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麒麟がくる

第16話(20/05/03)

 1555年秋。
 道三は大桑城に入りました。
 光秀の叔父はどうしたもんか、どちらにつけば良いのか、と心配しています。
 光秀は手をつくすしかないと考え、尾張に行くことを決意します。
 戦になるもならないも帰蝶次第だと。
 そうなるかなあ…。
 
 帰蝶は義龍に対して激おこでした。
 もはや兄とは思わん、と。
 まあそりゃそうでしょうよ。
 ただ光秀は、そこまで義龍を追い込んだのは帰蝶ではないか、と指摘します。
 孫四郎たちを義龍と対立するようそそのかしたでしょう、と。
 で、光秀は美濃のことに手出ししないで欲しいという。
 帰蝶はそうはいかないと。
 義龍は信長と手を切り、今川と手を組む可能性がある、というんですね。
 そのこと考えたら美濃のためにとあれこれ動くのも仕方ないわけですが、光秀は自分が
そうはさせない、と言います。
 義龍は今川と通じて信長を敵に回すことはない、自分は義龍と幼馴染だからあれの
考えはよくわかるというわけです。
 ここのシーン見て、光秀は自分のことを買いかぶりすぎではないか、とちょっと思いました。
 孫四郎らを義龍が殺すことも予見できてなかったし、まあ義龍なら信長と敵対することも
ないだろうっていう甘い考え方ですよね。
 
 帰蝶も、昔ならその言葉を信じたけど、孫四郎を追い返したお前のことは信じられない、
帰れといってます。
 そらそうですわ。
 都合の良い時だけ帰蝶頼りにこられてもねえ。
 
 光秀帰るのですが隣の部屋で信長は両者の言い分を聞いていました。
 そんで、光秀の言い分もわからなくはない、と言う。
 義龍は1万の兵を集めており、道三はせいぜい2000〜3000、そして自分も今は身内に
背後つかれる可能性があるから加勢にいけない、今戦をすべきではないと。
 この人ほんと、ものすごく冷静に局面見てますよね。
 信長はとにかく身を守るしかないな、どうしたらいいかはわからん、とスッパリ。
 和歌もわからんとか言い出した。
 『冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ』
 これですね。
 なんで冬なのに花が散るんだという信長に帰蝶、それは雪を花に例えたのです、と
いってました。
 なんだか怒られちゃったー。
 
 帰蝶は急ぎ、伊呂波太夫を探せと命じています。
 まあそっちしかないでしょうな。
 
 そんな中駿河で異変が起きていました。
 あの太原雪斎が死ん……ナレ死やないか!
 あれほどの大物をナレ死させるな!
 ともあれそれで望月と駒はとある寺に待機させられていました。
 今よその国に行って太原雪斎が死んだことをバラされては困るということなんでしょうな。
 と、家康がやってきた。
 こいつもこいつでヒマらしい。
 昆布と豆を望月が煮ていると聞いてウキウキしながら食べてます。
 煮しめか。
 てか駒にほれた感じの描写あるけど、このドラマ、駒逆ハーレムみたいな展開になるの?
それはそれで鬱陶しいんですが。
 ともあれ。
 菊丸が薬屋のお使いでやってきました。
 家康とは度々薬を届けてるためかおなじみの様子。
 美濃の話になりました。
 道三が義龍に家督をゆずったものの、義龍が他の息子らを切り殺したため、国を二分しての
戦になりそうになっている、と聞き、望月、駒は驚きます。
 で、駒は美濃に行かないととか言い出した。
 こいつバカなん?
 そんな中一人黙々と食べてる家康くん。
 うーん。

 で、菊丸が薬草を倉庫に入れにいった間に望月、家康に「一人で退屈では」と話しかけます。
 実質軟禁状態ですか。
 外出自粛だからしょうがないね!←
 望月が将棋できると聞いて喜んだ家康。いい相手になりそうですね。
 そして駒の方は菊丸に、美濃が戦になりそうだと聞き明智家も巻き込まれる可能性が高いと
知り「その前に美濃にいきたい、どうしても確かめたいことがある」と言います。
 こいつ明智家を心配してるっていうより、昔自分を助けてくれた人が明智家の人か確かめたい
だけだよね…。
 完全に自分本位の行動だよなあ。
 菊丸が裏道知ってるから夜抜け出したいとか言ってるけど、見つかったら殺されるの菊丸なのに。
 あと、駒がいなくなったの今川が知ったら望月が逃がしたと思われて望月殺されるんですけど。

 そして美濃。
 光秀が義龍のとこにやってきたら宴会してました。
 はい、密ですちらばってー(必要な距離は空けています)
 叔父が踊り踊ってるのを光秀にらむようにしてみてたけど、叔父からしたらご機嫌とって安泰にって
思うのは当然でしょうよ…。
 で、義龍に光秀は、帰蝶に今すぐ動かないように言ってきた、と伝えます。美濃に手を出さないよう
しっかりクギをさしてきた、と。
 義龍も、それは良かった何もうちだって戦はしたくないからな、という感じです。
 信長が動かなければ道三も動くまい、と。
 本当かねえ。
 光秀は、そもそも争いの火をつけたのはお前だぞと一応義龍にも言った。
 
 ほんて義龍は将軍にゆくゆくは守護の座につけるように申し出ようかと思ってると言います。
 それには、土岐源氏の血を引いているというのは都合が良いと。
 まあこの時代、源氏の血を引いてるってセレブの証でもありましたからねえ。
 血筋を偽証する武士は結構多かったみたいですよ。

 義龍は続いて、美濃国内で領地替えを考えていると言います。
 別に明智が悪いとか言うのではなくて、皆土地とか石高を正直に言わないから、領地
シャッフルしてちゃんとはかり直して財産を把握したい、というのですな。
 まあこれやり方としては正解ではあるけども、トップに信頼がないと反感買うだけだからねえ。
 義龍も光秀に、明智家には広い領地をあげるから安心して、ただ、叔父は引退してお前が
家督ついでよ、というのでした。
 バカだなあこいつ。会計というか、国の財布を管理するのはうまいけど、人の心を掌握するのが
ヘタクソだわ。
 国の補佐だと優秀だけどトップの器としては問題アリってやつやね。
 
 光秀、奥さんには領地替えになるかもという話をするのですが…。
 夕方、叔父の子があわてた様子で呼びにきました。
 叔父も義龍から話を聞いたらしくて、光秀の父から預かった領地を守れなかったととても悔しがって
いました。
 まあ他にも同じような思いをしてる国衆はいただろうね。
 そんで、美濃が新しい国になるのはいいにしても、義龍ごときに命は預けられない、自分は道三の
とこに行くというのです。
 道三のためなら踊れる、と。
 光秀、今の道三にはとても勝てる力はない、と言います。2日待ってくださいと。

 いやでもさ。
 この叔父さんの気持ち考えたら、負け戦だとわかってても戦わないとならない時ってあるよねって
思います。
 自分の思いを通すためにっていうか。
 なんでも「合理的」に人が動くと思ったら大間違いなんだなあ。
 
 さて光秀、急いで道三のとこに会いに行ってました。
 したら太夫が帰るとこだった。
 道三は帰蝶がへんな女をよこした、と言ってくる。
 逃げ道を用意したと。
 戦しても勝てないから安全に逃げられる道を用意したらしいです。
 でも道三はこのよろいを脱ぐ気はない、と帰らせたらしいです。
 なるほどさっきのはあれか。

 道三も自分だって殺し合いは避けたい、だから仏にも耳を済ませてみたが仏は何も言わんとか
言ってます。
 当たり前やろ。
 都合のいい時だけ自分の命運を神仏に決めさせるな。
 で、義龍については、ほんとは自分の父親が道三だとわかってるが、自分の父は土岐頼芸だと
思い込みたいから触れ回ってるのだ、と言います。
 人の上にたつものは正直でないとダメ、という道三。
 自分はケチだがそれを隠したことはない、と言います。
 それ自慢できるところかな…?
 自分は老いたからこそ、引き時だと思って家督をゆずったがゆずる相手を間違えた、間違えは
正さなければならない。
 道三かっけーな。
 で、つどえー!とか叫んでます。
 いやそんな、「テレビの前の皆、あつまってー!」みたいに言わんでも。
 つーかたくさん沸いて出たわ!
 
 道三は光秀に、この国が美濃も尾張もなく、ひとつの国になればもう手出しできなくなる、
とか言ってます。
 今まさにコロナの対応が悪すぎて世界からあれこれ言われてるんですけども…。
 なんかチクチクと政府に刺さるな今回。
 んで信長は面白い、あの男から目を離すな、信長とならお前はやれるかも知れない、大きな
国を作れ、と言います。
 やれるっていうか殺ってしまうわけですが。
 てか展開が完全に最終回のソレだよ。

 というわけで道三出陣、光秀の叔父も出陣したようです。
 光秀はいかない、というのですが、鉄砲を出してきてあれやこれや考えた結果、道三につく
ことを決めたようです。
 敵は高政様!と叫ぶ光秀。
 敵は本能寺にありやろ(それドラマ終わってしまう)。

 
次回第17話。
 「いちばんみじめで苦しい時にニヤッと笑う…そこが男よ!!」(炎の転校生 伊吹一番)



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