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麒麟がくる

第31話(20/11/08)

 今回緊迫感あってとても良かったんですけど、幕府と信長の関係が悪化している、と
いうのが突然、摂津の口から語られるだけだったのでビックリしました。
 もうちょっとこうなんかあったろ。
 前回まで信長殿のおかげといってた義昭も突然ぎこちなくなってるし、はしょられすぎて
残念だわ。

 さて1570年4月、信長いよいよ出陣しました。
 続々信長のもとに集まってくる大名を出迎えていたのは秀吉。
 オーバーにも見える歓迎でしょうが、さもすごい人が到着したかのように迎えられて
嫌な気持ちになる人はいないと思うので、適材適所ではないでしょうか。
 松永がやってきて光秀に、さすが信長ーとか言ってますよ。
 いやあんたのちに裏切るから…。

 信長がやってきてみんなに朝倉を討つと宣言します。
 全集中!信長の呼吸!(やめなさいったら)

 さて二条城では摂津が義昭に報告していました。
 摂津は朝倉には信長は勝てないと見ているようですね。
 
 2日で城を二つ落とした信長軍はやんややんやの喝采です。
 この先は背後を浅井に守らせて朝倉を討つ策のようですが…。
 光秀は庭に出たらぼーっとしている家康を見つけました。
 家康、光秀のことを忘れてるかと思ったら、幼いころもらった干し柿のことをちゃーんと
覚えてまし……光秀お前が忘れとんのかーい!主役が忘れてんのかよ!
 家康はあの時待つことの大切さを教わったのだと改めて礼を言います。
 この人忘れてましたけどね。
 で、武士とは何のため戦うのだろう、と光秀に問いかけます。
 問いかけますが光秀が「それは…」と言いかけたとこで「戦のない世を作るためだな」って
自分で言い出したよ。
 人に質問しといて自分で答えるんかーい!

 そこに松永がやってきて、なんか落ち着かんなあという話をしてくる。
 こないだの戦いは朝倉軍も徹底抗戦して犠牲もでかかったのに、今回は城が二つ
すんなり落ちた、と。
 光秀もそれが気にかかっていたんでしょうね。
 てか斉藤道三もこういう手を最初の頃使ってましたね。
 わざと砦落とさせて敵を懐深く入れたとこで分断させて襲撃とか。

 朝倉義景は家臣の山崎に朝倉と浅井はずっと絆があったという話をしています。
 その頃浅井家では浅井長政が、元から朝倉とは仲が良かったんだし、自分は出陣
するぞ、とお市に言ってました。
 お市を嫁に出した時点で信長は浅井とのよしみで朝倉に手を出さないといったけど、
弟すら殺したんだし信用ならん、というわけです。
 自分等もつぶされるかも、と。
 あーあ。

 …あれ、小豆の袋のネタは?
 やんないの?
 あれあった方が面白いのになあ。
 ともあれ信長軍が軍議をしているところに手紙が届きました。
 信長にアイコンタクト、二人は無言のまま別室へ。
 すごいなあアイコンタクト。
 ここで光秀は浅井が出兵したことを告げます。
 信長頭いいですから、狙いが誰かすぐ気づいた。
 光秀は手立てを考えないといいます。
 いくらわれわれが大軍であっても、朝倉と浅井に挟み撃ちにされてはまずい、と。
 でも信長は、自分は帝に今回の戦いを認められたのだから逃げるわけにはいかない、と
いうんですね。
 それを光秀、立ちふさがってでも止めた。
 帝がそういったからには、信長の命は信長一人のものではない、大儀を果たすまで信長は
死んではならないのだ、と。
 いや本能寺の変起こしたお前が言うな。(台無し)

 信長、一人で考えたいといいます。
 彼が幸せだったのは、命を賭してでもこういう風に苦言を呈してくれる人間がいたことで
しょうね。
 そして光秀もまた幸運だったのは、信長が、イエスマンではない部下を処分するような
人間ではなかったこと。
 イエスマンばかり集めたがる上司は無能しかいません。

 光秀はみんなのところに戻るのですが…。
 しばらくするとうーっとすごい声が聞こえてくる。便秘か(オイ)。
 皆なんだ、って言ってるけど信長いないんだから信長の声だろうとか思わないの?
 皆「なんか変な声がするから見てこいよ」とか割とひどいこと言ってるな。
 一人事情を知っている光秀がいこうとすると声はピタリとやみ、信長がスタスタ
歩いてきました。
 そして信長、浅井が兵をあげたと知らせが入ったといいます。
 狙いは自分だと。
 さすがに皆びっくり。
 信長、ひょうひょうと、わしは逃げるといってスタスタ歩きだしてしまいました。
 当然皆大混乱ですね。
 殿を任せられた光秀は松永に信長につくよう頼んで、あとの仕切りを柴田勝家に頼みます。
 ここらはもう皆混乱しながらもパパッと動きますね。さすがです。

 と、光秀のところに秀吉が、自分に殿を任せて欲しいといってきました。
 もともと貧しい身分からここまでになった身、その日暮らしの身だったのだ、と彼は話し始めます。
 …ひぐらしのなく頃に?←そのひぐらしじゃない
 要するに殿で踏ん張って、それで命を落とすことになったとしても名が残るから自分が
やりたいというわけですね。
 そういうわけで信長は退却しました。
 光秀、秀吉も激しい追撃をかわしながら何とか逃げ延びました。
 光秀は戦は今まで避けられたらいいと思っていたが、この世はそんなに甘くない、と
実感していました。
 戦をしなければならないときもあるのだと。
 
 二条城では摂津が、織田軍退却の話を聞いて、朝倉に負けてやんのププーってしてました。
 そして義昭に、内々に朝倉へ感状出してはというのですね。
 感状とは働きを褒める文です。
 義昭も突っぱねるのかと思いきや、そうだなー任せるって感じだし。
 信長をよく思ってないみたいになってるんですが前回との間に何があったよ。
 摂津が、信長が正月に今後の条件(五箇条)突きつけてきたとかいうけど、不仲を語りで
進めるなよ…びっくりするわ。
 義昭出て行ったけど摂津も、うまく自分が転がせているから完全にバカにしてるでしょうね。

 光秀なんとかボロボロになって帰ってまいりました。
 そこに先に帰っていた秀吉が大層よろこんで出迎えます。
 しかし秀吉は、誰も自分が殿を勤めたことを認めてくれない、と涙ながらに語ります。
 光秀これを聞いて激怒。
 酒を酌み交わしていた柴田らのところへ、誰のおかげで酒が飲めると思っているのか、
秀吉が殿を勤めたからだぞ、とでかい声で言うのでした。
 屋敷中に聞こえるようにいったんでしょうね。
 秀吉は大層感謝します。
 これが秀吉の計画だったとしたら大したもんだなと思いますけどね。
 わざと、自分は虐げられてるみたいなことをいって光秀にあれこれ意見させ、あいつ
鬱陶しいなと回りに思わせていく、みたいな。そして孤立させて自分はのし上がっていく、
みたいな計画があったらすごいなと。

 さて、信長はといえば寝所に引きこもってるらしい。
 秀吉にすら会わんというけど光秀がいったらすんなり入れてもらえた。
 で、帰蝶から手紙がきたんだけどどう返事を書けばわからんと信長は言うのです。
 戦に勝ったか負けたか教えて欲しいと。
 帝にもどう報告したものかと。

 光秀は、信長は負けたと思ってないといいます。
 生きてるなら次があると。
 やがて大きな国も作れましょう。そこに麒麟もきます、と。
 光秀は退却する時に麒麟の声を聞いた気がするというのですね。
 信長には次がある、と。
 それはもしかしたら光秀の嘘だったかも知れません。
 信長を励まそうっていう。
 信長もそれは分かっていたかもしれません。
 光秀は、浅井の裏切りがあってもあれだけの兵をほぼ無傷で退却させたんだからそれを
誇って報告すればいい、と言いました。
 
 信長、そのようにしよう、と言います。
 生きて帰ったから次がある。
 確かにそうですね。


 次回第32話。
 「もっともむずかしい事は!いいかい!もっともむずかしい事は!自分を乗り越える事さ!ぼくは自分の運をこれから乗り越える!!」(ジョジョの奇妙な冒険 岸辺 露伴)



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