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真田丸

第21話(16/05/29)

 さて。
 北条が上洛を断っていました。
 この人は今までこうだったからという驕りになっちゃってんだろうね。
 自分は実力があるから、と時代の流れを読み誤ってしまった。
 その話を秀吉が三成、家康とともにしているんだけど、捨が寝てるので小声でやってて、
ここら奇妙でおかしかった。
 物騒な話を赤子に配慮してヒソヒソ、というアンバランスさが。
 ここらはさすが三谷ワールドといったところでしょうか。
 で、秀吉はこれじゃあかんのでユッキーを呼ぶけど、小声なので聞こえてない。
 三成がユッキーを呼ぶと秀吉、捨を預けた。
 すごいですな。
 それだけユッキーはもう秀吉から信頼されてるということですね。
 で、捨を向こうに連れていかせて、普通の声で話を始める。
 秀吉は家康に、北条氏政とはどんな人間かを聞く。
 家康は、あれはすごい男ですよ、と評価してるっぽいです。
 ただ三成は、今は力を蓄えた方がいいでしょう、と話す。

 という話をしている最中に、捨が泣き始めてユッキー大慌て。
 北条征伐か否かの話をしている最中に後ろ、慌てて捨をあやすユッキー、の図が実にシュール。
 これはいいですねぇ。
 秀吉、捨が泣いてるかと飛んでいくかと思ったら軍議続けていて、そこらはきちっとしてんだなと
思いました。
 家康はじきに北条から頭を下げてくるはずだというけど、秀吉は、とにかく早く天下統一を
成し遂げたいんだ、と言う。
 ここでユッキーが「もうムリです」と言ったのであわてて走っていく秀吉。
 いいねぇ。
 その後秀吉は三成に、北条攻めだ、と告げるのでした。
 多分三成は頭がいいから、ここで秀吉がこんなにも北条攻めを唱えるのはなぜか、というのは
考えていたと思いますね。

 書庫にて。
 大谷も、なんであんなに頑なに北条攻めを言うんだろう、と不思議がっている。
 三成はユッキーに、秀吉が利休のとこにいかなかったと尋ねる。
 やはり行っていたのでした。
 ユッキーは秀吉つきだからどこにいくにも供してます。
 で、利休の茶を飲みに秀吉がいったと。
 秀吉は迷っていたんじゃないかなあ。
 利休は、捨のため、一日も早い天下統一のためには北条攻めをやれ、と言ったわけです。
 三成は話を聞いて、利休は秀吉に取り入るため、彼が喜ぶことしか言わないという。
 確かに秀吉とて迷う気持ちはあったでしょうが、北条攻めをした方がいいかなーという気持ちが
あって、一応は迷ってるという感じで利休のとこにいって、利休が点数稼ぎのために背中押したと
したら、「やはり自分は間違ってない」ということになるでしょうね。

 とりあえず三成は、戦支度には時間がかかるからと秀吉には言っておいて、その間にもう一度
北条に手紙を送る、と言うのでした。

 さてさて。
 寧、茶々、阿茶局で捨を囲んでワイワイやってるのですが。
 子供を産むと栄養が持っていかれるから体がしんどい、的なことを言う茶々、寧に生んだことがないと
わからんでしょうねー的なこと言って空気ピキーン。
 いや、寧はさすが本妻の余裕でなんもいわんですが、阿茶があわててる感じで。
 ハッ、ピーン!阿茶だけにあちゃー!(伊月、黙れ)
 この話を戻ってから阿茶は家康に、捨を産んでから茶々は自信をつけてきたようです、と報告。
 自信というか、天然がいかんなく発揮されてるようにも思えるけど…。
 今までこんなに長い事顔を突き合わせることがなかったから、被害にあわなかっただけのような(笑)。
 ともあれ。
 あとは秀次だ、と正信は言う。
 秀吉の跡継ぎになるはずだったあの男が、今どう思っているか、子が生まれて心中穏やかではない
はずだ、と。
 まあそこまで野望のある男だったかどうか、って話ですよね。

 あー…秀次出たと思ったらきりも出た。
 うぜぇ…。
 秀次はむしろ秀吉に子供が産まれてほっとしているそうです。
 跡継ぎという重責から逃れることができるからと。
 ただ捨が元服するまでは自分がしっかりしないといけないからと言うのですが…。
 おい、その女話聞いてないからお前もそろそろ切り上げろ。
 自分は跡継ぎの器ではないと言った時に「よかったですね!」って言うような奴だぞ。
 失礼すぎるだろ。
 さすがに秀次も気付いたようで、話つまらんか?と言ってるし。
 で、彼は風車を持って来ていたのだけど、秀吉の家族だんらんの様子を見て、おまえから秀吉に
差し上げてくれと、風車をきりに託していったのでした。
 ユッキーを呼んで託せよ…こいつじゃダメだよ…。

 この後きりはなんとユッキーを呼びつける。
 さすがにひどすぎるだろお前何様だよ。
 お前がいけよって話なんですけど。
 ユッキーが仕事中だ、と言うと「茶々様のそばにいるだけでしょ」
 ダメだこいつなんもわかってない…。
 ユッキーが、秀次様と仲が良いなというと「妬いてるんですか」
 誰か、デスノート!デスノートをお持ちの方は!!!!!

 ユッキーは、仲いいんだから側室にしてもらえば大出世、いいんじゃね、とか言うのですが。
 したらきり、いきなりブチ切れですよ。
 「本気でいってるの、いい加減私を振り回すのやめろ、気があるそぶりをしたり振り回したり、まるで
子供ね、なぜ素直になれないの!」って。
 いやいつでも素直にあんたを拒否ってますけど?
 ユッキーを振り回してるのはむしろきりなんですが。
 完全にストーカーじみてて怖いよこの人。
 この人のせいでこの大河台無しだよ…。

 ユッキー、完全にポカーンとしてたしね。
 ともあれ気を取り直して彼は、風車を秀吉に献上。
 秀次からだと知った秀吉、大いに喜びます。
 やっぱり本人があげればよかったのにね…。
 
 そんな中ふと茶々が、あなたにも子がおりましたね、とユッキーに声をかけてくる。
 そういう小さなことを覚えてるって、いい人だなあ。
 ユッキーは、もう5つになるはずだが、一緒に暮らしたことはないという。
 一度も里には帰れないのですかね。無理か。
 捨をかわいがる秀吉の様子を見ていたら、顔がみたくなった、と話すユッキー。
 その頃、5歳になったすえが出てくるのだけど、奇しくもこちらも、作兵衛に風車を作って
もらっていた。
 もちろん紙なんかで作れやしませんから(それなりに高価)、鳥の羽根で作ってやっていたのは
よかったですねえ。
 これ羽根はチラッと見た程度だけど、フクロウとかタカあたりの少し大きな鳥の羽根ですね。
 拾い集めたんだろうなあ。
 かわいかったです、すえちゃん。

 そして上田城では、稲がご飯が塩辛くて食べられないと言ってた。
 薄い味付けで作り直す、とユッキー兄は言うんだけど、わがままと思われたくない、父からもらった
薄い味付けの梅干しがあるからいいです、という稲。
 こちらに従えと言われた割にはあれだな、溶け込もうとしないんだな…。
 あと梅干し、味付け薄いと腐りますよ。
(漬物系は塩をきかせることで腐敗を防ぐ意味もある)
 どうしたもんかなーと頭を悩ませる兄。
 内記が、きちっと言うことを利かせればいい的なこと言うけどお前それ、きりに言えよ…。

 と、忠勝がやってきたというのです。
 日をおかずに通ってくるらしい。
 これはうんざりだ…。
 しかも、親子睦まじくしてるところへ兄が「無礼つかまつる」と入って行こうとすると、無礼と思うなら
入るなと言われたよ。
 やりにくいわ!
 忠勝、稲のことをよろしく頼みますぞと言ってたけど、それならもう少し、こっちに
なじむように言い聞かせておいてくれよ…。
 と、そこに松がやってきて、とりの様子がよくない、風邪をひいたようだという。
 忠勝が、稲が風邪をひきでもしたら大変だ、というので兄は、稲を置いて様子を見に行く。
 いろいろ大変ですなあ…。
 
 とりに兄が声をかけても「あ?」と言ってるので、松が「耳も遠くなってる!」「いや、これは前からです」と
松と兄の会話は笑いました。
 そこにおこうさんがおかゆを持ってくる。
 本当によくできた人ですなあ。
 ユッキー母が、おこうさんの様子を見て、すっかり元気になってると言ったのは笑いました。
 離縁は悲しかったけど、跡継ぎのプレッシャーから逃れられたってのもあるんじゃないの。

 さて北条のとこでは、徳川からの使者、正信が来ていました。
 氏政は当然、家康がこなければ会わない、というけどその後何かに気付いた様子で、江雪斎と
目くばせして出かけていくのはよかったですね。
 つまり、家康がちゃんと来ているということに気付いたわけだ。
 しかもさっきまで大文句言ってたのに、家康と顔を合わせると、人の良いフリをするんだから
すごいよなあ。
 家康は、秀吉に従わないという氏政に、ここだけの話、自分も心底秀吉に従ったわけではない、
一応頭下げてるだけ、と話す。
 長い物にまかれるのは卑怯者の方便じゃないよ、と。
 家康は、長年にわたり北条とは戦仲間のようなものだったから、何とか家がつぶれないように
したいということを話す。
 秀吉に頭を下げるだけで領地や家も守られる、と。
 それでも上洛しないというならこの友好的な関係もこれまで、嫁がせた娘も返してもらう、と家康は言う。
 ここまでの決意か、と氏政は驚くわけです。
 
 さて。
 この氏政の驕りがのちの、北条氏滅亡につながっていくことになります。
 詳しくは「のぼうの城」を見て下さい。
 この後正信が家康に真意を聞いているんだけど、まあ別に北条は滅んでもらった方がありがたいん
だけどね、と家康は言い出した。
 でも、救ってやりたくなった、得にならないけど、たまにはそういうこともしてみたくなるんだ、と。
 
 氏政は、上洛してやってもいいけど、それには沼田を自分らに返してもらうことが条件だ、と
言い出した。
 それ取り返してくれたら上洛してやるわ、と。
 その手紙を受け取った秀吉、激怒しています。
 三成は好都合だという。
 真田から沼田を取り上げ、北条に渡す、それを秀吉がやればいいと。
 いや…そんな簡単じゃないですよ…。
 今まで真田が戦ってきた理由こそが領地守るためなんだから。
 そんなことしたらまた戦ですよ。
 三成は真田をちょっと甘く見すぎだと思う。

 話を聞いたユッキー、沼田は我らの土地です、と言う。
 三成は、ユッキー父を手紙で呼び出したと告げる。
 ユッキーに、直に諭して欲しいと。
 無理、というユッキーですが三成、そこをまげて頼む、と言ってきました。
 これは困ったことになったなあ。

 真田の方では父が、なんか呼ばれたから京いってくる、と話していた。
 向こうの真田の屋敷も完成しつつあるようです。
 戦にそなえて隠し扉もいくつかあるらしい。
 これはなかなかですね。
 父は、秀吉の世もそんなに長くは続かないだろう、と思っていました。
 ユッキー兄も行きたいというのだけれど、この城を護れと言われた。
 兄はここにいると息が詰まるかららしい。
 まあ稲のせいでなあ…。
 でも跡継ぎなんだから、そう簡単にここから出られると困るってのもあるね。
 あと父は母に、京住まいになるかもよーと報告。
 何も知らない母は喜んでいたんだけど、人質だと知って激怒。
 ここの、父と母の会話面白かった。
「まあ、ひ…」
「ひ?」
「人質だな」
ってのが。
 さすがの父も言いにくかったのかー!

 というわけでやってきた父ですが。
 ユッキー、「隠し扉はいりませんでしたのでつけませんでした」と報告。
 コラァァァァァ!!!
 父のもくろみ台無しやないか!
 この後、京へ呼ばれた理由を聞いた父は激怒。
 あまりの怒り具合に、外の材木倒れたがな!
 父は帰る、というけど必死に食い止めるユッキー。

 そんでこの後三成にダメでした、と報告する。
 大谷がここで、皆で話し合ってはと提案してきた。
 北条、真田、それと徳川、秀吉で話し合って、秀吉に決めてもらうのはと。
 つまり、朝まで生討論!
 話を聞いた秀吉、それは面白い、と俄然乗り気です。
 ユッキーもそれならと父の説得を頑張ろうとするのですが…。

 北条は、氏政が、京にいくのは沼田を取り戻してからだ、と頑として受け入れなかった。
 江雪斎は、このままでは戦になる、と氏直に話します。
 彼はまだ聞く耳があったわけですな。
 江雪斎は、秀吉と戦ったとしても北条が負けることはないが、大きな痛手は受けるだろう、と
言う。
 で、氏直に代わりにいってはと提案するけど氏直は、私の命が狙われたらどうする!と嫌がった。
 ダメだこのあほぼん。
 そういうわけで江雪斎が名代として行くことになりました。
 
 徳川は、家康が沼田沼田ってうっせーな…といった感じ。
 ツメをかむな!
 で、正信をじーっと見てるわけですが…。

 真田は、ユッキー父がそんな場に行けるかって言ってた。
 やだって。
 三成も、真田がこないと話にならない、このままでは大きな戦になる、あの乱世に逆戻りだ、と
少し焦ってる様子。
 大谷は、父を説き伏せられなかったらお前名代になるしかないな、と言ってました。
 まあそれしかないよねー…。

 というわけで。
 イスとテーブルがあつらえてありまして、ユッキーがやってくると江雪斎が座ってた。
 あ、結局ユッキー出ることになったんだ…。
 嫌な間が(笑)。
 と、江雪斎が、そちらに座られたらよろしいのでは、と言ってきたので対面する形で
座るのですが、やはり両方無言。
 ここに正信がやってきたことで、少しは空気緩和されたのですが、プレッシャーかなんなのか、
ユッキーおもむろに席を立った。
 プレッシャーに耐えかねたのか?と思ったら実は違ってて、なんと、調度品とかある納屋
みたいなとこに、ユッキー父出ていた。
 自分は出ないが見守りにはきたのかよ…。
 父は、おまえだって成長したんだからそれをやれ、徳川を味方にしろ、と言います。
 決して沼田を北条に渡すな、と。
 父がユッキーの胸をドンッと叩いたのはいいけどユッキーむせてるがな。
 大丈夫かこれ。
 この後戻ったユッキー、おもむろに正信へ親しく話しかけ始めてて笑った。
 てか結局全員代理じゃねーかよ!

 さて秀吉がやってきました。
 どうでもいいけどなんで皆イスなんだろう…。
 まあともかく、朝まで生討論、次回おたのしみに!(違う)


 次回第22話。
 「逆襲の機は必ず訪れる…見逃すまいぞ!」



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