多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→西郷どん


西郷どん

第29話(18/08/05)

 西郷は一年振りに薩摩へ戻ってきました。
 その頃には禁門の変での西郷の活躍が広まっており、お城でも皆が「西郷様!」「西郷様!」
と出迎え。
 すごいですね…。
 中には井之上もいました。あのお金借りてた人かな?代替わりしたっぽいね。当たり前か。
 そんな彼にすらも丁寧にあいさつをする西郷を見て、大久保はえらいんだからもっとそれらしく
していろ、というけど、西郷みたいな丁寧さは必要だと思いますよ。
 実るほど 首をたれる 稲穂かな
って言うでしょ。
 本当にすばらしい人は地位に関係なく周りの人にやさしく、丁寧に接する人だと思う。

 さて。茂久は西郷の活躍を嬉しく思うと褒めます。
 久光の方もしぶしぶといった感じで褒めてますね。
 それにもうやうやしく礼を言う西郷。
 この時すでに西郷は、次の一手を見据えていたのでした。

 西郷は大久保を川に呼び出して、もうこの国を幕府には任せておけないと思う、と伝えます。
 このままだとこの国は幕府によってほろばされてしまうと。
 そもそも禁門の変だって、徳川の脅威になっている長州に、同じくらい脅威だと思っていた
薩摩をぶつけさせることによってつぶし合いをたくらんでいた、と伝えます。
 大久保も頭がいいですから、幕府が守りたいのは徳川だけか、と気付いた。
 でも大久保は、薩摩は政に加わるのを願っているから、今幕府をつぶそうと動いて薩摩だけ
孤立したら長州と同じことになってしまうというんですね。
 確かにその心配は当たり前だと思う。
 それで大久保は西郷の誘いを断ります。
 西郷もまあしゃーないと思ったのか、一人で何とかしていく、と言いました。
 その西郷が川に入って子供らとうなぎを取っている間に大久保は、橋を渡ってきた糸を
見つけていました。
 お兄さんの嫁さんに叱られながら歩いてた。
 何があったんでしょうね。

 西郷家では薩摩に戻ってきた歓迎がされていました。
 ここで家族や大山らから西郷は嫁をとるように言われます。
 いうてもとぅまがいるしなあ。
 なんか展開的に西郷の嫁探しみたいになっちゃったよ。
 翌日、西郷家には嫁志願者が大勢押しかけていました。
 でも貧乏暮ししてるわけだし、それに耐えられる人なんているのかな。
 なんか野太い声してると思ったら川口が現れた!(そんな、モンスターが現れた!みたいな…)
 西郷の働きかけによって、島から戻ってこれたらしいです。
 あれ?呼び戻すなよって言ってたのに。
 もしかして西郷、フリだと思ったのか?「戻すなよ、いいか、戻すなよ絶対だぞ!?」的な。
 で、川口は自分を嫁にしろと言い出した。
 いろいろ役に立つぞーと。
 ただ西郷も命の恩人だし、行くところがないというので気安く「うちの家にいてくださいよ」と
声をかけた。
 熊吉も遠慮がないなとボヤいてるけど、遠慮しないで言いたいことははっきり言う分、まあ
悪くはない人だとは思うけどね。
 で、嫁の話になって川口はとぅまのことを知ってますが、それでも島の嫁は連れてこれない
からのう、と言ってる。
 西郷、出世したんだから立場にものいわせて呼び寄せることは出来ないんですかねえ。
 家族も、西郷の気持ちはわからんでもないけど、西郷家の跡取りのことを考えてもらわ
ないと、と困ってる。
 なかなか難しい問題ですね。

 そして西郷、城から呼び出されました。
 久光が怒ってて、幕府が参勤交代復活させると言ってきた、お前が京で何かやらかした
せいじゃないのかと責める。
 幕府が思い上がってるのは西郷の対応が悪かったからだ、という完全な言いがかりですね。
 こいつ、1カメ2カメ3カメと3回言いやがったぞ。(大事なことなので)
 でも西郷は文句を言わず、「おおせの通りです。本当に申し訳ございません」と謝った。
 泣いてる西郷を見て久光ドン引き。
 まあ、言い訳でもなんでもするだろうと思ったら、キッパリ謝られて泣かれたんじゃ、
どうすることも出来ませんわなあ。
 ここの、うろたえてる久光、めっちゃ面白かった。
 ええー……みたいな。
 そんで久光は大久保を京にいかせ、後始末つけてくるようにと命じます。
 すなわち、朝廷にお願いして幕府に、参勤交代をやめるよう言わせよ、というわけです。
 久光、西郷の態度にビビッてる。ヘイヘイヘーイ!

 と。
 大久保は西郷の嘘泣き見抜いていたようですね。
 なんでご機嫌とって懐に入ろうとしてんの、というと西郷は、このままほっておけば幕府は
長州征伐をまたやろうとする、薩摩は長州の味方につく、幕府を何とかするにはそれしかないと言った。
 この2藩が組めば他の藩もついてくるはずだと。
 それを成すためなら嘘泣きでもなんでもして久光に取り入る、という西郷。
 今まで正攻法で失敗してきた分、ずるい手を使ってでもなんでも、とにかく自分の意見が
採用されるようにしようと思ったんだろうね。
 ここで久光の部下かな、やってきて、まさかお前ら…とか言ってたけどもしかして変な事
してると思われた?たくらみとかじゃなくてBL的な意味での。
 うーん。
 で、呼びに来た理由というのは、要するに殿も西郷独身なん?と気にしてるということらしくて、
君命で嫁とれ、という話でした。
 だからとぅまを島から連れ出してもらったらどうかなーと思うんだけど。
 でも周りの人から白い目で見られることを考えたのかな、西郷。
 下士よりもっと下の身分だもんね…。

 大久保の家に琴がきていて、西郷の嫁についてお願いをしにきてたっぽい。
 大久保は自分も京にいかんとならんし、西郷もすぐ行くことになるだろうし、今嫁を選んでる
ヒマはないよという。
 その上で、満寿に調べて欲しいことがあると言った。
 それは糸のことでした。
 が、伝え方が悪かったのが浮気を疑われてたっぽくてちょっと笑った。
 
 琴は西郷に嫁のことで文句言ってたんですけども、そんなところに岩山(糸の父)と糸が
出世祝いにやってきました。
 満寿が連れてきていたからこれはわざとだな…。
 一同昔話で盛り上がっています。
 前に仲間同士でケンカになって、赤山からもらった鯛を台無しにして糸から怒られた
こととか。
 懐かしいですね。
 まるでたった半年くらい前の話のようだ!
 ここで、糸が離縁されて戻ってきたという話を聞いて一同ビックリ。
 琴は、恥ずかしがることはない、兄だって一度嫁に逃げられているとフォロー。
 真実は西郷しか知らないですしね…しゃーないか。
 周りとしては、西郷のことを昔から知ってる糸だったら嫁になって申し分ないなという感じで
盛り上がるも、糸は遠慮していました。
 川口は目出度いな、これで決まりだと言ってる。
 こういう強引な人がいるといいわなあ。

 と、弟の嫁さんが産気づいてバタバタですよ。
 …まだ日が沈んでないうちに生まれてるから割と安産だったんですね。
 まあそれはいいとして。
 周りは糸にしときなよって感じですが西郷はまだ迷ってました。
 糸も自分は西郷にふさわしくないという。
 もともと、結婚した先でも自分に子が出来ず離縁されたのだそうです。
 確かにこの時代、子供が出来ないという理由で離縁されるのは珍しくなかったからねえ。
どこの家でも、跡取りをなすことが大事だったので。
 大変ですなあ。
 
 その夜、西郷はずっと考えていました。

 翌日西郷は糸のところにいきます。
 兄嫁が、男の訪問者と言ってウキウキしてたのは笑ったな。
 やっかいばらいしたいんだろうなー…って感じですよ。
 西郷は糸に昨日の騒ぎのことを謝って、自分の妻になる人は気の毒だ、自分はすぐに
京へいかんとならん、いつ戻れるかもわからん、と伝えます。
 その上で、よければ嫁になって欲しい、と言います。
 一人目の妻はあっちから離縁と言われ、二人目の妻は島にいる、図々しいのは
承知の上だ、と。
 糸が、自分は子供が産めないといっても、そんなのは天に任せればいい、という西郷。
 糸としては、同情されてるみたいに受け取ったようですが、西郷は、今は忙しくて
女性を憐れんだり惚れてるヒマはない、糸だから言うけども、今自分はとんでもないことを
しようとしてるので、理解者が一人でもいてくれたら心強いというんですね。
 糸なら自分のしようとしていることを理解してくれる、みたいな。
 まあこうまで言われたら断る理由ないと思ったんだけど、糸断っちゃったよ。
 西郷はおとなしく引き下がって帰りました。
 確かにここまで言って断られたら、しつこく食い下がるのは失礼だもんね。
 こうして会いに来たのは、周りが盛り上げて流されて嫁取りを承知するのは失礼に
あたると思ったからだろうし…。

 家で断られたことを報告してる西郷ですか。
 どういってお願いしたのかと聞かれ「惚れてるヒマはない、でも糸が家にきてくれれば
皆喜ぶ」と伝えたと。
 すると皆が怒る。
 川口も「そりゃ断るだろ」と言ってたの笑った。
 琴や弟も、嘘でも惚れたって言ってくれないとそりゃ腹立つわみたいな。

 糸は朝の支度をしていたのですが、そこに父がやってきました。
 西郷は今日旅立つらしい、お前は本当にいいのかと。
 父もずっと気にしていたらしいです。
 最初の縁談を自分が決めてしまったこと、それで辛い思いをさせたから、今度は自分が
決めろというわけです。
 兄の子が泣き始めて、兄嫁が「糸、世話しろ」と言いに来たのを「お前の子なんだから
お前がしろ」と怒鳴ってもいたし。この兄嫁も性格悪そうだな…。
 もう二度と会えないかもしれんぞ、と言われて糸、飛び出していきます。

 ここで西郷家にいって西郷に会うのかと思いきや、西郷はもう旅立ったと言われてあわてて
追いかける糸。
 家で会うんじゃねーのかよ!
 と思ったけども、あの運命の橋で会う設定か。
 まあそれならいいや。
 糸が嫁に行くことになって別れを告げた時もこの橋の上だったもんね。
 つーか西郷に追いついたと思ったら荷車が間に入ってたから、気付かずいっちゃうの?と
ビビりかけたけどちゃんとあえて良かった。
 糸は、あなたの妻として新しい国を見たい、あの家で待っていると伝えます。
 西郷、承諾、行ってくると声かけました。
 糸、「チェスト、きばれ!」と言ってますがあーたそれナレーションのセリフ……。
 まあいいか。

 今回の話見るまで、とぅまがいるのに可哀想と思ってたけど、糸の様子を見て、まあ
結婚してもいいかあ、と気持ち変わったの良かったです。
 でも最終回までに一度くらいはとぅまと会って欲しいなあ。


 次回第30話。
 「導かれしバカたち」



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→西郷どん