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西郷どん

第24話(18/06/24)

 大久保は寺田屋の騒動を防げなかった責を自ら負い、久光に申し出て自主的に謹慎して
いました。
 謹慎つーても宿にこもってるだけか。
 他の仲間はどう感じたかなと思いますね。
 大山とか。
 自分らが何とか止めようとして果たせず、有馬という友を失い落胆してるとこへ、大久保が
久光に「この責任は自分にありますので謹慎します」と申し出たら、点数稼ぎにしか見えないと
思います。
 大久保は有馬の命は無駄にはしない、必ずこの国を変えると決意します。
 ま、この決意を果たしたのは立派ですけども、もう少し仲間とも心開いていった方が
いいと思う。

 さて島に送られた西郷、今回は本気で帰るつもりのようです。
 薩摩のことが気になるからね。
 西郷が送られたのは薩摩からかなり遠い島で、今回は自給自足の生活をしなくてはならない
ところでした。
 つーかここ人が住んでるの?
 まあ薩摩からしたら、死んでも構わんような人を送るとこなんだろうね。
 で、食料とってたらとぅまがきた。
(このレビューではずっと、とぅまで統一してます)
 あの後生まれた子供を見せたくて、西郷に会いたくてやってきたのでした。
 女の子らしいです。
 パンパースははいてないようだな!←真田丸の時あったミス
 西郷は菊草と名付けました。
 先に生まれた子が菊次郎なのはまだいいとして菊草て…。
 いいけどさ。
 ここにはとぅまの兄が連れてきてくれたのでした。
 どうしても行きたい、と龍に頼んでいたらしいです。
 龍はいい顔しなかったけど、兄がどうしてもと頼んでくれたって。
 その時点で臨月だったんだから行くのはむちゃと龍が止めるのも当たり前のことだと
思うんですが…。
 ま、その場で産気づいて生まれたので、その後連れてきたらしいです。
 どっちにしろ赤子にムチャさせるなあ…。
 とぅまは西郷が薩摩に帰るまでここにいたい、と言います。
 寝たふりしてあげてる兄貴やさしい〜!

 江戸では久光が、その働きを帝に認められ、江戸城へ勅使を送ることが許されていました。
 久々に見たな家茂。篤姫どうしたんだろう。
 ともかく、井伊を失って弱体化の一方だった幕府ははねのけることもできず、それを
受け取ったと。
 久光は報告を受けてメチャクチャ喜んでいます。
 これは前代未聞の出来事であったようで幕府は急ぎ、慶喜の謹慎をといて江戸城へ
呼び寄せた。
 取り仕切ってくれそうな人がもういなかった、というわけですね。
 だからさっさと先に慶喜をつけておけばよかったのに…つーてもこの人も所詮は
徳川の人間ではあるからなあ。
 で。
 幕府は慶喜を将軍後見に、松平春嶽を総裁職につけました。
 でもって。
 久光が早速会いにきたんですが。
 久光は、兄が見たら喜ぶことでしょう、これからは二人と手を取り合ってこの国を良くして
いきたい、と挨拶を述べるわけです。
 ところがそれを慶喜は鼻で笑った。
 全部斉彬の受け売りだと言うんですね。
 それに無礼なのはこいつだと。
 自分は将軍の後見人だが、こいつはただの隠居の身、江戸ではこんなやつ誰も知らないと。
 斉彬は切れ者だったがお前はただの芋だ、と2回言う慶喜。
 大事なことなので2度言いました!

 つーかここ久光怒ってるし、慶喜の言い方も悪い(多分わざとやってる)と思うんだけどさ。
 散々西郷がいさめてきたように、斉彬のマネをそのまま久光がやってても、器やら能力
違うんだからそううまくいかないよ、ってことなんだろうと思う。
 自分の言葉で、自分の考えで日本を何とかしていこうと考えて欲しい、と西郷が言ってたこと、
奇しくも慶喜が言ってることと同じなんですが、久光には届かなかったと見える。
 あと、久光は自分が二人に並ぶ立場と勘違いしてるけども、幕府から見たらただの薩摩藩の
隠居だもんね。そりゃ「なんで同等だと思ってんの?」ってなるでしょうよ。
 そこらを慶喜はバカにしたんだと思う。
 たかが帝から命令もらったくらいで、ってね。

 慶喜は久光に対して、自分らにうまく取り入って売名しようと思ってんだろうが無理だから、
話をしたければ牛男を連れてこい、といって立ち去った。
 この時大久保が、牛男とは西郷のことか?と言ったのも久光の気に召さなかったんだろうね。
 ここで久光が急ぎ西郷を呼び寄せて、慶喜との間を取り持つくらいの度量があったらまた
違ったんでしょうが…。

 久光激おこです。
 この怒りっぷりがなんつーかうまく演じてて面白いなと思った。
 どこかしら滑稽であり。
 龍馬伝の後藤思い出したなあ。(中の人同じ)

 西郷が徳之島にやってきて5日目のことでした。
 彼に島移動するようにさたが下りました。
 沖永良部島というところでした。
 完全に久光の嫌がらせですね。
 西郷はとぅまに、夢のように楽しい5日間だった、と告げて役人に連れられていきました。

 この沖永良部島は送られたほとんどの人間が帰ってこれない島で、もうどうしようもない人間を
送るとこだったっぽいね。
 土持という人が世話係だそうです。
 …徳之島より人がいるんだが?(シッ)

 ここで西郷は野ざらしの檻に入ることになります。
 これ出ようと思えば出られる檻だな。
 あと、ここには川口という、特に逆刃刀は持ってなさそうな流人がいました。
 彼は西郷の様子を見て、一体どうしたらあんなことをされるのか、とつぶやいてます。

 さて、土持ですがさっそく西郷に豪華なご飯を持ってきました。
 彼は昔薩摩に渡り勉強していて今こうして役人になってるんですけど、その時に西郷の話を
伝えきいて、日本を何とかしようと動いていた人なのだと感銘を受けていたらしい。
 斉彬よりは、その手足となって働いてた西郷の方が、庶民には耳に入りやすかった、という
ことなのでしょうね。
 それで尊敬してて、飯を持って来たというわけですか。
 いい子ですねえ。
 で、西郷はこんなに沢山いただくわけにはいかない、と半分だけ食べると言います。
 いつ薩摩に呼び戻されても働けるようにちゃんと食べておくって。
 それを聞いて土持は複雑そうな顔をしていました。
 何かあるな。

 しばらくして。
 薩摩から手紙が届いた、と土持が持ってくるも、川口がサッと奪い取ってしまった。
 彼はここに10年いて退屈してるらしいです。
 つーかこの人もどうやって食べ物得てるのか謎だな…。
 ともあれ、手紙をなんか読み始めたよ。
 いきなり、「西郷に切腹を申し付ける!」とかいうから土持と西郷の顔色変わったけど、
「…とは書いてない」って。オイィィィ!
 新八がここにいたら容赦ないツッコミかましてるとこだぞ!(それ銀魂の方の新八ィ!)

 海江田からの手紙でした。
 久光が京に平穏をもたらした、とうわさになってはいるけども、まあ大体は大久保のおかげだ、
あいつは寺田屋の責任を受けて出仕を辞退してたけど手のひら返ししやがった、という内容。
 出世の階段を上がってるぞという部分で階段上がるシーンだったのはちょっと笑ったけど。

 次。
 大山。
 有馬失って悲しいのに、久光のお気に入りになってる大久保がうざい、という内容でした。

 つまりは、自分らじゃどうにもならんから「悟空ー!早く帰ってきてくれー!」と願うクリリンの
ような心境である、ということです。
 西郷はなんで大久保とわかり合えないんだ皆、という。
 でもそれってやっぱ大久保が皆には心開いてない部分もあるんじゃないかなと思いますけどね。

 川口は、なんでお前はそんなに信用できると思うんだ、という。
 本当の友達だったら今頃この島から呼び戻そうとしてるはずだろ、と。
 そんな今みたく電話とかメールで一発じゃないし、やりとりするだけで数ヶ月はかかるだろ…。
 あと川口は飯の話にしても本当のことを言ってやれ、と土持にけしかけます。

 実は代官所から言われていたのは、一日一杯の麦と塩だけだったのです。
 これはひどい。
 つまりもう死んでもいいような扱いをされているということか。
 土持もそんな正直に言う事ないのに…。
 それ以外を与えてはダメとは言われてないんだし。←屁理屈

 で、川口はそんなことも知らないで何が友達を信じる、だと笑う。
 だけど大久保はそんなこと知らないで久光が言ってる可能性もあるしさあ。
 こんな仕打ちだから大久保が裏切ってるとはならんわな。

 西郷はそれから、藩命に従い、土持が持ってくる食事には手を付けなくなりました。
 土持もなんやかんや「改善命令が出た」とでも口実つけて食べさせればいいのにな。
 このあたり馬鹿正直なんだろうねと思います。
 ずっと西郷、座禅組んで暮らしてるけど、エコノミークラス症候群になるから手足
動かした方がいいですよ。
 西郷がご飯に手を付けないので子供たちがかっぱらっていってた。
 やっぱこの村も食べ物ないんですかねえ。
 そんな風には見えなかったけども。

 来る日も来る日も西郷は大久保を真摯に待ち続けていました。
 土持も心配しているものの、藩命に逆らえば迷惑がかかると西郷はいい、もてなしを
固辞します。
 こんだけ離れてる島だから多少何かやったところでバレねーよ。
 とは思うんだけどね。

 土持もこのままでは西郷が死んでしまうと心配。
 大久保に知らせたらどうなんだろうと思うんだけども。
 嵐の中もう西郷死にそうになってるわけですよ。
 大久保の言葉が響いてきます。
 お前にはまだ守らなければならないものがある、まだだ、と。

 心配になったらしく見に来た川口。
 お前は死んでも友を守るのか、と水を与えてやります。
 この人も根っから悪い人ではないんだろうな。
 さすがに酒は飲まさなかったか。(当たり前)
 で、土持らがかけつけてきて、倒れてる西郷を屋敷へ連れていきました。
 藩命なんか知るかァァァ!!!ってとこでしょうね。
 実際薩摩の目は届かんから適当に言っててもわからんような気はするが。


 次回第25話。
 「掟は破るためにこそある」



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