多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→麒麟がくる


麒麟がくる

第4話(20/02/09)

 1548年の春。
 今川義元と織田軍の戦がありました。
 …あれ?
 今川義元って石田三成?
 いやあの、軍師官兵衛の。

 ともあれ、引き分けにはなったのですが織田軍の消耗はひどい状態でした。
 まだこの頃は弱小だったんだねえ。

 その頃光秀は鉄砲の練習をしてました。
 つか前回ぴったり的に当てたくせに今回はずっと外しまくってるってどういうこと。
 あと弾は足りてんの。かなり練習してますけど。
 伝吾にヘタクソ言われてるしさあ。
 戦で持ち歩かないでくれと。
 まあ確かにこの分だと味方を撃ちそうだ。
 と、叔父が呼んでいるという知らせが。

 叔父さん上機嫌でメジロかまってるなあ。
 何かあったんだろうか。
 なんでも道三が呼んでいるとのことでした。
 望月がそろそろ帰るから礼をしろということではないか、と。

 んでその道三の奥さん、小見の方でしたっけ、容態が安定して帰蝶も嬉しそうです。
 駒に、望月だけ帰らせてあなたはここにしばらく残って話し相手になってよとか
ひでーこと言ってんなこいつ。
 でも駒は、望月一人にさせておくと、今回の診察代をすべて賭け事につぎ込んで
しまうから自分もついてかえる、というのでした。

 その望月の方は道三から診察代を受け取っておりますが。
 この後どっかに寄るのではないのか、と道三が言ってきた。
 私これ、単なるフリで、織田軍に寄って事情探ってきてよと遠まわしに言ってるのかと
思っていたら、実は望月に織田信秀のほうから打診があり、戦のあと具合が悪いので
寄って欲しいといってきた、その情報を道三がつかんでいたのでした。
 ビックリ。
 実は望月と信秀は結構親しいらしい。
 でもって、すごろくで10貫ほど負けて借金があるとか。
 この頃の10貫…まあ10万円くらいと考えればいいんじゃないかな。
 さておき道三は、信秀は寝込んでいるといううわさがあるから、その病状を見て欲しいと
望月に話がきたのだろう、といい、織田の様子を探って来いといいます。
 望月はこの美濃に長いこととどまっていたから、その情報を織田で話すつもりだろうと。
 光秀も、望月が応じないからお前が首をはねろといわれて困っています。
 で、望月仕方ないから織田の様子を伝えてあげる、ただし、借金肩代わりしてよと言います。
 確かに手ぶらでいったら不自然なのもあるっちゃあるな。
 ちゃっかりしてますね。
 道三、なんか下に足早で去っていったぞ。
 で、光秀って呼んだけど光秀が動かないので叔父がせかしてたの笑えた。

 んで道三は下の武器とかいろいろある部屋にいって、面白い魚を釣ってきたな、と
光秀に言います。
 一応褒めてはいるらしい。
 望月は各地の大名や公家とつながりがあるから、使い道はあると。
 なるほど一応優秀な医者ではあったのか本当に。
 でも各地の事情知ってたら暗殺されそうな気もするけどな…皆メリットの方が大きいと
思ってるのでしょうか。
 ともあれ、駒を人質にして言うことを聞かせろ、お前に任せるという道三。
 お前…面倒くさくなっただけやろ。
 あと、鉄砲の話も戦で使うなら言えと言います。
 こっちは実際役立つと思ったんだろうね。
 こういうとこは合理的ではあるんだけどなあ。

 そういうわけで望月は尾張にこっそり出発、駒にはそれとなく見張りが付きます。
 本人は気づいてないみたいですけど。

 尾張では望月と会った信秀の家老、政秀が、まさか美濃にいるとは思わんかったわー、
京に使い出して無駄足になるとこだったわーと腹の探りあい。
 望月も、美濃と織田が戦始めちゃったから言い出せなくてテヘペロと返してます。
 なんでも信秀は今川との戦で肩に矢を受けて負傷したらしいです。
 …元気そうに見えますが。

 その信秀は蹴鞠やってました。
 京で蹴鞠がうまいと、田舎ものとバカにされないらしい。
 あと、和歌も出来たらいいらしいです。
 お前等がそんなだから今川の息子がケマリスト目指すことになるんだろうが!
(目指してない)
 そんで双六を始めた信秀と望月ですが。
 望月は信秀のことを観察してますなあ。

 その頃光秀は菊丸をつれて物売りに変装し、尾張に入っていました。
 関所で呼び止められたからビクッとしたけどそれは後ろの人間で、何か疚しいこと
でもあったのか走って逃げていった。
 その後歩きながら二人の演技になるのだけど、後ろにいた村人たち誰一人
歩いてこないのか…(シッ)。

 二人は兄弟ということにして潜入してるんだけど菊丸が、自分の方が兄に
見えるのではと細かい設定こだわりだしたのは笑った。
 で、光秀が「兄さ」と呼びかけると「なんだ十兵衛」とえらそうに菊丸が言って
光秀内心ムッとしてるっぽいの笑える。
 今回のことは駒にも内緒である、と光秀は念を押します。
 菊丸が、もし兄弟ではないとばれたらどうすればいいのか、と聞くと光秀、
足は速いか?と聞いてきた。
 つまり走って逃げろということらしい。
 あらかじめ望月とは落ち合い方も決めてあるようです。
 
 望月は信秀に、道三から何かいわれたか、と尋ねられ、織田の様子を探って
こいと言われた、と話します。
 まあこういうことは素直に話したほうがいいってことを望月はよくわかってますね。
 それでいくらもらったと聞かれ10貫と答えた望月。
 信秀は、あのケチな道三に借金の肩代わりをさせたのかとちょっと満足げな様子。
 たっしゃでやっていると伝えてくれと余裕しゃくしゃくです。
 望月は矢が当たったという話を持ち出して信秀の体を診断。
 においかいでるぞ。
 あーなるほどね。
 大丈夫そうだけどなんで私を呼んだのですかという望月に信秀は、夜寝ていると
寝汗に悪夢がひどいんだ、昼間はけろりとしてるのにと答える。
 まあ何事もないようで、と望月は言ってますがはたして…。
 それで美濃の様子を知らせろという信秀。
 そこへ望月に言われて薬草を届けにきた人間がいる、と知らせが入ります。
 望月すぐ行こうとするも、信秀は双六の決着をつけてからでもよかろう、と。
 このあたり空気ピリピリしてて面白かった。

 そんな事情を知らない光秀と菊丸は裏のほうでジッと待っています。
 と、そこに子供が逃げてきた。
 竹千代、のちの家康ですね。
 この頃は人質生活でしたっけ。
 竹千代は、刈谷までつれてって欲しい、そこに母がいるから母の元にいきたい、と
光秀に言います。
 竹千代を探す人たちがきたので光秀はとっさに自分のカゴに竹千代を隠してやる。
 追っ手に「いかがされましたか」と声をかけてすっとぼけたあと光秀はカゴから
竹千代を出してやった。
 ここで竹千代が消えてたら「イリュージョン!」だったのに。(ねえわ)
 光秀は自分に出来るのはここまでです、あの厳重な警戒を見たら抜け出すのは
無理でしょう、と話します。
 あなたが人質であるなら、お母さんも覚悟して送り出したはずです、あなたが
戻ってもつらい思いをするだけだと。
 竹千代としては、もう3年も会ってないし、帰ったら「よう帰ってきた」と言ってくれる
はずという思いがあるのでしょうが、どうしても子供の考えですよね。
 もし帰ってきたら烈火のごとく怒って追い返されると思います。
 それが人質というものですから。
 
 竹千代は、自分の父は今川義元の家来になった、父は嫌いだと言います。
 そんな彼に光秀は干し柿を分けてあげました。
 口の中に含んでおくと甘くて気が晴れますよって。
 …竹千代思い切り食ってるけど。
 含む以前にがつがつ食ってますよこのガキ!(やめなさい)
 いずれ母に会えます、待つことです、という光秀。
 「干し柿甘い」と答える竹千代。
 話を聞け、話を。
 会話のキャッチボールが出来てねーよお互いにボール投げつけあってるだけじゃねーか!

 この出会いはのちの伏線になるんですかね。
 信長に叱られる光秀をナイスフォローみたいな。

 菊丸は自分も三河の人間だから竹千代の気持ちはわかるといいます。
 三河はずっと今川と織田に挟まれて荒らされている国で、どちらかにつかなければ生き残って
いけない、だから今は織田に頭を下げて生きていくしかないのだと。
 大変なところだったんですね。

 と、望月がやってきました。
 一応監視つき。
 で、光秀らが差し出した薬草を見るのですが…。
 これは違うなと言い出した。
 根を折って「役立たずだ」と。
 それでも何かに使えるのでと駄賃をくれました。
 んで急いで光秀と菊丸はその場を逃げ出します。

 報告を聞いて信秀、二人を捕まえるように命じました。
 怪しいものなら斬れと。
 ばれっばれじゃないですか。

 光秀は駄賃の中にあった絵とか文字を見て考えてます。
 そこに信秀の部下が追いついてきた。
 早いな。
 菊丸を逃がし光秀は戦いますが、相手からうばった刀がなまくらだったのか
折れてびっくりしてる。
 まあそういうのもあるでしょう。
 逃げていると、林の上から石つぶてを投げてくる者が何人かおり、光秀は
それに助けられる形で菊丸に導かれて山の中に。
 追っ手は二人を見失ったようでやれやれといった感じです。
 ただ菊丸は石つぶてを投げた人間に心当たりはないようで、誰かはわからない。
 どっかの草の者かも知れませんねえ。
 すでに光秀を知っている者で、織田の情報を他にも知りたい人はいるでしょうから。
 
 てか関所は止めないんだ。
 止めても多くの人が出入りするからわかんないか。

 駒は菊丸に一日中どこにいっていたのかと怒ってます。
 菊丸は、望月が尾張にいったから、光秀から一緒に来いといわれたとしゃべっちゃってるし。
ただ駒は、望月が信秀と双六したいからいったんだ、と勝手に勘違いしてくれてまあ
何とかなりましたね。
 てかこの人、人質にされていたとか知らないんだろうな…。

 道三の方は光秀から報告を受けています。
 信秀は肩に矢を受けて負傷しており、その傷自体は治ったようだが、矢じりが肩の中に
残っており、そこが壊死している、その毒が全身にまわるから長くないだろう、望月は
そう判断を下したようでした。
 ただこの時代の「長くないだろう」って大体数年単位の話だしなあ。
 それでも道三は上機嫌で、10貫の値打ちはあったと大喜び。
 ま、目の上のコブですからねえ。
 でもこの見立て本当なんだろうか。
 まあいいや。

 そんで光秀は律儀にも、駒をどうすればいいかと聞いてます。
 道三としたらもうどうでもいいので、好きにすればいいという答え。
 あと、日蓮という和尚が鉄砲の話をしたいといってたからまたこいよ、とも。

 光秀としては駒の身も安全になったので、見張りを帰らせて駒に、京に戻ってもいいですよと
言うのですが、事情を知らない駒は、追い立てられてるという風に思ったのでしょうか。
 帰らないとか言い出した。
 うぜえええ!
 まあ仕方ないか…状況知らなかったわけだから。
 しばらくここにいるそうです。
 光秀にしたら、命守ったのにこの対応じゃ、なんだよ…って思いだろうねえ。
 この駒が、真田丸の「きり」のようにならないといいのですが。

 そして日蓮がやってきました。
 道三と光秀に、本能寺という寺を知ってますかと言い出しました。
「敵は本能寺にあり!」←はええよ!
 本能寺が今鉄砲を作らせているというのですな。
 実はそれは、将軍家がさせていることらしい。
 将軍義輝は、鉄砲がいずれ弓矢にかわる武器になる、と考えているらしいです。

 てかさ。
 改めて思うんだけど、確かにこのあと鉄砲の時代にはなりますけども、そのまま日本が
銃社会にならず、武器を持たない国になってくれたのは良かったですよね。
 安易に決め付けることは出来ないけど。
 閑話休題。

 道三としてはいち早く鉄砲の情報も鉄砲そのものも光秀によって得ていたから、
これはみたいな情報なんでしょうね。
 光秀、練習していてやっとよろいに当たりましたぞ。
 良かったですね。
 しかしこんだけ使って壊れないとは…。(当時の銃は技術が未熟で暴発も多かった)


 次回第5話。
 「一人じゃどうにもならなくなったら誰かに頼れ
 ―――でないと実は誰もお前にも頼れないんだ」(3月のライオン 林田先生)



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