これを受けるべきというけれど義昭は、和議を申し入れてきたということは、
信長は進退窮まっているはずだ、今こそ挙兵して信長を討つべし、とまんまと罠に
はまってしまいます。バーカバーカ。
 さらに信長の方では、義昭が挙兵したという報告を受けていたのですが、信玄はと言えば
家康がかなり頑張ったのでまだ三河で足踏みしている、つまり義昭の加勢を出来る手ごわい
奴はいないってことで、かけに勝ったと喜んでおります。
 それはいいけどなんか、けっこう的から外れた矢とかあったんですが、ひょっとして信長、
弓矢自体は得意でないとか…?
 
 そういうわけで京へ向かう途中信長は、荒木に出会います。
 城持ちになってました。
 で、荒木は信長に味方をするので、この摂津を自分が平定するのを任せて欲しいという。
 信長が天下とったらここの領地くれってのと同じことですな。
 信長は刀を抜き、まんじゅうをぶっさしてこれ食ってみろという。
 えっ…誰切ったかわからんような、消毒もされてない刀に刺された饅頭はちょっと…。(コラ)
 やっぱひよこ饅頭ぶっさす方がいいよなぁ。←。
 ともかくこの饅頭を食べて荒木は信長に気に入られるわけです。

 んで義昭はあっさりと降伏することになったようです。
 この話は黒田家にも届いており、一同はいよいよ信長の天下か、と噂し合う。
 さらに、新参者の家臣、荒木に摂津をまかせたらしいという話を聞いて官兵衛は、あの荒木が
本当に城を持てたのだと驚き、会いたいなぁと思う。
 したら父が、いってこいよと送り出してくれるのです。
 姫路は父が守るから、と。
 何も無ければいいけどなあ…。
 ともあれそういうわけで官兵衛は、善助と太兵衛を連れて荒木に会いに行くのでした。
 向こうも覚えてくれていたとみえて、官兵衛の来訪をとても喜んでくれる。
 それと、なんか茶器を見せてくれた。
 すごいね!
 5000円くらいしそうな茶碗だね!←
 官兵衛は価値が分からんのでヒョイヒョイともってるけど、それ一つで城が買えると言われて
ヒェェェってなってたの笑った。
 信長は茶器を集めているようだがこれだけは手渡さない、という荒木。
 あーなんかこれを差し出すように言われて裏切る展開なのかなーってちょっと思った。

 荒木は、信長は一旦敵とみなすと容赦しない、彼を魔王と呼ぶ者もいる、と言う。
 ああ、シューベルトの…。(歌曲の魔王な)
 信長には人を引き付ける何かがあるという荒木。
 官兵衛も俄然興味を引かれたでしょうなぁ。
 その夜、官兵衛らは手厚い歓迎を受けます。
 奥さんのだしが美人でビックリしてたの笑った。
 で、荒木に「(自分には)過ぎた嫁じゃ」って言われて思わず「はい」と。
 お前空気読めないの、この頃からか!

 それで官兵衛は、義昭との戦いがまだ残っていると聞いて兵の端に自分達を
くわえて欲しいと頼む。信長の兵を見たいっぽい。
 荒木もとても喜んでくれます。
 でもその夜に井上が早馬でやってきて、櫛橋が死んだことを伝える。
 官兵衛はあとを善助、太兵衛に任せ、急ぎ播磨に戻ります。
 今わの際に光の名を呼んだと聞かされた光は、二人目を見せてあげたかった、と
悲しみます。
 こればっかりはなぁ…。
 つーかあのさ、光さんこの話の中で一月くらい経過してるだろうに、いつも同じ着物
きてますね。銀さんみたいに同じ柄が4着くらいあんの?(同日の撮影なんだよ!)

 そうして義昭は事実上拘束されることになり、ここに室町幕府消滅。
 信長は元号を天正に改めます。
 オメーのような奴がコロコロコロコロ年号変えるせいで、後世の人間が迷惑
しとんじゃコラ!
 ほんと何かあったらすぐ年号変えるのやめろ!
(まあ幕末あたりのが本当にひどいんですけども…)
 
 あと、小早川隆景と毛利輝元出てきた。
 ああー…モトナリ・モーリのお孫さんかぁ。じいちゃん隠居しちゃやだやだやだやだって
ゴネたという。(嘘です)
 まあ息子が父上隠居しちゃヤダってゴネたのは事実ですが。

 善助は官兵衛に信長の兵のことを報告中。
 それはそれはすごかったらしいです。
 あと太兵衛は肝が据わったらしく、もっと強くならねば!と張り切って戦ってるみたいです。
…滝と。
 えっ?
 えっ?
 官兵衛はそれを聞いて、面白い男だと笑うのでありました。
 その一方でいよいよ、播磨に戦乱の影が迫ってきておりました。

 
 次回
 運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する。
 byショーペンハウエル



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