多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→真田丸


真田丸

第46話(16/11/20)

 あのさー、きりをヒロインとして目立たせるために、春をダメな母親っぽく描くのやめて
くれんかなあ。
 大谷吉継の娘、大名の娘として育てられた子が、我が子を戦場に送り出すのにあんなに腹立てる
わけないやん。
 稲もおこうもそうだったのに。
 落城経験した茶々ならわかるけど、春をヒステリー女みたく描くのいい加減やめてくんないかなあ。
 きりもきりで、すっげぇにらんでて感じ悪くて、どこがヒロインって感じだわ。
 全然いいと思えない。

 とまあ前置きが長くなりましたが。
 家康は真田丸攻めが失敗に終わったことで腹を立てております。
 でも、さっさと攻めるのをやめさせるあたり、いくらやっても無駄だと判断する冷静さは
まだあるようですね。
 親子二代で手こずらせるわーとか言ってるけど、大助もいるから三代です!
(そこはどうでもいい)
 イギリスの大砲を手配させているようだけど、まだ数日かかるというらしいので、それまで
待ってるのは癪だからと、30万の兵を10万ずつ3つにわけで、夜通し勝鬨をあげさせよ、
というのですね。
 騒いで寝かせない作戦だな。
 よーし豊臣方はアニソンフェスでもやるか!(おいやめろ)
 もしくは古美門に騒音訴訟を起こしてもらおう!

 秀頼は、ユッキーが勝ったことにウキウキで、次どうすんのねえ次どうすんの攻めちゃう?
家康の本陣攻めちゃう?処す?処す?とか言ってますが、ユッキーはそれ無理と。
 策と言うものは、ただ戦に勝てばいいというものではない、味方の命を損なわないように
することが大事なのだと。
 守りに徹していれば、いずれ兵糧は向こうの方が先に尽きるというのです。
 ここ、囲んでる方がいくらでも食料を運んでこられるように見えますが、30万の兵に絶えず
まとまった食料を供給し続けるのは、長引けば長引くほど大変になっていく、という意味だと
思います。
 
 ユッキーは、じっと守っていれば、いくら徳川が攻めても豊臣は負けないとして、コ川の中から
寝返る者も出てくるだろうと。
 攻めはそれからだと。
 秀頼、自分はいずれ秀吉を超えたいとか言ってます。
 おい、死亡フラグ立てんな。
 秀頼はユッキーに、なんでも意見してくれ、私は言われて伸びる男だと言い出した。
 お前…そういうところがバ……世間知らずっていわれるんだぞ。
 ユッキーは一つだけ、と前置きして。
 自分の言葉の重みを知って欲しいと言いました。
 真田丸を築けたのも、秀頼の言葉あってこそ。
 最後の決断は茶々ではなく秀頼がするのだと。
 この言葉をさぁ、秀頼が全然考えて受け止めてないっていうのが後のエピソードで
よくわかります。
 ユッキーの話聞くよって言っておきながら、結局聞いてないんだなってよくわかる。

 その頃、勝鬨の声があがりました。
 皆おびえてます。
 コ川の兵があげている声だとわかるとユッキー、塙を呼んで味方を励ましてやれ、と。
 ここで塙が犬の鳴き声をマネしてるのが面白かったな。
 徳川は所詮吠えることしか出来ない負け犬、と揶揄してみせたんでしょう。
 茶々も状況の報告を受けて、秀頼が無事であればいいとか言ってます。
 はぁ…。
 報告の帰り、ユッキーは初と出会いました。
 初は、茶々が死にたがっているのではないか、と言います。
 父母と同じさだめを自分が背負っていると思っているのではないかみたいな。
 まあそうかも知れんねえ。

 ユッキー兄の方ですが、平野に対して、そんなに豊臣のことを思っていたとは意外ですと
言ってました。
 確かに、解雇されたとはいえ、散々ユッキーに文句いって出て行ったやつが、支援したいと
言い出すとか何があったって感じだもんなあ。
 私はてっきり、寝返ったフリをしてるのかなと思ったんだけど。
 まああの片桐でさえ、徳川についたのが許せなかったんでしょうね、平野は。
 で、兵糧を届けにいく話になるんだけど、当然稲が立ちはだかった。
 自分の言うことをきかないと見るや、後ろから出浦が出てきましたよ。
 まだ体が思うようにならない出浦なんだけど、彼は、このことがコ川に知られたら真田家は
終わりだぞと怒る。
 父も弟も好き勝手やったのだから、自分だって一生に一度くらいはムチャをしたい、という兄に、
お前の父は、好き勝手しているように見えて、ちゃんと先を見据えて動いていた、という出浦。
 その通りだわなあ。
 無理をするのと、ムチャをするのはまた違うと思う。
 父の場合、無理をしてうまくいかなくても、保険かけてた部分があると思うんだよね。
 それでも行くという兄に対して出浦、なんか投げつけた。
 自分が思うように動けないから、それ用の対策をちゃんとしてるのはさすがですな。
 というわけで平野は一人で出発することになったんですが。
 兄、とりもちみたいなのくらってやんの。
 ここだけ完全に真田丸どうでしょうになってんじゃねーか!

 さて。
 春は大助に危ないことをさせた、とめっちゃ怒ってます。
 ユッキー、自分もやったんよー昔、とか言ってるけど春の怒りは収まらない。
 でもって、「ああいうのは老い先短い者がやるんだ」って言って内記が「ワシか?」と
反応して、場は笑いに包まれたからまあよかったんですが…。
 なんかなあ。
 春がこんな性格にされてかわいそう。
 作兵衛は中庭に畑を作るとか言ってました。
 春には青物がなってますよーと。
 なんかヤなフラグたってんなこっちも…。

 又兵衛らは、なんで籠城ばっかりで討って出ないと言ってます。
 いやだから籠城に決めたのはあんたらでしょうが。
 ろくに戦ってないとか言われてもなあ。

 一方家康の方は、秀忠が、そろそろ総攻めしてもいいんじゃない?何度も攻めれば
落ちるでしょうとか言ってる。
 こいつも全体を見られないバカだなあ。
 正信が、勝てばいいものではない、と横からいさめた。
 いかに兵を失わずに勝つかが大事なのだと。
 さすがですな。
 ユッキーと同じことをいっている。

 ここに、信尹が連れてこられていました。
 徳川のもと離れてフラフラしてたけど、家康が呼び戻したらしいですね。
 それで、ユッキーを凋落してきてよというわけです。
 信尹は無理っていうけど、とりあえずいってよと。
 アホか。
 信尹はまず、ユッキー兄の息子らの陣にいった。
 三十郎も、ユッキーそれのらんでしょうって感じ。
 まあ皆分かってるわなあ。
 で、佐助にわたりを付けてもらって大坂城の中に入った信尹。
 ユッキーと酒を酌み交わしています。
 しかし、父の墓が九度山にあるのか、という話と、兄の息子にあってきた、信政の方はちょっと
心配だな、という話しかしない信尹。
 ユッキー、私の息子にもあってというのですが…。
 信尹、帰ると言い出した。
 一応家康からの手紙を渡すけど、読まなくていいぞと言う。
 ユッキーも読まずに破り捨てた。
 ここのくだりめっちゃかっこいいなあ。
 信繁は豊臣を裏切らないから話すだけ無駄だ、と確信している信尹と、叔父が何をしにきたか
会話せずとも理解してて、答えを言う必要もないとわかってる信繁と。
 
 そういうわけで信尹、家康に無理でしたーと報告。
 家康もダメもとだったと見えて、あっさり引き下がらせました。
 この後家康は秀忠を通じて有楽斎に、和睦案を持ち出せと指示。
 やはりこいつでしたな。
 てか有楽斎がかしこまりーとか言ってたけど、一応この人、信長の弟だから、秀忠よりは
上のような気がするんだけどな。まあいいや。

 そういうわけで有楽斎、和睦しようとユッキーに言い出した。
 当然ユッキーが受け入れるわけもありません。
 勝ったこちらが和睦を申し入れるなどありえない、と。
 局も馬鹿だから、こっちが勝って有利な間に和睦しましょうとか言ってる。
 ユッキーもはがゆいだろうなあ。
 有楽斎が敵と通じてるのわかってるのに、それを言えないっていうのは。
 
 秀頼は和睦をせず、ひとまず様子を見たいと言います。
 もしかしたら敵の中にも味方が現れるかもしれないと。
 まんまユッキーの受け売りやんか…。

 話を聞いた又兵衛らも、和睦はありえんと言ってくる。
 ユッキー、上はそういう理屈が通じる人ではない、と頭いたそう。
 そして佐助を呼んで、有楽斎の動きを探るように伝えます。
 
 有楽斎、局は秀頼にすごい勢いで迫っていました。
 真田を信じてはダメ、とか、あいつらは戦したいだけだから、話を聞いてはダメだと。
 秀頼もほんっとつまらんやつだよなあ。
 ユッキーはこういう時に、この人らが言ってるからではなく、自分はどうなのかと考えて
決断して欲しいと言ったのに、全然わかってないもんなあ。
 そういうわけで、秀頼、和睦案を決めてしまいました。
 バカかお前は。
 大野、それをユッキーに報告。
 何とかならんかと言います。
 そういうわけでユッキー、茶々に会いにいった。
 この時、きりがいたんだけど、すっごい目でにらんでいて、たかが侍女のお前が何様だよって
感じだったな。
 恋人でもなんでもないのに恋人気取りって本当に気持ち悪い。

 茶々は、和睦には反対のようです。
 ユッキーは、牢人が力をつけるのは怖いんでしょうと説明し、秀頼を説き伏せて欲しいと言う。
 茶々は、本心は秀頼といられたらどうでもいい、この城も明け渡せというのならそうすると
打ち明ける。
 自分、秀頼、そしてユッキーがいてくれたらどこでもいい、みたいな。
 ユッキー、それは味方の士気が下がるから言わないでね、と念押し。
 つかここで「今和睦受け入れたら、条件として秀頼の切腹を言ってくるかもよ」って伝えて
いたら、茶々は必死になって有楽斎と局の意見を突っぱねたと思うんだけどねえ。
 そんくらいの駆け引きはしても良かったと思うんだけど。
 ともあれ、茶々は任せろ、と言いました。
 これで一安心ですな。
 そうしてユッキーが出てきたらまたきりが睨んでた。
 こいつ仕事しないんならどっかいけよ。気持ち悪い。

 茶々、秀頼に和睦はダメです、ユッキーの言うことに従いなさい、と言う。
 秀頼は、決断するのは私です、とドヤッてするけど茶々、この城の主は私です、ときっぱり。
 ユッキーに助けを求めるけどユッキーはなんも言いませんでした。
 秀頼本気で理解できてないんだろうな…。

 この後秀頼、ユッキーに怨み節言ってます。
 自分が決めろと言ったから決めたのに茶々が出てくるってどういうこと、みたいな。
 ユッキーも頭痛いだろうね。
 彼が言ったのは、秀頼がきちんと考えて決めろという話であり、有楽斎や局が言ったから
そうする、では自分が決めたことにならないってことなんだけど。
 そこ理解できてないって秀頼どんだけ頭悪いの。てか優柔不断過ぎてイライラする。
 ユッキーは文句を言う秀頼に対して、確かに決断を下すのは秀頼だが、もしそれが誤りで
あれば、私はどんな手を用いても食い止めます、私は勝つためにここにきたのです、ときっぱり。
 いやースッキリしました。

 その夜。
 塙が、敵陣に切り込むっていう話をしていた。
 皆ヒソヒソ話してるのは、ユッキーの耳に入れたくないかららしい。
 又兵衛、毛利も行く気らしい。
 明石はミサがあるんで、と断りました。あと長宗我部は行かないと。
 木村は行くと言いいました。
 この後長宗我部がユッキーに報告してた。
 一応耳に入れとこうって思ったのかな。

 ユッキー、位置的に蜂須賀の陣だなと確認した後、皆のところにこっそりやってきた。
 自分も行きたかったんかーい!
 ここの殺陣はなかなか面白かったですね。
 塙がめっちゃ面白かった。
 倒した敵に自分の名刺置いてたし。
 矢に自分の名前書いて敵陣に打ち込ませた立花道雪かよ。(当時の名は戸次鑑連。さぞかし
名前書くの大変だったと思われる。字画的に…)

 徳川の方では大砲の支度が整い、家康は片桐を呼んで、茶々の居室はどこかと尋ねる。
 そこ避けるためだからーとか言ってたけど、騙される片桐も片桐だな。
 茶々の居室を聞き出して家康、そこを狙えと命令しています。
 んで、撃たれた弾が、見事大坂城に着弾。
 それで侍女の1人が死にました。
 きりにあたっていれば…。
 ともあれ、この砲弾が多くの人の運命を狂わせていくことになるのです。
 目の前で侍女が死んで茶々、相当びびっただろうしねえ。
 ただ、和議結んでも自分の命が助かるわけじゃない、というのをなんで考えなかったんだろう。


 次回第47話。
 「きれいな言葉を並べて許しあったところで、現実は何一つ変わらないんだよ。」



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