多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→真田丸


真田丸

第16話(16/04/24)

 きりがやっと消えてくれるかと思ったらぬか喜びに終わったわ…。
 なんなん。
 早くどっかいって欲しい。

 秀吉はユッキーを呼び出しました。
 悪い知らせがある、と言って、景勝は帰ったよん、というのです。
 動揺するユッキー。
 ユッキーのことは何も言ってなかったよ、という秀吉。
 三成も賛同。
 あと、真田と徳川が戦いになっても上杉は口を出すなよと言ったら景勝はわかった、と
すぐに承諾したって。
 これはわざとやってるなあ。
 景勝が、ユッキーのことを何も気にしてないかのように見せかける作戦じゃないかなと思うので。

 それと、良い知らせもあるとか言って、三成が、ユッキーのことを馬廻衆に加えるといった。
 つまり秀吉の側近です。
 大出世ではありますな。
 上田の父にはこっちから知らせておく、と秀吉が言えば、もう文を書いておいた、という三成。
 仕事はええな。

 ユッキーは夜あわてて父に手紙を書いています。
 で。
 きりには、自分は秀吉の家来になった、ついてはここにきりがいる理由はないのだから上田に
帰れという。
 したらこの女、帰ってもすることないからここにいる、大坂が自分にはあってるとか言うんですよ。
 いやすることないって…。あんた真田に仕える下女だろうが。
 なんでそんな口答えしてんの。
 しかも、石田様のやっかいになるのは迷惑だ、とユッキーが言ってるのに「気にしませんよ」って。
 いやお前が気にするとかじゃなくて、三成に迷惑って話なんだけど。
 結局、いなくていい、とユッキーに言われたら、勝手にすればいい、と着物投げつけて出て行った。
 本当になんなんだこの女。
 自分が仕えているっていう自覚ゼロだし、人様の御屋敷で世話になっているという恩すらないとか。
 常識ないにもほどがある。

 翌日。
 ユッキーは馬廻衆の詰所に、片桐に連れてこられました。
 筆頭は平野というらしいんですが、片桐にうやうやしく頭下げていたから、腰の低い人だなあと思ったら、
片桐がいなくなるや手のひら返ししてるし。
 こわぁ。
 あとユッキーは、権左という人間が亡くなったため、自分が代わりに入ったのだということを知ります。
 平野曰く、井戸に落ちて死んだことになっているが、加藤清正が落として殺したのだ、と。
 要するに、前回茶々と視線を交わし合っていたあの若者ですわ。
 あれが権左。
 茶々に気に入られて、気に入らなかった秀吉が加藤に殺害を命じた、という風に平野は思ってる
らしいです。
 というか多分それは事実なんでしょうね。
 ユッキー、ヒェェェって感じです。
 平野はユッキーにも気をつけろと言ってくる。
 茶々に気に入られるとやっかいなことになる、と。

 そこに三成がやってきまして、ユッキー一緒にいくことに。
 すると途中で、通路の向こう側に茶々がいて、さっそく手を振ってくるものだから困るユッキー。
 なんていうか、悪意のない天真爛漫だから余計に困るんだろうなあ。

 えー秀吉は利休を迎えていた。
 いろいろな商品を持ち込んできて、それを見てるらしい。
 秀次が見定めていて、会話から、寧のものと茶々のものを選んでいるというのがわかります。
 秀吉は、良い品をそろえるのがうまい、と利休を褒めるのですが、三成はそれがおもしろくない
様子。
 そのやりとりをユッキーも観察していたので、何となくはわかってんじゃないでしょうか。

 このあと寧に帯をあげる秀吉ですが、寧は秀次が選んだものだとちゃんと気づいていた。
 秀吉にはこんな気配りは出来ないからと。
 でもまあ、秀吉が、自分が選んだといってるんだから、顔立ててあげたらいいと思うんだけど。

 で。
 ここできりが登場ですよ。
 悪夢か。
 寧が人手が足らんからと頼んだらしいけど、そもそも今の時点では秀吉に従ってない真田の
者を入れるって、さすがに秀吉も警戒しそうなもんだけどなあ。
 もし草の者だったらどうするつもりだったんかと思うけど。
 ともかく、唖然とするユッキーを前にきり、秀次に、寧が欲しがってた商品見るからついてきてと
言われてました。
 ユッキーを見てドヤァみたいな顔するけど、ドヤ顔殴りたいと思ったの初めてだわ。
 もういいから秀次の側室にでもなって、二度と信繁ルートに顔を出さないでくれ。

 あと、秀吉が、おまえの側女じゃないのかとユッキーに確認、ユッキーが否定し、秀吉が
「秀次は手が早いからなー」「誰に似たんでしょうね(寧)」というくだりがあったんだけど、これは
この先、きりをはさんで秀次とユッキーの三角関係展開狙ってんだろうか…。
 ユッキーは何とも思ってないのでさっさときりをお引き取り頂きたいんですけども。

 この後秀吉は寧に、九州討伐が始まる、自分は行かないけれども、最後に秀長を行かせると
言った後、大名の人質がどんどん送り込まれてくるから、寧に世話をして欲しいと頼みます。
 このころまだ龍造寺あったのか…。気が付いたら鍋島に乗っ取られていた大名。
 あと動物大好き大友氏か。
 
 そんでそのあと秀吉は茶々のところへ帯を持っていく。
 茶々喜んでるんだけど、権左はとか言い出して、場の空気がピキーンってなってて笑った。
 こええな。
 彼の代わりにユッキーが入った、という説明を聞いて茶々、興味津津です。
 これはまずい展開。
 
 詰所に戻ってきて平野から改めて釘を刺されるユッキー。
 実は権左で死んだの3人目らしいですよ。
 三成がきたのでユッキー、平野はどういう人かと聞いたら、賤ヶ岳の7本槍の一人だ、と言われた。
 結構な人物じゃねぇかよォォォォ!
 ユッキーは、上杉が真田に加勢してくれないと、徳川との戦いで真田はやられてしまう、と訴えかけるも、
聞き入れてもらえず。
 こういうところは三成、割り切ってますな。
 あと、ユッキーが出したはずの手紙を返してきた。
 大坂のこと書くのは自由だげと、なんでもかんでも書いていいわけではない、と。
 ユッキーこういう時のためになんか暗号仕込んで書く手紙とか教わってないのかよ…!
 大体はこういう言葉を使ったらこういう情勢みたいなの決めててもおかしくないんだけど。
 こんな時三十郎がいてくれればなあ。

 真田が滅びてしまいます、というユッキーに、三成は、秀吉は本気で真田を滅ぼす気はないと
告げる。
 大名は秀吉の許しなく戦をしてはならないことになっている。
 だからそう簡単に戦が始まらない、というわけですね。
 逆に言えば秀吉が許したら戦いになるってことじゃん。
 
 三成はユッキーを書庫につれてきて、その奥にある城の見取り図を覚えろという。
 メモしてはいけない、見て覚えろといってます。
 平野らにこんなことをしたとは思えないから、やはり三成なりの特別待遇じゃないのかな…と
見てて思ったんだけど。
 で、三成は書庫にいた大谷吉継と話を始めた。
 内容は、大坂商人を秀吉の味方にしておきたいのだが、堺の方がなかなか手ごわいという
ものでした。
 秀吉としては、大坂に関しては力が及ぶようにしておくのがありがたい。得になるとみれば商人は
従うようになるから、適度に便宜を図ってやれば味方になってくれるだろう、と。
 堺の方は、利休のせいですぐ要望が秀吉に届いてしまうので、従わせるということが難しい。
だから利休が邪魔、というもの。
 まあ確かにこういう人がいるとなあ。
 やりにくいでしょうな。
 このやりとりを聞いていたユッキーはどう思ったのでしょうか。

 てか、わざとらしく隣の部屋で会話してるあたり、三成はわざとユッキーの耳に入れて、彼が
どう動くか見定めようとしたのかも知れませんね。
 さて三成が秀吉とともに京へ行き、ユッキーが詰所に戻り一息ついていると今度は、茶々のとこの
お付の人が呼びに来た。
 忙しいなあ。
 しかし茶々と二人きりになることを恐れるユッキーは、平野にもついてきて欲しいみたいなこと
言うんですが、突き飛ばされてて笑った。
 まあ巻き込まれたくはないわなあ。
 茶々のとこに行く途中ユッキーは、権左の死を茶々が悲しんでいるようには見えないのですが、と
それとなくお付の人に言う。
 すると彼女は、あの人は悲しむのをやめたのです、と言う。
 ここのやり取りで茶々には壮絶な過去があって、心が壊れてしまった、麻痺してしまったのかなーという
のがぼんやりわかってきますね。
 軍師官兵衛の茶々は、浅井の怨みとばかりに秀吉を故意に振り回して操っていたけど、こっちの
茶々は心が壊れてしまって天真爛漫にふるまう、みたいな感じなのかなと。
 もしくはどうにもならないことを知って、そのように演技しているのかも知れませんが。

 茶々がユッキーを呼んだのは、秀吉にもらった帯をしめた姿を見せることでした。
 ビビりまくるユッキー。
 一刻も早く帰りたいので、信濃の様子を聞かせてと言われても「また今度に」と帰ろうとする。
 今回呼ばれたことは秀吉はよく思わないだろうから耳に入れないで、というと茶々は「大事ない、
任せて」としっかりした感じで言ってたからやっぱり、あっけらかんとしたフリをしてるのかなぁ、とは
ちょっと思いました。

 帰り道、ユッキー、権左が落ちたという井戸を恐る恐る見る。
 したら加藤が後ろにいて、思い切り怪しまれてなんかつっかかってこられた。
 なんでそうなるんだよ!
 これを止めたのが、秀吉の弟、秀長でした。
 秀吉の影に隠れて存在が薄かったため、戦国時代の幻のシックスマンと言われたとか。(言われてません)
 秀長は、もともとは自分も百姓だし、皆こんな大出世に心がついていってないのだ、とフォローする。
 優しいですねぇ。
 この人が長生きしてたらなあ…。
 
 さて徳川。
 忠勝が女らを鍛えているんですが、その中に稲、のちの小松殿がいた。
 家康が来たので駆け寄ってくると、忠勝が「転んできれいな顔に傷でもおったらどうする」って心配
してて、親ばかぶりがかわいかったです。
 しかしこの時稲は13歳なのでちょっと無理があるのでは…。
 まあともかく、家康は忠勝に、今秀吉に真田討伐の許しを請うているとこだと告げる。
 本当は勝手に戦したってどうとでもなるけど、秀吉の顔を立てて油断させるのだ、みたいな。
 稲も行きたいとか言ってましたが、こういうところ、男勝りですなあ。

 さて真田の里でも、徳川が動いていることは耳に入っていました。
 北条の方も気になる、とユッキー兄。
 頼みは上杉と言ってたら、内記が上杉が支援を断ってきましたーと言ってくる。
 つまり、秀吉に下った、自分らの敵になったのだと悟るユッキー父。
 こういうのは早いな。
 ただ、この状況において徳川が動かないのは、秀吉の許しを待っているのではないか、と兄は告げる。
 勝手に戦をしてはならないことになったから、その許しを得ているのではと。
 つまり、徳川も秀吉の方に下った、というわけです。
 えらいことになったーと、ちっとも大変そうに見えない父。
 面白い!と言い出す出浦。
 ユッキー兄が「まったく面白くない!」と怒ってたけど、勝負師の二人がいたら、兄さん胃が痛いだろうなあ…。
 八方ふさがりになってしまったので、頼みの綱はユッキーしかなくなるのですが…。

 片桐が馬廻の詰所にいたユッキーのとこにきました。秀吉が呼んでると。
 平野が、茶々と会ったこと知られたんだ、死ぬぞって2回も言ってて笑った。うぜーなお前。
 秀吉が呼んだのは、家康が真田攻めの許しを乞うてきたけどお前はこれをどう見る、というものでした。
 ユッキーはもう必死ですから、それは本心ではないでしょう、と説明。
 家康が秀吉に断りなく攻めたら、秀吉が真田の味方をするかも知れない、それを恐れたのだと。
 三成は、その言い分、お前が真田じゃなかったら信じられるんだけどねーって感じ。
 秀長は、ユッキーの言うことも一理ありますよ、と説明。
 というわけで秀吉、よかった、一杯食わされるとこだった、じゃ京の公家衆に会ってくるわ!とさっぱり
したものだったんですが…。
 ユッキーがまだまだ経験値足りないなと思うのは、言われたことをそのまま信じてしまうとこですな。
 ユッキー父だったらまだ油断しなかったでしょう。
 
 詰所に戻ってきたユッキー、秀吉は自分のような者の意見にも耳を傾けてくれる、すごい
人ですなぁ、と感心しきり。
 と、そこに片桐がやってくる。
 浜松(家康のとこ)に行くことになったと。
 それで、この時期寒いかな、暑いかな、どうしたらいいと思う、とユッキーに聞きに来たのです。
 ユッキーは、薄着で大丈夫っすよと答える。
 すると片桐、おまえにはつらいことになったが辛抱してくれな、といって立ち去ろうとする。
 気になったユッキー、呼び止めて、真田攻めはなくなったでは?と問いただす。
 片桐は、真田討伐を秀吉は認めた、と答えました。
 話が違うってユッキーくってかかってたけど、片桐はどうにもならんわなあ。
 屋敷の中、必死に秀吉を探すユッキー。
 さっき京に行く言うてましたやんか…。

 困り果てたユッキーの前に、たまたま茶々が通りかかりました。
 奥の手考えるとしたら彼女しかいませんな。
 茶々がかわいいのでもうきりは出なくていいですよ。


 次回第17話。
 「勝たなければ意味がないからだ。あらゆる手を使い容赦なく相手をたたきのめし勝つ、それが全てだ。」



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