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西郷どん

第8話(18/02/25)

 身内を3人亡くした一年が終わり、新しい一年が始まりました。
 皆は良い年になるようにと願っていますが、須賀は、自分がいると不幸が起きるとか言ってます。
 近所の人も、嫁が嫁いできた途端立て続けに3人死んだ、不吉な嫁と言ってると。
 そういうのは気にしなければいいんだよ。
 愛想が悪い、器量が悪いとかいうのはある程度仕方ない。
 だけど、「どうせ私は愛想が悪いから」「どうせ自分は何々だから」って卑屈になってると、
周りも扱いに困るし、出来ない理由を全部それで片付けることになってしまいます。
 現代社会でもそうだけど「どうせ自分はこうだから好かれない、モテない」と言う人間ほど
嫌がられるもんはないよ。
 話がそれました。
 須賀は受け入れてくれた西郷家の優しさともっと向き合っていいと思うんだけどな。

 5月。
 西郷家は暮らしがますます厳しくなっていました。
 あの豪華な布団もとっくに質に入れた模様です。
 と、大久保がやっと謹慎がとかれて仕事に戻れる、と喜んで西郷へ知らせにきました。
 優しい西郷だからわがことのように喜びます。
 てか3年も経過してたのかよ…それはちょっと長すぎるな。
 西郷に、それより早く晩飯のウナギを取ってきてという須賀、ちょっとかわいかった。

 その頃江戸では大騒ぎでした。
 空から天人の群れがやってきて開国を…あ、これ銀魂でしたね。
 ペリーがやってきました。
 阿部はアメリカからの贈り物にたいそうご立腹です。
 白旗を送ってきたらしい。
 これは向こうでは降伏の印であり、つまりこれをかかげて降伏せよということらしいです。
 せっかく立派な白旗頂いたんだから日の丸作ろうぜ!
 斉彬は参勤交代の帰路、尾道で黒船来航の話を聞いていました。
 彼は既に予測していたからそんなに驚かない。
 万次郎にもいろいろ聞いていたしね。
 彼がまっさきにすべきだと思ったのは、薩摩に早く帰り、大砲を作らせることでした。
 どうでもいいけど私、ドラマ感想メモには斉彬のことをナリって書いてるんだけど(見ながらメモってるから
早さ優先なので)、ナリって書くとかわいいナリ。
 …さてと…

 良い大砲が作れない職人らに斉彬はいらだっておりますが、部下らは「アメリカは戦を
仕掛けてくるのでしょうか」と問う。
 斉彬は戦はしてこないだろうと。
 ただし、開国をせまってきた時に対等の立場で交渉を進めるには、それだけの武力が
必要だと。
 これは正しい判断ですね。
 というかたたら製鉄の鉄は無理ですかね。
 量産できないから無理か。
 斉彬、部下にお使いを頼みました。
 8月になったら篤姫を江戸に行かせ、嫁がせるというのです。
 その相手がだれかはまだ秘密ということで。
 そんで西郷のところには、桂という使いがやってきました。
 ヅラじゃない桂だ!あっいやこのヅラじゃないってういうのは、ヅラではない方の桂と
いう人だという意味ね。(どうでもいいわ!)
 斉彬是非にとのご指名で来年あけ、江戸に行って欲しいと言われます。
 ずいぶん先だなと思ったけどこの時代だと準備であっという間に時間経つか。
 家では皆大喜びで、たいそう目出度いことだと言います。
 しかし須賀は、まったく目出度い事ではない、30両くらいかかる支度金をどう用意すれば
いいのか、と言い出す。
 斉彬に言って出してもらうのダメなんかね。
 祖母はお金を借りよう、というけれども須賀は、今まだ借金を返していないのに誰が貸して
くれるものかと言う。
 それは正しいですなあ。
 須賀は、それに江戸にいったらいつ戻れるかわからない、こんな借金まみれの家でずっと
待つのは嫌だと言っている。
 この人わざと自分ひとりが悪人になるように言ってるんだろうなあ。
 皆お金を集めるのは大変だとわかってるけど、それを言って西郷が遠慮したら、また母の
時のように出世の道を閉ざすことになってしまうから、自分1人がわざと水を差すようなこと、
引き留めるようなこと言うんだろうなって。

 西郷、大久保に相談します。
 でも大久保は話を聞いて怒る。
 本当にしたいことのためならば、金を気にせずやるべきだと。
 で、殴り合いのケンカになるんですね。
 皆が声に驚いて起きてくるけど、須賀は割合いい着物着てるな…。
 ともあれ、まず斉彬に相談してみてはと思うんだけどなあ。
 ちょっとと思ったのは須賀、大久保に「もう西郷は江戸行きはあきらめてるから」と
断定形で言ってたこと。
 いやいや西郷だって行きたい気持ちあるだろうに、そういうのはあかんなあ。

 西郷、あくる日ヅラ…桂から呼び出しを受けました。
 なんでも今からすぐ篤姫の警護にいって欲しいというのです。
 指宿から鶴丸まで来るからって。
 驚いたか!?←その鶴丸ではなくて。
 これは篤姫直々の指名ということで桂は、斉彬だの篤姫だの人気あるなあ、とちょっと
驚いている様子。
 
 その頃大久保は。
 西郷家の皆さんから、どうか西郷に江戸へ行くよう説得して欲しいと頼まれていました。
 皆としても、何とかして夢をかなえさせてやりたいという気持ちがあるんでしょうね。
 皆内職の仕事を増やしたりして頑張ってます。
 大久保家も謹慎の時に世話になったからと手伝ってくれた。
 須賀はそんなことしても無駄ですよと言ってる。
 そして、こんなとこにいたくないから、と実家に帰ってしまいました。
 あー何となく彼女が何やろうとしてるかわかるなあ。

 西郷は警護の道にて小休止中。
 水飲むのはいいけど結構ぼたぼた落ちてんぞ。
 と、上役に呼ばれるんですね。
 篤姫が直に呼んでるらしい。
 恐る恐る行くと、お前にかけて良かったとか言ってる。
 西郷は賭けがあったのなんてしらんから、「は?」て感じだけども、篤姫は意味はわからなくても
良い、とにかくお前のおかげで私はこうして殿の役に立てることが出来る、と伝える篤姫。
 次は江戸で会おうと言われてます。
 あ、斉彬と篤姫に支度金お願いしたらよかったんでは…。
 まあ江戸で会おう言われたら、自分行きませんって言えないですよね。
 シャボンティ諸島でなら…(それワンピースと銀魂や)
 
 大久保は仲間らに、西郷を江戸へ行かせる金を貸してほしいと頼みます。
 皆も、西郷のためならと喜んで承知してくれる。
 ほかの奴らにも声をかけてみると。
 また、大久保は板垣に金をかりに行きました。
 自分の名で借りればいいのになんで、西郷のために金貸してっていっちゃうのか…。
 板垣は、「いや金借りるんなら前に貸した100両返してからが筋だから」とすごいまともな
ことを言う。
 で、「じゃあ自分に30両貸してくれ」と必死にお願いする大久保の心意気にうたれたようで、
板垣は「これは餞別です」と言って西郷のために5両くれたのでした。チョロいな…(シッ)
 
 西郷家では内職とかをして大体9両くらい貯めていた。
 それでも大したもんですわ。
 そんで大久保は金をかき集めてきた、と出してみせる。
 これを合わせてだいたい20両くらいだそうです。
 皆、これだけあれば何とかなるのではないだろうか、と考えます。
 確かに、須賀のいった30両はあくまでも、自分とこはそれくらいかかったという話だもんね。

 警護の任務から西郷が帰宅すると、家の中はからっぽだった。
 後ろのふすまがあいて皆が、江戸に行ってくれと出てきたけどその演出、必要だった…?
 大久保も、西郷が忘れていったあの大事な紙を返して、江戸に行けと言います。
 皆からそういわれて西郷も無下にすることは出来ません。
 江戸に行くと決心したのでした。
 さらにそこへ、須賀の家の者がきました。
 父親がしきりに西郷へ謝る。
 うちの娘がとんだ未熟者で、離縁して欲しいと言っている、と。
 西郷は、須賀は大変に素晴らしい嫁だというけども、須賀は、自分は子守をしに嫁いで
きたわけではないし、貧乏は嫌いだ、江戸に行くなら実家に戻るときかない。
 そんなだから父は、本当にわがままで迷惑かけて申し訳ない、どうか須賀のことは
忘れて心置きなく江戸にいって欲しい、これは餞別だと言ってお金を出すんですね。
 西郷は、こんな金は受け取れないというけど須賀はそっけなく「手切れ金です」と。
 西郷、多分気付いたと思うんですよ。
 なんで須賀がいきなりこんな態度になったかっていうのを。
 須賀は、ああせいせいしたと帰って行き、家の人らは、ひどい奴だとか言ってんですよ。
 いやあんたらも気付いてやれよ。

 西郷、思わず須賀の後を追ったけど、声をかけることはしませんでした。
 おおっ、西郷が空気読んだぞ。

 この帰り道、父は須賀に「これで良かったのか」と声をかけます。
 須賀は、あんな優しい男は見たことがないという。
 優しすぎるから、つい江戸に行くなと言ってしまう、西郷は優しいから自分の身を犠牲に
してでも家族のそばにいてくれるだろう、もう十分だと。
 父もやっとここで須賀の心情を理解したんですね。
 須賀、日本一やさしい男と離縁してやった、と言ってるけども、本当に名残惜しかったことと
思います。

 史実では子供が産めないから離縁されたとのことだけど、ドラマならではのこの展開は、
私は良かったと思います。
 史実派の人は「こんなの西郷じゃない」と言うかも知れませんが、ドラマの中で思いやりある
人に描かれてもいいと思うんだけどね。
 そして須賀も、離縁されたのではなくて自分から離縁を申し出た、西郷の将来を邪魔しない
ために自分から身を引いた、という展開でいいと思う。
 今回の話はこのエピソード好きです。

 年が明けて1/21。
 西郷出立の日です。
 仲間に、嫁に逃げられたとか言われてるけど須賀のために話してやったらと思うんだけどなあ。
 まあ須賀は自分が悪く言われるのを承知の上で離縁したんだろうけども。
 
 さて舞台は江戸に移ります。


 次回第9話。
 「運に身分は関係無い」



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