多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→麒麟がくる


麒麟がくる

第38話(20/12/27)

 いやーまさか年をまたぐことになるなんて、始まった当初は思いもしませんでしたね。
無理矢理縮めるより全部やってくれるのでありがたいです。

 1574年、信長は蘭奢待を手にし、いよいよこの国の武士のトップに上り詰めたような
感じになってました。
 そして光秀はそんな信長から届いた手紙を見て憤っていた。
 そこには、三淵を斬れとありました。
 その三淵はというと、たまにいけばなの手ほどきをしていた。
 すごいですねー。
 さすが将軍家に仕えてきただけあって文武両道ですね。
 で、光秀は三淵と話をします。
 彼はもういろいろ理解していたようでした。
 信長もいきなり斬れといったわけではなくて、三淵が義昭と文通して、信長を討つ
ための手段をあれこれ相談していた証拠を手に入れていて、それで斬れといった
のでした。
 まあ当たり前ですわな。
 何の意味もなく斬れいうたら光秀がまず許すはずないから。
 で、光秀はなんでそこまで信長を敵視するのか、と三淵に問う。
 三淵は、自分の家は代々将軍家に仕えてきた、弟の細川幽斎はとうに幕府を見限って
しまったようだが、自分は義昭に仕える道を選んだだけだといいます。
 まあ彼は彼なりに自分の生き様を貫いたってことなんでしょうね。
 光秀は信長にとりなしてもらうから、というけれども三淵はすごい剣幕でそれだけは
断る、と言いました。
 今更情けをかけてもらってまで生き延びようと思わないし、それは武士の恥だって
ことなんでしょうね。
 ここの三淵の言い分はすごくよくわかりました。
 それはいいけど、介錯無しの切腹はちょっとかわいそうじゃないか。
 そこだけはちょっと介錯人用意してあげろよ…とは思いました。
 どうでもいい知識ですが、腹部を切って死ぬ切腹は、腹を切ったところでなかなか
死ねないからものすごく苦しむことになります。
 そのために介錯人がいたり、後世になると切腹の真似事をするだけで介錯人が
首を落として終わりなんて作法になってたりします。この介錯人が下手でも苦しむ
ことになるんだけどね。
 介錯人なしで切腹した人もいるにはいるけど、あまりの壮絶さに、最初ははやし立てて
いたイギリス人がドン引きしたという。(確か生麦事件での犯人が切腹する現場に立ち会った)

 さて話がずれましたが、光秀はこのあと、信長の命を受けて三好らと一向一揆の制圧に
乗り出します。
 そんな明智のところに斉藤利三がやってきた。
 斉藤利三って道三の縁者かと思ったら、道三に仕えていた、斉藤さんって人の息子らしい。
ええいややこしいな!
 彼は今は稲葉に仕えていたんだけど、上司のパワハラがひどく逃げてきたのだといいます。
 あーあいつか…。
 最初こいつスパイとしてもぐりこんできたのかなと思ったけどどうやら違うようですね。
 斉藤いわく稲葉は、最初は土岐に仕えていたのに、斉藤道三に、そして次は義龍に、
次は龍興に乗り換え、そして形勢不利と見るや今は信長にと次々主君を変えているやつだ、
ということでした。
 島根から東京に汽車電車で出てくるのでもこんなに乗り換えしないだろってくらい乗り換えてんな…。
 まあある意味今の時代から見たら処世術がうまいともいえますが、武士からしたら、
主君をころころ変える信用ならない人間ってなるでしょうね。

 なんで自分を頼ってきたのかと聞く光秀。
 利三は、比叡山討伐のおり、信長は女子供を斬るように言っていたのに光秀はそうしなかった、
だから仕えられるということらしいです。
 皆そればっかりやな…。

 そして光秀、信長に呼びつけられます。
 途中、宣教師らとすれ違いました。
 信長上機嫌で、バテレンから貢物もらったーといって、金平糖を光秀にくれます。
 あー信長甘党だったし、この頃砂糖ってかなり貴重品だったしね。
 砂糖が薬のように扱われていたはずです。確か。
 ま、この時代人口甘味料とかないから確かに天然由来のものでしょうが…。
 ともかく信長、小さな話だとか言い出した。
 ああ、さっき宣教師から広い世界の話を聞いたからか。
 で、信長は利三がそっちに逃げ込んだだろ、稲葉に返してやれといいました。
 光秀は、そうしたら利三は確実に斬られます、返すわけにはいかないといった。
 信長は、稲葉はよく美濃を収めてくれているからへそを曲げさせたくない、利三を返せば
ことは治まるのだからと言うのですが光秀は聞き入れなかった。
 信長、優秀な上司として評価されることも多いですが、稲葉を信用してるんですかね。
もしくは信用しなくても、使えるから好きにさせているという感じなんでしょうか。
 利三の評価を聞いた限りでは稲葉、パワハラ上司で信長とか上の者にこびへつらうのはうまい
けど、実力は伴わないし、邪魔な部下には暴力ふるうやつだから今に鬼殺隊にやられそうな
気がするんですが。(それ無惨だし途中から鬼滅の話になっとる!)
 史実はどうだったかわからないけど、このドラマの中では信長は、下の者の気持ちが
掌握できてないなと思う。ま、そういう信長だから光秀が行動にいたったという風に
したいんでしょうね。

 光秀は、信長は義昭も丁重に追い払ったというけれども、秀吉に命じて引きずり出し、裸足で
民の前を歩かせて笑いものにした、どこが丁重だ、信長が武士のトップというなら、各国の
大名に尊敬されるような行動をしろと説教します。
 まあわかる。
 ここで信長、腹を立てて光秀に帰れと言います。
 光秀も怒ってますからそのまま帰る。
 小学生か。
 
 んで信長、近習に「呼び戻せ!」と言った。
 どうしたいねんお前。
 しかもマント見てニヤニヤしとるし。
 感情の起伏が読めない人だなあ。
 で、光秀が戻ってくると、マントこれ自分あわないからあげるわと言って、今度は
大きな話だと言い出した。
 丹波をなんとかしろというのです。
 あそこは京にも近く、義昭に味方する者が多いからなかなか大変だろう、だから何年
かかってもいいから丹波を制圧しろ、というのでした。
 まあ信長にしては何年かかっても良いとは良い采配ですね。
 ほんとに何年もかけてたらこの間にこの大河終わりますけど。
 で、その代わりに利三の話は稲葉に話しておく、といのでした。

 んで帰宅した光秀、もらったマントはおってます。
 つーか靴にタイツなの!?
 バテレンのファッションセンスどうなってんの…。
 と思ったけどこの時代はこんな感じか。
 足首までのズボンみたいなのないんだっけ。
 逆に女性は膝どころか足首出すのもはしたない、でしたっけね。
 まあいいや。
 皆は笑ってるけど熙子はベタボメしてました。
 うむ、下半身を見なければ似合いますな。

 御所ではアリアリ言ってるからジョジョでも始まったのかと思ったら蹴鞠だった。
 アリアリアリアリアリって掛け声なのね。
 だまってやれよ(ルールだよ)。
 信長もやろーよって親王に声かけられてますが断ってました。
 やってみたらいいのに。

 で、信長は二条に呼ばれます。
 実は帝の譲位の案があがっていて、帝としては早く親王に譲位して、自分は上皇に
なってより強い権力を手にしたいようでした。
 ただ、それをするには新しく建物建造したりで金がかかる、信長もそんなすぐには
金は用意できないとやんわり言うのですが…。
 ここで実澄が、信長はまだ戦もしてるから金が必要、譲位はまだ早いと考えて
いるのではと言うけど、まあそうでもないっぽいらしいんですね。
 信長、帝がやりたいならいんじゃね、って気持ちではいるらしい。

 その帝ですが、二条はあせっているのだなと見抜いていた。
 足利家と強いつながりを持っていたから義昭が将軍の頃はよかったけど、信長に
追い払われてからは、今度は信長にへこへこせんといけなくなったから、譲位を利用して
もっと信長と結びつきを強めたいってことだろうと。
 帝は、信長はいろいろ助けてくれたけれども、いろいろ過ぎると足利家のようになると
言います。
 そして光秀はどうしていると。相談したいと言い出します。
 さすが光秀が主役のドラマ、いろんな人に頼られるゥー!

 その光秀は太夫のところにいってました。
 丹波の国を制圧するにあたりまずは一度この目でどんな国か見てみたいというわけです。
そのためには、道に詳しい者を紹介して欲しい、と。
 で、太夫としては丁度いい機会だから、丹波の国に逃れていた近衛を京に戻れる
ようにしてやって欲しい、と言う訳です。
 太夫としては家族のように育った近衛だから何とかしてあげたい、と珍しく必死
なんでしょうね。
 光秀としてもそれはやぶさかではないでしょうから受けてくれるでしょうが、まずは
近衛と会って相談だ、と言ってます。
 太夫、話を通しておく、と。
 そういうわけで太夫の紹介で望月のところを訪ねた光秀、菊丸と久しぶりに会います。
 菊丸は、こちらにきてたので光秀を訪ねたかったんですけど、偉い人になってしまった
からなかなか会いにいけなかった、と。
 光秀は気さくな感じで接していました。
 そして光秀、ここでいろいろ書き取りをしていた菊丸の文字をたまたま目にして、
以前信玄が死んだという知らせの紙を書いたのが菊丸と気づく。
 彼のことですから、菊丸がどこかの草の者であるとも気づいたでしょうね。
 家康のだとは気づいたかな。
 あー、かなり前に薬草届けにいった時に家康に出会ってるから、そこら関係
気づきますかね。
 
 そういうわけで丹波まで道案内してもらった光秀、別れ際に菊丸へ、ここらで
話を聞いてくれそうな国衆は誰かと聞く。
 すると、小畠という人間でしょう、と。

 そして光秀は近衛を訪ねました。
 久しぶりに出てきましたね。
 光秀は近衛に、本願寺と信長、どっちにつくのか立場はっきりさせてもらわんと、と言う。
 近衛は二条落ち目になっててざまあだし、信長につきたい、と言いました。
 戻るために何でも手伝うと。
 そこで光秀は、国衆の小畠に会いたいのですが手はずを整えて欲しい、と言います。
 近衛は、こいつそんなに力はないぞというけれども光秀は会って話を聞いてみたいと。
 光秀としては、困っていることがあれば手を貸せるかどうか聞いてみたいようです。
 金とか領地のトラブルとか、治水とか。
 あーあの、「まずはお電話下さい、過払い金が戻ってくるかもしれません」みたいな?
(それ弁護士事務所のCMや)
 ただ近衛は、この国は常に戦している、なんでも戦で方をつけないと無理だぞ、小畠も
そういうだろう、というのでした。
 面倒くさいなあ。

 1575年夏。
 丹波の国衆は信長の命に従わなかったため戦になってました。
 光秀の長い戦の始まりでした。


 次回第39話。
 「お前はもう少し人を頼ることを覚えろよ。困った時は助けを求めてもいいんだ」(ニセコイ  一条 楽)



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