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西郷どん

第36話(18/09/23)

 新政府軍と旧幕府軍は慶応4年1月2日、鳥羽・伏見で相対していました。
 新撰組もここにいるはずなのに、チラッとも触れられなかったな…。
 まあ敗走することになっちゃうんだけどね。
 薩摩のほうにえっらいヅラかぶったやついるなあと思ったら新八だった。
 なんなのそれ。
 銀魂に絡んで、新八がヅラという笑いを取りにきてるの?
 ともあれ、1月3日の夕方から、いわゆる鳥羽伏見の戦いが始まったのでありました。
 公家は大砲の音にアワアワしてるけど、岩倉は動じませんでしたなあ。
 そこに大久保がやってくる。
 大久保と岩倉は、ゆうに頼んで、あるものの準備を進めていたのでした。
 どうも兵士の数だけは幕府軍の方が多くて、薩摩劣勢らしいよ。
 だからこそ「奥の手」を用意してたんでしょうね。
 そのものを見て岩倉がとても喜んでいたけど、彼はもともとこれのことを知ってたのかな。
まあ知ってなければ作らせませんわな。

 戦の最前線では西郷が仁王立ちで指示してた。
 危ないと言われてもそのまま立ってました。
 信吾はなんか勝手に怒ってたけど、お前戦の場で引くなというのは当たり前だろうに。
命かかってんだぞ。
 この期に及んでいきなり信吾がいい人ぶりだしてるのがちょっとなあ。

 そんな中、幕府軍の兵士にどよめきが。
 薩摩の軍に錦の御旗が掲げられたのです。
 ゆうらに作らせていたのはこれでした。
 昔後醍醐天皇がかかげたというものらしいけど、誰も正確なデザインはしらんから、
それらしく作ったのを掲げたものの勝ち、というわけですな。
 この効果は絶大で、幕府軍はちりぢりになって逃げはじめました。
 西郷はここで手を緩めず、大坂まで追う、と言ってます。
 信吾はそこまでしなくてもと西郷に言うけど、その最中に撃たれた。
 ま、突っ立ってたらそうなりますわな。
 敗走していく中で誰が御旗に向けて撃ったのかは謎ですけども。
 西郷を憎んでるやつらはいたからそいつらかもしんないですね。

 その頃慶喜は部下に、はよ先頭に立って指揮しろやと言われてました。

 信吾がけが人収容してるとこに運びこまれてきて、お虎はビックリ。
 「助けて下さい!誰か助けて下さい!」とセカチューのように叫んでました。
 で、えーと西郷の弟3が(名前!調べてあげて!)西郷はここには来ない、戦を続けている
という。
 まるでひどい人のような言われっぷりですが、リーダーが前線からいなくなったら大問題
だから、そっちに行くのは当たり前だろ。
 会議の場でも皆が西郷に、ここ大丈夫だから信吾のとこにと言ってたけど西郷は、
私情ははさめん、というのでした。
 まるで慶喜と正反対ですね。

 えー、幕府軍は御旗の効果絶大で敗走しており、皆は大坂城で迎え撃とうよ、と慶喜に
言っています。
 ここのセットどういう場所なんだよ。
 大きな扇子が飾ってあるの、センスどうなんだろ。(扇子なだけに)
 慶喜も、わかった皆ありがとーう!というのですが…。
 夜、こっそりと逃げ出してました。
 お前はそういうやつだよ、うん。
 こうして、1月6日、戦からたった4日目で慶喜は戦場を抜け出したのでありました。
 戦から見たらこの人は完全な敗者でダメ人間だけど、何をしても生き抜くという点では
先見の明がありますね。この後悠々自適にいきてたんだから。

 西郷、慶喜が江戸に逃げ帰ったと聞いてそこまではさすがに予想してなかったのか
笑ってます。
 皆は薩摩の勝利だ、と喜ぶ。
 新八も、戦終わったんだから信吾を見に行ってあげて、というも西郷は自分が行くのは
御所である、と。
 慶喜討伐の勅命をもらいにいくらしいです。
 まあ今まで散々えらい目にあってきたから、今回は絶対に油断しない、ってことなんだろうね。

 その頃慶喜ですが。
 船の中でどえらい目にあってました。
 自業自得ですね。
 ふきが壊れたように笑ってて怖かった。
 そうしてなんとかほうぼうの体で江戸城に戻ってきた慶喜。
 暖まっていたらうなぎが運ばれてきた。
 …勝もきた。
 部下が勝の態度叱るのに飯食いながらってのが笑える。
 そんなに腹減ってたんか。
 勝は、慶喜の態度に呆れかえっていてここにやってきたのでした。
 そりゃそうだわな。
 うなぎが食べたくなって舞い戻ってきたのか、と皮肉言ってるしね。
 戦に負けたのも、徳川の名を地に貶めたのも皆あんただ、徳川の恥だ、という勝。
 ふきも、あなた西郷から逃げただけ、ちゃんと謝ればいいじゃないですか、と言ってる。
 いやあんたもう謝ってもダメなとこまで来てるんで…。
 したら慶喜激怒して、ふきに出て行けと言いました。
 ふきは、いいんですね?と確認。
 私が出ていってもいいんですね、と。
 ここは、自分がいなくなれば誰もあなたに意見する人はいなくなりますよ、みたいな
意味だったんだろうけど、なんかちょっとくどい気はした。
 ふきが絶対の自信持ってるような感じで。
 もう少し何とかなんなかったかなあ。

 で、ふきは出ていくのですが。
 勝も、哀れだなあんた、と言って出ていくのでした。

 その頃。
 薩摩のけが人がいる場所では騒ぎが。
 外国人が入ってきたんですね。
 このころ、京に外国人が入ることは禁止されていたそうです。
 彼は、ウィリスと名乗りました。
 …居合わせると事件が起きる刑事さんの中の人?(それブルース・ウィリスや)
 ウィリスは日本語で自分は医者だと名乗る。
 信吾の手当だけでなく、けが人の手当てをするために来たようですね。
 手術もできてるし。
 彼の技術は世界最高峰だったらしいです。
 ウィリスによって、大勢の負傷者の命が救われました。
 で、助かった信吾がまた西郷は鬼になったとか言ってるけど、皆は、ウィリスを呼んだのは
西郷だという。
 パークスに頼み込んでウィリスを連れてきてもらい、帝には彼を京に入れる許しをもらった
ようです。

 戦がひと段落ついたあと、西郷は大久保に、今回の戦で大勢の兵が命を落とした、自分
1人信吾を見舞うことは出来ない、と言っていました。
 で、大久保が今兵庫に腕の立つ医者がいると言ったらそれをなんとか呼び寄せて欲しいと
言い、さらに、西郷が帝に会って直接頼み込んだようですね。
 これには岩倉も、帝と直接話すとは失礼なことをと怒るけども西郷は、未来の日本を背負って
立つ者たちをどうか助けて欲しいと頼み込み、それでウィリスが京に入るという事態になった
ようです。
 良かったですな。

 慶応4年2月。
 新政府軍は関東征伐のために進軍しようとしていました。
 負傷者らにはゆっくり休めと声をかける西郷。
 信吾がやってきて自分も行くと言います。
 足手まといにはならないって言ってるけど、ケガが治ってない状態でついてこられるのは
足手まといな気がするのですが…。
 
 んで新政府のお偉いさんらは西郷に、慶喜は上野で謹慎してるから、ちょっと進軍
考え直してよと言ってました。
 恭順の意を示してると。
 でも西郷は、だったらなんで武器を渡して自分らに下るということをしないのか、紙切れ一枚で
反省してまーすサーセンと言われても信用できないと反論。
 そらそうですわな。
 今まで散々裏切られてきてるから。
 西郷、何といっても慶喜を討つのは帝のご意向です、と押し切った。
 それで総攻撃が3/15と決まりました。

 慶喜のところに勝がやってきまして。
 慶喜は許しもらえるのを待つだけーというも。
 勝は、もうあいつら許すとかじゃなくてお前の首が欲しいんだぞ、という。
 戦えばいいじゃないか、と。
 装備、軍艦、精兵は劣ってないぞ、フランスの力も借りよう、大きな力で薩摩を叩き潰せば
向こうを朝敵に出来る、という勝。
 慶喜、それなら確かに勝てるけども、同時に日本も終わる、異国の手に渡る、自分を
見くびるなと言った。
 徳川を世界の笑いものにさせてなるものか、と。
 まあ最後の譲れんとこはあるわけですな。
 そう思うならもっと早くにごめんなさいしとけよ…。
 というわけで勝に後始末を任せた慶喜、どんな内容でも沙汰は受けると言いました。
 首を差し出せ言われたら絶対逃げるクセに…。

 勝は部下の山岡を呼び、あることを頼みます。
 いうても西郷への使いですけどね。
 これが豪快でしたなあ。
 薩摩の陣に無理に乗り込んでいってるから笑える。
 勝の使いできた、くらい名乗れよ(笑)。
 これには西郷も苦笑い。
 一人で乗り込んでくるとはムチャしますな、とか言ってるけどあんたも長州乗り込んでいった
時にやったでしょうが!
 で。
 勝からの手紙には、慶喜の帝への忠誠心はマジだから、まあちょっと話させてよという
風なことが書いてありました。
 でも西郷は、勝の言葉でも聞けない、最後まで我々は戦うという。
 すると山岡、いきなりそこで切腹の支度を始めた。
 自分の命を差し出すから、どうか願いを聞き届けて欲しい、勝と話し合って欲しいというわけです。
 なんで慶喜のためにそこまでするんだ、と西郷が問えば山岡は言いました。
 侍が主を信じられなくなったら、もう侍ではない。
 この言葉に強く心を動かされた西郷、勝に会う、と言います。
 山岡の顔を立てたんでしょうな。

 こうして新政府軍は一旦進軍を止め、西郷は江戸へ。
 なんか茶屋で「薩摩の人ですか」と聞かれてはい、って言ったら周りの客がそそくさと逃げたぞ。
 お前らちゃんと金払ってんだろうな!ここに置いとくとか言ってたけどごまかされてないか
不安です(笑)。
 薩摩が少し前に慶喜をあおるためにやった放火とかのことがあるから、薩摩はムチャする
みたいなのが広まったんだろうねえ。更にこれから江戸で戦が始まるとなれば。
 西郷としては、皆江戸から逃げてくれた方がやりやすい、と言ってるけど、半次郎らは
女の子の酌でお酒飲みたかったなーと。
 するとそこに聞き覚えのある「控えよ」が。
 幾島でした。
 彼女は西郷に会うためにこうしてやってきたのでした。
 相変わらず西郷の「もす」に「は?」と反応してて笑った。

 こうして西郷は幾島の手引きで部下のフリをして江戸城へ堂々と入り、篤姫のもとにやってきた
のでありました。
 篤姫様、と呼びかける西郷に幾島が今は天璋院ですと訂正するの面白いなあ。
 篤姫との再会は実に12年ぶりでした。
 もっと経ってるかと思ったよ。

 てかお役御免になったはずの幾島がなんでまた、と思うんだけど。
 それは次回語られるのかな?


 次回第37話。
 「世の中には二種類の人間がいる それは必殺技を叫ぶ人間と叫ばない人間だ」



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