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西郷どん

第16話(18/04/29)

 京では西郷が、挙兵の用意をして盛り上がっていました。
 宴会で皆の労をねぎらっています。
 そんな中、月照が真っ青な顔をして薩摩からの急ぎの文を持って来た。
 斉彬の訃報を知らせるものでした。
 西郷からしたらもう本当に、足元から崩れていくような感じだったんだろうなあ。
 斉彬の死について調べてみたら、毒殺説もあるみたいですね。
 以前も食事に盛られていたしなあ。
 橋本も、毒ではないかと指摘。

 仲間はいきり立って、薩摩に帰り犯人を捜すぞという感じだけど、西郷はそんなことは
何の意味もないと言った。
 今は斉彬の遺志を継いで、兵をあげるべきだと。
 西郷は近衛に頼み、改めて帝から詔出してもらいましょう、と言います。
 どんな手を使ってもいい、挙兵の詔出してくれ、斉彬が死んで敵が油断している今こそが
叩き時だ、というわけです。
 はて、あの井伊直弼が油断するような人間だと思うのか。
 あの人はこういう時だからこそ何かしかけてくる、と考えて先に手を回すタイプだと思いますがのう。

 しばらくして近衛が、詔が出そうだと西郷に告げてくる。
 あんなに怒ってる帝は初めてや、とか言ってますね。
 幕府のやり方には腹を据えかねてるんだろう、と。
 もう完全に井伊のやりたいようにされてるしなあ。
 幕府を守ろうとするあまり、天皇や朝廷がおざなりになってる状態だもんね。
 橋本、さっそくみんなに伝えると言い、西郷は江戸にいって水戸の斉昭に兵を出してもらうという。
 月照は気をつけろ、と警告しています。
 水戸が最後の命綱だと。

 その頃、一橋慶喜は江戸城に乗り込んでいました。
 この人にしては珍しく熱血なことだな。
 井伊もさすがにこの人に対しては放置も出来ないと見え、すぐにやってきた。
 というかアポなしでいったんだね、慶喜。
 アポを取れよ、リンゴをかじってアッポゥ(銀魂のネタを持ってくるんじゃない)。

 慶喜は、なんで勝手に条約を結んだ、ちゃんと帝に言い訳してこい、と言うのですが。
 井伊、恐れ入り奉りますしか言わなくなった。
 あれ、ロボット壊れたぞ。
 まあわざとやって怒らせる作戦だろうねえ。
 会話成立しなくさせるのが一番早いからなあ。
 本当に井伊はこういうことさせたらすごいっていうか。
 慶喜、自分が睨みをきかせているからな、と帰って行きました。

 さて西郷は江戸にいる水戸の斉昭のもとへ急いでいました。
 悲しんでいるヒマはないですね。
 ところがこの斉昭、本当に残念なことに、思い立ったらすぐ実行するタイプの人だった。
 だから、江戸城に乗り込んでしまっていたわけですよ。
 少し待ってて帝の詔が出てから動けば、さすがの井伊と言えどもなんもできなかったのに…。
 江戸城に、井伊に会いにいったはいいものの、朝入ったのに夕方まで待ちぼうけ食わされて
腹を立てている斉昭。
 食事も出なかったらしいです。
 完全に井伊の仕業ですね。
 つーか斉彬だったら、わざと宿泊する用意くらいしてきただろうなあ。
 で、井伊が現れたらけろっとして「おや、お早いですな」と言うだろう。
 そこが斉彬と斉昭の差ですね。

 そんで夕方になって二人が疲れ切ったころに井伊がやってきて、しれっと「体大丈夫ですか」
とか言うんですよ。
 悪いけどこのシーン、井伊の方が上手だなと思って逆に感心してしまったわ。
 で、また恐れ入り奉ります〜の連呼ですよ。

 そして西郷が江戸に入ったのはそのしばらく後のことでした。
 よく考えたら手紙だけでも先に斉昭のとこに出しておけばよかったんじゃ…。と今から言っても
詮無いことですけれども。
 んで水戸の屋敷を訪ねるも門前払いを食らってしまった。
 困って、あの宿にやってきた西郷。
 慶喜に会いました。
 つーかそんなドスの聞いた声で「ヒー様!」って言われたらこぇぇわ。
 その頃慶喜はふきに、俺と逃げてくれるか、みたいなことをつい弱気になって言ってたん
ですけどもね。

 西郷は門前払いを食らったので何とか力を貸して欲しい、と慶喜に頼みます。
 でも慶喜も自分がいったところで無理だと言う。
 水戸を動かすしか手はないという西郷に、今水戸はそれどころじゃないという慶喜。
 え、納豆が不作だったんですか!?(納豆が不作て)
 今斉昭は蟄居させられている、と慶喜は言います。
 城に押しかけたからか。
 で、自分も似たようなことしたからいずれ沙汰が下るだろう、と。
 慶喜、それでもこれであきらめがついたといいます。
 まあもともと将軍には向かないと自分で言ってたもんね。
 西郷はまだあきらめない、水戸が動かないなら慶喜が立ってくれと懇願するも逆に、
もう斉彬はいないのだ、と説得されてしまいます。
 あの男は大きかった、と。
 でしょうなあ。
 慶喜は、もう二度と会うこともないだろう、と言って去りました。
 ふきが一緒に逃げるんでしょ、とか言ってきたけど彼女なりの慰めだったのかな。
 慶喜、俺は地獄行きだと言ってました。
 なるほど、鬼灯様の力を借りたい、と。(違います)
 慶喜はふきに、生きていたら迎えにくる、それまで待っていてくれ、と帰って行きました。

 この後慶喜は井伊から謹慎を申し渡され3年にもわたり、邸内にとどめ置かれたのでした。
 この当時の屋敷はまだ大きかったからいいけど、今の住宅事情で家から出たらあかんとか
なったら大変ですわなあ。
 いや食べ物はネット通販あるにしても、金が稼げないしさ。

 詔の件を察知した井伊は、天子をたぶらかして幕府を討とうとしている、として謀反扱いにし、
加わっていた連中を取り締まることにします。
 帝が自分の意思で動いてたのはわかってるっぽいなあ。帝を捕まえるわけにもいかんし、って
言ってるから。
 まあそれで兵を取り上げてしまおう、と考えた模様。
 帝もオー人事に電話しとくべきでしたね。
 井伊、取り締まりで忙しくなるのーと言ってました。

 近衛、ここまで先手を打たれてはとがっくりしています。
 君らの策なんかまるっとお見通しだったわけだな。
 西郷のとこへふらっと月照がやってきまして。
 薩摩に帰って死ぬつもりでしょう、と告げる。
 で、月照が「あんたはん肥えてはるから切腹したら血もいっぱいでるし、はらわたもさぞかし
りっぱなもんが出てくるでしょうなあ」と言ってて、京都人のイケズこわいわぁ…って感じでした。
 月照は続けて、あんたが死んだら斉彬の遺志は誰が継ぐのか、と言った。
 一緒に行動してきた西郷の頭の中には、斉彬の遺志が沢山詰まっている。
 死んだらそれも消えてしまうと。
 生きて斉彬になれ、と告げます。
 確かに!
 斉彬になるナリ!(黙れ)

 その頃井伊は取り締まりに動き出してました。
 これが安政の大獄か。
 この時期長州の吉田松陰も取り締まられたんだよね。
 まあそれが逆に長州を打倒幕府に追いやったんだから皮肉なものですが。

 その頃近衛の方でも、月照の身に危機が迫っていました。
 帝をたぶらかしたとして月照が怪しいと思われていて、近衛に迷惑かけられないと思った
月照は自分から名乗り出ようとしていたのです。
 西郷はそれを聞き、一緒に薩摩へ逃げようと持ちかける。
 薩摩なら幕府もおいそれと手を出せないし、もう一度兵をあげようとするなら必ず月照の
力も必要になってくるだろう、と。
 そういうわけで変装しようということになるのですが、山伏のコスプレ、品がありすぎて無理やって
なっててめっちゃ笑いました。
 逆にヅラ被って女装したらどうよって思うんだけどな。
 まあ無理か。
 というわけでそのまま行こうということになるのですが…。
 橋本がひとまず大阪までの船を手配してくれて、皆それに乗り込むんだけど、橋本は船見送って
出てきたところでとっつかまった。
 バカだねえ。
 そのまま下を歩いていって別のとこから出てくれば良かったのに。
 橋本、アウトー!

 こうして幕府のターゲットは月照と西郷に定められました。
 今脱走してる受刑者のように逃げ回った方が見つからないような気がするな!
 宿場に泊まろうとしたらすでに手配書が回っていて、廃寺のようなとこに泊まった一行。
 その夜西郷は起きて殿を偲んでいました。
 まあおおっぴらに泣くわけにもいかんかったんだろうなあ。

 つーかここで死のうとしてるのか知らんけど、月照どうなんだよ。
 こんなとこで放置されていい迷惑じゃないか。
 と思ったらやっぱり斉彬も心配だったのか、何をしているって現れた。
 もう大河ドラマとか朝ドラで幽霊出るの当たり前の演出になっちゃったね…。
 故人に頼らず本人の意思で立ち直る展開は無理なんでしょうか。
 ともあれ斉彬は、何を学んできたんだ、と西郷を叱咤します。
 つーか衣装すげーな。
 マントだよ。
 西郷、泣いてますけどお前追っ手に見つかるからもう少し考えろよ…。
 西郷は生きて殿の思いを果たす、と決意しました。


 次回第17話。
 「いつまでもあると思うな親と金と若さと部屋とYシャツと私とあなたとアニメ銀魂」



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