多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→真田丸


真田丸

第6話(16/02/14)

 明智から逃れて山の中。
 落ち武者狩りがあちこちで行われているのを見たユッキーは、琵琶湖沿いに林の中を抜けようと
考えるのだけど、女子供が隠れていた小屋に明智の手勢が。
 まあ現代の武装した自衛隊でもついてない限り、この人数が逃げ切るのは不可能だよなあ。
 ユッキー、松らを逃がして応戦するも、所詮は多勢に無勢。
 ここに佐助が駆けつけて松を助けようとするのですが。
 松、追いつめられて断崖から琵琶湖に飛び込んだ。
 …淡水だから浮かんできませんよ?(そうじゃない)
 
 このあと佐助が助けようと飛び込んだらしいのですが、松の着物しか見つからなかったようです。
 流れないように見えるんだけどどこにいったんだ。
 旦那さんはユッキーらに、自分はここに残ると言った。
 これで捜し歩いてんのかなーと思ったけどそうでもなかった。
 ユッキーは、生きていてこそです、と言葉を残し、真田の里へ戻るのでした。
 これは多分、今は一旦別れるけども、必ず戻ってきて下さいねって意味なのかなと思いました。
 しっかしあれだけリスクおかして助けたのに、女子供はどこにいったかわからんし、松もこうだし…。
 あの時松の言うことを無視して、松らだけ連れて強引に逃げていたらなあ。

 ユッキー父の方は、やっとこさ信長の死を知ったらしい滝川から呼び出しが来ていると言われてました。
 真田は大名の庇護がなくては生き延びるのは難しい、と言う父。
 ユッキー兄に意見を求めるのですが兄は「私の意見が今まで取り上げられたことはない」とちょっとすねている
様子。
 そんな兄に父、「取り上げるとは言ってない。聞かせろと言っている」
 トドメ刺したらダメー!

 ともかく兄は、自分らは織田の家臣なんだから、明智討伐すべきだと言う。
 したら父、なぜそれを早く言わんとか言い出した。
 兄はずっと言ってました!と怒るけど多分父、これ何か案を思いついたな。
 そして滝川のところに出向いた父。
 信長の死を知らされてわざとらしい芝居してるのに笑いました。
 それを滝川が見抜いてたってのも。
 父は滝川にぜひ明智を討って欲しい、と言います。
 今ここをあけたらほうぼうの大名に攻め込まれる、という滝川に、上杉はまだ動かない、
北条は来ても自分たちが蹴散らすという父。
 でも一番信用ならんのは真田ってずばーっと言われた。
 滝川、なかなかやるな。
 それで、人質をくれと言い出した。
 織田に松を差し出していると父が言うと、そうではなく自分、滝川にだと。
 めんどくせーやつだな!
 父は、そんかし必ず明智を討ってくれ、討ったものが次のリーダーですぞ、と言いました。
 確かにそうなるでしょうな。
 俄然やる気になる滝川。
 ハッ、ピーン!滝川をたきつけた!(伊月、黙れ)

 その頃、出浦の領地を治めていた、森長可も窮地に立たされていた。
 蘭丸の兄貴、鬼武蔵の異名をとるあいつです。
 一度徹底を余儀なくされるんですな。
 確かに織田領から離れてるから、今あちこちから攻め込まれたら孤立する可能性があるわけで。
 
 その頃ユッキーはまだ落ち込んでおりました。
 しゃーないですな。
 でもまだ真田領に入っておらず、これからが正念場です、と佐助ら言うのですが。
 大勢がやってくる、と佐助が告げ、3人はひとまず隠れる。
 あっ、このツルの紋は…鶴丸国永!…じゃなくてJAL!(どっちも違うから!!!!)
 やってきたのは森長可の一行でした。
 それを見ていたユッキー、刀突きつけられてびっくりしていたら、出浦の者だった。
 出浦本人もきて、今から森を警護して行くんだって。
 森もやってきてユッキーが挨拶すると、国衆に伝えろ、我々は別に害をなそうとは思って
いない、我らを追い出すと攻め込まれても知らんぞ的なことを言って去って行った。
 出浦の方はといえば、ユッキーに安土の方はどうだったと聞いてきた。
 お見通しですか。
 さすが忍者。
 真田がどこの下につこうか考えている(父が)のを見抜いて出浦は、自分達忍者は損得では
動かない、家臣と決めたからには尽くす、その流儀に値打ちが出るのだと言う。
 かっこいいですね。
 素っ破が死ぬ時は信用を失った時だ、と。
 すっぱ抜くという言葉は、この素っ破から来ています。
 忍者らは戦況に有利な情報を集めることが主な任務だったので、その情報を抜かれることから。

 えーユッキー父は国衆を集めていて、滝川についてくことにしたわ、と言うんだけど、また室賀が
あーだ言ってくる。
 確かにあれこれ方向変えてばかりに見えるけど、父の言った、良い案が浮かんだら、体面を気にして
古い案にしがみつくのは無意味、というのも正論ではあるなあ。
 あと、兄が「黙れ小童」と言われるのもお約束ですな。
 室賀は、北条こそが次の覇者である、と宣言。
 ここは北条に従っていくと言います。
 …その北条って確か、秀吉に下ったはずでは…。
 父は室賀の案を受け入れますが、あれは、ああでもしないと話し合いが終わらないから、と兄に説明。
 いざとなったら真田だけでも別のとこにつくというのはやりそうですな。
 父、さすがにこれからは先が見えないから様子を見るということにしたようです。

 北条には信尹が出向いて、氏政に「今から滝川は明智攻めるから、いない間に攻め込んで
くるのなしね」という約束を取り付けさせていました。
 やけにすんなりと北条応じてましたが…。
 あとタカかわいいなやっぱ。胸のあたりをもふもふしたい。
 キューキュー言ってたからこれ餌足りてませんで。
 一応文書をしたためる氏政ですが。
 信尹が帰った後戦支度をしておけ、と息子に言ってました。
 要するに、約束は一応守るけどその後ただちに攻める分に関しては約束をたがえた事にならない、
というところでしょうな。
 多分それをユッキー父も計算づくじゃないかなと思うんだけどなあ。
 そんなに人のいい武将なぞ蒲生氏郷とか立花宗茂くらいしか知らんわ。
(家臣に慕われるいい武将だったとの話がいくつも)

 家康の方はやっと帰り着いてマッサージとか受けてるんだけど、そこに忠勝がやってきて、明智を
討つための用意はできているという。
 でも家康は、明智を討つのは誰かがやってくれるだろう、と動きませんでした。
 これは意外だったなあ。
 いや信長と家康の関係というのはもっと親しいものだと思っていたので。
 まあこの大河ではなんつーか、もっとしたたかな家康って感じなんでしょうね。
 あと滝川が兵貸してって言ってきたのも、向こうに出したら北条とやりあう可能性だってあるし
適当に返事してかわしとけ、って言ってた。

 ユッキー、真田の里に戻りまして、松のことを報告しました。
 父は残念そうにはしていたけど、人質として出すということはそういうことだから仕方がない、と言う。
 哀しいけどそういうことなんでしょうね。
 でもそこに母親がやってきて、ユッキーをメチャクチャ責めるんですよ。
 母親としての気持ちはわかるけどこの人、侍の妻っていう自覚がまったくなくてだんだんウザくなってきた。
 もっとこう、どしっと構えた人かと思ってたのに。
 情けない人だなあ。

 ユッキー、屋敷内できりとばったり会うのですが。
 きりは、松のこと、あなたのせいじゃないと言ってほしいんでしょ、言わないからね、人質のコマが
少なくなって大変ね、とか言っててちょっとムカついたわ。
 ユッキーのことが好きってのはわかるけど、言ってはいけない言葉というのはある。
 まるで松のことを、人質のコマとしてしか見てないような発言をするのはどうかと思うけど。
 これで二人の間に決定的な亀裂が入ってもおかしくないと思うんだけどなあ。
 後できりはユッキーの側室になるんだからわからんもんですわ。
 よくもまあこんな性格悪いのを嫁にしたなと。
 前々回ちょっと見直して損した。

 ユッキーは梅のところにいき、ちょっと黙って話を聞いていてくれ、と言うのですね。
 梅はきりと違って優しい性格だからユッキーの言うことを黙って聞いてくれた。
 ユッキーは、自分が京を見に行かず松を連れて逃げていればこんなことにはならなかったのでは
ないか、自分は兄よりも才能があると思っていた、そのうぬぼれが今回のようなことを招いた、と
話します。
 その後しばし沈黙したから何かと思ったら、「何か言っても構いませんよ」と。
 お前が黙って聞け言うたんやろが!!!!
 松は、あなたが無事に帰ってきてくれてほっとした、ここで何かあったら助けて下さいね、と言うので
ありました。
 松のこういう、定番(あなたのせいではない、という言葉)を言わないところが、ユッキーの心をいやした
のではないかな、と思います。

 その頃なんと松、記憶喪失の状態で、猟師っぽい人に助けられていました。
 こっからどうすんだ…。

 ユッキー父はばばさまに、滝川のところに人質にいってくれ、と頼みます。
 母、めちゃくちゃ怒っててうざい。
 次は私の番だとか言ってる。
 この人、もし次の番がきたら絶対いかなさそう…。
 あーだこーだ文句を言う母を無視してばば様は、滝川のところに行くことを承諾しました。
 行くのは沼田の城だから、勝手知ったるなんとやら、というとこのようですね。
 で、「出来ればここで死にたいのでよろしく(=早く帰れるようにしてくれ)」とも。
 その横でずーっと、次は自分の番とか言ってる母。
 ほんとうざいわー。

 翌日ばば様は沼田の城へ出立したのですが、きりも世話をする役目で同行することになりました。
 まあ別にどうでもいいだろうなあ、ユッキー的には。
 そしてその頃、明智が秀吉に討たれたとの知らせが。
 毛利との対決の最中なのによく戻ったな、と滝川言ってます。
 新幹線に乗ったんじゃないの。(違います)
 父は秀吉とはどんな男か、と聞く。
 滝川は、今やあいつが最も天下人に近いのかも、と言いました。
 なお秀吉はいかにも有名人かのように言われていますが、確かに信長の家臣の中ではそれなりに
知られていたけど、他の武将とかはあんま知らなかったようで、「え、誰?」みたいに他の武将に聞いてる
手紙があるとかないとか。
 明智も大体、細川とかが味方してくれると思って動いたら誰も助けてくれなかった、ってことになった
からなあ。
 細川は時代を見る目があった、ということでしょうね。なんせ帝のご落胤説もあるくらいだし。
 
 話がそれましたが、そういうわけで滝川は武功を上げることができず。
 さすがの父も「自分が肩入れしたやつみんな落ちぶれるじゃん」とショック。
 兄はフォローしてたけど多分、本当につくべき人のとこにたどり着こうとするめぐりあわせじゃないかなと
思いますね。
 そんな父のとこにユッキーがやってきまして。
 二人して景色を眺めながらユッキーは、この景色は領主が変わっても変わらないものですね、と言う。
 人間同士のいさかいを笑っているようです、と。
 まあどんなに争いがあっても、朝は来るし、日は暮れるし。
 どんな災害があってもまた朝は来るのです。

 北条のほうでも秀吉が明智を討った知らせは入っており。
 氏政は息子の氏直に直ちに動け、上野に攻め込めと命じる。
 ここを制圧したら次信濃なので、要するに真田を手に入れたいということですね。
 応戦しつつ滝川は、攻め込まん言うたやーんとか言ってる。
 アホか、そんな約束守ってもらえると思ってたんかい。
 家康の援軍もこないし、真田も助けにこないとイライラしてますが。

 父は、滝川には兵は出さない、と言っていた。
 これより真田は誰の下にもつかない、この資源あふれる信濃を皆が欲しがっている、それならば
それを武器にして戦っていくと。
 まずは岩櫃と沼田を取り返すべく、真田はいよいよ動き出しました。


 次回第7話。
 神聖なる裁判の場に向かう時、私はいつもこんなふうに思うんです。
 「どうか法という名の女神が私にほほ笑んでくださいますように」と。


 


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→真田丸