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真田丸

第38話(16/09/25)

 1601年正月。
 徳川の家臣がユッキー父に、この村に番所作ったから、勝手に出たらわかるようにして
あっからなと伝えています。
 村長は長兵衛という人らしいんだけど、ついでにせっかくだからこっちから挨拶いったら、とも
家臣は言ってるけど、父は行きたくないようで、ユッキーに任せると。
 何となく気持ちわかるなあ。
 しかもなぜかきりが「土産用意しといた」とか言い出して、さらにさらについてくるんですよ。
 なんで春を差し置いてこいつがこんなことしてるのかっていう。
 差し出したのは南蛮のお菓子でしたが(きりが大坂からこっそり持ってきたと言ってた)、
少なくともここに来るまでに1週間以上は経過してるから、この時代のこと考えたら腐ってると
思うんですけど。
 バカなのこの人。
 こういうとこへの土産なら普通酒が喜ばれるのに。見たこともない菓子なんて怖くて食えねーわ。
 しかも村長に対して、「私らだってきたくてきたわけじゃない」とか言ってるし。
 ユッキーが穏便にしようとしてるのになんでこの人は、いちいち真田家を貶めることを言うんだろう。
 うーん。

 ユッキーはここで暮らすことについてはそんなに気にしてない様子。
 あと、きりに「お前はいっっっつもいるな」とイヤミ言ってました。
 全然こたえてないぞこの女。
 しかも後ろに春が立っていた。
 かわいそうだよなあ、春。
 きりに「私の方が信繁と親しい」みたいな態度取られてさ。
 普通正室がいれば遠慮するもんだと思うけどね。

 このあと佐助ときりのシーンがあったけどきわめてどうでもいい。
 というかこっちがくっついてくれればきりがユッキーに付きまとうこともなくなるんだけど。

 ユッキー父、兄から手紙がきた、名前をかえたらしいと言ってます。
 ご不満の様子ですが、それが命を救う条件だったんだからしょうがないじゃんっていうか、兄も
それはきっちり伝えておけよ。
 で、父はユッキーに、兄が捨てた幸の文字をもらってくれというのですが。
 真田源次郎信繁が真田幸信繁ってゴロ悪いだろうが!
 
 沼田の方では、ユッキー母が離れたショックで臥せってるということだったけど、兄らが立ち去ると
むくりと起き上がって饅頭食ってたから大丈夫だ!
 てかなんで仮病使ってんだよ。
 すねてんのか。

 九度山ではまーたきりが春に対して偉そうなこと言ってました。
 ユッキーはあなたのこと大好きだから大丈夫よ、ってなんで上から目線なの。
 つーかこの人以前ユッキーに対して「私のこと好きなんでしょ、初恋の人のクセに」って言ってたから
春に対しても「信繁は私のことが一番好きだけどね。」とか思ってそう…。
 しかも、「私みたいに垢ぬけてないから大丈夫、そういう人が信繁様は好きだから」とかひでーこと言ってる。
 はげますフリして、春のこと罵るのやめてもらえませんかね…。

 ショックを受けた春にユッキーが、きりには上田に帰ってもらう、とか言ってたけど春が、あの人の
ことなんかはどうでもいいって言ってたの笑った。
 負ける気がしないと。
 勝てないのは、ユッキーの心の中にあるお梅だというのです。
 その気持ちはわかるわ。
 亡くなった人ってどうしても、思い出がどんどん美化されていってしまうからね。
 ま、これで二人の結びつきが強くなればと思うけど、春をおかしい子のようにかくのやめて
もらえませんかね。

 転封になった上杉景勝はなんかナナメってた。
 本当にナナメで笑った。
 ただこれで、何かあったら上杉を頼って挙兵という、ユッキー父の野望も潰えてしまったわけです。

 ユッキーと春に子が授かりました。
 女の子だったら阿梅と名付けたいという春。
 そうなれば、ユッキーが梅と呼んでもこの子のことになるからと。
 気持ちはわかりますねー。
 女心だろうなあ。

 1603年。家康は征夷大将軍に。
 これで秀頼の立場が弱くなった、とユッキー心配しています。
 一方で父はこれが運気が向いてきた、家康は浮かれているからご赦免あるかもしれんぞー!
ここでダメなら後がないぞー!と。
 元気やな。
 んで兄の方も忠勝にお願いして、一緒に家康に嘆願してもらえるように取り計らったのですが。

 手紙が届いたという家康が、だらーんと手紙を持っていて、興味なさそうに落としてて笑った。
 正信は、2年たったからもういいんじゃない、ととりなしていました。
 まあこの人は別に真田が憎くてやってたわけじゃないし、実力も認めているからってことなんで
しょうね。
 恩を売っておけば真田がコ川のために協力してくれるだろうという腹積もりもあったと思う。
 でも家康は、死ぬまで出さないと言いました。

 さらに2年後の1605年。
 家康は秀忠に征夷大将軍を譲りました。
 ユッキーは、これで徳川がずっと政を続けていくと世の中に知らしめたことになる、秀頼は天下人に
ならないでしょうと危惧していますが。
 ユッキー父は、よっしゃー、家康は浮かれているに違いない、ご赦免あるかもしれんぞー!
ここでダメなら後がないぞー!と。
 あれぇ…この展開数分前にも見た…。

 で、また手紙がきましたけど家康くーどーいーと言っててもう二度と父の話は耳に入れるなと。
 正信が残念そうにしてたなー。
 ここで許していたら、のちのち死ぬほどビビらされることもなかっただろうに、家康。

 沼田の女性陣は、いつになったら父ご赦免になるのーといってて、こうなったら家康に直訴
しにいこうと話をしているのですが。
 そこに稲がふすまをスッパーン!とあけて登場。
 これ、そういうことはこの時代はしたないからやってはいけません。

 稲は、もう信之は父と縁を切ったのだからこの屋敷内で父の話すんな、変な動きして家康の
怒りを買ったらこっちまでお家お取りつぶしになる、と強く言い放ちました。
 頼もしい。
 おこうも、皆さんの命が危ういと心配しているのです、とナイスフォロー。
 いいコンビになりましたね。

 時代は進んで1606年。
 秀頼は頼もしい青年に育っていました。
 まるで仮面ライダーの次の主役になりそうな好青年だ!

 ユッキーが山の中で小枝を拾っていると、江雪斎がいた。
 北条氏直の御霊が高野山に弔われているからきたらしいです。
 すごい偶然ですな。
 その江雪斎はユッキーを見て、お前の中にはまだ戦いの火がともっている、いつか誰かが
その火を借りにくるかも知れない、と大きな戦闘フラグを建てるのでありました。
 この言い方がすごいかっこよかったです。
 さすがですな。
 まさか来世では「暇かっ!」って声かける捜査一課長になるとは思ってもみなかったでしょう。
(来世違う)

 その頃父のところに村人がやってきておりました。
 隣村といさかいが起きてるらしいんですが、徳川に2回も勝ったという父の話を聞いて、ぜひ
兵法を授けて欲しいとやってきたようです。
 このやりとりを見ている限り、最初は嫌がっていた村人らも打ち解けたんでしょうね。
 それはまあ良かったですわ。

 父は兵法を授けようとするんだけど、途中でいきなりユッキーにふった。
 ユッキーは、豊臣秀吉が勝手な争いを禁じていたから、まずはここらを治めている浅野に
話をしにいってはどうか、あなた方は私たちの見張りをよく勤めてくれているから、きっと
力になって下さるだろう、というのですね。
 なるほど。
 父が途中で言うのをやめたのは、むなしくなったからなんですかね。
 ところで浅野ってのちに討ち入りのきっかけとなる浅野内匠頭のご先祖さん?違うか。

 その頃忠勝ですが、竹とんぼを孫のために作ってやっていて、その時にかすり傷を負ったと。
 戦でもケガしたことなかったのに、年老いた証拠だから隠居しますわ、と家康にいってた。
 何かあった時には蜻蛉切を持って駆けつけます、と。
 いや蜻蛉切だけでも結構やれそうだぞ。(それ刀剣乱舞の方の話!)
 その後忠勝は大坂の陣を待たず、慶長15年この世を去ったそうです。
 ナレーションで終わるの今回多かったな…。

 ユッキー兄は、寧にとりなしてもらおうと考えましたが、まず会ってはもらえないということで
以前寧のとこで、使用人の指南役として働いていた女性に会うツテを求めました。
 使えるものはなんでも使おうということらしいです。
 その人は名を通、小野お通といい、一流の文化人として知られていました。
 もしかして小野妹子、小野小町の子孫か何かですかね。

 加藤と片桐の方は、家康に秀頼を引き合わせようという話をしていました。
 豊臣家の扱いも変わってくるはず、と。
 二人としては豊臣の方が立場が上である、ということを示したかったんでしょうね。
 そういうわけで会う手筈そのものは整ったんですが、家康は自分の城、二条城に秀頼を
会いにこさせるようにと言ってきた。
 加藤は、徳川に豊臣が会いに行くのでは、豊臣が臣下になったと思われる、と怒るが
秀頼はキニシナーイと。
 そういうわけで二人会うことになりました。
 加藤は三成が言った言葉を思い出していた。
 自分が志半ばで倒れた時には秀頼を頼む、と。
 なるほど耳打ちしてたのはあれか。
 まあ奥さんのことを耳打ちしてまで頼むより、豊臣のことを頼んだと見るのが正しかったか…。

 家康が思い切り上座にいますなあ。
 彼としては秀頼が自分に会いに来た、という事実が大事なんだろうし。
 加藤が下がれと言われても下がらず、秀頼に言われて一旦下がるものの、家康との間に
座ったのは面白かった。
 何かあれば秀頼を助けられる位置なんでしょうね。
 正信に、家康の護りとして同席する、と言ってたから、そう見せかけての秀頼ガードマンなんでしょうけど。
 そんで秀頼は挨拶をするのですが、イケメンカリスマパワーに気圧されたように家康が
挨拶してて面白かった。
 ただし、これは逆効果だったようです。
 家康にとって、豊臣家はつぶしておかないとまずい相手、と思われたようで。
 確かにこのカリスマ性はなあ。
 で、まず加藤が邪魔だってことになりまして。
 正信、服部半蔵の二代目がおるということで、彼が加藤に何か薬を振りかけていました。
 加藤は帰る船の中で発病し、2ヶ月後に死んだそうです。
 あっさりナレーションで死ぬなあ…。

 九度山ではいつの間にか生まれた大助が。
 罪人の息子と言われてショックを受けたらしいです。
 そんな彼にユッキー父が勝つ方法を授けていて笑った。
 卑怯と言われようが勝ったもの勝ちだって。
(授けた戦い方が思い切り卑怯なやり方)
 ユッキーも教わったらしいですが、兄はこのやり方は卑怯だといって大いに嫌ったらしい。
 まあなあ。
 と、後ろで父が倒れていた。
 年だからしゃーないかもね。
 父はユッキーに、自分が今までの戦で学んだことをしたためた書を託します。
 そして、必ず豊臣と徳川がぶつかる機会がある、その時お前はここを抜け出し、豊臣につけ、
というのです。
 そしてこれから話すのは徳川に勝てる唯一の道だと。
 10年かけて考えてきたらしいです。
 すごいですなあ。
 この方法を大坂の陣で再現するのかな。

 場数を踏んでない自分にうまくできるでしょうか、というユッキーに父は言います。
 場数はいらない。
 心得は一つ。
 軍勢を一人の塊と思うな。一人一人が生きている、それぞれの思いを持っている、と。

 上田に帰りたかったという父。
 そんな彼の耳に馬のいななきが聞こえてきました。
 お屋形様!と起き上がる演出よかったなあ。
 迎えにきたんだなあと思って。

 ナレーションが、冒頭と同じ「高野山の山奥に、その小さな村はあった」と繰り返すのが
情緒あって良かったです。
 「その外れで一人の戦国武将が死んだ。」

 次回コント回か?って感じなんですが。
 たかが帰ってくるようです。あと真田紐も生まれる。
「全部こんな感じか」「全部こんな感じです」の兄弟のやりとり面白かったなあ。


 次回第39話。
 「何が悪い?もうけ話の 一つもなければこんな未開の地に来るわけがないだろう。」 

 


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