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西郷どん

第39話(18/10/21)

 おかしい、昨日もレビューを書いた気がするぞ…!(スペシャル回)

 今回の始まり方は第一話に似ていますね。
 あとここで西田敏行さん出てくるのかっていう。
 演出としては面白いけど、ナレは息子だったということにしてしまうと、今までの「西郷どん、
気張れ、チェストー!」っていうのがなんか違和感出てくるなあとかちょっと思ったり。
 まあいいや。

 明治37年のこと。
 京都市役所に新しい市長が就任しました。
 磯田氏がしれっと前市長で出ておる…。
 西郷市長、と言うからあれっと思ってたらこれがあの、菊次郎でした。
 秘書の川村が全部引き継ぎ受けてるということで前市長は出ていくのですが。
 市長さん宜しく、と言って前市長に「市長はあなたです」と言われて「あっ」とかなってる
菊次郎笑える。
 この川村と菊次郎は台湾で面識があったようです。
 川村は西郷が御一新を果たした京都の市長になられるとは運命ですね、みたいな
ことを言うも菊次郎は、自分は父の名を出してことさらにやってきたつもりはない、むしろ
父の名を避けてきたと言います。
 それは西郷を忌み嫌っていたというわけではなく、西郷の名を借りてそれに甘えることの
ないようにという決意なんでしょうね。
 川村、西郷のことを教えて欲しいと言います。
 菊次郎は、自分は西郷のすべてを知っているわけではない、むしろ知らない方が多いと
前置きした上で、明治2年の頃からですと話しはじめました。
 それはいいけどお前ら市長の仕事はよ…。

 西郷は薩摩から名を改めた鹿児島で野良仕事をあちこち手伝っていました。
 このころ名も隆盛に改めたようです。
 菊次郎が西郷の家に呼ばれたのもその頃でした。
 大島に熊吉と糸がやってきたんですね。
 このあとOP入りましたけどまた映像変わったね。

 さて、とぅま(愛加那は変換めんどうなんでとぅまで通してます)は糸に、菊次郎は自分の
子と思って育てたことはない、西郷の子として育ててきたと告げます。
 糸も、薩摩には虎太郎がいまして、菊次郎と会えるのを楽しみにしていると言いました。
 というか2人話してるとこ申し訳ないですけど、いろりの火ってこんな真昼間もいれとく
もんだっけ?
 さておき、糸は西郷はいつもとぅまに命を救われたと言っていると伝える。
 とぅまは、好きな人の命を守るのは当たり前のこと、と。
 この時菊次郎は、二人の母がどんな思いだったかわからなかったと。
 まあ親にならないとわからないこともあるからね。
 
 んで西郷の方はやっとこさ借金を返し終わり、住まいを移していました。
 ま、高給取りになったんだから借金返済もできますわな。一安心ですね。
 さらに信吾も嫁の清を迎えて西郷家は大所帯になっていました。
 信吾は東京にいるらしいです。

 糸が帰ってきまして。
 皆は菊次郎を大歓迎するも、彼はものすごく遠慮しているようでした。
 わんこいたのかわいかったな。
 ゴジャとツンだっけ。
 銅像のはツンですよね。
 そこに西郷が帰ってきて。
 菊次郎は「初めてみた父は、母が語っていたりっぱな侍という印象と違い、やや拍子抜けした」
ということだそうです。
 理想はどんどか大きくなっていっちゃうからねえ。
 ただ、本当にすごい人っていうのは普段からすごいオーラってあまり出してないような
気もする。もちろんカリスマとかなると普段から、でしょうが。

 西郷は菊次郎との再会をたいそう喜びますが、最後に会ったのが2、3歳の頃では
覚えてないのかも知れませんね。
 川口も覚えてないかもなーって言ってるし。
 夕餉の席でも、西郷の隣にと呼ばれますが菊次郎は遠慮し、そこは虎太郎の場所です
と言うのでした。
 自分が嫡男ではないというのをしつこく言われてるんだろうね。
 この家の人はそんなこと気にしないだろうけども。

 夜糸は西郷に、とぅまに会えてよかったと言います。
 実際はどうだったかしらんけどこのドラマだったら2人、ほんわかした感じではあったしねえ。

 翌日から菊次郎は勉強や剣術の練習を始めますが、剣術はまだまだだな。
 頑張って欲しい。
 そんな中俊斉が西郷を呼びにきました。
 久光が呼んでるらしいです。
 久光は、版籍奉還のあと、自分は藩主としての地位失ったわけだけどどうすればいいの、と
西郷に不満をぶつけるわけです。
 そんなこと言われてもなあ。
 西郷に、これがお前の望んだ御一新か、と不満たらたらですよ。
 西郷も何とかしなければなあという気持ちはあったでしょうね。
 久光のことではなくこうして、地位も収入も失って不満をため込んでいるであろう
侍についてです。

 菊次郎は子供達が虎太郎に、なんで菊次郎は長男なのに次郎なんだと聞かれてたのを
聞いてました。
 子供心に複雑な気持ちあっただろうねえ。
 糸も気にしてますし。

 その頃東京ではヅラがなんか言ってました。
 西郷が帝から正三位をもらってたけど、藩主より上なんはまずいだろう、みたいな。
 大久保は成果を上げた者が正しい評価受けるのは当たり前、的なことを言う。
 合理的な考えではあるんだけどヅラとしては、立場上の人のことを忖度しろやって
感じなんだろうね。
 ヅラはあまり事を急ぐな、と言うのですが元土佐の後藤はいやいや急がねば、という
感じでした。
 そんで、法律を作れと言った税金を取り立てる方が先だと言ったりなんかもう大変。
 それぞれがそれぞれ決めるわけにはいかないのかねえ。
 全部大久保にいってるやん。
 大久保は世間の不満があっても手を緩めるわけにはいかないというけども、ヅラは
そんなことだとしっぺ返しを食うぞと警告。
 そしてヅラの言う通りになったのでした。

 西郷の家に半次郎のいとこが知人を伴ってやってきました。
 名を横山。
 彼は、東京に行くから西郷についてきて欲しいと言います。
 各地の人々の不満の声を届けたい、西郷が来れば日本中の士も集まるからと。
 西郷はそれは出来ないと断る。
 今大久保が新しい国を作っている、もちろん民のことも考えている、と。
 横山、それでは侍という立場がつぶされてしまうというのですが、西郷はそれも
やむなしと答えた。
 武士の世が終わるのもやむなし、ということでしょうね。
 これからの時代に合わないもんね。
 横山は、西郷は正三位をもらって政府の犬に成り下がった、と言って出ていく。
 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや、ですな。
 今西郷が動けば政府との抗争になるからね。

 菊次郎はこのことを、父は動きませんでした、まるで山のようでしたと語ります。
 川村は驚き、心の熱い人だと思っていた、と言う。
 菊次郎も当時、西郷は民のために戦う人だと思っていたし、母から聞いていた像とは
違い失望した、とも言う。
 けれど、父は実は桜島でした、と。
 今思えばなぜ父は動かなかったのか。
 血気にはやる者を出させないため、侍の命を守ることが自分の役目だと思っていたから。

 しかし横山はそんな西郷の考えを理解せず、とっとと東京にいって、帝に訴え出た
わけです。
 といっても直接会うということは出来ないので、お住まいの前で切腹して意見申し立てた
というアレですね。
 なんかなー…。
 これがきっかけでデモとか暴動が起きました。
 大村益次郎も暗殺されてしまったらしいです。
 岩倉、相当おびえていますな。
 で、大久保は一計を案じた。
 信吾から西郷に頼んで新政府にまたきてもらおう、と考えたのでした。
 ここらどう考えていたかわからんなあ。
 西郷が新政府に協力すれば不満も収まると思ったのか、のちに警察を作ったように、
侍の新しい仕事先を考えてくれると思ったのか。

 その頃西郷は戊辰戦争で亡くなった人たちの家を一人一人訪ねていました。
 自分の責任と思ってたからこそのこれなんでしょうね。
 家でもおがんでるのを見て菊次郎は、父は重いものを背負っていると思ったようです。

 そんな中信吾が薩摩に戻ってきました。
 菊次郎に気付くけど、菊次郎ほとんどしゃべらないなあ。
 で、皆もたいそう喜びます。
 信吾はロシア、フランス、アメリカを見て回っており、その話を皆に聞かせます。
 鉄道の話をしていて、蒸気機関車かな、そのおもちゃを子供たちに見せてやる。
 遠慮していた菊次郎をそばに寄せて遊んであげてたの良かったなあ。
 親だったら遠慮することでも、おじさんおばさんならってのはあるよね。
 それと字幕でなんか小難しい名前の子が出たぞ…一瞬だったから読めなかったけど。

 信吾は皆に、清は東京に連れていくと話します。
 フランスでは嫁さん同伴であちこち行くのは普通だと。
 よそはよそ、うちはうち!
 信吾は西郷に、フランスには警察があるという話をします。
 西郷はその話を聞いて、日本にも警察を作れば侍に仕事を与えられる、と喜ぶ。
確かにあそばせておくのはもったいないもんね。
 で、信吾は東京にきてくれないか、と言う。
 西郷は大久保らに頼まれたか、と言いますが、信吾は言われなくてもきたと。
 政は大久保に任せたという西郷。
 自分は戊辰で多くの人を死なせた責任があるから、政に関わる資格はないと。
 でも信吾は、確かにもう戦はこりごりだけれども、戦わずして勝てる軍がいるのだと
説得します。
 政府直属の軍を西郷に作って欲しい、英雄の西郷なら皆ついてくる、と。
 あれだけの犠牲を払ったのだから、亡くなっていった皆の命を犠牲にしないでくれ、
というのですね。

 考えた西郷は糸に、東京に行こうと思う、と話します。
 自分が世の中の仕組みを変えた、だがそのせいで困る人が出てきたので何とか
しなければならないという風に。
 ただ糸は、菊次郎を置いていくのですか、と西郷に言った。
 あなたがいるからふんばれている、このままではとぅまに申し訳が立たないから、もう
少しここにいてあげて、というのでした。
 まあそりゃそうだよなあ。
 この話をたまたま目さました菊次郎が聞いていました。

 翌朝。
 菊次郎は西郷に、東京にいって欲しいと伝えます。
 自分のことより民が大事、そうでしたよねと。
 そして、父のようになりたい、民のため働きたいと伝える。
 まあ菊次郎もこれだけ温かく迎えてくれる家族なんだから、これから打ち解けて
いけると思います。
 
 菊次郎は川村に、「私はあの時父を少しだけ理解できたように思います」と語りました。

 この東京行きが西郷の運命を変えたようです。
 それがあのボタンの掛け違いにつながっていくのかね。


 次回第40話。
 「腰は曲がってもまっすぐに」



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