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西郷どん

第10話(18/03/11)

 今回はちょっとギャグ回的な感じで面白かった。
 
 斉彬は西郷の話を聞いて、斉昭が手紙を破ったか、と笑ってました。
 そして斉昭のこともですが西郷も面白い男だと褒める。
 斉昭に(頼んだとはいえ)会うことになったこととか、あと、慶喜にも会ったこととか。
 そういう大物と会う縁があるってことですねえ。
 斉彬は西郷に、慶喜とまあ仲良くなってね、とお願いするのでした。

 ここで斉彬、上からの視線に気づく。
 篤姫が斉彬の息子と西郷を眺めてキャッキャしていたのでした。
 何をしている…と斉彬呆れるのちょっとかわいかった。
 で、篤姫に手紙が届いたのですが。
 それは、実の父が亡くなったという知らせでした。
 
 西郷の方は慶喜と仲良くなれるかと言われたのをそのまま真に受けて、またあの
宿にいって慶喜探してるんですよ。
 あんたさぁ…。
 言葉通りに受け取りすぎるというか。
 大山はさっさとお気に入りの玉と上にいってしまいます。
 西郷は慶喜がきていると聞いてその部屋へ。
 いや、客としてきてるのに、西郷がやってきてもいやだろ、ヒー様…。
 西郷が、話があるというんですね。
 慶喜、嫌がって逃げようとするも、西郷が「ここで話をしてもいい」というから仕方なく受ける。
 で、人払いして、自分が慶喜だと認めた。
 こんないい男2人もいるわけなかろう、って言うの面白いなあ。
 平清盛の時もそうだったけど(確か後白河上皇)この人、ひょうひょうとした役やらせたら
本当に面白い人だと思う。

 西郷が、でっかい声で「やはり慶喜さまでしたか」とか言うので慶喜、静かにしろと
怒る。
 本当にこの男はよー…。
 慶喜は、自分は将軍にはならない、迷惑してると伝えろと。
 西郷は何の話?と聞くが、そのまま伝えればいいと。
 つーか西郷って斉彬と斉昭の話もそうだけど、言われたことをそのまま伝えるって
いうのが出来ない人なんだね。
 良く言えばまっすぐだけど、悪く言えばただの空気読めない人だよ。
 部下としてちょっと使いどころ違う気がするなあ、斉彬。
 まあともかくですね。
 そういう話をしていたら、誰か医者はおらんかという声が。
 玉さんが具合が悪くなって倒れたという。
 西郷、何も出来ないのに行ってるし…意味ないなあ。
 ここで、とある医者がふらりと現れて、誰か短刀を貸せという。
 西郷が仲間に言われたけどこの短刀は斉彬にもらったものだから、こんな場面で
貸すわけにいかない。
 で、大山が短刀を貸したのですが。
 この医者が玉の腕を少し切ったもんだから大山大慌て。
 でも玉の容体は落ち着くんですね。
 まあ大体わかると思いますがこの方法は当時ヨーロッパで流行っていた、瀉血という
方法です。
 当時は医療法としてとても画期的と言われていましたが、何の意味もない対策なので
絶対にやらないようにして下さい。

 このやり方を見て慶喜はこの医者を蘭方医か?と見抜く。
 こういう知恵をもってるとこはさすがだな。
 それでこの医者はそのまま名を名乗らずに立ち去ってしまうのです。
 まあタイムスリップしてきた仁先生でないことは確かでしょう。

 さてそんな騒動もありましたが西郷、斉彬に慶喜は将軍になる気はないようだと
報告しています。
 斉彬、やっぱり一筋縄ではいかんかーという感じ。
 ところがそこに、篤姫がいなくなったという知らせが入り、斉彬は急きょ西郷に
篤姫を探すように言います。
 お前ひとりの人をこき使いすぎだよ…。ウッ(自分もイベントでスタッフこき使ってるので
ブーメラン発言)
 一筋縄ではいかん人間がもう一人、と斉彬言ってたけど、篤姫の場合今回はちょっと
事情が違うからなあ。

 つーか西郷もいきなり探せ言われて困るよなあ。
 いなくなったという茶屋の周辺を探していると、篤姫に似た着物をきている女性に出会い、
話を聞いたところ、着物を取り換えたという。
 で、目撃情報をたどって海辺にやってきた西郷はそこに立ち尽くしている篤姫を見つけた。
 篤姫は西郷に、自分の実父が死んだことを放します。
 せめて一目だけ会いたかった、と。
 そりゃそうだよなあ。
 殿さまの養女になって覚悟を持てと言われても、父親死んだと言われたら悲しいもんな。
 
 西郷は、悲しい時は泣けばいい、と篤姫を励まします。
 この時は西郷さすがに空気読んで声かけなかった。
 篤姫は西郷がもらい泣きしてるの見て笑ってます。
 西郷、いい人ではあるんだけどね…。
 彼女は西郷に、今話したことは内緒に、と言います。
 そういうことについては定評ある男だから大丈夫でしょう。

 帰宅して篤姫は斉彬に、勝手に抜け出したことを謝ります。
 ただ斉彬もどういう事情があったか気付いていたんではないでしょうか。
 篤姫の行動を咎めることはしませんでした。
 で。
 篤姫に、徳川家定に輿入れしてくれと言います。
 篤姫はとても驚いて、自分ではとてもつとまらん、と言うけども、斉彬はやってくれないと
困る、と。
 西郷もびっくりしてたら、「控えよ西郷」とか言う人がきた。
 彼女の名は幾島。
 篤姫の教育係として斉彬が呼んだ、京の由緒ある家の人だそうです。
 ああこれは…。いろいろ面倒なことになりそう。
 しかも幾島さっそく、篤姫とか西郷が話す語尾の「〜もす」を気にしてるし。
 これはモスバーガーのステマ!(違います)
 というかもうわざとらしくもすもす言ってて笑える。
 あと西郷に言う「控えよ〜」がなんか面白い。
 流行語大賞狙ってるのかな。

 幾島は篤姫に今日から薩摩言葉は禁止と言います。
 そんなことでは大奥でナメられると。
 そうですね。
 将軍の奥さんになる人がそれでは困るというわけです。
 ここで西郷が謝ってて、幾島がなんであんたが謝るんだ、みたいなこと言うの笑える。
 つい…って感じなんだろうね。
 この後、大奥の説明を受ける篤姫なんですが、そばで聞いてる西郷がいちいち反応してて
幾島に怒られるくだり面白い。
 礼とかもマネしたりしてるし。
 ここは西郷の素朴な感じが出ていて面白かったです。
 というか、琴や長刀を篤姫が習うシーン出てくるのですが、いいとこの姫さんってこういうのは
一通りやってたと思うんだけどな。
 ましてや養女にしたいと斉彬が言うくらいなんだから、一定のレベルは満たしてると思って
たんですが。
 ともあれ、ある日篤姫は庭に控えていた西郷を呼び、楽しいと思うのはどんな時か、と聞きます。
 西郷は、仕事から帰って家族でわいわい団らんの時が楽しい、と。
 まあそうですわなあ。
 西郷は輿入れするならあなたは日本一の幸せを掴めるはずです、という。
 まーたお前そんな根も葉もないことを安易に言っちゃいかんよ。
 励ましたい気持ちはわかるけど。

 と、幾島がやってきまして。
 今度は春画の勉強だと言うんですね。
 この時代こういうのは当たり前にありました。
 今と違って本もネットもないから、年上の経験者が手ほどきを春画で教えるんですね。
 うまいこと絵を頭で隠してあるなあ。
 西郷がなんか言おうとしたら、春画見せられてびびって、帰れ言われてあわてて帰るの
面白い。
 と、西郷が自分の部屋に戻ると、先日の宿での騒ぎに居合わせた医者が静かに座ってた。
 ビビるやろが!
 彼は橋本と名乗り、福井藩の人間だと言う。
 西郷が斉彬から密命を受けていることも知っている、と言います。
 あの宿での騒動の時、短刀を差し出せなかったことから気付いていたらしい。
 それとこっそり話を聞いてもいたようだしね。
 橋本も医者というのは表の顔で、実は藩から密命を受けて動いているということで、
藩主からの書状を斉彬に渡して欲しい、と西郷に頼みます。
 例の企てのことだと。
 ここで西郷、何のことだと聞きます。
 黙って受け取っておけばいいのになあこの男。
 橋本が、慶喜を将軍にする計画だ、と言うとまた大声出して驚いてる。
 いやそれ慶喜から、将軍になりたくないって聞いてませんでした?あーた。
 
 橋本は斉彬の考えを説明する。
 要するに、徳川の周りには権力はあるけど無能な大名ばっか集まるようになってて、
そういう体制で政治するのはダメだと。
 斉彬は全国の大名から意見を聞いて政治をしていくようにしよう、というわけです。
 ただし今の状況では斉彬の立場はものすごく低いから意見が届かない。
 篤姫が世継ぎを産んだらまあ斉彬が実権を握れるかも、という話なのですが…。
 立場書かれてた紙、伊達家の立場も下の方だったけどおかしいな。
 あいつ関ヶ原で東軍だったし、伊達政宗は家光らにも好かれていたのに。(家康は別)
 落ちぶれたのかな。
 まあ政宗のあといろいろやらかしもあったしなあ。
(詳しくは、殿、利息でござるを参照)
 西郷は、篤姫が子供生んだらいいんじゃないのか、なんで慶喜を将軍にする必要がある、と
橋本に詰め寄る。
 ちけぇよ。
 徳川は徳川家のための政治はしてきたが、この国のための政治は蔑ろにしてきた、で、
斉彬は自分の策を成功させるために、2つの計画を同時に進めているというわけです。
 篤姫が子供を産んだとしても、家定は体弱いから、すぐ死んだら幼児が政治やってくのは
難しいと。
 だから、今のうちに慶喜が次の将軍になれるようにという計画を進めてるというわけです。
 西郷にしたら、じゃ篤姫は捨て駒じゃないか、と思う部分もあるでしょうね。
 納得いかない様子です。
 ところが橋本はその顔を見て逆に驚いたようでした。
 何もこの計画のことを知らないのか、って。
 というかこの西郷を見る限り、変に計画知ってたらうっかりしゃべりそうだし、何も言わずに
動かした方が良いと判断したから、斉彬も何も説明してないんじゃないかなあ…。
 橋本、大いに呆れています。
 こんな男を買い被っていたのかと。
 あんたが勝手に誤解して、勝手に計画を打ち明けたのに、人のせいにするのいくない。

 仲間らが戻ってきたので橋本は、今のは自分の妄想だ、忘れてくれと帰って行きました。
 大山がお礼を言うのも完全スルーしてて笑った。
 よっぽどがっかりしたんだろうなあ。
 ここの大山と俊斉のやりとり、なかなか面白かったですよ。

 さて西郷は斉彬に報告した後、慶喜のことについて聞きます。
 斉彬は、外国と対等に渡り合える将軍がいる、だから慶喜に将軍になってもらわないと困る、と
説明。
 篤姫は不幸になる、と言います。
 ショックを受ける西郷。
 どうなるんでしょうね。


 次回第11話。
 「闇夜の虫は光に集う」



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