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西郷どん

第26話(18/07/15)

 今回見て感じたのは、苦い思いをしていろいろ変わっていく、変わらざるを得ない西郷、って感じでした。

 西郷が薩摩に戻ってきました。
 島暮らしは全部で5年になるようです。
 いうてもそんなにつらい暮らしだったようには見えなかったが…太ってたし…。
 薩摩で西郷は、久光の息子であり現藩主の茂久に会います。
 彼は、久光はくれぐれも西郷を薩摩にとどめおくようにと念を押していったと伝える。
 でも自分は家臣の声をよく聞くつもりであるという茂久。
 お飾りの藩主だということもよく理解してるようですね。
 そんで、大久保が京にきてくれと頼んでいる、という言葉を小松帯刀が伝えた。
 忙しいなあ。
 
 その大久保の方は岩倉具視に会ってました。
 魚焼いてるな。
 岩倉に西郷の話をする大久保。
 あと龍馬も出てきました。
 勝と会って、西郷ってやつ知ってますか?と
 有名人になってるな西郷。
 
 薩摩では西郷が家に帰ってました。
 あのあといよいよ食うに困り、実家を売って隣町に引っ越したんだそうです。
 これからは大久保の家とのやりとりも見られなくなるのか。残念。
 てか実家出る機会ないか。
 そこに大山らがやってきて、久しぶりに再会した西郷は懐かしがり、有馬のことは残念
だったが、イギリスのことはよく追い返してくれたと声をかけます。
 このあと、なんか西郷の弟がとっくりに水をためてたけどこれなんだろう。
 水をこうやって汲んでるってこと?酒じゃないのかよ。
 西郷は皆に、島で暮らしてみて分かったが今まで薩摩は、下々の民の作物をとりあげて
地獄のような生活をさせている、これは改めなければならないと話します。
 で、京では薩摩は蛇蝎のごとく嫌われているらしい。
 帝をうまいこと誘拐しようとした長州を薩摩と会津が追い払ったから、悪い噂を振りまいて
いるのだとか。
 追い払った薩摩側が悪く言われてるのを信じるって…。
 西郷は斉彬に改めて、この世の中をよくすることを誓いました。

 そして薩摩へ戻った5日後、西郷は京へ。
 向かう途中、糸と出会う西郷。
 お互いに既婚者だからさばさばしたもんだけど、糸はまだ西郷に未練があるようでした。
 そういうのもなんかなあ…。

 京では、参預会議というのが始まってました。
 朝廷、幕府、諸藩の代表が集まり、合議で政をするという画期的なものでしたが、
まああれだよ。船頭多くして船山に上るってやつですわ。まとまるもんもまとまらん。
 欧米風に言うなら「会議は踊る」。
 あ、日本でもありましたね。「小田原評定」
 久光は異国の力を侮るな、というけど慶喜は引きこもり…あっ、鎖国のままでいいじゃんと
ダラダラ言っている。
 久光はそんな慶喜をころころころころころころころころころころころ考えが変わる、と怒ります。
本当にこんだけころころ言ったもん!
 そういうわけで、諸藩は開国した方がいいのではって言ってるけど幕府は引きこもる方を
選択し、慶喜はこうして面白おかしくからかうばかりでまさに会議は踊りに踊っていたのでありました。
 でもって帝は慶喜に全権任せてたし。
 まあしゃーないですね。
 神であらせられますから、帝の言葉がうまく下に伝わらなくてもこの時代はしゃーなかったんですね。

 そしてあの薩摩藩御用達の宿では、嫌がらせが相次いでました。
 大変ですな。
 そこに西郷がやってきて、お虎大喜びですよ。
 でも気持ちを話してる時に、西郷は草履をさっさと脱いで主のとこにいってて笑った。
 まあ妻帯者である西郷としては、他の女性が好意を示しても、ふーんって感じだろうしね。
 西郷は大久保が疲れているという情報を耳にします。
 いってみれば宴会場で大久保がめっちゃ頑張って畳回してた。
 すげえな!
 大久保は、久光は泣いてると話します。
 何かの比喩かと思ったらガチ泣きだった!
 あの席で慶喜に、お前調子のんなと酒浴びせられて、その後藩邸ですねてるらしい。
 だっさ。
 幕府の側でもさすがに薩摩をバカにするのはまずいみたいな騒ぎになってるらしいんだけど、
慶喜の一番の部下、平岡は平然として、幕府が正しいんだからなんでお前ら従わないんだという
態度のようです。
 井伊みたいなやつだなあ。
 そんで久光は薩摩に帰ると言い出した。
 根性ないやつだな。
 大久保は、このまま帰ったら薩摩は笑いものになってしまうだけではなく、日本から孤立してしまう、
そういう思いで、慶喜の部下らを接待していたんだと話します。
 苦労したんだな…。
 そんな嫌われ者の薩摩でも、西郷の評判だけは高い、斉彬が認めた男、英雄として話が伝わって
いるらしいです。
 島にいる間に大変な評判になってる…!
 大久保、薩摩を救ってくれと西郷に頼み込みます。

 その頃慶喜は奥さんと、牛男の話をしていました。
 この奥さんが誰か、は後でわかります。つーてももうここで顔出てるからわかってるけど。

 西郷、久光に会いました。
 ここずーっと無言で動作だけで久光が苛立ちを示すシーン、面白かったです。
 西郷に声をかけるのは絶対嫌だし、西郷もどうしたもんかなって空気が出ていて。
 そんで久光、西郷が島に戻ってきたの自分は許してない、大久保が勝手にやったんだと言い、
慶喜よりお前の方が嫌いだとキセルを投げつける。
 大久保はもう一度慶喜に会ってくれ、というのですがうまくいかないままでした。

 一応西郷、慶喜の屋敷にいくのですが、平岡が、西郷という男はしらんと追い返してきた。
 ここで、屋敷の周りは不審者がごろごろしてました。
 こんなあからさまな不審者がおるか!
 
 西郷は、島暮らしの間に忘れ去られたのかなと首をひねっています。
 すると、女性が訪ねてきたとお虎が。
 私と言うものがありながらって怒ってるけどお前と西郷はなんの関係もないだろ!
 ギャグパートというのはわかるけど、あまりこれだけしつこいとちょっと嫌なキャラになって
しまうので、お虎さんに関してはもう少しなんとかならんかなあ。真田丸のきりのようになって
いってるよ…。

 で、西郷が会いに行くとそこにいたのは、ふきでした。
 今はなんと慶喜の側室になっていたのです。
 良かったねえ。実家にも仕送りたんまりしてあげられるじゃん。というか相手が相手だけに、
実家の人達もびっくりしただろうなあ。
 で。
 手紙を持って来たというんですね。
 そこには「牛男」って書いてあった。
 なるほど。
 屋敷では会わないが、あの宿では会うって意味ですね。
 
 そして西郷、久しぶりにヒー様と会いました。
 屋敷は見張られてるから会わないという慶喜。
 もはや誰が敵で誰が味方かわからんって。
 そりゃそうでしょうな。
 もともとこの人臆病だし。
 薩摩はヒー様の味方です、という西郷、久光にあって欲しいとお願いします。
 でも慶喜は、あいつ世の為とか言いながら自分のことしか考えていないから嫌だと。
 西郷は慶喜を説得します。
 また逃げるのかって。
 開国しようとするなら帝の意思に背くことになるし、攘夷なら異国と戦うことになる、
どっちも怖いからって。
 慶喜ここで開けかけたふすまパーンってしめたけど、右側10センチくらい空いてますがな。
 
 西郷、説得しながらもニヤニヤしてます。
 こうして会えたのが嬉しいって。
 久光にはこれが出来ないですわな。
 腹を割って話すということが。
 慶喜は、なんで幕府代表の自分が、諸藩と肩を並べられないといけないのか、と不満を
あらわにする。
 あれだけ憎かった井伊ってもしかしてすごい男だったんじゃねとか言い出した。
 でも西郷は、それは違うと言います。
 井伊が本当に正しい政をしているのなら、なぜここに橋本佐内がいないのか、なぜ
本当に国を憂う人達が粛清されてしまったのかって。
 守るべきものは民であり幕府を守ろうとすることではない、慶喜は井伊とは違う、と
伝える西郷。
 自分はいろいろな人たちと関わってきた、だから、まず民の暮らしを守ること考え、強い者が
弱い者を守る政をして欲しいと言います。
 今は幕府や諸藩皆が手を取り合う時でその号令をかけるのは慶喜である、と。
 慶喜、斉彬に似てきたなあとちょっと嬉しそう。
 そういうわけで、芋に会ってやろうとなるのですが。

 久光は薩摩に帰るって言いました。
 だからお前は器が小さいんだよ…。
 大久保、西郷の働きが無駄になると言いますが久光、「ほめてつかわす、これでよかろう」って。
完全に嫌がらせですわな。
 でも西郷はお礼を言った。
 学習したなあ西郷。
 んで久光は西郷をえー…なんか新しい役目に任命します。
 多分接待係じゃないかなと。

 その数日後とんでもないことが起きました。
 慶喜の邸宅前で、御輿が襲撃されたのです。
 幸いやられたのは慶喜ではなく、平岡でしたが、慶喜の恐れたるや相当なものでした。
 まあ一歩間違えば自分が死んでいたわけですし、彼はこの時初めて、自分に向けられた明確な
殺意を感じたわけですからそりゃ怖いわな。
 セコム契約しようぜ!(セコムは直接ガードしてくれません)
 
 西郷は久光が拒絶したことを謝罪にいったのですが、慶喜めっちゃ上機嫌だった。
 怖い。
 あの無礼は本心ではないと久光に伝えてね、幕府とともに薩摩働いてもらわないと困るからね、
とか言ってる。
 そんで、こういう時だからこそ心で付き合いたいと思ってるやつがいる、それはお前だとかも
言ってるし。
 これはアレですね、自分の身を守るために西郷を利用してやろう、って感じになったんだろうな。
 もうこの時点で本心では付き合わなくなったわけだ。
 ここから幕府と薩摩の決裂が始まるんですかねえ。


 次回第27話。
 「男が揃えばどんな場所でも戦場になる」



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