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西郷どん

第31話(18/08/19)

 今回は完全に西郷の落ち度だよねえ…と思った話でした。

 西郷が倒幕の意思を固めてののち。
 薩摩藩邸に西郷に会いたいという人がやってきました。
 勝と名乗っていると言われ、あわてて向かう西郷。
 小松が紹介してるのを見てニヨニヨ笑ってます。
 挨拶はまあ似てましたが。
 龍馬でした。
 自分の立場からして入れてもらえないから、勝の名を騙ったと言ってます。
 今、勝は謹慎中で、海軍操練所もつぶされたらしい。
 幕府いらんことするなあ。
 結局それだと外国に勝てなくなるだけなのにね、幕府が。
 龍馬は自分を薩摩で買ってほしいと売り込みにきたのでした。

 一方で薩摩の西郷家。
 半年ぶりに西郷が帰ると聞いてみんなそわそわ。
 …川口もいたな、そういえば。
 雨で船が沈まないか心配する糸に、川口は薩摩の雨は島津雨と言って吉兆の印、
昔島津家の初代が生まれた時に…って西郷が帰宅してきて話は終わり。
 その先は話さないのかよ!
 赤い洗面器の話じゃないんだからさー!

 で、龍馬が一緒にやってきたんだけど、彼は雨漏りしていることに驚く。
 西郷は薩摩では知らない人がいないくらい有名なのに、なんでこんな家に住んでると。
 まあ家族は持ち上げまくってたけど、要するに借金が残ってるからだよね。
 西郷の人となりに感心した龍馬は酒盛りの前にと雨漏りを修理し始めます。
 まあ彼も本当に貧乏な暮らししてたからわかるんだろうねいろいろと。
 修理も手慣れたもんだなあ。
 ブルーシートはないんですか?(ねえよ)
 西郷は、日本の雨漏りも直したい、と言う。
 異国という雨に晒されている、と。
 龍馬は冗談で、あんたは幕府つぶそうと思ってんの、と聞くと西郷が肯定したので
ビックリしてます。
 龍馬は日本はどうでもよくて、世界で広く商売がしたいらしい。
 ああ、宇宙にまでいくもんな。←銀魂

 力を貸して欲しいという西郷。
 龍馬、真剣な顔で「西郷さん」と言うから約束するのかと思ったら「わししか(修理)やっちょらん」
 そっちかー…!

 さて慶喜ですが。
 江戸から家茂が来ると皆に言ってます。
 改めて長州征伐のために、帝に詔をもらうためらしい。
 それでわざわざ将軍自ら「将軍かよォォォ!」みたいな感じで来るんですね。

 一方薩摩では。
 幕府がこんなことしようとしてるよみたいな話を皆でしてて、西郷がお願いがある、と進み出て
きた。
 薩摩はこの長州討伐には兵を出さない方がいい、と。
 久光めっちゃビックリしてる。
 ビックリしたのは同じ考えだったからか。
 久光も幕府を見限るから兵を出さないという案だったらしいです。
 大久保の説得で目がさめたらしい。
 なんでも、以前大久保が、今回の長州討伐には大義がないから参加しない方がいい、と
言ってきたらしい。 
 それはいいけど久光さんよ、亀の世話するのはいいとしておなか上にしないであげて。
 亀にストレスだから。
 で。
 久光は最初、出兵を拒んだら今度は薩摩がにらまれると言うのですが、大久保は、ほって
置けば幕府は自滅すると言いきったのだそうで。
 その時こそ薩摩が幕府にとってかわって政をやればいい、今こそ斉彬を超える時です、と
大久保は言った模様。
 久光、皆に対して言いました。
 やっと兄を越えられる、とは思わない、自分は自分だと。
 おっ、ちょっと賢くなったな!
 動かざること桜島のごとしじゃーという久光。
 …噴火してないか、そこ。
 いいけどさ。

 そして西郷、お目にかけたい人間がと言って龍馬連れてきました。
 脱藩浪士と聞いて周りはざわめき立つも、西郷は、彼は勝のもとで操船のノウハウを
持ってるし、イギリスにつぶされた薩摩海軍立て直しの役にも立つと説明。
 確かに薩摩にしたら「買い」ですよね。
 それで龍馬は自分が長崎にいって武器を買い付けてくるというのですね。
 薩摩が行ったらにらまれるから、自分が買い付けてくるって。
 まあその方がいいでしょうな。

 そののち。
 大久保、久光の決断には驚いたと言ってます。
 ということは龍馬を受け入れることを承諾したんだろうね。
 しかし大久保は西郷に、長州が幕府につぶされたら次は薩摩だぞとくぎを刺すことも忘れない。
 西郷、だから長州と手を組もうというわけですね。
 でも今の状態では無理だという大久保。
 確かにね。
 そこで寝ていた龍馬が起き上がって、まあ自分にツテがあるから任せなさいよ、というわけです。
 いいですね。
 翌日。
 まだ夜が明けきらない頃龍馬は長州に立とうとしていました。
 物音で起きた糸が声をかけてきました。
 龍馬、一刻も早くって気持ちだったんだろうね。
 西郷は寝てるから起こさないで、と言って出て行きました。

 岩倉の家にて。
 大久保、いろいろ手紙を預かっています。
 あちこちの公家にあてた手紙らしい。
 長州征伐に賛同したらいかんよと書いてあるらしいのですが。
 岩倉は中川宮にだけは気をつけろ、と言ってきます。
 だったら手紙出さない方が良かったのでは…知ってるなら。
 まあわからんけども。
 そんで各公家に届けて、大久保は中川宮のところにも来るのですが。
 力添えはする、と言ってきました。
 あと、お金もいらんとか。
 大久保、うまくいったやーんとか言ってるけどあんた…あの岩倉が注意するほど、
っての忘れてるなあ。

 さて西郷の家では、久しぶりに帰ってきた西郷があちこち家を直してました。
 川口がやかましいとか言ってるけど、ちょっと散歩でもしてきたらいいのに。
 糸が心配そうに西郷のことを見ていたのですが、あんた何もしないのかよとはちょっと思った。
 
 さてさて。
 ヅラは何とか逃げて、長州から戻ってきていいよみたいなこと言われて、白石という
家に滞在しておりました。
 そこに龍馬がやってきた。
 武器はいらんか、という龍馬に「いる」とすごい勢いで食いつくヅラ。
 自分が長崎で武器買ってくるから、長州は自分から買ってくれたらいい、と龍馬は言います。
 手に入れるすべはあると。
 その方法が、薩摩から船を借りて自分が武器の買い付けにいくことだと聞いてヅラ、
途端に不機嫌に。
 まあ薩摩の船だしねえ。
 でも龍馬は、ここで意地を張ったら本当に長州は滅ぼされると警告。
 薩摩を憎むのは勝手だが西郷まで憎んだらダメだぞという龍馬。
 さすがですねえ。

 というわけで。
 西郷は夜、糸と話をしていました。
 糸は、なんだかもう西郷が戻ってこないつもり、別れを告げるつもりで家を直していたの
ではないかと心配になっていたようです。
 ここのシーン長いなあと思ってたんだけども、いい雰囲気になったところで深夜火急の知らせが、
というので必要だったっぽいですね。
 というわけで火急の知らせですよ。
 中岡慎太郎じゃねーか!
 つまり彼が来るくらい重要な用事ってことですね。
 それは、龍馬からの知らせでした。
 長州にきてもらったらヅラと会わせる、という内容。
 さすが龍馬、早いですね。
 翌朝、急いで立つことにした西郷ですが。
 さらに京の大久保からも火急の知らせが。
 ええい。
 それは、将軍が京にやってきて長州討伐のこと軍議してるから、お前もきて止めてくれ、
というものでした。
 将軍きちゃったァァァァ!!!!
 西郷はどうしたものかと考え、大山、俊斉に会ってどうか長州にいってこの手紙を届けて
欲しい、と頼みます。
 当然二人は断りますよね。
 つーか私この時点で西郷の選択は完全に間違ってるなと思いました。
 敵に会うのと大久保に会うの、どちらを優先させるかというのは当然敵に会う方だと思います。
 向こうは怪しみながらも何とか会見の席を持とうとしてくれている。
 そんなところに代理が行ったら失礼ですよ。
 大久保の方はそれこそ大山に手紙持たせていっても何とかなるんだから。
 だってあの大久保がいるんだから説得に関しては強いでしょうよ。
 バカだなあ西郷。
 優先すべきことを間違うなんて。

 ともあれ、大山が長州なんかと言ってたら俊斉がいきなり、自分が行くと言い出したんですよ。
 西郷は喜び、文を託すのですが…。

 そんで京にいった西郷ですが。
 家茂の前に主だった藩の家臣がいて、話を聞きますと、帝の話によれば、長州征伐は
軽々しくしてはならない、十分に話し合えってことだったと。
 おっと空気読んだ孝明天皇!
 やっぱり西郷いてもいなくても変わらなかったやんか…。
 長州討伐の勅命はすんでのところで回避されたと喜ぶ西郷でしたが。
 廊下歩いてたら慶喜がやってきた。
 そんで、大久保が中川宮に手紙持っていったろと言い出したよ。
 こいつ幕府の方と繋がってたんですね。
 お前らの動きはお見通しだと言ってます。
 岩倉とつるんだことも。
 これは安易に中川宮を信じた大久保が間抜けでしたね…。

 帰宅するとお虎が、西郷に「ずっと待ってる客がいる」と知らせてきた。
 それは龍馬でした。
 つーか様子からしてもうなんかあかん感じやぞ…。

 龍馬は西郷に、あんたを見損なったと言ってくる。
 ずっとヅラと龍馬とで下関で待っていたけれど、きたのは中岡だけ。
 西郷は俊斉に手紙を託したんだ、というも、たとえ手紙よこしてもそれでヅラが納得
するわけないだろう、と龍馬は怒ります。
 それはそうだ。
 龍馬が正しい。
 ヅラは無言で下関から出て行ったらしいです。
 かわいそうになあ。
 二度信じて二度とも裏切られてるもんなあ。
 西郷、心を尽くしてヅラに謝りたいというも龍馬は、もう信用も何もかも失ったと言って
帰って行きます。

 その頃俊斉は大山にめっちゃ怒られてた。
 自分が何をしたかわかってるのかって。
 彼はわざと下関にもいかなかったし手紙も届けませんでした。
 俊斉は、西郷のためを思ってしたんだ、自分が正しいとわかるはずとドヤってましたが。
 君にも言いたい。
 あんたは自分のしたことが正しいと思ってるのかも知れないけど、今回のことは回りまわって
「西郷とはこんなひどい事をする人間だ」となっただけで、俊斉の自己満足でしかない。
薩摩の人間に知られたらそれこそ、西郷の評判を落としかねない話ですよ。
 自分の浅はかな選択で誰が迷惑を被るのかもっと考えろ。

 西郷、なんでヅラの気持ちにこたえなかったと悔いています。
 ここで大久保が、お前は何としてでももう一度ヅラに会うんだろと言ってきた。
 天が味方せんときは自分が味方になってやるって。
 大久保やる気になりましたねー。
 つーかお前が「チェストー!気張れ!」って言っちゃうのかよ!
 ナレの仕事なくなっちゃったよォ!!!


 次回第32話。
 「お母さんだって忙しいんだから夕飯のメニューに文句つけるの止めなさい」



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