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西郷どん

第35話(18/09/16)

 幕臣らは、慶喜の大政奉還に対して文句を言ってましたが、慶喜は、大政奉還されて
困るのはどっちだと思う、あの公家らに政できると思う?どうせそのうち、政権を返して
くるさと自信満々でした。
 まあ西郷もそう思ってるだろうから、それを全力で阻止するつもりなんでしょうけどね。

 龍馬は話せば何とかなるし慶喜も頑張ってんじゃんって感じですが…。
 西郷は痛い目を見てきたからこそ、もう信じないって気持ちになってるんだと思うね。
 龍馬はふところからカステラ出して食べてて、西郷に半分くれたけど受け取らなかった。
 カステラうまいのに…。
 西郷、慶喜は日本を自分のものだと思い込んでいる、トップの人間があれではいかんと
言い、龍馬は「これからの国のことについて話し合おうと思ったが残念だ」と帰っていきました。
 ちなみにカステラは残していってくれた。優しい!(違う)
 結局侍としてこの国を見ているか、商人としてこの国の行く末を見てるかの違いだったと
思うね。
 これ以降龍馬は西郷と会うことはありませんでした。

 西郷、薩摩に戻り茂久に会い、挙兵の話をしていました。
 帝より、慶喜を討てと勅命もらった、というんですね。
 久光も驚いたけど多分これ、ニセモノじゃないかとうっすら理解したのでは…。
 いちいち指摘するほどのバカではないってだけで。
 
 その夜西郷の家では生まれた虎太郎を西郷あやしてました。
 全然雰囲気違うから戸惑うわ。
 まあしゃーないですけどね。

 そして近江屋。
 龍馬暗殺事件ですな。
 龍馬が刀を抜いて刀身に自分の顔映して額を斬られたの確認してる演出は面白い
けど…うーんまあ。
 慶応3年11月15日のことでした。
 
 数日後、京へやってきた西郷は龍馬の死を知り茫然。
 そこへおりょうが、龍馬を殺したのは西郷だろ、と乗り込んできました。
 龍馬が手紙で、西郷とケンカしちゃったテヘペロって書いてたからだという。
 お前…そんな手紙でよく犯人扱いできるな。
 と思うけども結局、怒りのぶつけどころを探していたのも事実なんじゃないかなと思います。
 信吾は兄ではない、京にいなかったととりなす。
 では誰がとおりょうが問えば、半次郎らは、幕府に殺されたんだと言い出した。
 おりょう、聞いておいてもうええとか言い出したよ。
 西郷も龍馬のことを新しい時代には必要な人だった、と言いました。
 自分が守れなかったのだ、申し訳ない、と。
 おりょうも危ないからここにいてくれと引き留めるも、彼女はそのまま出ていきました。

 実際龍馬暗殺の犯人は今では京都見廻り組ではないか、という可能性が高いようですね。
 確実に任務を果たし、口も堅い立場として幕府により近い京都見廻り組が選ばれたのでは
ないかと思います。新撰組は寺田屋事件で注目されすぎていたしね。

 夜、西郷は仲間を集めてあれこれ指示をしていました。
 江戸の大きな商家に火を放ち、薩摩の仕業と大騒ぎせよというものでした。
 信吾、それを聞いていてどう思ったでしょうね。 
 というかここにきていきなり信吾が目立ち始めてなんなんって感じなんだけど。
 ちょっと鬱陶しいわ。
 次週の展開を盛り上げるためなんだろうけども。

 岩倉が京に戻ってきました。
 西郷と大久保は今一度危ない橋を渡って欲しいとお願いします。
 帝が、幕府の廃絶を宣言してもらうのに、御所を守ってる会津ら追い払って慶喜や、慶喜派の
公家を近づけさせないようにするから、何とかうまくやってくれ、と。
 西郷、慶喜を丸裸にすると宣言します。
 ああ、将軍様ゲーム…(銀魂かよォォォォ!!!)

 さて慶喜のところに松平容保が慌ててやってきます。
 片栗虎って打っちゃったがな。
 松平は、御所を薩摩や越前らが固めていると報告。
 慶喜、大政奉還の前に自分側に引きこんでいたと思った諸藩も一緒になってたからビックリしています。
 慶応3年12月9日のことでした。
 西郷も、気を抜くな、相手は慶喜だ、敵は全部成敗しろと指示。
 信吾はただただ驚くばかりでした。
 
 御所では会議が始まります。
 岩倉が入ってきて感慨に浸ってる。
 で、帝のもとで王政復古の大号令が出され、徳川幕府は260年の歴史に幕を下ろしたのでありました。
 そんで政府の役人に誰がつくかって話をここで取り決めされるんですな。
 そうして話していたら山内容堂が、頑張ってる慶喜がここにいないのおかしいじゃん、
今すぐ呼べやと言い出した。
 岩倉、それを言うならまずお前ら官位や領地を帝にお返ししてから言えと言うけども、容堂は
公家が帝抱き込んで好き勝手政治したいんじゃないかと言い出した。諸藩の連中も同じ
意見のようで。
 まあなかなかに不利ではありますな。
 
 慶喜らの方は、松平が、御所の前に西郷立ってるから撃つなら今ですぜって言ってくるけど
慶喜は厳しい口調でそれをとがめた。
 御所を警備している西郷に銃を向けるということがどういうことかわかってるのか、朝敵に
なるということだぞ、って。
 まあそうでしょうね。
 松平、一時朝敵になるだけとか言ってるけどそんなもんで済むわけがなかろう。

 大久保、西郷のとこにきて、容堂が粘ってると話す。
 慶喜を新政府に入れろってうるさいと。
 何か手はないかと考えている西郷。
 ちょうどそこに、休憩でしょうか、容堂と後藤が通りかかった。
 西郷、大久保に脇差を渡し、わざと容堂へ聞こえるように「岩倉に渡して欲しい、短刀一本あれば
事足りるだろう」と言うんですね。
 何をと当然容堂は立ち止まる。
 そこへ、「何も帝を討てとは言ってない、国家にあだなす逆賊を討てと伝えてくれ」と。
 ヘイヘイ、容堂と後藤ビビってる、ヘイヘイ!

 というわけで休憩が終わってまた会議再開となるのですが。
 あんだけ息巻いていた容堂はダンマリで、さらにそこへ計画を聞いたであろう岩倉が「疲れましたな、
終わりにしましょうか」と畳み掛ける形で効果バツグン。
 そういうわけで慶喜は新政府には組み込まれないことになりました。

 その頃慶喜は酒の飲みすぎで西郷に討たれる夢をみてました。
 あんた飲みすぎだよほんと。
 ワインを日本酒の感覚で飲んだらダメだよ…。
(このころ清酒はありましたが、まだ度数はそんなに高くなかったはず)
 
 西郷のもとに大久保がやってきまして、終わったと脇差を返しました。
 皆は喜んでいるけど信吾は複雑でした。
 その夜、信吾は西郷の元を訪ねる。
 …ろうそくの炎でけーよ!どんだけ燃えてんだよ!
 信吾は聞きたいことがあるというもそこに、慶喜が逃げたという知らせが西郷のもとへ
舞い込んできました。
 西郷、予想はついていたようで、大坂に兵を出せと言います。
 手はうってあるという西郷。
 大坂城に逃げ込んだ慶喜ですが、江戸城に火が放たれたという知らせを受けて驚く。
 薩摩がやったらしいです。
 皆は、すぐに薩摩を討ちましょうというけども慶喜は、兵を出すのを固く禁じます。
 自分らが兵を出してしまうと、戦の大義名分を与えてしまう、すなわち朝敵になる可能性が
あるからでしょうね。
 誘いに乗るな、と言ったのですが…。
 一部のバカが命令を聞かずに、江戸の薩摩藩を砲撃するわけですよ。
 長州のヅラに西郷の代理として手紙を届けなかった俊斉と同じことしてるな。
 自分の浅はかな考えで「正しい」と思ってやったことが、どれだけ周りに迷惑かけるか
なんも理解してない。

 薩摩の屋敷が砲撃されたことで、多くの藩士だけではなく民も命を落としたという
報告が入ります。
 これをもって薩摩は幕府と戦うことになりました。
 この時点で旧幕府って呼ばれるのね。
 大久保も、もはや幕府は朝敵となったと言い、西郷も、大将慶喜の首を取って勝利とする、と
言うのですが…。
 信吾は複雑な気持ちで兄を見ていました。

 さて旧幕府軍も進軍してましたが、そこに慶喜の姿はなかった。
 風邪かよ。
 必ず勝つとか言ってるけど無理だと思いますね。

 信吾は西郷に、戦を嫌ってた兄が変わってしまった、と言ってきます。
 西郷は、慶喜はこの日本を外国に売り払おうとしている、何としてでもそれは止める、と
言います。
 戦だけは避けると思っていた、という信吾ですが。
 もうそんなあまっちょろいこと言ってられないでしょうよ。
 話せばわかる段階はとっくに過ぎてしまったよ。
 で、信吾、江戸の薩摩屋敷の件も自作自演かって聞いたら西郷、そうだという。
 まあそうなるようにけしかけたってことだろうけども。
 兄は鬼になってしまったという信吾ですが、逆にお前がどんだけ甘いんだって思うけどねえ。
 あの寺田屋の件を見てもそうだけど、何も考えずにひょいひょいついていった結果が
あんなことになったんだから、厳しさをわかってないのは信吾の方だと思いますが。


 次回第36話。
 「別れの挨拶は簡潔に」



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